『カイト』原作者・梅津泰臣、日本アニメの実写化については「肯定派」

梅津泰臣、『カイト』に“役者”として「爪痕を残したかった」

梅津泰臣、『カイト』に“役者”として「爪痕を残したかった」 クランクイン!

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 撮影開始前、事態が変わる。監督のデヴィッド・R・エリスが、ロケ地の南アフリカで急死。生前に「アニメ寄りに戻せ」と言い残す。「それで急遽、アニメをリスペクトした作品が完成しました」。

 完成品は、エレベーターやトイレでのアクションシーンが盛り込まれ、アニメ版を彷彿させる仕上がりとなった。しかし、梅津には戸惑いもあったという。「最初に見たとき“そこまでトレースしなくてもいいのに”と思いました」アニメ版をどうアレンジするのか、映画ならではの表現を期待していたと語る。「トイレのシーンでは、股間を蹴られて嘔吐するボディーガードがいますが、“そこまでアニメを踏襲しなくとも…”と思ったり。原作に気を遣い過ぎている気がして、ちょっと申し訳ない気持ちになりました(笑)」。

 梅津はまた、本作を問わず、日本アニメが海外で実写映画化される風潮について「肯定派」と主張した。「本来は日本と海外の人材がもっと交流すればいいと思います。僕も実写版に何かしら関わりたいと考えていました」。

 実は梅津、“関わりたい”という言葉どおり、出演を打診していたという。「“出たい”と言ったら“じゃあおいでよ”と。しかしアニメ制作が忙しくて実現しませんでした。本当は、役者として爪痕を残したかったです(笑)」と密かな願望があったことを口にした。演じたかった役をたずねると「(サワ役の)インディア・アイズリーに殺される役」と即答。「インディアと拮抗するバトルを演じて最終的に撃たれて死ぬ。僕は少林寺を習っていたので吹替えなしで立ち回り出来たと思います(笑)」と名残惜しそうな様子を見せた。(取材・文・写真:桜井恒二)

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