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勝俣州和、「根性をつける」ために入った芸能界で30年間活躍し続ける理由

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勝俣州和

萩本欽一

 この言葉が勝俣の一つの起点になった。「25歳ぐらいにもらった言葉ですかね。このテーマをもらったからこそ、いまでも続けていられるんだと思う。だって優しさってゴールがないじゃないですか」。それと同時に勝俣は「僕は芸能人になりたいのではなくて、欽ちゃんみたいになりたいんだ」と気づいたという。

 それから勝俣は、どんな番組でも、どんな共演者にでも“優しさ”を大切に仕事に取り組んでいるという。「こういう業界は個人プレーが多いじゃないですか。いくら番組が面白くても、自分が面白くなかったら次は呼ばれないかもしれない。でも僕はそう思わないんです。やっぱりチームプレーが大事。自分が目立たなくても、番組が面白ければそれでいい」。

 番組スタッフもその姿勢を見抜いて、勝俣に“つなぐ”というポジションを与えた。『笑っていいとも!』では番組プロデューサーから「タモリさんと若い出演者の間に入ってくれ」と頼まれた。『ウンナンの気分は上々。』でも、当時あまりバラエティに出演することがなかった俳優や、ミュージシャンとウッチャンナンチャンをつなぐ役を任うことに。こうして、現在のバラエティ界の“名バイプレイヤー”として立ち位置を確立することになる。

 「以前、水道橋博士が『司会をやる人はメインディッシュだけれど、かっちゃんは味噌汁だね。どんな料理にも合うし、なんと言っても日本人に愛されているでしょ』と言ってくれたんです」と勝俣は語ると「そういう風に自分のことを見てくれるのはありがたいですね」と破顔する。

 現在53歳。「一生仕事は続けたい」と語る勝俣だが、「僕はコメンテイター的な仕事の依頼って一切ないんです。そんなことは期待されていないんでしょうね(笑)。それより、テレビで遊んでいて、『生きるって面白い』とか“人生の楽しさ”みたいなことを伝えることを求められている」と自身を分析。

 さらに「国語の教師を目指していたということがあるので、美しい日本語を使って、人生の楽しさを伝えるのが好きなんです。もう少し年齢を重ねたら、テレビの画面を通してではなく、全国を回って、自分の経験をしっかりした言葉で伝えることができたら。そのためにも自分が人生を楽しんでネタをたくさんつくっておきたいですね」と勝俣らしい素敵な目標を掲げていた。(取材・文・撮影:磯部正和)



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