天才心理学者ジェイソン・ブルが、窮地に立たされた無実の被告人を独自のアプローチで救い出す常識破りの心理エンターテイメント「BULL／ブル 心を操る天才」。全米視聴者2000万人超の大ヒットとなった本作のシーズン２が遂に発売となる。弁護士、元FBI捜査官、凄腕ハッカーなど各分野のスペシャリストから成る精鋭チームを牽引し、ブルはさらなる難関事件に挑む！（文：坂田正樹）
全米で活躍する心理学者で人気司会者のフィリップ・C・マグロー博士をモデルにした主人公ブルは、訴訟コンサルティング会社の経営者。3つの博士号を持ち、人の心を読み解くスペシャリストとして、冤罪や航空事故、軍事機密スキャンダルなど、さまざまな難事件から真実をえぐり出す！ 引き受ける被告人は、ブルの直観で“無実”と思われた人物のみ。弱者の側に立った独自の視点で事件と向き合い、依頼人の隠された本心や苦悩、トラウマなどを解き明かし、神業的な能力を駆使して逆転勝利を手繰り寄せる顚末は実に痛快！ 会話や目線、仕草などからも思考や価値観を読み取り、時には皮肉や毒舌で挑発したり、騙されたフリをして相手を油断させたり、人の心を自在に操るテクニックはまさに天才、法曹界の闇を切り裂くスーパーヒーローだ！
1話完結、毎話終わるごとに味わえるチームプレーの爽快感に、厳しい目を持つ全米視聴者も釘付けに。百戦錬磨の天才心理学者ブルを支えるのは、弁護士、元国土安全保障省職員、元FBI捜査官、凄腕ハッカー、さらには裁判にふさわしい服装や髪型を提案する一流のスタイリストを擁した完全無欠の精鋭チーム。ブルを軸に1つの大きなパワーとなって、難事件に立ちはだかる誤審の壁をぶち破る！ 人間味あふれるメンバーたちが協力し合い、弱者のために闘うその姿は、CBS製作の大ヒット事件ドラマ「SCORPION／スコーピオン」や「マクガイバー」を彷彿させ、最強・最高のチームワークを発揮。正義のために全力を尽くし、苦しむ依頼人を勝利へと導いていく展開は、まさに胸アツだ！
主演と製作を務めるのは、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」屈指の人気キャラクター、トニー役で知られるマイケル・ウェザリー。そのほか、「ナイトシフト 真夜中の救命医」のフレディ・ロドリゲスや、ジェニーヴァ・カー、ジェイミー・リー・カーシュナー、アナベル・アタナシオ、クリストファー・ジャクソンなど、海外ドラマファンにはお馴染みの俳優が勢ぞろい。さらに、製作総指揮には言わずと知れた巨匠スティーヴン・スピルバーグ、そして「Dr.HOUSE／ドクター・ハウス」のプロデュースや脚本家として2度のアカデミー賞ノミネート歴を持つポール・アタナシオらが参加するなど、ハリウッドのヒットメイカーたちが結集している！
天才心理学者ブルが率いる訴訟コンサルティング会社「TAC（トライアル・アナリシス社）」が取り扱う案件は、一筋縄ではいかない難事件の中で、無実の罪を背負わされた被告人の弁護のみ。クライアントは、被告人本人の場合もあれば、弁護士や検察官の場合もあるが、彼を突き動かすものは、金ではなく、あくまでも“正義”だ。案件によってやり方は変化するが、基本的には、まず凄腕ハッカーのケイブルと元FBI捜査官ダニーがあらゆる手段を使って、陪審員候補データを入手。ブルと彼の右腕マリッサがそのデータを分析し、クライアントに不利な思考や人間性を持つ候補者を予備審問で除外する。そして、実際に決まった陪審員に似た人物を集めて「擬似陪審員」を作り、彼らに本物の法廷を傍聴させ、その反応を分析しながら戦略を練る。
戦略が決まると、一流スタイリストのチャンクが“被告人が法廷で好印象を与えられる”衣装や髪型に仕上げ、最後は弁護士ベニーの手腕に懸ける（あえて国選弁護士や地元弁護士を使うこともあり）。シーズン1では、ゲイを告白できずに罪を被った若者や、メディアの誤報道の犠牲となったレイプ被害者、差別から真実を隠蔽された女性パイロット、警察の過剰な取り調べで強制自白させられたシェフ、さらには陪審員も怯える麻薬カルテルがらみの事件など、難しい裁判に挑みながら、ブル率いる「TAC」は、アメリカ社会に根深く残る暗部にメスを入れた。シーズン2では、シーズン1で培った鉄壁のチームワークに崩壊の危機が迫る中、冤罪の死刑裁判に挑むことに。果たして死の淵に立つ依頼人を救うことができるのか？揺れる「TAC」の存亡は―？
心理学に長けているがゆえに他人の心を深読みしてしまい、それが原因で結婚生活が破綻した過去も。自身の苦い経験から、心理学を正義に役立てることに目覚める。
国土安全保障省の元職員で、数字に強いデータ分析のプロ。ブルの良き理解者であり、右腕的な存在。風変わりなブルに代わってチームをまとめる姉御肌でもある。
法律面のアドバイザーとしてもチームを支える元検察官の弁護士。ブルの元義理の弟で、良き友人でもある。検事の前妻と裁判で戦い勝利するが、いまだに未練あり。
