クランクイン

『LOST』『X‐ファイル』の製作スタッフが手がけた『HELIX ‐黒い遺伝子‐』は、謎のウィルス感染の拡大を発端に、感染の恐怖だけでなく、濃密な人間ドラマを描き、全米の評論家が大絶賛したサイエンス・スリラーだ。さらに、同作のメインキャストの1人には、世界をまたにかけて活躍する俳優・真田広之が出演!! そんな話題作が、動画配信サービスdビデオにて日本初公開されるのを機に、本作の面白さに迫った。(文:安保有希子)

米国の人気ケーブルチャンネル「Syfy(サイファイ)」にて、2014年1月にスタートしたサイエンス・スリラー『HELIX -黒い遺伝子-』。初回放送が、同時間帯枠歴代1位を獲得し、すでにシーズン2の製作も決定。さらに辛口で知られるアメリカのメディアが、「スリラー、ホラー、ミステリー、ドラマ、SF、すべての要素が混ざった『HELIX』は素晴らしいスタートを切り、我々は物語にのめり込んでしまう」(Cinema Blend)、「2014年の必ず見なければならない番組のひとつであると断定した」(Shockya.com)、等、本作を大絶賛!! まさに、『HELIX』は絶対に見るべき作品なのである。

注目すべき豪華制作陣として、製作総指揮に名を連ねるのが、『LOST』『X‐ファイル』などを手がけてきたスティーヴン・マエダをはじめ、『BONES -骨は語る⁻』『24 -TWENATY FOUR-』等の監督で知られるブラッド・ターナー、『GALACTICA/ギャラクティカ』で製作総指揮を務めるロナルド・D・ムーアといった、ハリウッドの第一線で活躍する名スタッフたち。彼らが様々なジャンルで培ってきた知識と経験が存分に本作の現場で発揮されているからこそ、『HELIX -黒い遺伝子-』は多角的に楽しめる、秀作と呼ぶにふさわしい作品に仕上がった。必見の面白さだ。

『ドクター ヒロシ・ハタケ役をやっている真田広之です。このドラマはウィルスから物語がスタートしますが、それは始まりに過ぎず、どんどん深く、暗く、スケールも大きくなっていきます。みなさんも、私が楽しんだのと同様、ダイナミックで大規模なスケールのヒューマンドラマを楽しんでください』

今や、日本だけでなく、ハリウッドでも引っ張りだこの俳優・真田広之。子役、アクションスターを経て、ドラマ『高校教師』等に出演したことで、女性ファンを中心に人気を博す“イケメン俳優”として注目を浴びる。最大の転機となった、2002年の映画『たそがれ清兵衛』にて同作が米アカデミー賞 外国語映画賞にノミネートされ、主演の真田に注目が集まり、2003年にはトム・クルーズ主演の『ラストサムライ』でメインキャストの1人に大抜てき!以降、活躍の場を本格的にロサンゼルスへと移したあとは、『ラッシュアワー3』『サンシャイン2057』『スピード・レーサー』『LOST』『リベンジ』など、多くのアメリカ制作の映画やドラマに出演。世界を股にかける俳優として活躍している。

突如、発生した“謎のウィルス感染”を調査するため、北極の研究施設を訪れたCDC(米国疾病管理予防センター)の精鋭科学者チーム。そこで彼らが目にしたのは、発症率100%の強力なウィルスに侵された人間たちが凶暴化し、ベクター(媒介者)となり人々を襲って感染が拡大するという、悪夢のような光景だった。チームの仲間を次々と失うなか、彼らはウィルスが生まれた本当の理由に気づきだす。そこに隠された驚がくの真実とは――?

この物語は、ウィルス感染で幕を開けるが、ウィルス以外の恐怖も多く描かれるのが特徴だ。もっとも恐ろしいのが、やはり人間である。誰もが複雑な過去を抱えているため、疑惑や嫉妬、憎しみと、その人間関係は一筋縄ではいかない。さらに、検査薬がなく、ウィルスに感染しているかどうかわからないなか、人々は疑心暗鬼となり、自然と差別や対立が起こり始めてくる。そんな状況下、誰と手を取り合い、困難な状況を乗り越えていけばいいのか。こういった人間模様も本作の見どころのひとつといえる。

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