アメコミの二大巨頭のひとつ、DCコミックス。現在、同社の原作が映画、ドラマと、続々実写化され、大いに沸いている。そのような盛り上がりを受け、ワーナーではDCコミックス関連のサイトを立ち上げるなど、“熱さ”を加速させ、さらにデジタル配信の普及が、その“熱さ”を後押しする。日本におけるDCコミックスの本格ブームは、もうすぐそこだ!(文:安保有希子)
アメリカン・コミックス、略して“アメコミ”。その2大コミックス出版社のひとつであるDCコミックスの原作の映画化が続々と発表され、かつてない盛り上がりを見せている。現在、わかっているだけでも、2016年公開予定の『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』、悪役たちが極秘任務にて奮闘する『Suicide Squad(原題)』、2017年には世界初の女性スーパーヒーローが主人公の『Wonder Woman(原題)』、スーパーマンやバットマンらスーパーヒーローたちで結成されたオールスターチームの活躍を描く『ジャスティス・リーグ Part1』など、以降も多くのDCコミックスのヒーローが待機する。
その盛り上がりを受け、『ARROW/アロー』や『GOTHAM/ゴッサム』『SMALLVILLE/ヤング・スーパーマン』、『THE FLASH/フラッシュ』等、DCコミックス原作のドラマシリーズをリリースするワーナー エンターテイメント ジャパンが2つのスペシャルサイトを立ち上げた。
この2つのサイトを読めば、DCコミックスに詳しくなるだけでなく、とりわけ、“DCコミック海外ドラマ”のサイトでは、上記4作品のドラマの概略や見どころ、トレーラーなどがアップされており、単なる作品紹介に留まらない、多くの情報が手に入る。早速、サイトへGO!! だ。
Coming Soon
DVDレンタルやセルに加え、一大勢力となりつつあるのがデジタル配信だ。現在、DCコミックスの海外ドラマでデジタル配信されているのが、『SMALLVILLE/ヤング・スーパーマン』『ARROW/アロー』『GOTHAM/ゴッサム』の3作品に、9月2日からデジタルセル、9月16日からデジタルレンタルがスタートする『THE FLASH/フラッシュ』を加えた、計4作品。このデジタル配信の何が一番便利かと言われたら、テレビを必要としない点だろう。つまり、ドラマや映画を視聴する際、時間と場所に縛られなくて済むのだ。例えば、移動時や通勤中など、隙間時間にドラマを楽しめる(要ネット接続環境)のに加え、スマートフォンで見た続きは、パソコンやタブレットで再生と、再生媒体にもこだわらない。そして、この便利さは、正直なところ、味わってみなければわからない。クレジットカードを使わなくても視聴できるサイトも多いので、ぜひトライしてみてほしい。
では、実際にデジタル配信を試してみよう。まずは、観たい作品の公式サイトなどで、どこで作品が配信されているのかを知らべ、例えば、それが“amazonインスタント・ビデオ”であれば、会員登録をしたのち、観たい作品を購入。スマートフォンで視聴する場合は、インスタント・ビデオのアプリをダウンロードし、会員情報を入力するのみ。すると、勝手に同期してくれるので、購入した情報が自然と反映され、すぐ視聴できるように。この手順は、どこのサイトでも大抵同じなので、普段から使い慣れているサイト、使い勝手がよさそうなサイト、何かしらのキャンペーンをやっているサイトなど、好きなものを選んでほしい。そして、デジタル配信ならば、レンタル店でソフトがあるかどうか心配する必要も、返却を忘れたと焦ることもなくなる。また、タイトルによっては、デジタル配信が一番早く解禁されることも。何かといいことづくしのデジタル配信。1度試してみれば、病みつきになるはずだ。