メガヒットシリーズ『HEROES/ヒーローズ』の最終回から5年後の世界を舞台に、新たな能力者を中心とした濃密な人間ドラマや戦いを描く『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』。スピーディーかつ濃厚なストーリーが展開する、本作の見どころや注目ポイントを紹介していこう。(文:安保有希子)
2015年開催のサンディエゴ・コミコンで、ファンから熱狂的な歓迎を受けた『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』は、2006年に全米放送がスタートした『HEROES/ヒーローズ』の新章。『ヒーローズ』は、ある日突然、特殊能力に目覚めた平凡な人々が、戸惑いながらも自身に課せられた役割を理解し、世界の危機に立ち向かう物語で、能力者の苦悩や予期せぬ展開、派手なアクションがうけ、全米で空前の大ヒットを記録。日本では、2008年に『ヒーローズ』が上陸するとイッキ見する人が続出し、“海外ドラマ四天王”の1本として一世を風靡した。
新章『ヒーローズ・リボーン』は、不死身のチアリーダー、クレアが能力者の存在を世に知らしめてから5年後の世界を舞台に進んでいく。5年前、能力者の存在を告白すれば、“素晴らしい新世界”の幕が開かれると思っていた能力者たち。だが、人類は彼らを歓迎するどころか、迫害し、敵とみなしてしまう―。そんな混沌とした世界での物語を全13話で描くため、ストーリーはギュッと凝縮され、特に後半戦は息をもつかせないほど、スピーディーでスリリング!! 前シリーズを知らなくても、未知なる視聴体験を約束する。
進化した人間=“イヴォ”と呼ばれる能力者たちは、危険な存在として政府に登録され、非人道的な扱いを受けていた。そのため、イヴォたちは身を潜めていたが、根絶やしにしようと考える非能力者は多く、彼らに見つかったが最後、殺されるか、どこかに連行されて消息不明に。さらに、イヴォを取り巻く巨大な陰謀の骨格が顕わになり出し、世界を滅亡へと導く“何か”も起ころうとしていた…。かつてのような能力者VS能力者のバトルだけでなく、今回は能力者を憎み恐れる非能力者(人間)との戦いが増え、よりむき出しとなった人間の本質が垣間見られるとともに、能力者たちの苦悩は増加。アクションはもちろんのこと、その熱さをもしのぐ、濃密で激しい人間ドラマを堪能あれ!
『ヒーローズ』ではニッポンのヒロ・ナカムラが登場し話題となったが、本作でニッポンの注目度はよりアップし、東京から“刀ガール”のミコが登場!行方不明の父の帰りを待っていたミコは、ゲームオタクのレンから、父が開発したビデオゲーム『エバーナウ』のヒロイン“刀ガール”だと聞かされる。そして、父が隠していた刀を手にした瞬間、ミコはゲームの中へ。不思議な能力に目覚めたミコは、現実とバーチャルの世界を行き来し、驚愕の真実を知ってしまう。一方、北極ではオーロラの上空に不気味なブラックホールが出現していた…。危機に次ぐ危機と、普通の人間では太刀打ちでいない状況を前に、迫害されてきた能力者たちが下した決断とは?イヴォとはいえ、人間である能力者の心の動きに注目だ。
『ヒーローズ』で活躍した能力者たち“レジェンド・ヒーローズ”の再登場する本作。「ヤッター!!」のセリフでお馴染み、時空を操る能力を持つヒロを筆頭に、殺人鬼サイラーとの因縁が深く、人の心が読めるマット、かつて能力者を監視する組織で働いていた、クレアの養父でもあるノア・ベネット、非能力者だが能力者とともに陰謀に立ち向かった遺伝学者のモヒンダーなど、人気キャラクターが数多く登場!しかも、『ヒーローズ』時代とは違う、まったく予想外のところで現れるため、期待以上のインパクトを放っている。懐かしさを味わうと同時に、彼らの新たな一面を楽しんでほしい。
ゲームの世界へと入り込める“次元超越”の能力を有する東京に暮らすミコと、そんな彼女をサポートする天才プロゲーマーのレン。彼らがバーチャルの世界で鎧武者相手に刀を振り回す姿は、ニヤリとさせられるものがある。もう1人の注目株が、空間操作の能力が開花したばかりの高校生トミーだ。世界を救う使命を背負っているものの、そんな使命を知るよしもない。そして、トミーに使命を果たさせようと奔走するのが、炎を操る能力を持つルークといった具合に、新たなヒーローが続々登場する。そして、レジェンド・ヒーローズたちとどう絡んでいくのか、注目してほしい。
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