白雪姫を憎む悪い女王の呪いによって、おとぎの世界の住人たちは、現代の世界に突如現れた町“ストーリーブルック”に閉じ込められてしまう。しかも、おとぎの世界での記憶を失い、時間は止まったまま―。それから28年、呪いがかかる前に、魔法のタンスでおとぎの世界から逃れた白雪姫の娘エマが、生まれてすぐに養子に出したヘンリーに連れられ、ストーリーブルックにやって来る。半信半疑ながら、エマは呪いを解くために奔走するのであった。

呪いが解け、住人たちの記憶が戻った。だが、彼らはおとぎの世界に帰れずにいた。実は、これまでのことすべてがゴールド（ルンペルシュティルツキン）の計画。彼は、かつて見捨ててしまった息子を取り戻すため、呪いをかけるしかなかったのだ。そして、無事息子のニールを見つけ出す。なんと、そのニールこそエマの元恋人で、ヘンリーの父親。そのころ、謎の組織の2人組がストーリーブルックを破壊しようとやって来るが、破壊に失敗するや、ヘンリーを連れ去ってしまう―。

ヘンリーの実母。11年前、服役中に男の子(ヘンリー)を出産するが、母親になる自信がなく、顔も見ずに手放す。そのことを心の底から後悔し、また、孤児だった自分の過去も引きずっている。

エマとニールの間にできた息子で、レジーナの養子。聡明で勇気があり、周囲への気づかいも忘れない優しい少年。だが、その優しさが弱点になる場合も。ピーター･パンの手下に誘拐され、ネバーランドへ。

エマの母親、ヘンリーの祖母。呪いを解く救世主になると予言された娘エマを生まれてすぐ手放したため、家族の絆を取り戻したいと願う。また、子育てできなかったことにも後悔が。

白雪姫と“真実の愛”で結ばれて結婚。エマの父親で、ヘンリーの祖父にあたる。ヘンリーの救出に向かった際、ロストボーイが放った毒矢で傷つき、命の危機に陥ってしまい…。

悪い女王で、白雪姫の継母。白雪姫への憎しみから、おとぎの世界の住人を呪いでストーリーブルックに閉じ込めたが、ヘンリーを養子に迎えてからは、自分を変えようとしている。

自分が父親に捨てられたのと同じように、息子ニールを捨ててしまったことを後悔している。息子のためなら何でもする覚悟だが、土壇場で自分を最優先してしまう悪い癖がある。

海賊船ジョリー･ロジャー号の船長で、本名はキリアン。かつて某国海軍の兵士だったころ、兄とともに王の勅命でネバーランドを訪れていたため、島やピーター･パンについて詳しい。

ルンペルシュティルツキンの息子。おとぎの世界を去る際、父親に裏切られたため、長い年月を経て再会しても、父を信用できず恨んでいたが、和解。エマの元恋人でヘンリーの父親。

闇の王として恐れられていたルンペルシュティルツキンの心の奥に優しさを見つけ、愛するように。悪に走ろうとするルンペルシュティルツキンを抑止できる唯一の人物。

ネバーランドに住む、歳をとらない少年。強力な魔力を有し、“ロストボーイ”と呼ばれる孤児の少年たちを手下に、ある邪悪な計画を立てている。ヘンリーの誘拐を企てた張本人。

シャーウッドの森に、“愉快な仲間たち”という手下とともに潜んでいる盗賊。妻を失くし、男手ひとつで幼い息子ローランドを育てている。腕には獅子の入れ墨が彫られている。

難破したエリック王子を助けた人魚。その際、エリック王子に一目惚れしてしまい、白雪姫の助言を得て、人間の下半身を得るが…。また、世界を超えて旅をできる存在でもある。