FBIの最重要指名手配犯レイモンド・“レッド”・レディントンと、FBIの新人捜査官エリザベス・“リズ”・キーンは、反発しながらも、協力して凶悪犯を逮捕してきた。だが、米合衆国政府と各国政府の要人、企業幹部から構成される陰謀組織“結社”が、リズをロシアのテロ工作員に仕立て上げ、上院議員殺害の罪をなすりつけることに成功。 しかし、手をこまねいて、黙っているリズではない。“結社”の一員である司法長官トム・コノリーが、これら計画の黒幕だと突き止める。しかし、脅しが通じず、開き直ったコノリーを見て、リズはコノリーを射殺。レッドとともに逃亡することに―。

FBIの指名手配犯となったリズと、最重要指名手配犯のレッド。2人は、これまで培ってきた人脈や、緻密な計画を駆使して、FBIと“結社”から逃げ切ろうとする。だが、2人を追うのは、かつてのリズのパートナーであったレスラー捜査官。可愛さ余って憎さ百倍か、執拗にリズたちを追いかける。また、執念深さで負けていないのが、レッド以上の冷徹さと頭脳を有する、“結社”のミスター・ソロモン。どちらも強敵だけに、2人の未来はどうなる？このハラハラドキドキの逃亡劇を筆頭に、慣れない逃亡者となったことで、徐々に変わっていくリズ、圧倒的優位な立場から陥落するレッド等、各キャラクターの変化や人間ドラマも見どころ。明らかになってくるリズの過去や巨大な陰謀にも注目だ！

FBIから追われることとなったリズとレッド。さらに、極秘ファイル、フルクラムをメディアにリークされ、逃亡中でも仕事を邪魔するレッドたちを排除したい“結社”も、2人の後を追う。だが、リズに逃亡の知識はない。そんなとき役に立つのが、逃亡生活の大ベテラン、レッドだ。彼の人脈と知識、頭脳を頼りに、2人は逃亡を続け、ピンチを回避していくごとに信頼関係を深めていく。その信頼関係は、これまでのビジネライクではなく、無条件で相手を信じられる家族間のそれに近い。目には見えない絆すら見えるようだ。

これまでFBIの捜査官として、凶悪犯を追い続けてきたリズ。だが、追われる身となって初めて、様々な才能を開花させていく。KGBの優秀なスパイであった、母親のカタリーナ･ロストヴァ譲りの鋭さを垣間見せたかと思えば、母親以上の無鉄砲さと行動力を発揮することも。また、捕まってしまうかも、殺されてしまうかも…という恐怖心や怯えから、防衛反応が過剰に出ており、凶暴な面も覗かせたりする。グレーゾーンに足を踏み入れ、法は犯しているが、リズなりの正義を貫いている。

紆余曲折の末、互いに愛し合っていることを確認したトムとリズ。彼の夢を知っているリズは、トムの今後や夢を応援する気満々なのだが、逃亡生活を続け、心が弱ってくると、弱音はトムへと向けられる。当然のことながら、愛するリズの現状を知ったトムは、ワシントンへ舞い戻ってくる。とはいえ、大っぴらに動けないので、縁の下の力持ち的にリズを助けようとする。2人の愛はどうなるのか。リズの周りにはレッドやレスラーという頼り甲斐のある男性がいるだけに、トムとしては心配!?

逃亡者としてレッドと一緒に逃げ回り、疲労困ぱいのリズを、それぞれの立場から守ろうとするレッド、トム、レスラー。だが、困難が次々と襲いかかってくる―—。1話完結型のこれまでと違い、連続モノの印象が強くなっているシーズン3だけに、変化も見どころも満載。そんななかから、主要キャストの3人にシーズン3の注目ポイントを聞いた。

シーズン3は、チームがバラバラの状態からスタートするのだが、それがとても面白い。また、伏線が複数に張り巡らされているから、期待も膨らむと思う。レッドは起きてしまったことに頭を悩ませ、何度も最悪の状況に直面する。とはいえ、レッドとは、ドアの向こうに何があろうと、ためらわずに中に入っていくキャラクターゆえ、何が起ころうとも華麗に立ち回る。レッドに驚かされることは多いと思うよ。

シーズン3でのリズは、自分も知らなかった自分の正体に関する事実をたくさん知ることになるわ。封印されていた事実が明らかになるの。そのため、より凶暴で衝撃的なリズを見られるでしょう。また、逃亡者となったリズの身の潔白を証明しようと、リズとレッドは協力し合い、これまで以上に危険な目に遭う。でも、そのおかげで、2人は信頼関係を深めていくの。

シーズン3では、リズとレッドが逃亡者としてずっと逃げているため、続き物という感覚が一番強いと思う。また、これまでと置かれている状況が少し違うだけなのに、キャラクターは別人かと思うほど変化していくんだ。例えば、トムは、自分が何者かを探し始めているので、演技は極めてシンプル。リズは疲れきっているし、レッドは苛立つ場面も多い。その新鮮さが楽しいのさ。

登場のシーンから、ソロモンの性格というものが垣間見れました。頭の回転の速さと、駆け引きの強さ、行動力は見習いたいです。途中、ある人物をいたぶるシーンがあるんですが、普段決してできない…いや、してはいけない行動を堂々と演じられたのは楽しかったですし、やりがいもありました。一悪役として悪の華を添えられる様、頑張ります。ソロモンにとっていい人生が待ち受けているかはわかりませんが精一杯演じて盛り上げていきます。