クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索
no image

深作欣二
出身地:茨城県
生年月日:1930/7/3

深作欣二 出演映画作品

  • 美輪明宏ドキュメンタリー~黒蜥蜴を探して~

    美輪明宏ドキュメンタリー~黒蜥蜴を探して~

    制作年:2013年8月31日(土)公開

    カルト的人気を誇る映画『黒蜥蜴』で妖艶なヒロインに扮していた美輪明宏に感銘を受けた仏の映画監督パスカル=アレックス・ヴァンサンが、美輪明宏の人生に迫ったドキュメンタリー。本人への密着取材をはじめ、「ヨイトマケの唄」の逸話や『もののけ姫』声優出演時のエピソードなどを交え、その華麗なる人生と、人物像を多角的に描き出す。

  • バトル・ロワイアル II/鎮魂歌〈レクイエム〉

    制作年:2003年7月5日(土)公開

    戦争を強いられる子どもたちの苦悩を鮮烈に描いた、故・深作欣二の衝撃作の続編。訳もわからず死んでいく中学生たちの切なさや、前作で生き残りテロリストとなった七原の苦悩に肉迫!

  • バトル・ロワイアル〈特別篇〉

    制作年:2001年3月31日(土)公開

    R-15指定をものともせずに大ヒットした「バトル・ロワイアル」がバージョン・アップで再上映。邦画では初めてとなる追加撮影を行い、未公開シーンを含めて再編集。より熱いドラマに!

  • バトル・ロワイアル

    制作年:2000年12月16日(土)公開

    その過激な内容が賛否を巻き起こした高見広春の同名小説を、大御所深作欣二監督が映画化。極限状態に置かれた生徒に扮する藤原竜也、前田亜季ら若手俳優たちの熱演も注目だ。

  • おもちゃ〈1999年〉

    制作年:1999年1月15日(金)公開

    「忠臣蔵外伝・四谷怪談」以来、4年ぶりとなる深作欣二の新作。昭和30年代の京都・花街を舞台に、舞妓になることを夢見る少女の成長ドラマがエネルギッシュなタッチで綴られる。

  • 軍旗はためく下に

    軍旗はためく下に

    制作年:

    結城昌治の直木賞受賞作を、のちに“仁義なき戦い”シリーズを撮る深作欣二が自費を投入して描いた作品。ストーリーは後年、原一男監督のドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」の中でも取り上げられた、第二次世界大戦末期のニューギニア戦線での飢餓を主題に進行。新藤兼人の書いたシナリオは原作に従って、戦後、戦地で銃殺された夫の死について、その未亡人が生き残った人々を訪れて真相を聞き出そうとする構成となっている。だが会う人ごとに言うことが食い違い、そのなかで人肉を食べた事実、軍隊のヒエラルキーのなかでの上官の卑劣さが浮かび上がっていく。謎解きにも似た展開の底に、戦争の凄惨さが強烈に焼きついてくる。

  • 仁義の墓場

    制作年:

    ヤクザ社会の常軌すらも逸し、誤った殺人を繰り返す、戦後暴力団史上最も凶悪といわれた男の30年の人生を実録タッチで描いた力作。主人公が女房の遺骨をかじりながら歩くシーンなど、奈落の底へ落ちきった人間の姿が衝撃的に捉えられている。渡哲也が凄まじい演技を見せる。

  • ガンマー第3号 宇宙大作戦

    制作年:

    日米合作SF作品。地球に突進する惑星を爆破するために、宇宙ステーション・ガンマ3号の隊員が派遣される。だが、任務を終えて基地に帰ってきた彼らは宇宙生物を持ち帰ってしまった。不死身の宇宙生物は人間を襲いはじめる。「エイリアン」タイプの佳作。

  • 人間の証明

    制作年:

    「犬神家の一族」に続く角川春樹事務所製作第2作。日本のオールスター・キャストに加え、アメリカロケ、一流のアメリカ俳優の起用、そしてなによりTVスポットの大量放映という当時としては破格の宣伝方法によって大ヒットを飛ばした。角川映画はこうして映画界に確固たる地位を築き、以後話題作、ヒット作を作り続けていくことになる。また脚本を一般公募で募集したことでも話題となったが、選ばれた脚本がプロの手になるものだったのは皮肉。事件の手掛かりになる西条八十の詩も流行した。アメリカからやって来た黒人青年の不審な死をきっかけに、高度成長する戦後日本の、母子の悲劇が浮かび上がる。

  • 仁義なき戦い 代理戦争

    制作年:

    今回の舞台背景となるのは昭和35年から38年の高度成長時代。前2作ではまだ組員だった広能も広能組の組長になるなど、組織的に固まってきた広島ヤクザの陰謀と裏切りが渦巻く抗争を描く。昭和35年、広島最大の暴力団・村岡組の跡目の座をめぐって、打本と山守が対立していた。打本は神戸の明石組に広能を介して盃を申し入れた。それを快く思わない村岡は跡目を山守に譲り、山守組は広島最大の暴力団となった。打本は孤立し、明石組に逃げ込み正式に明石組の傘下に入った。一方、山守も神戸の神和会と縁組みし、代理戦争の幕が切って落とされた。

  • 仁義なき戦い 頂上作戦

    制作年:

    昭和38年、広島は西日本広域暴力団・明石組と神和会の代理戦争の場と化していた。相次ぐ抗争事件への市民の批判から、警察は頂上作戦を敷く。明石組系の打本組と広能組、神和会系の山守組の双方は激しく対立。広能の組員が槙原の組員に射殺されたことから抗争は一段と激化する。一方、山守組系の早川組の組員が女を巡り、打本組の組員を射殺したため、明石組が大挙して広島へなだれ込む。しかし、老獪な山守の画策によって広能は別件逮捕され、形勢は逆転する……。

  • 仁義なき戦い 完結篇

    制作年:

    本来は前作で終了する予定だったが、ヒットが続くので「完結篇」として本作が作られた。舞台背景になるのは昭和41年から46年まで。警察の頂上作戦でいちおう終結したかに見えた広島ヤクザ抗争は、組員の出所により再燃する。

  • 蒲田行進曲〈1982年〉

    制作年:

    映画の花形スターと、その取り巻きの大部屋俳優のサド・マゾ的関係を軸に、スターの子を宿した落ち目の女優を交えた3人の奇妙な人間関係を、映画製作の内幕に絡めて描き出した人情喜劇の傑作。原作および舞台の持つ毒は薄められたが、映画は独自の辛口のコメディとして成功し、各映画賞を独占した。花形スターの銀四郎は、妊娠した恋人の女優・小夏を彼の取り巻きの一人・ヤスに押しつけ結婚させてしまう。ヤスは危険を顧りみず生活費のためスタントマンをやるが、生傷がたえない。松坂が二人の間で揺れ動く女心を好演し、見事なヒロインぶりを見せた。カツドウ屋たちの心意気を感じさせる力作。

  • 黒薔薇の館

    制作年:

    「黒蜥蜴」に続く女装の麗人・丸山明宏主演の異色作。黒薔薇の館に君臨する謎の美女と、組織を裏切って人を殺し、組織と警察の両方から追われる青年との死をも恐れぬ絶対の愛を描く。前作は三島由紀夫の舞台劇の映画化だったが、今回は映画用のオリジナル・ストーリー。

  • 黒薔薇の館

    制作年:

    「黒蜥蜴」に続く女装の麗人・丸山明宏主演の異色作。黒薔薇の館に君臨する謎の美女と、組織を裏切って人を殺し、組織と警察の両方から追われる青年との死をも恐れぬ絶対の愛を描く。前作は三島由紀夫の舞台劇の映画化だったが、今回は映画用のオリジナル・ストーリー。

  • 仁義なき戦い 広島死闘篇

    制作年:

    前作は主人公・広能がヤクザ社会に身を置いてから、抗争事件に疲れ、山守に盃を返すまでを、欲望渦巻く人間の集団劇として描いたのに対し、今回はその中で生きる若者にスポットを当てている。時代は第1作のラストからさかのぼり、朝鮮動乱。工員だった山中は博奕のトラブルがもとで刑務所に服役する。出所した山中は、村岡組組長の姪・靖子のところへ身を寄せ、村岡組の組員になる。やがて村岡組に盾つく大友との間で抗争が起こる。山中は広能たちと違って、戦争には行かなかった遅れてきた世代であり、その痛恨がいたるところに描かれている。

  • 資金源強奪

    制作年:

    欲に取りつかれた男たちが、大金の強奪戦を繰り広げるアクション映画。チンピラ・武司が8年ぶりにシャバに戻る。しかし、彼に対する組の対応は冷たく、武司はムショ仲間と組の金を強奪する。これに悪徳刑事がからみ、欲の張り合いが展開。ムショ仲間に扮した川谷と室田がいい味を出している。

  • 魔界転生〈1981年〉

    制作年:

    島原の乱を起こすも、松平伊豆守信綱率いる幕府軍に敗れたキリシタン・天草四郎時貞が、魔界からよみがえり、呪文によって魔界衆を呼び出して幕府転覆の成就をはかる、という山田風太郎原作の伝奇ロマン。人形作家・辻村ジュサブローによる衣装と、デカダンな妖気を発散する沢田研二の金色の目が印象的。

  • 魔界転生〈1981年〉

    制作年:

    島原の乱を起こすも、松平伊豆守信綱率いる幕府軍に敗れたキリシタン・天草四郎時貞が、魔界からよみがえり、呪文によって魔界衆を呼び出して幕府転覆の成就をはかる、という山田風太郎原作の伝奇ロマン。人形作家・辻村ジュサブローによる衣装と、デカダンな妖気を発散する沢田研二の金色の目が印象的。

  • 黒蜥蜴〈1968年〉

    制作年:

    怪盗・黒蜥蜴と明智小五郎との戦いを描く、三島由紀夫の戯曲の2度目の映画化。丸山(現・美輪)明宏のために三島が書き改めたという劇だけに、丸山の女装をはじめ、彼女(?)の魅力が十二分に発揮されている作品。名探偵はサシミのツマという感じ。三島自身が特別出演している。

  • 軍旗はためく下に

    軍旗はためく下に

    制作年:

    結城昌治の直木賞受賞作を、のちに“仁義なき戦い”シリーズを撮る深作欣二が自費を投入して描いた作品。ストーリーは後年、原一男監督のドキュメンタリー「ゆきゆきて、神軍」の中でも取り上げられた、第二次世界大戦末期のニューギニア戦線での飢餓を主題に進行。新藤兼人の書いたシナリオは原作に従って、戦後、戦地で銃殺された夫の死について、その未亡人が生き残った人々を訪れて真相を聞き出そうとする構成となっている。だが会う人ごとに言うことが食い違い、そのなかで人肉を食べた事実、軍隊のヒエラルキーのなかでの上官の卑劣さが浮かび上がっていく。謎解きにも似た展開の底に、戦争の凄惨さが強烈に焼きついてくる。

  • 脅迫〈おどし〉

    制作年:

    一流サラリーマン・三沢の家に、世界的なガンの権威である坂田博士の孫を誘拐した川西とサブが逃げ込んできた。彼らに身代金の受け取りを命じられた三沢は、恐怖心に身をすくめるが、やがて妻と子を守る使命感に目覚めていく……。深作欣二と宮川一郎のオリジナル脚本を、深作が監督したサスペンス・ドラマ。

  • 脅迫〈おどし〉

    制作年:

    一流サラリーマン・三沢の家に、世界的なガンの権威である坂田博士の孫を誘拐した川西とサブが逃げ込んできた。彼らに身代金の受け取りを命じられた三沢は、恐怖心に身をすくめるが、やがて妻と子を守る使命感に目覚めていく……。深作欣二と宮川一郎のオリジナル脚本を、深作が監督したサスペンス・ドラマ。

  • 顔役〈1965年〉

    制作年:

    石井輝男監督、鶴田浩二、高倉健主演によるギャング映画。関東のヤクザ連合と関西のヤクザ連合の一触即発の危機を、二人の男が体を張って仲裁する。この作品は当初、深作欣二が監督する予定であったが、トラブルで深作が降り、「網走番外地」シリーズの石井輝男が代打で監督した。

  • 華の乱

    華の乱

    制作年:

    大正時代、愛に芸術に命を燃やした男たち、女たちを豪華キャストで描く。晶子は何もかも捨てて、歌の師・与謝野鉄寛と結婚した。しかし年が過ぎ彼女が11人の子持ちになった頃、鉄寛はすっかり無気力になっていた。そんなある日、晶子は作家・有島武郎に出会い、ひかれていく。他にもアナキスト・大杉栄、女性社会運動家・伊藤野枝、近代演劇の巨星・島村抱月、スター女優・松井須磨子など歴史を彩った人物が次々登場。

  • 新仁義なき戦い

    制作年:

    “仁義なき戦い”シリーズは5作目の「完結篇」をもって終了したが、装いも新たに製作されたのが本作。時代背景になるのは昭和25年。金子信雄演じる山守義雄は前シリーズと同じだが、登場人物は役名を変えて登場し、広島を舞台に陰謀と流血の抗争が描かれる。

  • 県警対組織暴力

    制作年:

    「仁義なき戦い」のメンバーが、暴力を警察側からの視点で生々しく描いた傑作。刑事・久能と大原組の広谷との友情を軸に、警察からヤクザに寝返る刑事、正義派に見せながら権力と癒着する刑事など、社会に巣食う悪の実態をリアルに映し出す。

  • 赤穂城断絶

    赤穂城断絶

    制作年:

    元禄14年に起こった赤穂四十七士による吉良邸討ち入り事件、いわゆる“忠臣蔵”の25回目の映画化。大石内蔵助を萬屋錦之介、浅野内匠頭を西郷輝彦、吉良上野介を金子信雄が演じる。従来の美談調に終わらせることなく、赤穂城断絶から討ち入りまでの630日を「仁義なき戦い」の深作監督らしく実録ふうに描くことに徹し、萬屋錦之介らの好演を得ていい仕上がりになった。

  • 北陸代理戦争

    制作年:

    深作欣二監督による実録ヤクザ映画。北陸の富安組・若頭の川田は、卑劣な親分・安原を追い出すが、安原は大阪の浅田組と組んで、川田を刑務所に送り込む。数年後、川田が出所すると北陸は浅田組の天下となっていた。川田は仲間を集め、浅田組を北陸から一掃する闘いを始める。

  • 暴走パニック 大激突

    制作年:

    銀行強盗がジャックしたバスを、それぞれに因縁のある連中が追跡するという往年のスラップスティック・コメディを思わせる一編。深作欣二は実録路線との融合を試みたが、成功には至らなかった。主演の渡瀬恒彦を尻目に室田日出男、川谷拓三らの“ピラニア軍団”が画面を席巻。

  • 暴走パニック 大激突

    制作年:

    銀行強盗がジャックしたバスを、それぞれに因縁のある連中が追跡するという往年のスラップスティック・コメディを思わせる一編。深作欣二は実録路線との融合を試みたが、成功には至らなかった。主演の渡瀬恒彦を尻目に室田日出男、川谷拓三らの“ピラニア軍団”が画面を席巻。

  • 解散式

    制作年:

    深作欣二の任侠映画第1作。刑期を終えて出所した沢木は、石油コンビナートの利権をめぐる組の争いに巻き込まれ、ついに堪忍袋の緒が切れて敵地に殴り込んでいく。コンビナートを背景にした、着流しヤクザの対決というコントラストがきわだっている。

  • 日本暴力団 組長

    制作年:

    沖中組の代貸・塚本は、8年の刑を終えて出所。組員の死とともに彼は組長に就任する。関東連合会と反目するシマ争いから組員が殺され、塚本はいよいよ殴り込みに……。

  • 解散式

    制作年:

    深作欣二の任侠映画第1作。刑期を終えて出所した沢木は、石油コンビナートの利権をめぐる組の争いに巻き込まれ、ついに堪忍袋の緒が切れて敵地に殴り込んでいく。コンビナートを背景にした、着流しヤクザの対決というコントラストがきわだっている。

  • 仁義なき戦い

    制作年:

    “仁義なき戦い”シリーズの第1作で、シリーズ化は撮影直前に決定された。このため最初、菅原文太は本作で殺される坂井役に決まりかけていたが、急きょ広能昌三役へと変更になった。深作はそれまでも実録タッチのヤクザものを何本か作り、暴力の世界に生きる若者の激烈な青春像を戦後史を絡めて描いてきたが、本シリーズはその集大成といえるだろう。敗戦直後の広島県・呉市。戦争から復員してきた広能はヤクザのいざこざに手を貸して殺人を犯し、刑務所に服役する。広能はそこで土居組の若杉と知り合い、盃を交わす。山守に保釈金を出してもらって出所した広能は、やがて山守組の組員となる。山守は次第に勢力を伸ばし、土居組との間で抗争事件が起こる。広能は土居を殺し、再び刑務所に戻る。その間、山守組では組員の坂井が勢力を伸ばし、内部抗争が激化していた。荒々しい手持ちカメラで撮られた暴力描写とともに、テーマ音楽もドラマを盛り立てている。

  • 誇り高き挑戦

    制作年:

    鉄鋼業界紙の記者・黒木は、ある大企業が東南アジア某国の反動政府に武器輸出を行っていることを嗅ぎつける。さらに戦後GHQの諜報部員として黒木にリンチを加えた男・高山が大きく関与していることも知る。大新聞も警視庁も沈黙を守るなか、高山を追い詰めることに成功する黒木だが、高山は危険を感じた背後の組織に消されてしまう……。テンポの良いサスペンス・ドラマに兵器産業の復活やCIAの暗躍などの社会問題を折り込んだ、深作監督の出世作。戦後民主主義への幻想と失望が色濃く出ていて、鶴田浩二が終始サングラスをかけたまま、ニヒルな絶望に沈んでいるのが強い印象を残す。

  • ファンキーハットの快男児

    制作年:

    深作欣二監督が、かけだしのころに手掛けた中編アクション。国産省局長の子息が誘拐された事件を追って、私立探偵の息子で遊び人の天下一郎が奔走。やがて産業会館建設の入札をめぐる建築会社同士の争い、利権をむさぼる政治家の陰謀が明らかになる。のちに深作作品のトレードマークとなる、手持ちカメラの疾走感あふれる映像がフィーチャーされている。

  • 柳生一族の陰謀

    柳生一族の陰謀

    制作年:

    徳川二代将軍秀忠の死後、次期将軍の座をめぐり、幕府内部、柳生一族、浪人、朝廷など様々な人間の策謀が交錯するという大型時代劇。本編が時代劇初演出となる深作欣二監督は、跡目争いを骨子に据え、ある大きな流れの渦に飲みこまれていく人々の姿を、「仁義なき戦い」と同様、群集抗争劇として捉えている。三代将軍に家光を擁立しようとする柳生但馬守を演じた萬屋錦之介は、大時代がかって重々しいながらも、腹黒く権力に執着する男を怪演。息子・十兵衛を演じた千葉真一の奔放さと好対照をなす。千葉にとっては一世の当たり役といえるだろう。ラスト、権力争いに勝ったと思った但馬守の前に、十兵衛が家光の首を投げ捨て、これを拾った但馬守が“夢じゃ、夢でござる”と叫ぶ、凄絶なシーンは衝撃的。

  • 柳生一族の陰謀

    柳生一族の陰謀

    制作年:

    徳川二代将軍秀忠の死後、次期将軍の座をめぐり、幕府内部、柳生一族、浪人、朝廷など様々な人間の策謀が交錯するという大型時代劇。本編が時代劇初演出となる深作欣二監督は、跡目争いを骨子に据え、ある大きな流れの渦に飲みこまれていく人々の姿を、「仁義なき戦い」と同様、群集抗争劇として捉えている。三代将軍に家光を擁立しようとする柳生但馬守を演じた萬屋錦之介は、大時代がかって重々しいながらも、腹黒く権力に執着する男を怪演。息子・十兵衛を演じた千葉真一の奔放さと好対照をなす。千葉にとっては一世の当たり役といえるだろう。ラスト、権力争いに勝ったと思った但馬守の前に、十兵衛が家光の首を投げ捨て、これを拾った但馬守が“夢じゃ、夢でござる”と叫ぶ、凄絶なシーンは衝撃的。

  • 火宅の人

    火宅の人

    制作年:

    長年温めていた企画を、深作欣二が思いのたけをぶつけて映画化。自らがファミリー・アクション映画というように、文芸作とは思えないほどのテンポとスピード感あふれる上質の人間ドラマとなり、興行的にも好成績を残した。先妻に先立たれた桂一雄は、ヨリ子を後妻に。けれども、子供が障害児になってから妻は怪しげな宗教に凝りだす。一雄は新劇女優の恵子の虜となりアパートで同棲するが、恵子の浮気のため喧嘩がたえない。東京を逃げ出した一雄は旅先で薄幸の女と知り合う……。放浪の作家・檀一雄の名作を雄大な風景をバックに撮影。

  • 火宅の人

    火宅の人

    制作年:

    長年温めていた企画を、深作欣二が思いのたけをぶつけて映画化。自らがファミリー・アクション映画というように、文芸作とは思えないほどのテンポとスピード感あふれる上質の人間ドラマとなり、興行的にも好成績を残した。先妻に先立たれた桂一雄は、ヨリ子を後妻に。けれども、子供が障害児になってから妻は怪しげな宗教に凝りだす。一雄は新劇女優の恵子の虜となりアパートで同棲するが、恵子の浮気のため喧嘩がたえない。東京を逃げ出した一雄は旅先で薄幸の女と知り合う……。放浪の作家・檀一雄の名作を雄大な風景をバックに撮影。

  • 日本暴力団 組長

    制作年:

    沖中組の代貸・塚本は、8年の刑を終えて出所。組員の死とともに彼は組長に就任する。関東連合会と反目するシマ争いから組員が殺され、塚本はいよいよ殴り込みに……。

  • バトル・ロワイアル3D

    制作年:

    【社会現象を起こした問題作が3Dに!】 “中学生が殺し合う“という過激さが物議を醸し、藤原竜也、柴咲コウ、塚本高史らをブレイクさせた『バトル・ロワイアル』。約32億円のヒットを飛ばしたこの問題作が、10年の時を経て3Dになって帰ってくる! 3D化の作業は、1カットづつチェックを行い入念に処理。血しぶきや銃弾を増やすほか、音響効果も再調整。新たな発見が出来る1作だ。

  • 現代やくざ 人斬り与太

    制作年:

    深作欣二監督のバイオレンスが爆発するエキサイティングな一編。川崎の売春街に育ち、感化院とシャバを往復していっぱしの愚連隊番長にのし上がった勇。街を二分するヤクザのボスたちにたてついて、がむしゃらに暴れまくった果てに、野良犬のように撃ち殺される様が壮絶。

  • 血染の代紋

    制作年:

    傑作“仁義なき戦い“シリーズの名コンビ深作欣二監督と、菅原文太が初めて顔を合わせた記念すべき作品。横浜のスラム街の立退きをめぐる暴力団同士の抗争に、最後まで抗し抜いた新組長の血染めの抵抗が描かれる。東映実録路線の先駆的な作品。

  • 恐喝こそわが人生

    制作年:

    深作欣二が松竹へ出張して監督したチンピラ映画。新宿のチンピラが、ふとしたきっかけから恐喝屋としてのし上がっていくが、図にのって政財界のボスを恐喝し、殺し屋に殺される。この頃低迷していた松方弘樹が、イキのいいチンピラを好演して注目された。

  • 上海バンスキング〈1984年〉

    制作年:

    劇団“自由劇場“のヒット・ミュージカルを、深作欣二が松坂慶子、風間杜夫という、「蒲田行進曲」のキャストを集めて映画化。1936年、上海にあるダンスホール“セントルイス“に集うジャズマンたちの、悲喜こもごもの人間模様。

  • 上海バンスキング〈1984年〉

    制作年:

    劇団“自由劇場“のヒット・ミュージカルを、深作欣二が松坂慶子、風間杜夫という、「蒲田行進曲」のキャストを集めて映画化。1936年、上海にあるダンスホール“セントルイス“に集うジャズマンたちの、悲喜こもごもの人間模様。

  • 博徒解散式

    制作年:

    8年ぶりにシャバに戻った岩崎組の幹部・黒木は堅気になった組長から、運輸会社の経営をまかされる。しかし、昔の仲間の唐沢も運輸会社を経営しており、黒木の会社を潰して仕事を独占しようと企てる。

  • 道頓堀川

    制作年:

    道頓堀川に面した喫茶店に住み込みで働く画学生と、小料理屋のママとのラブ・ストーリーを中心に、喫茶店のマスターとその息子のエピソードや、道頓堀川の周辺に住む人々の青春群像をあざやかに描いた作品。松坂慶子と真田広之の組み合わせが新鮮。

  • 道頓堀川

    制作年:

    道頓堀川に面した喫茶店に住み込みで働く画学生と、小料理屋のママとのラブ・ストーリーを中心に、喫茶店のマスターとその息子のエピソードや、道頓堀川の周辺に住む人々の青春群像をあざやかに描いた作品。松坂慶子と真田広之の組み合わせが新鮮。

  • 血染の代紋

    制作年:

    傑作“仁義なき戦い“シリーズの名コンビ深作欣二監督と、菅原文太が初めて顔を合わせた記念すべき作品。横浜のスラム街の立退きをめぐる暴力団同士の抗争に、最後まで抗し抜いた新組長の血染めの抵抗が描かれる。東映実録路線の先駆的な作品。

  • 人生劇場〈1983年〉

    制作年:

    明治の気概に生きた父と子の、波乱に富んだ生涯を描いた、尾崎士郎不朽の名作の映画化。主人公・青成瓢吉と、彼を取り巻く人々の青春期にスポットをあて、原作の『青春編』『愛欲編』『残侠編』を一つにまとめた、3人の監督による共同演出の一編。

  • 君が若者なら

    制作年:

    「若者たち」を製作した独立プロ・新星映画社の下で、深作欣二が才腕を振るった辛口の青春映画。集団就職で上京し、同じ工場で働く5人の若者たち。工場が潰れて失業した彼らは、独立して運送会社を設立しようとする。だが、投獄や予期せぬ事故死などのトラブルに襲われ、彼らの計画は難航。リーダー格の喜久男は、それでも必死に頑張り抜き、念願のトラックを手に入れるが……。

  • 新仁義なき戦い 組長の首

    制作年:

    “新 仁義なき戦い“シリーズ第2作だが、前作とはストーリー的な関連性はない。映画は昭和43年の北九州を舞台に始まる。覚醒剤密輸の利権で肥え太った暴力団・大和田組の派閥抗争・跡目相続をめぐる陰謀を、カー・アクションを盛り込んでスピーディーに描く。

  • トラ・トラ・トラ!

    制作年:

    1941年12月8日。太平洋戦争の口火を切った日本軍の真珠湾攻撃の全容を、日米スタッフの協力のもとに再現した70ミリ大作。急襲までの日米間の様々な情報合戦が、ドラマティックに描かれていて興味深い。クライマックスの両国の戦闘場面も迫力満点。

  • 新仁義なき戦い・組長最後の日

    制作年:

    “新 仁義なき戦い“シリーズ第3作で、ストーリーは前作同様、独立したものとなっている。大阪の大暴力団と九州の暴力団の抗争のなかで、組織を外れた男が単独で大暴力団の組長の首を狙う。組織の上層部の駆け引きと、血気にはやり死んでいく若者たちが描かれる。

  • ドーベルマン刑事

    制作年:

    深作欣二監督、千葉真一主演によるアクション映画。沖縄石垣島の刑事が、殺された家出娘の遺骨を受け取るために新宿にやって来て、芸能界のスキャンダルに巻き込まれる。人気劇画の原作を深作欣二は持て余し気味だが、千葉真一のアクションは衰えを知らない。

  • RAMPO 奥山バージョン

    制作年:

    完成した作品に不満を持ったプロデューサーが、自らメガホンを取って全体の70%を撮り直し、再編集を施した改訂版。場面は多少前後するものの、基本的な構造は変わらないので、物語はオリジナルの“黛バージョン“を参照のこと。主な変更点は(1)冒頭に米映画「マイ・ライフ」などのブルース・J・ルービン監督による英語ナレーション追加 (2)「お勢登場」のアニメ化(監督は名倉靖博)(3)著名人を多数集めたパーティーとそれに続くホテルでの場面を追加 (4)サブリミナル効果に訴えるコマ単位の編集 (5)「1/fゆらぎ」を

  • カミカゼ野郎 真昼の決斗

    制作年:

    雪山で宝石商の殺害現場に遭遇した女好きのパイロット、健。セスナ機を台湾に送る仕事を受けた彼は、怪しげな男たちの警告を無視して現地へと飛ぶ。そこに待ち受けていたのは、第二次大戦期に民間から徴収された二百億円相当のダイヤをめぐる陰謀。この一件には、亡き健の父も関わっていた……。台湾でロケ撮影された、深作欣二監督のアクション。

  • 人生劇場〈1983年〉

    制作年:

    明治の気概に生きた父と子の、波乱に富んだ生涯を描いた、尾崎士郎不朽の名作の映画化。主人公・青成瓢吉と、彼を取り巻く人々の青春期にスポットをあて、原作の『青春編』『愛欲編』『残侠編』を一つにまとめた、3人の監督による共同演出の一編。

  • ギャング同盟

    制作年:

    深作欣二監督が、シリアスなハートボイルド調に徹して撮り上げたギャング映画。刑務所帰りのやくざ者、風間は、かつての縄張りを奪われたことから、組織の大物を誘拐して身代金をせしめようと画策。かつての仲間を集めて計画を遂行し、身代金を要求する。だが、風間らのアジトは、たちまち一味の殺し屋たちに包囲され、壮絶な銃撃戦が起こる。

  • 現代やくざ 人斬り与太

    制作年:

    深作欣二監督のバイオレンスが爆発するエキサイティングな一編。川崎の売春街に育ち、感化院とシャバを往復していっぱしの愚連隊番長にのし上がった勇。街を二分するヤクザのボスたちにたてついて、がむしゃらに暴れまくった果てに、野良犬のように撃ち殺される様が壮絶。

  • 人斬り与太 狂犬三兄弟

    制作年:

    「現代やくざ・人斬り与太」の深作欣二・菅原文太のコンビによる“現代ヤクザ”シリーズの番外編とも言うべき1本。6年の刑を終えて出所した文太演じる若いヤクザが、自分をけむたがる新興ヤクザ組織にゲリラ作戦で立ち向かうが、ついに惨殺される。狂犬のような若いヤクザを文太が熱演。

  • カミカゼ野郎 真昼の決斗

    制作年:

    雪山で宝石商の殺害現場に遭遇した女好きのパイロット、健。セスナ機を台湾に送る仕事を受けた彼は、怪しげな男たちの警告を無視して現地へと飛ぶ。そこに待ち受けていたのは、第二次大戦期に民間から徴収された二百億円相当のダイヤをめぐる陰謀。この一件には、亡き健の父も関わっていた……。台湾でロケ撮影された、深作欣二監督のアクション。

  • いつかギラギラする日

    制作年:

    “仁義なき戦い”シリーズをはじめとする一連の実録もので1970年代の日本映画界の流れを大きく変えた深作欣二監督が久々に手掛けたアクション大作。北海道を舞台に、ギャングたちの血で血を洗う抗争が展開する。若い愛人と北海道で暮らす元ギャングの柴は、若い角町と知り合い、現金輸送車から2億円を強奪する計画を持ちかけられる。柴は昔の仲間の神崎、井村の二人を東京から呼び寄せる。計画は成功したかに見えたが、中には5000万円しかなく、仲間割れに。角町が井村を射殺、柴も重体となる。かろうじて逃げ延びた神崎が角町を追い、そこへ角町に金を貸しているヤクザも加わって、三つ巴の戦いが始まる……。息を飲む銃撃戦やカーチェイス、バイオレンスに拍車をかけるBGMのハード・ロックなど注目すべきシーンが多い。

  • 博徒外人部隊

    制作年:

    沖縄が舞台。10年の刑期を終えてシャバに戻って来た横浜の浜村組の元代貸・郡司は、様変わりした横浜に見切りをつけ、新しい縄張りを築こうと昔の子分を連れて沖縄の那覇に乗り込むが……。

  • 必殺4 恨みはらします

    制作年:

    TVシリーズ第1作『必殺仕掛人』を演出し、いわば“必殺”の基礎を作った存在である深作欣二が監督した、アクション編。TVシリーズ15周年記念作でもあり、初の悪役を演じる真田広之、一匹狼の殺し屋・千葉真一など、キャストも豪華。なかでも拾いものは、千葉真一の娘になる相楽ハル子のりりしさであろう。内容は、幕府の実権を握ろうと陰謀をめぐらす、小姓あがりの奥田右京亮が町奉行に就任。貧しい者が住む長屋を壊して寺を建てようと、長屋の人々を迫害する。主水は、一匹狼の仕事人・文七とともに、これに立ち向かう。

  • 必殺4 恨みはらします

    制作年:

    TVシリーズ第1作『必殺仕掛人』を演出し、いわば“必殺”の基礎を作った存在である深作欣二が監督した、アクション編。TVシリーズ15周年記念作でもあり、初の悪役を演じる真田広之、一匹狼の殺し屋・千葉真一など、キャストも豪華。なかでも拾いものは、千葉真一の娘になる相楽ハル子のりりしさであろう。内容は、幕府の実権を握ろうと陰謀をめぐらす、小姓あがりの奥田右京亮が町奉行に就任。貧しい者が住む長屋を壊して寺を建てようと、長屋の人々を迫害する。主水は、一匹狼の仕事人・文七とともに、これに立ち向かう。

  • 里見八犬伝

    制作年:

    中国の『水滸伝』の構想にならった滝沢馬琴のおなじみ『南総里見八犬伝』に、新解釈を加えた書き下ろし小説をもとに映画化。薬師丸ひろ子7本目の出演作で初の時代劇。特撮に製作費と時間を費やし、「スター・ウォーズ」ばりのSFタッチの作品となっている。

  • ジャコ萬と鉄

    制作年:

    谷口千吉監督の名作「ジャコ万と鉄」(1949)を同じ脚本で深作欣二監督がリメイク。北海道のニシン漁期、片目の無法者ジャコ萬と網元の息子で、弱い漁夫たちを助けようとする鉄との対決を、深作監督はダイナミックに描いている。高倉が片想いの女性に尽くす叙情的な場面も秀逸。

  • ギャング対Gメン

    制作年:

    暴力組織を内偵中のGメンが殺された。警察では組織のシッポをつかむために、元ヤクザ組織の幹部で拳銃の名手・東島を大将格に、7人の無頼漢を組織に潜入させる。

  • 狼と豚と人間

    制作年:

    スラム街で育った三兄弟は生き方や考え方がそれぞれ違い、互いに敵視し合っている。長男“豚“は老母の金を奪ってヤクザの幹部になっている。次男“狼“は金を信じて人間を信じない一匹狼でヒモ稼業。三男“人間“は母親の死を見看ったあと、チンピラ・グループを結成。この3人が麻薬資金をめぐり、血で血を洗う戦いを繰り広げる。深作監督の演出は下層のアウトローの暴力の噴出をダイナミックに活写している。万力に手の甲を挟み込み拷問を加える描写はバイオレンスに満ちて、あとの「仁義なき戦い」シリーズなどの実録ヤクザ映画を先取りしたような迫力がある。

  • 風来坊探偵 岬を渡る黒い風

    制作年:

    「赤い谷の惨劇」と2本立で上映された、中編アクション映画。スタッフはすべて「赤い…」と同じで、キャストも主演の千葉真一以外はみな役柄を変えて登場する。海難事故が相次ぐ房総半島の江藤漁業は、事故の原因に不審を抱き、風来坊探偵こと西園寺五郎に調査を依頼したが……。

  • 風来坊探偵 赤い谷の惨劇

    制作年:

    深作欣二の第1回監督作品で、中編アクション映画2部作の1本。風来坊探偵の西園寺五郎は、セスナ機で墜落死した土地開発会社社長の本当の死因を調査すべく、赤岩岳山麓の村にやって来た。その村では地元の観光会社が、付近一帯の観光事業を独占すべく、人々に立退きを迫っていた。

  • 宇宙からのメッセージ

    制作年:

    太陽系から200万光年の彼方にある惑星ジルーシアが、ガバナス人の侵略を受けて危機に瀕し、長老の孫娘・エテラリーダは地球から8人の勇者を連れて戻ってくる。しかし、ガバナスの要塞を破壊するには、惑星自体を爆破するしか方法がなかった……。「スター・ウォーズ」を意識した和製SFで、深作監督の異色作。

  • 忠臣蔵外伝 四谷怪談

    制作年:

    “忠臣蔵“と“四谷怪談“。この二つをミックスさせた異色の青春ラブ・ストーリー時代劇。民谷伊右衛門を赤穂浪士の一人に設定。その彼が、金と名誉のために恋人・お岩を捨て、浪士としての義を捨てて堕ちくいく様を、現実と幻想が交錯する映像のなかに描き出している。深作欣二監督としては、「赤穂城断絶」(1978)以来の“忠臣蔵“ものだ。お岩に扮した高岡早紀の体当たりの演技が見どころ。

  • 忠臣蔵外伝 四谷怪談

    制作年:

    “忠臣蔵“と“四谷怪談“。この二つをミックスさせた異色の青春ラブ・ストーリー時代劇。民谷伊右衛門を赤穂浪士の一人に設定。その彼が、金と名誉のために恋人・お岩を捨て、浪士としての義を捨てて堕ちくいく様を、現実と幻想が交錯する映像のなかに描き出している。深作欣二監督としては、「赤穂城断絶」(1978)以来の“忠臣蔵“ものだ。お岩に扮した高岡早紀の体当たりの演技が見どころ。

  • やくざの墓場 くちなしの花

    制作年:

    はみだし刑事と韓国人ヤクザの友情、その妹との恋愛が、「くちなしの花」のテーマ曲にそってセンチメンタルに描かれている。最初の深作=渡コンビによる「仁義の墓場」の硬質さと比較して、評価の分かれるところ。大島渚監督が警察署長役で特別出演。

  • 狼と豚と人間

    制作年:

    スラム街で育った三兄弟は生き方や考え方がそれぞれ違い、互いに敵視し合っている。長男“豚“は老母の金を奪ってヤクザの幹部になっている。次男“狼“は金を信じて人間を信じない一匹狼でヒモ稼業。三男“人間“は母親の死を見看ったあと、チンピラ・グループを結成。この3人が麻薬資金をめぐり、血で血を洗う戦いを繰り広げる。深作監督の演出は下層のアウトローの暴力の噴出をダイナミックに活写している。万力に手の甲を挟み込み拷問を加える描写はバイオレンスに満ちて、あとの「仁義なき戦い」シリーズなどの実録ヤクザ映画を先取りしたような迫力がある。

  • 華の乱

    華の乱

    制作年:

    大正時代、愛に芸術に命を燃やした男たち、女たちを豪華キャストで描く。晶子は何もかも捨てて、歌の師・与謝野鉄寛と結婚した。しかし年が過ぎ彼女が11人の子持ちになった頃、鉄寛はすっかり無気力になっていた。そんなある日、晶子は作家・有島武郎に出会い、ひかれていく。他にもアナキスト・大杉栄、女性社会運動家・伊藤野枝、近代演劇の巨星・島村抱月、スター女優・松井須磨子など歴史を彩った人物が次々登場。

最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る