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夏八木勲

夏八木勲
出身地:神奈川県
生年月日:1939/12/25

夏八木勲 出演映画作品

  • ソ満国境 15歳の夏

    ソ満国境 15歳の夏

    制作年:2015年8月1日(土)公開

    田原和夫の同名原作をもとにした感動の歴史ドラマ。昭和20年の夏、ソ連と満州の国境に置き去りにされた15歳の少年たちの壮絶な体験を、東日本大震災で被災した現代の15歳の少年たちの視線から鋭く描き出す。決して忘れてはならない戦争の真実にスポットを当てるとともに、いまも苦境にいる被災地の人々の心に寄り添い、思いを馳せた力作だ。

  • Present For You

    Present For You

    制作年:2015年2月7日(土)公開

    国際3D協会が開催する“3D Creative Arts Awards“で『ゼロ・グラビティ』と並んで海外実写映画部門最優秀賞に選ばれた、実写とパペットアニメを融合させた風変わりな怪作。ノスタルジックに映る新橋、有楽町を舞台に、実物の俳優と彼らを模したパペットが織り成す、奇妙だけど不思議と胸を打つストーリーが展開する。

  • 永遠の0

    永遠の0

    制作年:2013年12月21日(土)公開

    累計400万部を突破した百田尚樹の同名小説を岡田准一主演で映画化。卓越した飛行技術を持ち、誰よりも死ぬことを恐れていた男が太平洋戦争で特攻兵に志願したのはなぜなのか? 男の孫の青年の目を通して、60年もの間、封印されてきた衝撃の真実が語られる。三浦春馬、井上真央、染谷将太ら若手キャストが壮大なスケールのドラマに挑む。

  • そして父になる

    そして父になる

    制作年:2013年9月28日(土)公開

    『誰も知らない』の是枝裕和監督の最新作は、病院で子供を取り違えられてしまった父親の葛藤を描いた感動ドラマ。福山雅治が是枝作品に初出演&初主演するほか、NHKの朝ドラ『カーネーション』の尾野真千子、福山とは大河ドラマ『龍馬伝』で夫婦役を演じた真木よう子が共演。普通の男性の心の揺れを、繊細に演じる福山雅治の新境地に注目。

  • 終戦のエンペラー

    終戦のエンペラー

    制作年:2013年7月27日(土)公開

    第二次世界大戦終結直後、日本統治のためにやってきたマッカーサー元帥と、彼から戦争責任に関する調査を依頼されたボナー・フェラーズが、終戦直後の混乱した状況下で“真実“を求めて奔走する姿を描いた歴史ミステリー。名優トミー・リー・ジョーンズがマッカーサーに扮するほか、初音映莉子、西田敏行、桃井かおりら日本人俳優も多数出演する。

  • サンゴレンジャー

    サンゴレンジャー

    制作年:2013年6月15日(土)公開

    さかいたまきの同名原作を基にした青春ドラマ。石垣島を舞台に、型破りな環境省の自然保護官がサンゴを保護するため奔走する姿を描く。自らの信念のもと、サンゴ防衛レンジャーとなって様々な問題に立ち向かっていく熱血漢あふれる主人公を、劇団EXILEの青柳翔が好演。自然の大切さや環境問題を大きなテーマにしたドラマも味わい深い。

  • ひまわりと子犬の7日間

    ひまわりと子犬の7日間

    制作年:2013年3月16日(土)公開

    動物管理所に保護された母犬と三匹の子犬。引き取り手がなく7日後には消されてしまう小さな命を前に、ひとりの管理所職員と彼の家族がとった勇気ある行動とは?宮崎県であった実話を基に、堺雅人、中谷美紀出演で描く感動作。山田洋次監督の下で助監督、脚本家として活動してきた平松恵美子監督が、宮崎の美しい自然と人間の絆の物語を綴る。

  • 脳男

    制作年:2013年2月9日(土)公開

    首藤瓜於による同名小説を映画化したバイオレンスミステリー。天才的頭脳と驚異的な身体能力を兼ね備え、しかし感情を持たず正義のためであれば殺人すら厭わない美しき殺戮者“脳男”の姿をスリリングに描く。生田斗真がミステリアスかつダークな“脳男”を大胆に演じ新境地をみせる。共演は、江口洋介や松雪泰子、二階堂ふみ、太田莉菜。

  • のぼうの城

    のぼうの城

    制作年:2012年11月2日(金)公開

    『陰陽師II』以来、7年ぶりとなる野村萬斎の主演作。豊臣秀吉がどうしても落とせなかった城、忍城の主は頼りないのに人々に愛される男。“でくのぼう”が転じて“のぼう様”と慕われた成田長親が率いる忍城軍VS秀吉の側近、石田三成率いる天下軍の戦いを、“水攻め”などスケール大きな戦法も交えて描く。犬童一心と樋口真嗣という監督ふたりのタッグも実現。

  • 希望の国

    制作年:2012年10月20日(土)公開

    『冷たい熱帯魚』や『ヒミズ』など話題作を発表し続ける園子温監督が“原発事故“を題材にした社会派ドラマ。東日本大震災後の20XX年を舞台に、新たな大地震と大津波に襲われ、併発した原発事故に翻弄される人々の姿を映す。放射能という見えない恐怖によって分断され、変化していく人々の様子を園子温監督ならではの視点で鋭く描き出す。

  • マイウェイ 12,000キロの真実

    マイウェイ 12,000キロの真実

    制作年:2012年1月14日(土)公開

    『シュリ』『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督が、日本と韓国を代表するスター俳優をW主演で迎え、7年ぶりに撮り上げた感動巨編。第2次世界大戦期、時代に翻弄されたふたりの兵士の宿命と友情を、朝鮮半島からヨーロッパをまたにかけ壮大なスケールで描き出す。総製作費が史上最高額の20億円ということも話題だ。

  • パートナーズ

    制作年:2010年11月6日(土)公開

    映画『手のひらの幸せ』で主演を務め、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など数多くのTVドラマでは名バイプレーヤーとして活躍する新進俳優・浅利陽介が主演を務めた人間ドラマ。盲導犬訓練士学校に入学し、2年間の研修を経て、みごと准訓練士となった青年が、初めて担当する訓練犬・チエを通して、さまざまな人々の心と向き合い成長していく。

  • ロストクライム -閃光-

    制作年:2010年7月3日(土)公開

    『女囚さそり』シリーズの生みの親・伊藤俊也監督が、『プライド・運命の瞬間』以来11年ぶりに放つ最新作。気鋭ノンフィクションライター・永瀬隼介の犯罪小説『閃光』を基に、昭和最大のミステリー“三億円事件“の真相を暴く。主演の若手刑事役に、渡辺謙の血を受け継ぐ渡辺大。定年間際のベテラン刑事に扮する奥田瑛二との演技合戦にも注目したい。

  • 劔岳 点の記

    劔岳 点の記

    制作年:2009年6月20日(土)公開

    数々の名作を手掛けてきた名カメラマン、木村大作の初監督作。原作は「八甲田山 死の彷徨」「武田信玄」などで知られる新田次郎の同名小説。前人未到の山、剣岳山頂に命賭けで挑んだ測量隊の勇姿を通して、日本人の魂を描き出す。実際に山に登って収めた雄大な景色、浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオルら、豪華俳優陣の共演にも注目を。

  • 新・あつい壁

    制作年:2007年11月17日(土)公開

    ハンセン病の実態と、今も消えぬハンセン病差別を真摯な眼差しで見つめた作品。50年前に起きた事件と現在を巧みに構成することで、過去の歴史と、今も変わらぬハンセン病への差別が浮かび上がる展開が秀逸だ。'69年に「あつい壁」で監督デビューを果たした中山節夫監督がその後、40年間温め続けてきた構想を基に、再びメガホンを執る。

  • シムソンズ

    制作年:2006年2月18日(土)公開

    '02年のソルトレイク冬季オリンピックに挑んだカーリング女子日本代表“シムソンズ”の実話を基にした青春物語。オホーツク海に面する小さな町から世界に飛び出した、彼女たちの涙と笑いの奮闘を描く。メンバーに扮した、加藤ローサや星井七瀬ら今後が期待される若手女優の熱演が光る。

  • カーテンコール〈2004年〉

    制作年:2005年11月12日(土)公開

    『チルソクの夏』『半落ち』の佐々部清監督最新作。昭和30~40年代の日本映画全盛期時代と現代の下関を舞台に、日韓の微妙な人間関係、そして数奇な運命を辿る人々の姿を描いた、感動の人間ドラマ。懐かしい昭和の歴史的な日本映画の数々が、スクリーンに映し出されるのも見どころ。

  • ヒナゴン

    制作年:2005年7月30日(土)公開

    70年代に広島県比婆郡で実際に起きた珍獣発見騒動を基に、人気作家、重松清が書き下ろした『いとしのヒナゴン』を映画化。謎の生物の目撃情報で沸く町で巻き起こる大騒動がコミカルに綴られる。原作の魅力を存分に引き出した『ぷりてぃ・ウーマン』の渡邊孝好監督の手腕も見事だ。

  • またの日の知華

    またの日の知華

    制作年:2005年1月15日(土)公開

    『ゆきゆきて、神軍』などで知られるドキュメンタリーの鬼才・原一男監督が、初の劇映画に挑戦。ひとりの女性を4人の女優が演じるという前代未聞のスタイルで、ヒロイン・知華と4人の男たちの愛を4つの章に分けて描く。桃井かおりら個性派女優たちによる4人4様の魅力が堪能できる。

  • 月の砂漠

    月の砂漠

    制作年:2003年9月6日(土)公開

    2001年カンヌ映画祭コンペに出品された青山真治監督作品。久々の映画出演となった三上博史がネット・バブルで富を得た主人公に扮し、埋めようのない喪失感を抱えた男の彷徨が描かれていく。

  • 人斬り銀次

    制作年:2003年4月12日(土)公開

    現在と過去を交錯させながら、特攻兵の生き残りである男が歩んだ壮絶な人生を描く。主人公の若き日を演じた竹内力の斬り込みと、50年後に扮した夏八木勲の男気溢れる演技は見もの。

  • T.R.Y.〈トライ〉

    T.R.Y.〈トライ〉

    制作年:2003年1月11日(土)公開

    『ホワイトアウト』の織田裕二が狡猾な詐欺師を妙演する痛快活劇。20世紀初頭の上海、日本陸軍相手に壮大なペテンを仕掛ける主人公の姿を、緩急のあるテンポで追いかけていく。

  • 陽はまた昇る

    制作年:2002年6月15日(土)公開

    NHK『プロジェクトX』でも取り上げられた“ベータ対VHS戦争“の裏側を、日本ビクター側の奮闘を中心に描き出す再現ドラマ。劣勢状態から一気逆転に賭ける男たちの情熱を謳い上げる。

  • 赤い橋の下のぬるい水

    制作年:2001年11月3日(土)公開

    「カンゾー先生」の今村昌平が、性的ファンタジーをベースにある男女の機微を絶妙の“温度“で切り取った最新作。自身をもてあます女と、収まりどころを失った男の幸福な出会いを綴る。

  • ホタル

    制作年:2001年5月26日(土)公開

    「鉄道員〈ぽっぽや〉」の降旗康男監督と高倉健が再タッグを組んだ人間ドラマ。特攻隊の生き残りである漁師が昭和の終焉に直面。不治の病に侵された妻とともにある“旅”に出ることを決意する。

  • 絆〈きずな〉

    制作年:1998年6月6日(土)公開

    ミステリー・ファンの支持を得た白川道の小説「海は涸いていた」を映画化。暗い過去を背負った男の、妹や親友との絆を守るための孤独な闘いをハードボイルド・タッチで描く。

  • 柳生一族の陰謀

    柳生一族の陰謀

    制作年:

    徳川二代将軍秀忠の死後、次期将軍の座をめぐり、幕府内部、柳生一族、浪人、朝廷など様々な人間の策謀が交錯するという大型時代劇。本編が時代劇初演出となる深作欣二監督は、跡目争いを骨子に据え、ある大きな流れの渦に飲みこまれていく人々の姿を、「仁義なき戦い」と同様、群集抗争劇として捉えている。三代将軍に家光を擁立しようとする柳生但馬守を演じた萬屋錦之介は、大時代がかって重々しいながらも、腹黒く権力に執着する男を怪演。息子・十兵衛を演じた千葉真一の奔放さと好対照をなす。千葉にとっては一世の当たり役といえるだろう。ラスト、権力争いに勝ったと思った但馬守の前に、十兵衛が家光の首を投げ捨て、これを拾った但馬守が“夢じゃ、夢でござる”と叫ぶ、凄絶なシーンは衝撃的。

  • 骨までしゃぶる

    制作年:

    遊廓に閉じこめられ、骨までしゃぶりつくされる運命の遊女が、自由を求めて脱出を図る。加藤泰が撮った初めての“チャンバラのない映画”。彼の映画には欠かすことのできないヒロイン・桜町弘子が、気丈な遊女を体当たりで演じた。

  • 日本沈没〈1973年〉

    日本沈没〈1973年〉

    制作年:

    ミリオンセラーとなった小松左京の同名小説を黒澤明の愛弟子・森谷司郎監督と円谷英二の愛弟子・中野昭慶特技監督ががっぷり四つに組んだ特撮スペクタクル映画の超大作。小笠原諸島の小島が一夜にして海底に没し、調査に向かった深海潜水艇は、海底に異変が起きているのを発見する。政府は学者を招集するが、楽天的な学者のなかにあって一人の学者が日本沈没説を主張する。彼の主張を裏づけるように日本列島に次々と異変が……。当時の価格で製作費5億円(うち特撮費は2億5千万円)をかけた超大作で、興行的にも日本映画では初めて配収で20億円の大台に乗る大ヒットを記録した。特撮映画の新しい方向性を示した記念碑的作品。

  • 超能力だよ全員集合!!

    制作年:

    易者・井刈長山の占いは当たったためしがない。そこへ記憶喪失のヒデオがやって来る。長山はヒデオが超能力者であることに気づき“知らない様“と命名して大もうけ。実はヒデオは秋田の材木屋の跡取り息子で、姉・しのが上京してくる。長山は性懲りもなく一目惚れ。荒井注に代わり志村けんが新たに加入。

  • 徳川の女帝・大奥

    徳川の女帝・大奥

    制作年:

    徳川十一代将軍家斉の頃、住職の娘から将軍付のお手付中臈になったお美代と、それを取り巻く人々の策謀を描いた大奥もの。女同士が火花を散らす凄絶な戦いを描いている。主演のお美代を演じるのは「キャバレー日記」以来、にっかつには久々の竹井みどり。

  • 女囚701号・さそり

    制作年:

    とある女子刑務所。けたたましく鳴り響くサイレンが、女囚の脱走を告げた。逃げたのは松島ナミと木田由紀子である。二人はたちまち捕まり、懲罰房に入れられた。かつてナミには杉見という麻薬捜査官の恋人がいた。杉見は悪徳刑事でナミを利用し、私腹を肥やしていた。だまされたことを知ったナミは杉見を襲ったが、致命傷には至らず逮捕されたのだった。復讐に燃えるナミは、刑務所内で女囚たちから“さそり”と呼ばれ、孤立していた。ある日、女囚たちの暴動が起き、ナミも巻き添えを食うが……。当時、新人だった伊藤俊也監督はナミの回想シーンを回り舞台のように映し出したり、赤い照明や隈取りを使って、様式美を大胆に劇画的にデフォルメした演出を展開。また冒頭とラストに日の丸を映し出したり、ナミが杉見を襲うシーンを警察に設定するなど、私怨の物語を権力に対する公的な怨念へと昇華させた。梶芽衣子の歌う主題歌『恨み節』もヒットした。

  • 兵隊やくざ・強奪

    制作年:

    大映での最終作。終戦直後の満州、大宮と有田はヒョンなことから捨て子を拾い面倒を見るハメになった。赤ん坊を背負い3人旅を続ける一行は、10万ドル金貨をめぐって繰り広げられる大争奪戦に巻き込まれる。戦争という背景がないぶん、面白さが減じた。

  • 宵待草

    制作年:

    「青春の蹉跌」(1974)でコンビを組んだ長谷川和彦の脚本を映画化した神代辰巳監督の一般映画。昭和初期に生きた二人の無政府主義者の若者と、彼らに誘拐された右翼の黒幕の令嬢との奇妙な関係を、ある滑稽さをもって描く。令嬢役の高橋洋子の若々しい肉体と美貌が魅力的。

  • 鬼龍院花子の生涯

    鬼龍院花子の生涯

    制作年:

    土佐・高知の侠客、鬼政こと鬼龍院政五郎の奔放な半生と、彼が溺愛した妾の娘・花子の生涯を、義父への侮蔑から敬慕へと揺れる養女・松恵の目を通して描いた作品。昭和9年、土佐電鉄の労働争議で労組支援にまわった高校教師・田辺の気っぷに惚れ込んだ鬼政は、彼を娘・花子の婿にして一家を継がせようとする。しかし、養女の松恵が田辺を愛し始めており、二人は土佐を出て大阪で暮らすことにしたが……。夏目雅子のタンカ“なめたらいかんぜよっ”のセリフが有名になった五社リアリズム映画の代表作。鬼龍院家の権勢を物語る、広壮な邸宅などの美術セットが質感あふれる。

  • 十一人の侍

    制作年:

    「十三人の刺客」「大殺陣」などの集団時代劇に力作を数多く残す工藤栄一監督の「日本暗黒史・血の抗争」に続く1967年度作品。“トラック野郎”シリーズの監督・鈴木則文が脚本に参加している。館林藩主・松平齊厚の短気が原因で家老・阿部正由が殺された。次席家老・榊原帯刀はこれを提訴したが認められず、仙石隼人に齊厚暗殺を命ずる。隼人は同志9人を引き連れて江戸に上り、暗殺計画を練る。計画は一旦頓挫したものの、ついにチャンス到来。豪雨の中で悽惨な死闘が繰り広げられる。このラストの大殺陣場面によって、武家政治の暗黒のむなしさや無意味さがヒシヒシと伝わってくる。

  • 軍旗はためく下に

    軍旗はためく下に

    制作年:

    結城昌治の直木賞受賞作を、のちに“仁義なき戦い”シリーズを撮る深作欣二が自費を投入して描いた作品。ストーリーは後年、原一男監督のドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」の中でも取り上げられた、第二次世界大戦末期のニューギニア戦線での飢餓を主題に進行。新藤兼人の書いたシナリオは原作に従って、戦後、戦地で銃殺された夫の死について、その未亡人が生き残った人々を訪れて真相を聞き出そうとする構成となっている。だが会う人ごとに言うことが食い違い、そのなかで人肉を食べた事実、軍隊のヒエラルキーのなかでの上官の卑劣さが浮かび上がっていく。謎解きにも似た展開の底に、戦争の凄惨さが強烈に焼きついてくる。

  • ボクの女に手を出すな

    制作年:

    孤児院育ちで非行歴のあるツッパリ娘が、ひょんなことから大富豪のお坊ちゃんの家庭教師を依頼され、なぜか大事件に巻き込まれていくという青春サスペンス・ドラマ。「生徒諸君!」に続く、小泉今日子の主演第2作。

  • 離婚しない女

    制作年:

    倍賞姉妹が本格的に映画共演、一人の男をめぐり、女同士火花を散らすというラブロマンス。女二人には家庭があり、両者の間を泳ぐように愛をむさぼる男に扮した萩原健一がはまり役。積極的な女に千恵子、男となかなか一線を越えられない女に美津子とこれまでの二人のイメージを逆転させたようなキャスティングが興味深い。

  • 忍者武芸帖・百地三太夫

    制作年:

    父・百地三太夫を殺された鷹丸の仇討ちと、謎を秘めた百地家の財宝探しの絡む忍者合戦を、曲芸的なアクションの連続で荒唐無稽に描いた時代劇。天守閣からのダイビングシーンなど、JACのメンバーによるアクションが冴える。アクション監督は千葉真一が担当。

  • 悪魔が来りて笛を吹く〈1979年〉

    制作年:

    不気味なフルートの音とともに起きる殺人事件を、西田敏行扮する名探偵・金田一耕助が鮮やかに解決する。監督は『太陽にほえろ!』『俺たちの旅』などTVシリーズで傑作を撮っている斎藤光正。光と影をうまく対比させた映像作りが面白い。

  • 聖女伝説

    制作年:

    喧嘩で顔を傷つけられ、その屈辱によって秘めたる獣性と野望を甦らせた男が、アウトロー社会でめきめき頭角を現していく姿を描く、ハードボイルド・ロマン。主役の郷ひろみと、年上の女・岩下志麻、年下の女・小野みゆきとの激しいセックス描写も話題に。

  • 化石の荒野

    制作年:

    終戦直前に行方不明となった5000キロの金塊をめぐって男たちが死闘を繰り広げる角川映画のアクション大作。興行的には今一つだったが、複雑な人間関係の絡みを除けば、かなり楽しめる娯楽アクションになっている。渡瀬と夏八木の格闘シーンなど、見せ場も多い。

  • 丑三つの村

    制作年:

    「八つ墓村」のベースにもなった1938年に岡山県の山奥で発生した実話を基にするバイオレンス・サスペンス。病身のため兵役に漏れ、暗い日々を送る小集落の若者が、閉鎖社会の恐ろしい習俗から起こる村の人間の行動を嫌い始め、ついには武器を手にして30名もの大虐殺を敢行する。殺りくシーンが生々しい。

  • 必殺仕掛人 春雪仕掛針

    制作年:

    シリーズの中では、最も見せ場が多い。盗賊の首領・お千代を立ち直らせようとする育ての親の小兵衛が、彼女の取り巻きである勝四郎ら、主要な子分の殺しを依頼する。この子分たちを殺すところが、それぞれの見せ場で、銭湯の湯船で梅安に針を刺される地井武男、梅安を殺しに来て逆に小杉に斬られる竜崎勝はともに好演。ラストでお千代役の岩下志麻を殺しに行く場面では、外は雪で遠くに読経が聞こえ、かつて男と女の間柄だった、梅安とお千代の皮肉な運命の成り行きを盛り上げシリーズ中の名場面となった。

  • 首領を殺った男

    制作年:

    1963年の「人生劇場・飛車角」から30年。興行的不振から、一時撤退へと追い込まれた東映ヤクザ映画。その“最後の1本“とうたわれて製作された作品。“東映ヤクザ映画“とりあえずの最終作。18年ぶりに刑務所から出所した筋金入りのヤクザ・宝来と、彼の兄弟分で今やヤクザ界の首領に上りつめた大木戸との対立を描いている。

  • 不撓不屈

    制作年:

    【信念のために闘った男の実話に基づく力作】 『金融腐蝕列島・呪縛』の原作者、高杉良の実話に基づく小説を映画化したヒューマン・ドラマ。国税庁を敵にまわして闘った、ひとりの税理士の苦難の道を描く。家族に支えられ信念を貫こうとする、主人公の強い意志に心を揺さぶられる。

  • 釣りバカ日誌10

    制作年:

    【生誕10周年記念作品は、スーさんの“再就職“珍騒動】 ハマちゃん&スーさんの“釣りバカ“コンビによるヒット・シリーズ第11作。社長を辞めたスーさんの再就職を描く。ゲストに金子賢と宝生舞というフレッシュなふたりが出演。

  • 黄金の犬

    制作年:

    北海道で飼主とはぐれてしまった紀州犬のゴロは、帰巣本能で東京に向かう途中、武器輸出の汚職事件に巻き込まれた通産省の役人に助けられる。汚職の秘密を握る彼は、マイクロ・フィルムをゴロの首輪に取り付けるのだが……。北海道、青森、東京と大がかりなロケを敢行した、サスペンス・アクション。

  • 虹の岬

    制作年:

    【三國連太郎を相手役に原田美枝子が不倫愛を熱演】 「愛を乞うひと」でアカデミー主演女優賞に輝いた原田美枝子が、今度は不倫愛に身を焦がす人妻の魂を体現。昭和初期、高名な歌人の愛を受け入れた実在の女性の心模様を描いていく。

  • GTO

    制作年:

    【グレート鬼塚、劇場に進出北海道出張の成果はいかに?】 反町隆史主演による超人気TVシリーズが銀幕に登場。型破りな教師、鬼塚が北海道の高校へ赴任。理事長の娘と彼女に思いを寄せる少年の間を取り持つべく、独自の奮闘を続ける。

  • 新・男樹

    制作年:

    【父親を超えて伸し上がる若きヤクザの熱血青春記】 本宮ひろ志の人気漫画を映像化した骨太な極道ドラマ。暴力団組長の父に反旗をひるがえした若者と、仲間たちの青春群像を描く。度胸と人情を持つ主人公の熱血漢ぶりが魅力。

  • 京極夏彦/怪・七人みさき

    制作年:

    【“祟り“で起きる連続殺人?しかし、その真相は別に…】 ベストセラー作家京極夏彦が原作、企画、脚本を担当した時代劇ミステリー。江戸時代を舞台に祟りにまつわる連続殺人が展開、事件に隠された複雑な人間関係が明かされていく。

  • ムルデカ・17805

    制作年:

    【インドネシア独立の理想に殉じた日本人兵士の生き様】 太平洋戦争終結後もインドネシアにとどまり、かの地の独立運動に参加した日本人兵士の姿を描いた悲壮な戦争映画。TV『水戸黄門』でも活躍中の山田純大が理想に燃える中尉を熱演。

  • コンセント

    制作年:

    【死が彼女の心をかき乱す田口ランディ原作の女性映画】 若い女性の支持を受ける田口ランディの小説を映像化。自己を見つけだせない女性の心のさまよいを、中原俊監督がシリアスに描く。ヒロイン、市川実和子の繊細なキャラが印象的。

  • 修羅の群れ〈2001年〉

    制作年:

    【豪華キャストで蘇る壮絶な実録任侠ドラマ】 '84年の松方弘樹主演「修羅の群れ」を、松方以外のキャストを一新して撮り上げた任侠映画。ひとりの若衆が関東一帯を牛耳る巨大組織の頭へと上り詰めていく激動の半生を描く。

  • 宣戦布告

    制作年:

    【一触即発の危機そのとき、日本は?】 麻生幾の同名小説を映画化したシュミレーション・ストーリー。もし、国籍不明の潜水艦から特殊工作員が日本に攻撃を仕掛けてきたら? 政府のうろたえぶりと一触即発の危機を見つめる。

  • アイノカラダ

    制作年:

    【自分を愛してますか? オンナの5つのエピソード】 さり気ないリンクで5つのエピソードをつなげた新人、村上なほ監督第1作。主演の6人の女優とのディスカッションを通してストーリーを形作り、新人カメラマンの戸惑いや地味な不動産会社OLの秘密、芽の出ない女優の苦悩、威勢のいいダンサーの心の空白、別れを前にしたレズ・カップルのすれ違いを見守る。『あずみ』の成宮寛貴、『BORDER LINE』の光石研らが脇を固める。

  • amoretto〈アマレット〉

    制作年:

    【“ドリカム“の映画デビュー作 】 人気アーティスト、DREAMS COME TRUEの吉田美和と中村正人の原案を映画化。彼ら自身が売れないフォークバンドのふたり組に扮して、映画初主演を果たした。“ドリカム“のそっくりさんとして働きながらも、音楽への情熱を失わずに奮闘する彼らを描いた大人のための青春ストーリーだ。

  • ブレス・レス

    制作年:

    【言葉では伝わらない、だけどもっと近づきたい】 他者との関係性に悩みながらも、不安的な現代社会をたくましく生きる“大人たちの青春“人間ドラマ。警官の独身寮で暮らす青年を中心に、ふたつの事件と共に絡み合う人間模様。コミュニケーションのさまざまな側面が繊細に描かれている。

  • 眉山〈びざん〉

    制作年:

    【母の恋と娘の恋が紡ぐ奇跡のラブ・ストーリー】 さだまさしのベストセラーを『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心監督が映画化。余命いくばくもない母の看病をするために故郷の徳島に帰郷した娘が、母の切ない愛を知り、その本当の思いを理解していく。一度は擦れ合いながらも、心を通わせる母娘の心情を宮本信子と松嶋菜々子が表現。共演は大沢たかお。クライマックスの阿波おどりのシーンも見逃せない。

  • なにわ忠臣蔵

    制作年:

    【“吉良の命、殺ったる!“ヤクザ社会で描く忠臣蔵】 日本の冬の定番『忠臣蔵』を、ヤクザ社会に置き換えて映像化した異色アクション。大阪を舞台に、敬愛していた亡き組長の仇討ちに挑む男たちの死闘のドラマがパワフルに展開。

  • ヘレンケラーを知っていますか

    制作年:

    【盲聾の老女と傷ついた少年との交流を描く感動作】 山口県に実在した、目が見えず、耳も聞こえない“日本のヘレンケラー“の壮絶な人生に基づく感動作。山奥に隔離され、時代に翻弄されながら生きている盲聾の女性と、リストカットを繰り返す少年との出会いが、互いの人生に希望をもたらす様を温かい眼差しで描く。監督は『海と太陽と子どもたち』の中山節夫。主演・小林綾子の迫真の演技にも息をのむ。

  • 火天の城

    制作年:

    【安土城建立を託された宮大工の苦難と情熱】 第11回松本清張賞を受賞した山本兼一の同名小説を原作に、織田信長から安土城建立を託された宮大工・岡部又右衛門以言の知られざる奇跡を描く、総製作費15億円を投じた大型時代劇。物語は築城劇と職人を支える家族のドラマを主軸に構成。俳優人生の円熟期にある西田敏行が主演を務め、その妻役と娘役には、大竹しのぶと福田沙紀が扮する。

  • TEAM NACS FILMS「N43°」

    制作年:

    【メンバーの個性が光るNACS監督の短編作×5】 北海道を拠点に全国で公演活動を展開しているTEAM NACSの5人が脚本と監督を務めた5本の短編映画で構成されるオムニバス映画。メンバー全員が出演する大泉洋監督作『頑張れ!鹿子ブルブルズ!』をはじめ、ベテラン俳優・夏八木勲を迎えた一作や、実写とアニメを合成した実験的な作品など、メンバーたちの個性が発揮された5本が並ぶ。

  • アンダルシア 女神の報復

    制作年:

    【織田裕二=黒田康作が再びスクリーンに】 映画『アマルフィ』、TVドラマに続いて織田裕二が外交官・黒田康作を演じるシリーズ第3弾。スペイン北部に位置するアンドラ公国で起こった日本人投資家殺害事件。調査のため現地を訪れた黒田が、巨大な国際犯罪の闇に立ち向かう。黒木メイサが物語のカギを握るエリート銀行員を、伊藤英明が黒田と同じ事件を追うインターポール捜査官を演じる。

  • こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~

    制作年:

    【新たな“両さん旋風“がスクリーンで炸裂!】 累計1億4000万部以上の売り上げを記録した国民的な人気コミックがスクリーンに進出。SMAPの香取慎吾が'08年のTVドラマ版に続いて主人公の“両さん“に扮し、香里奈、速水もこみちといったおなじみのキャストが集結。さらに深田恭子らをゲストスターとして迎え、“両さん“の笑いと涙の恋物語とスケールの大きな難事件が繰り広げられていく。

  • 走らなあかん 夜明けまで

    制作年:

    東京者のサラリーマンが大阪という異文化に遭遇しながら、盗まれた鞄を巡ってヤクザと対立する姿を描いたハードボイルド。出張で初めて大阪にやって来た食品会社のサラリーマン・坂田勇吉は、通天閣で企業秘密の新製品が入ったアタッシュケースを何者かに盗まれ大あわて。翌日の会議までに取り戻さなければならず、土地勘のない生粋の東京者の坂田はひたすら大阪を奔走する。やがてケースを盗んだのはヤクザだと分かり、さらに唯一の頼みの綱だったホステスの真弓まで人質にとられてしまうのだった……。

  • 暴力街

    制作年:

    安藤昇・小林旭・丹波哲郎・菅原文太の4大スター顔合わせによるヤクザ映画。関東の東菊会と、関西の西日本連合。抗争を続ける二つの組織の間で、カタギの生活を送っていた元東菊会の江川は、平穏な日々を破壊される。監督は、骨太の演出で知られる五社英雄。

  • ウェルター

    制作年:

    当時、プロボクサーだった福田健吾を主演に、「サード」の軒上泊の同名小説を映画化。恋人を暴行した暴走族の連中を殴り倒し、ボクサーへの道を自ら放棄した青年リュウイチ。少年院へ送られ、ケンカばかりしていた彼は、院長の勧めで再びボクシングを始める。少年院からボクサーとしてデビューし活躍していく青年の姿を描く。プロだけに拳闘シーンは迫力十分。

  • 現代任侠史

    制作年:

    ヤクザから足を洗い、すし屋を営む島谷は、戦死した亡父の遺品である日本刀を受け取りに週刊誌記者とともにアメリカへ。一方国内では、自分の代わりに組を継いでくれた松田が、ほかの親分衆によって圧迫されつつあった。切れ目なしに続いていた東映任侠映画路線がいったん途切れたあとの、新味を模索した復興作。

  • リメインズ 美しき勇者たち

    制作年:

    千葉真一が主宰するJACの創立20周年を記念して製作された冒険アクション。大正末期の北国の山村を舞台に、“赤マダラ“と呼ばれる人喰い熊と、5人の腕利きマタギ衆との壮絶な戦いを描き、随所にJACお得意のアクション・シーンが盛り込まれている。“音楽監督“真田広之のセンスも出色。

  • 白蛇抄

    制作年:

    京都で火事にあい、夫を失った悲しみから自殺しようとしていた女が、山寺の住職に助けられる。住職は彼女を後妻に迎えるが、息子が彼女の肉体の虜になっていると知り激怒する。初ヌードを披露した小柳ルミ子が体当たりの演技をする文芸エロチシズム。

  • 激動の1750日

    制作年:

    日本最大の暴力組織の三代目組長および若頭が相次いで急死。組長の残した“組織“という巨大な遺産をめぐり、組は現状維持を望む古参幹部と、現状に飽き足らぬ若手武闘派の真っ二つに分かれる。ヤクザ映画の集大成ともいえる実録タッチの集団抗争劇。本格的ヤクザに初挑戦の中井貴一が迫真の演技。

  • 夜が崩れた

    制作年:

    暴力団根絶のための捜査に奔走する若い刑事とその恋人。だが、恋人の兄はヤクザで殺人の容疑者になっており、北海道へ逃げていたのだった……。孤児同然に生きてきたヤクザな兄、その妹と、彼女を愛する正義感にあふれる刑事との関係を情感豊かに描いた作品。さらに、後半はサスペンスに満ちた展開が……。

  • 修羅の伝説

    制作年:

    利権争奪のためには、人の命など何とも思わない企業と政治家に対し立ち向かっていく昔気質のヤクザの姿を描く。小林旭主演のヤクザ映画。旭とは初共演の平幹二朗が“マル暴“担当の刑事を演じている。

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