「BLの世界を常に生きている」 ある腐女子の旦那が感じたその実態

BL人気マンガ家集結した『おそ松さん』アンソロジー『愛しているのよおそ松さん』

BL人気マンガ家集結した『おそ松さん』アンソロジー『愛しているのよおそ松さん』(C)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会(C)libre inc. All Rights Reserved.

『できちゃった男子』御景椿『ファインダーの密約』やまねあやの『酷くしないで5』ねこ田米蔵『マウリと竜』元ハルヒラ

 おそ松さんブームもあいまって、ここのところ“腐女子”界隈のネタをよく見かけるようになった。誤解を恐れずにいえば、それまでにも腐女子たちはいたし、いわゆる“男性同士の同性愛”ないし、その組み合わせである“カップリング”をひっそりと楽しんでいた方々はいたわけである。しかし、各所のまとめなどで目立つ部分が取り上げられるものの、その実態は想像以上に奥深い。

続きを読む »

 筆者がそう主張する理由は、自分の嫁さん(ここでいう“嫁”というのは、実際に婚姻関係にあるという意味だ)がかれこれ20年来の腐女子だからである。じつは、腐女子にも年齢ごとのクラス分けがあり、実年齢はさておきその基準からすれば“貴腐人”にあたる。付き合い始めたのはかれこれ3年ほど前。ちょうどその頃、初めて嫁さんの家に足を運んだときを振り返る彼女は当初「腐女子であることを隠していた」とあとになって明かしてくれた。

 それから約1年半後、結婚と共に一緒に暮らすようになった。生活の場も同じ、家計も同じになった今、嫁さんのまわりにはいまだ“BL(ボーイズラブ)”が溢れている。定期的に鳴るインターホンはその一例で、筆者の自宅には中1日、中2日の感覚でAmazonから荷物が届く。嫁さん宛の箱を受け渡し、開けてみると毎回4~5冊ほどのBLマンガが贈られてくる。

 結婚前には6畳のワンルームで暮らしていた嫁さんだが、記憶の限り、収納スペースのおおかた3分の1程度はBLマンガで埋め尽くされていた。正確な数も把握していなかったが、おそらく300冊ほどは蔵書があったのではないだろうか。今でもそれは変わらずというか、むしろ、先のエピソードのとおり日が経つにつれて最新のBLマンガが“積ん読”状態で増えていくばかりだ。おかげで、筆者の仕事場が日に日に圧縮されていくという現実もある。

誕生日

もっとみる

PAGE TOP