「決して、ひとりでは見ないでください」の『サスペリア』リメイク版、製作断念か

どうなる?『サスペリア』リメイク版

どうなる?『サスペリア』リメイク版(C)AFLO

 当初は2012年の秋から製作が予定されていた、ホラー映画『サスペリア』(77)のリメイク版が、頓挫の様相を呈している。

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 オリジナル版『サスペリア』は鬼才ダリオ・アルジェント監督によるイタリアンホラーを代表する一作。ドイツにあるバレエの名門校を舞台に、魔女が絡んだ恐るべき事件が独特の映像美と残酷描写で鮮烈に描かれてる。日本公開時は「決して、ひとりでは見ないでください」というキャッチフレーズが話題を集めた。

 同作のリメイク版でメガホンを取ることが決まっていた、『スモーキング・ハイ』(08・未)のデヴィッド・ゴードン・グリーン監督が、米「Esquire」誌のインタビューでリメイク版の進捗状況を聞かれ、作品作りに関する意見の相違と資金面の問題により、プロジェクトが暗礁に乗り上げていることを語っている。

 グリーン監督はリメイク版を芸術性のある、エレガントで品のある作品に仕上げたいと考え、現代ホラー映画に見受けられるドキュメンタリータッチの撮影手法を取らず、グロテスクな映像を全面に押し出したホラー映画にならないような構想を考えていたようだが、プロデューサーらからGOサインが出ないという。

 またグリーン監督の構想だと、かなりの製作費を要するようで「頭の中では映画ができ上がっている。準備はできているのに、お金がかかり過ぎるんだ。僕のバージョンだと、製作費が高くなり過ぎる」と語り、リメイク版の可能性がゼロではないにしても、自分は関与せず他の誰かが進めることになるかもしれないとも示唆した。

 今年の1月には法的な問題で同作の製作がストップしているとの報道もあったが、このまま立ち消えになってしまうのだろうか。リメイク版の主演には『エスター』(09)のイザベル・ファーマンが決まっていた。

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