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田口トモロヲ
出身地:東京都
生年月日:1957/11/30

田口トモロヲ 出演映画作品

  • 青春ジャック 止められるか、俺たちを2

    青春ジャック 止められるか、俺たちを2

    制作年:2024年3月15日(金)公開

    『止められるか、俺たちを』で脚本を務めた、井上淳一監督による青春映画の続編。前作の10年後となる1980年代を舞台に、ビデオの普及で映画館から人足が遠のき始める中、名古屋にミニシアターを作った映画監督と、支配人に抜擢されたセールスマンが経済的な危機を乗り越えていく。出演は井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟、コムアイら。

  • LOVE LIFE

    LOVE LIFE

    制作年:2022年9月9日(金)公開

    矢野顕子の同名楽曲を題材にした、愛と人生に向き合う夫婦の物語。悲劇に見舞われ問題を抱えながらも、愛する家族と暮らしていく夫婦がそれぞれに“人生”と“愛”を選択していく様を描きだす。監督の深田晃司は、本作の構想に20年の歳月をかけ作り出した。主演に木村文乃を迎える他、共演者には永山絢斗、砂田アトム、山崎紘菜、神野三鈴ら。

  • 夕方のおともだち

    夕方のおともだち

    制作年:2022年2月4日(金)公開

    『世界最後の日々』『ファンシー』など数多くの作品が映画化されている山本直樹による同名漫画を基に、映画化したラブストーリー。SMクラブに通う一見真面目な男と彼の前から突如消えた伝説の女王様、そして現在の女王様の不思議な関係を映しだす。監督を務めたのは、廣木隆一。出演は、村上淳、菜葉菜、好井まさお、鮎川桃果、大西信満ら。

  • 夏への扉 ―キミのいる未来へ―

    夏への扉 ―キミのいる未来へ―

    制作年:2021年6月25日(金)公開

    1956年にアメリカで発表され、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのタイムトラベル映画に影響を与えた、ロバート・A・ハインラインの小説『夏への扉』を山崎賢人主演で映画化。罠にはめられた科学者が未来を変えようとする姿を描く。共演に清原果耶、夏菜、藤木直人ら。『きみの瞳(め)が問いかけている』の三木孝浩が監督を務めた。

  • バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

    バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

    制作年:2021年4月9日(金)公開

    映画やドラマで活躍する名脇役たちが本人役で出演している大人気ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズの劇場版。ドラマ版でおなじみの田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一をはじめ、菜々緒、有村架純ら総勢100名の豪華出演陣が集結。個性豊かなキャストが織りなす悲喜こもごもの人間模様に注目だ。監督は、ドラマ版も手がけた松居大悟。

  • ミッドナイトスワン

    ミッドナイトスワン

    制作年:2020年9月25日(金)公開

    世界190カ国で配信されたNetflixドラマ『全裸監督』で脚光を浴びた内田英治監督がオリジナル脚本で挑む人間ドラマ。東京で孤独に生きていたトランスジェンダーの主人公・凪沙と、親から愛を注がれずに生きてきた少女・一果の出会いと関わりを通して、切なくも美しい現代の愛の形を描く。主演を『台風家族』などの草なぎ剛が務める。

  • #ハンド全力

    #ハンド全力

    制作年:2020年7月31日(金)公開

    2019年に日本で初開催された女子ハンドボール世界選手権大会の、公式タイアップ作品として製作された青春ドラマ。SNSがきっかけとなり、ハンドボールにのめり込んでいく高校生たちの奮闘を活き活きと描く。『君が君で君だ』の松井大悟が監督を務め、青春群像を活写。子役時代からマルチな活動を続けている加藤清史郎が主演を務めている。

  • Fukushima 50(フクシマフィフティ)

    Fukushima 50(フクシマフィフティ)

    制作年:2020年3月6日(金)公開

    2011年3月11日に発生した、東日本大震災時の福島第一原発事故を題材にした人間ドラマ。門田隆将によるノンフィクションを基に、東日本壊滅の危機が迫る中で発電所内に残った人々の姿を描く。福島第一原発1・2号機当直長を佐藤浩市、第一原発所長を渡辺謙が演じるほか、豪華俳優陣が集結した。監督は『沈まぬ太陽』の若松節朗が務める。

  • ファンシー

    ファンシー

    制作年:2020年2月7日(金)公開

    山本直樹の同名短編漫画を原作としたエロティックバイオレンス。寂れた温泉街を舞台に、奇妙な三角関係に陥るふたりの男とひとりの女の運命を切なくもユーモラスに描き出す。名優・永瀬正敏が主演を務め、若手実力派の窪田正孝や『初恋』のヒロインにも抜擢された新人・小西桜子らが共演する。監督を務めたのは、本作がデビュー作となる廣田正興。

  • HYDRA

    制作年:2019年11月23日(土)公開

    ジョン・ウー監督の『マンハント』などでアクションコレオグラファーを務めた園村健介が監督したアクション。小さなバーを経営する元殺人職人の男とその仲間が、とある組織の戦いに巻き込まれていく様を描く。主演を務めるのは、これまでも國村監督とタッグを組んできたアクション俳優の三元雅芸。田中要次、田口トモロヲらが脇を固めている。

  • 見えない目撃者

    見えない目撃者

    制作年:2019年9月20日(金)公開

    『ハッピーウェディング』などの吉岡里帆が、視力を失った元女性警察官という難役にチャレンジしたサスペンススリラー。自らの過失で弟を失った上に失明し、警察官への道も閉ざされたヒロインが、女子高生連続殺人事件の真相を追う姿を描き出す。監督は『リトル・フォレスト』などを手掛けた森淳一が務め、若手実力派俳優の高杉真宙が共演する。

  • ロビンソンの庭〈デジタルリマスター版〉

    ロビンソンの庭〈デジタルリマスター版〉

    制作年:2019年7月20日(土)公開

    『闇のカーニバル』で注目を集めた山本政志監督が、満を持して発表したファンタジックな人間ドラマをデジタルリマスター版で上映。ドラッグを売ることで日銭を稼いでいた女性が、ある時から緑の生い茂る廃墟で生活するようになる姿を描く。『闇のカーニバル』同様に、太田久美子が主演を務め、町田町蔵や上野裕子ら個性派キャストが出演する。

  • いちごの唄

    いちごの唄

    制作年:2019年7月5日(金)公開

    銀杏BOYZの楽曲に想を得て生み出されたラブストーリー。同バンドのフロントマンで、俳優でもある峯田和伸と、彼が出演したTV『奇跡の人』『ひよっこ』の脚本家、岡田惠和がタッグを組み、切ない愛のドラマを紡ぎだす。ロックミュージシャンで俳優業もこなす古舘佑太郎と、TVドラマ『半分、青い。』の石橋静河のフレッシュな共演に注目。

  • パラレルワールド・ラブストーリー

    パラレルワールド・ラブストーリー

    制作年:2019年5月31日(金)公開

    人気ミステリー作家、東野圭吾の本格恋愛小説を、玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太の共演で映画化。最愛の女性と交際している現実と、彼女が親友の恋人になっているもうひとつの現実。そんな異なるふたつの世界で揺れる青年の運命を映し出す。恋愛ものの王道テーマである三角関係と、パラレルワールドというSF的なエッセンスを融合させた一作だ。

  • バイオレンス・ボイジャー

    バイオレンス・ボイジャー

    制作年:2019年5月24日(金)公開

    宇治茶が、監督、脚本、編集、キャラクターデザイン、作画、撮影をすべてひとりで務め、アニメーションと劇画を融合させた“ゲキメーション“という手法でみせる異色アニメ。娯楽施設“バイオレンス・ボイジャー“を訪れたふたりの少年にふりかかる災難を描きだす。悠木碧や田中直樹らが声優を担当、ナレーションに松本人志が特別出演している。

  • ルームロンダリング

    ルームロンダリング

    制作年:2018年7月7日(土)公開

    新たな才能の発掘を目的とするコンテスト、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM2015で準グランプリに輝いた企画を映画化したホラーコメディ。訳アリ物件へ引っ越し、物件を浄化しているヒロインが、幽霊たちの悩み解決に奔走する姿を描く。池田エライザが主演を務め、オダギリジョー、渋川清彦、健太郎らが共演。

  • 終わった人

    終わった人

    制作年:2018年6月9日(土)公開

    『リング』『仄暗い水の底から』などを手がけたホラー映画の名匠・中田秀夫監督が、舘ひろし、黒木瞳が主演に迎えて挑む初のコメディ。中田監督が惚れ込んだという内館牧子のベストセラー小説を基に、大手銀行のエリートコースを外され、世間から“終わった人“と思われるようになった夫と、かつての輝きを失った夫と向き合えない妻の姿を描く。

  • 孤狼の血

    孤狼の血

    制作年:2018年5月12日(土)公開

    『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌監督が、柚月裕子の同名小説を映画化した人間ドラマ。暴力団対策法成立直前の昭和63年、広島の架空の街を舞台に、ヤクザとの癒着が噂される型破りな刑事と極道とのプライドをかけた闘いを描く。役所広司、松坂桃李をはじめとする豪華キャスト陣が、暴力とエロスが渦巻く過激な人間模様を体現する。

  • 伊藤くん A to E

    伊藤くん A to E

    制作年:2018年1月12日(金)公開

    人気深夜ドラマを映画化した恋愛ミステリー。容姿端麗だが自意識過剰で無自覚に女を振り回す痛男“伊藤“に運命を狂わされる女たちを1章ずつのエピソードで描いた柚木麻子の小説が原作。ドラマ版に引き続き、前代未聞の痛男“伊藤“を岡田将生、伊藤に引き込まれる落ち目の脚本家を木村文乃が演じ、ドラマ版の総監督・廣木隆一が監督を務める。

  • 探偵はBARにいる3

    探偵はBARにいる3

    制作年:2017年12月1日(金)公開

    大泉洋と松田龍平が凸凹コンビに扮する大人気シリーズの劇場版第3弾。失踪した女子大生について調べていた探偵とその相棒・高田が、次第に大きな事件へと巻き込まれていくさまを描く。今作のヒロインで、謎に包まれたモデルクラブのオーナー、マリを北川景子が演じ、前田敦子、リリー・フランキーらが共演する。監督は『疾風ロンド』の吉田照幸。

  • ねこあつめの家

    ねこあつめの家

    制作年:2017年4月8日(土)公開

    累計ダウンロード数1900万を数える大人気アプリ『ねこあつめ』を原案にして作られたハートフル・ドラマ。大スランプに陥った人気小説家と、彼の元にふらりと現れた猫とのつかず離れずの交友が描かれる。監督は長編デビュー作となった『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』が高い評価を受けた蔵方政俊。伊藤淳史が主演を務める。

  • PとJK

    制作年:2017年3月25日(土)公開

    “P=POLICE(警察官)“と“JK=女子高生“の恋愛模様を描き、女子中高生を中心に人気を得ている三次マキ原作の漫画を、『オオカミ少女と黒王子』の廣木隆一監督が映画化。 主演の亀梨和也がイケメン警察官に、土屋太鳳が恋愛初心者のヒロインに扮し、年の差カップルのふたりが“秘密の結婚“を通して次第に絆を深めていく様を描く。

  • TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

    TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

    制作年:2016年6月25日(土)公開

    宮藤官九郎が監督・脚本を務め、長瀬智也、神木隆之介が出演するオリジナル青春ストーリー。弱冠17歳で命を落とし地獄に堕ちた少年が、クラスメイトにキスしたい一心で、現世へのよみがえりを目指し奮闘する姿を描く。長瀬が地獄でバンドを率いるロックな赤鬼に、神木が地獄に堕ちる高校生に扮し、爆笑必至の“クドカンワールド“が展開する。

  • 雨女

    雨女

    制作年:2016年6月4日(土)公開

    『呪怨』『輪廻』などを手掛けるジャパニーズホラーの名手・清水崇監督による4DX専用のホラー作品。雨の日の夜、必ずと言っていいほど同じ夢を見てしまう女性が直面する恐怖を、目で見るだけでなく、五感で体験する臨場感たっぷりの仕掛けで描く。主演を務めるのはホラー初出演となる『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野菜名。

  • ピース オブ ケイク

    ピース オブ ケイク

    制作年:2015年9月5日(土)公開

    現代女性の感情をリアルに描き、20~30代の女性の恋愛バイブル的なポジションを得たジョージ朝倉の同名コミックに基づくラブストーリー。独りが嫌という理由だけで誰かを求めてしまう、若い女性の胸の内に切り込んでいく。『アイデン&ティティ』等で監督としても活躍する田口トモロヲが演出を手がけ、“ダメ女“の物語を愛情とともに描写。

  • さよなら歌舞伎町

    さよなら歌舞伎町

    制作年:2015年1月24日(土)公開

    『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』と、日本映画界を挑発する問題作を放ち続けてきた廣木隆一監督と脚本家、荒井晴彦が3度タッグを組む注目作。新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、男女5組の壮絶でどこか悲しい愛憎模様をリアルなタッチで描く。カップル役で共演を果たす染谷将太と前田敦子をはじめ実力派ぞろいのキャスティングに注目。

  • バンクーバーの朝日

    バンクーバーの朝日

    制作年:2014年12月20日(土)公開

    『舟を編む』で日本アカデミー賞に輝いた石井裕也監督の新作は、史実をもとにした知られざる野球チームの物語。第二次大戦前のカナダに実在した日系人野球チーム“バンクーバー朝日”のチームメイトたちが、差別や偏見に負けずに生きる姿を描く。亀梨和也、勝地涼ら野球経験のある俳優を多数起用。当時の日本人街を再現した広大なセットも見どころ。

  • ぶどうのなみだ

    ぶどうのなみだ

    制作年:2014年10月11日(土)公開

    『しあわせのパン』のスタッフが再集結して贈る北海道企画の第2作目。大泉洋を主演に迎え、北海道・空知地方を舞台にワイナリーを営む兄弟の姿を描く。大泉が過去の傷を抱えながらもワイン作りに精を出す兄を、染谷将太が兄を支えながら共に励む年の離れた弟を、ふたりの前に現れる謎の女性を歌手の安藤裕子が演じる。監督・脚本は三島有紀子。

  • MONSTERZ モンスターズ

    MONSTERZ モンスターズ

    制作年:2014年5月30日(金)公開

    あらゆる人間を操ることができる“怪物“と呼ばれる男と、その術が効かない唯一の男の攻防を描いたエンタテインメント。韓国で大ヒットした『超能力者』をベースに『クロユリ団地』の中田秀夫監督がスリリングな攻防を活写する。『藁の楯』の藤原竜也と『凶悪』の山田孝之という、胸騒ぎを催さざるをえない俳優たちの火花散る演技合戦も見もの。

  • 薔薇色のブー子

    制作年:2014年5月30日(金)公開

    AKB総選挙で1位に輝いたHKT48の指原莉乃と、『HK/変態仮面』の福田雄一がドラマ『ミューズの鏡』に続いてタッグを組んだコメディ。いつも文句ばかり言っているため周囲から“ブー子“と呼ばれている大学生・幸子が自分を変えようと奔走するも、次々にトラブルに巻き込まれていく様を描く。共演はユースケ・サンタマリア、鈴木福。

  • ルームメイト

    ルームメイト

    制作年:2013年11月9日(土)公開

    北川景子と深田恭子が今邑彩の同名小説を基に緊迫する心理バトルを見せるミステリー。交通事故に遭い入院した春海と、献身的に看病し続けた看護師の女性・麗子がルームシェアを始めるも、麗子の奇妙な行動をきっかけに、春海が次々と不可解な事件に巻き込まれる様を描く。『今日、恋をはじめます』など注目作を手がける古澤健が監督を務める。

  • 中学生円山

    制作年:2013年5月18日(土)公開

    『少年メリケンサック』以来となる宮藤官九郎の監督・脚本作品。団地を舞台に、謎のシングルファーザーと妄想癖ありの中学2年生男子のおかしな交流が描かれる。宮藤監督ならではの笑いが満載のオリジナル・ストーリー。主演の草なぎ剛をはじめ、仲村トオル、坂井真紀、韓国のヤン・イクチュンと多彩な面々が揃ったキャストの演技にも期待が高まる。

  • 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

    探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

    制作年:2013年5月11日(土)公開

    東直己の小説を大泉洋と松田龍平をキャストに迎えて映画化した人気作の続編が登場。アジア最北の歓楽街として知られる札幌・ススキノを拠点に、酒が好きで美人に弱いが何があっても依頼人を守ろうとする探偵と、ケンカは強いがなぜか探偵のピンチになると遅れてくる相棒・高田が新たな事件に巻き込まれる。前作に続いて橋本一が監督を務める。

  • 相棒シリーズ X DAY

    相棒シリーズ X DAY

    制作年:2013年3月23日(土)公開

    人気の『相棒』シリーズから新たな映画が登場。時に杉下右京らとぶつかりながら正義を求めて事件にあたる熱血刑事の伊丹憲一と、サイバー犯罪を専門にしている若き捜査官のコンビが、政官財に潜む巨大な闇に立ち向かっていく。川原和久と田中圭が主演を務めるほか、水谷豊や及川光博、宇津井健ら、おなじみの“相棒“メンバーも出演している。

  • だいじょうぶ3組

    制作年:2013年3月23日(土)公開

    大ベストセラー『五体不満足』の乙武洋匡が、3年間にわたる小学校教師としての実体験を基に描いた自伝的小説を、自ら出演も務めて映画化。国分太一演じる小学校の補助教員と、生まれつき手足のない教師が時に助け合い、共に悩みながら個性豊かな28人の子供たちに真正面から向き合っていく姿を描く。監督は『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一。

  • その夜の侍

    その夜の侍

    制作年:2012年11月17日(土)公開

    劇団「THE SHAMPOO HAT」を率いる赤堀雅秋が、自ら作・演出と主演を務めた同名作を改稿し、監督を務めて映画化した人間ドラマ。妻をひき逃げ事故で失い、その犯人への復讐を果たそうと考えながらも良心の呵責に苛まれる男の姿を重厚な演出で描く。堺雅人が復讐を誓う男を、山田孝之がひき逃げの犯人を演じる。共演は綾野剛、谷村美月、安藤サクラ。

  • 黄金を抱いて翔べ

    黄金を抱いて翔べ

    制作年:2012年11月3日(土)公開

    1990年に日本推理サスペンス大賞を受賞した高村薫の同名小説を『パッチギ!』の井筒和幸監督が実写化。妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行、桐谷健太ら豪華キャストが扮する6人の男たちが、大阪の銀行地下に眠る180億円分の金塊を強奪しようと大胆不敵な作戦を開始する。登場人物たちの生き様と、痛快な物語運びに魅了される1作だ。

  • 赤い季節

    制作年:2012年10月13日(土)公開

    The Birthdayのボーカル、チバユウスケによるソロプロジェクト、SNAKE ON THE BEACHの楽曲にインスパイアされ生まれた青春映画。殺し屋をやめた男が、過去の闇に引きずられながらも、平穏を手に入れようともがく姿を描き出す。新井浩文が主演を務めるほか、村上淳、新居延遼明、田口トモロヲなど豪華キャストに注目だ。

  • 苦役列車

    苦役列車

    制作年:2012年7月14日(土)公開

    壮絶な自身の過去をベースに書き綴ったとして話題となり、第144回芥川賞を受賞した西村賢太の同名小説を、『天然コケッコー』『マイ・バック・ページ』などを手掛けた山下敦弘監督が映画化。日雇い労働にすがる19歳の青年役に森山未来を迎え、実力派俳優の高良健吾と、映画オリジナルのヒロインを演じるAKB48の前田敦子が脇を固める。

  • 1+1=1 1

    制作年:2012年6月23日(土)公開

    次世代の映画人を育成するワークショップ“映画24区”から生まれた作品。『ストロベリーショートケイクス』や『スイートリトルライズ』の矢崎仁司監督が、山中貞雄監督の名作『人情紙風船』にヒントを得て“登場人物全員が主人公”の群像劇を描き出す。ワークショップで学んだ若き俳優たちにくわえて、田口トモロヲがキャストとして出演する。

  • RIVER

    RIVER

    制作年:2012年3月10日(土)公開

    『余命1ヶ月の花嫁』や『軽蔑』など次々とヒット作を生み出している廣木隆一監督の最新作。2008年に発生した秋葉原での無差別殺傷事件をモチーフに、大切な人を事件で亡くした女性が、悲しみの底から立ち上がり再び前を向いて一歩を踏み出すまでを描く。繊細な女性の内面を見事体現してみせた主演の蓮佛美沙子の熱演が胸をうつ感動作だ。

  • 探偵はBARにいる

    探偵はBARにいる

    制作年:2011年9月10日(土)公開

    アジア最北の大歓楽街、北海道・札幌のススキノ。この街に棲みつく探偵の男に、謎の女が接触。その後、3つの殺人事件が起こる。不可解な事件の真相、そして 謎の女の正体とは? 日本推理作家協会賞受賞に輝く東直己の人気シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』の第2作、『バーにかかってきた電話』を息もつかせぬアクションと展開で映画化したサスペンスだ。

  • あぜ道のダンディ

    制作年:2011年6月18日(土)公開

    商業映画デビュー作の『川の底からこんにちは』がスマッシュヒットとなり、気鋭の若手監督として一躍注目を浴びた石井裕也監督の最新作。映画出演本数が140本にものぼる名バイプレイヤー・光石研を主演に迎え、平成日本の新しきダンディズムと不器用な父子の絆を描いた青春白書ならぬ“中年白書“。現代日本のオヤジたちにエールを贈る1本。

  • 軽蔑〈2011年〉

    制作年:2011年6月4日(土)公開

    芥川賞作家・中上健次の長編小説を基に高良健吾×鈴木杏がW主演する純愛映画。鈴木が劇中で初のウェディングドレス姿を披露したことも話題に。高良とは『M』でタッグを組み、『ヴァイブレータ』『雷桜』などのラブ・ストーリーに定評がある廣木隆一監督が、家柄が障害となり、引き裂かれてもなおお互いを求め合うひと組の男女の姿を繊細に綴る。

  • バレット・バレエ プレミアバージョン

    制作年:2010年5月15日(土)公開

    『鉄男』で衝撃的なデビューを飾り、独特の世界観を描き出す作風から、海外にも多くのファンを持つ塚本晋也監督。彼の待望の新作『鉄男 THE BULLET MAN』の公開を記念し、『バレット・バレエ』の映画祭バージョンを特別上映。'00年の日本公開時よりも11分長いバージョンとなっており、新旧ファンの両者が楽しめる1作だ。

  • 色即ぜねれいしょん

    制作年:2009年8月15日(土)公開

    個性派俳優・田口トモロヲの監督第2作は、好評だった前作『アンデン&ティティ』と同じみうらじゅん原作の青春映画。'74年の京都を舞台に、恋愛やロックな生き様に憧れながらも平凡で退屈な毎日を送る高校生が、夏休みに友人と“フリーセックスの島“を目指して旅に出る……。主演は高校生パンクバンド“黒猫チェルシー“のボーカル・渡部大知。

  • 少年メリケンサック

    制作年:2009年2月14日(土)公開

    人気脚本家、宮藤官九郎の『真夜中の弥次さん喜多さん』に続く監督第2作。レコード会社に勤めるOLが、オヤジ4人組のパンクバンドを引き連れて全国ツアーに出るという異色コメディ。弾けたパンク・オヤジを怪演する佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城らに負けず、ヒロインに扮する宮崎あおいがキュートなコメディエンヌぶりを披露。

  • 俺たちに明日はないッス

    制作年:2008年11月22日(土)公開

    『神童』『トトの世界』など数々の作品で人気を誇る漫画家さそうあきらの原作を、『リンダリンダリンダ』の向井康介・脚本、『赤い文化住宅の初子』のタナダユキ・監督の布陣で映画化。夢も希望もなく、正体不明の不安と異性への興味で悶々としている若者たちの姿を生々しいタッチで描く。柄本時生、三輪子ら若手キャストの演技が光る一作だ。

  • クライマーズ・ハイ

    制作年:2008年7月5日(土)公開

    人気ミステリー作家・横山秀夫が1985年に起こった日航機墜落事故を基に描いた同名小説を映画化。日本史上最悪の航空機事故を目の前にした時、現場にいた記者たちは何を考え、どのように振舞ったのか?作者の体験に基づいて描かれた緊迫感あふれる物語を、社会派エンターテインメントを数多く手がけてきた原田眞人監督が重厚な筆致で映像化する。

  • 狂気の海

    制作年:2008年6月28日(土)公開

    中田秀夫監督作『リング』シリーズで脚本を担当した高橋洋監督による、映画美学校第9期高等科生とのコラボレーション作品。大自然の霊力を利用して国を護る霊的国防論を現代の政治問題からとらえた社会派エンターテイメントの秀作。

  • 世界で一番美しい夜

    制作年:2008年5月24日(土)公開

    出生率が日本一の村。その裏には14年前の“ある夜の出来事“が大きく関係していた。小さな田舎町を舞台に人間社会の生と性の本質に迫る摩訶不思議な注目作が登場。天願大介監督が、亡き父・今村昌平監督からバトンを受け継ぎ、観客を仰天させる物語に挑む。田口モトロヲが主演を務めるほか、元宝塚歌劇団の月船さららが映画初出演を果たす。

  • 夕映え少女

    制作年:2008年1月26日(土)公開

    東京藝術大学大学院映像研究科で、北野武、黒沢清らの下で才能を磨いてきた4人の新人監督が、日本文学界を代表する作家のひとり、川端康成の短編小説の映画化に挑む全4話のオムニバス作品。吉高由里子、高橋真唯ら若手女優を主演に据え、川端康成の描いた“おんなごころ“を映像化する試みだ。田口トモロヲ、高橋和也ら強力な共演陣も楽しみ。

  • 仮面ライダー THE NEXT

    制作年:2007年10月27日(土)公開

    35年以上の歴史を誇る『仮面ライダー』シリーズの原点となる初期エピソードを、現代の視点で描いた『仮面ライダー THE FIRST』の続編。本作よりライダー1号・2号に加え、ファンの間で人気の高い仮面ライダーV3が登場。原作漫画の精神を継承しながらも現代的に洗練されたライダーのデザインと、アクション場面の完成度の高さが魅力だ。

  • 転校生 さよならあなた

    制作年:2007年6月23日(土)公開

    “尾道3部作“の第1作として今なお根強い人気を誇る『転校生』を、大林宣彦監督が25年の時を経てセルフ・リメイクした青春ファンタジー。中学生の男女の心と肉体が入れ替わる設定はそのままに、舞台を尾道から長野に移した今作では、現代の子供たちを反映したより痛みを伴う内容に。ヒロインを2005年のヒロイン・オーディション「MISS PHOENIX」でグランプリに輝いた蓮佛美沙子が好演。

  • あしたの私のつくり方

    制作年:2007年4月28日(土)公開

    TVドラマや映画など出演作の続く若手女優・成海璃子の主演作。ひとりぼっちにならないために、みんなが求める自分を演じてしまう少女と、クラスの人気者から一転、突然イジメられる存在になってしまった少女。彼女たちが悩み多き思春期の日々の中で、自分というものを見いだしていく姿を描く。監督は『トニー滝谷』など多くの人間ドラマを描いてきた市川準。

  • 幽閉者〈テロリスト〉

    幽閉者〈テロリスト〉

    制作年:2007年2月3日(土)公開

    大島渚らと60年代を駆け抜け、『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』などの問題作で知られる伝説の映画監督・足立正生。’74年のパレスチナ革命にも参加した彼の35年ぶりの監督作は、リッダ空港事件の主犯格、岡本公三をモデルに、獄中での幽閉生活の中で自分自身と向き合う人間の姿を通して現代の闘争を提示した野心作だ。主演の田口トモロヲを始め、豪華異色の出演陣も話題。

  • アキハバラ@DEEP

    制作年:2006年9月2日(土)公開

    直木賞作家、石田衣良の同名小説を『大停電の夜に』の源孝志監督が映画化。社会からドロップアウトした若者5人がIT会社を設立。起死回生の検索エンジンを開発するが、巨大IT企業に狙われることに。荒川良々ら個性的な顔ぶれに注目。

  • ゆれる

    ゆれる

    制作年:2006年7月8日(土)公開

    本年度のカンヌ映画祭でも大きな話題を呼んだ西川美和監督の長編第2作。練り上げられた物語は家族の崩壊と再生をじっくりと見つめ、骨太な仕上がり。オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀ら出演者の魂の入った演技も見応え十分だ。

  • 小さき勇者たち GAMERA

    制作年:2006年4月29日(土)公開

    平成『ガメラ』3部作で批評家筋に絶賛された、カメの姿の巨大怪獣が帰ってきた。今回は“子供の味方”というオリジナルのコンセプトに立ち返り、ガメラを卵から育てる少年と怪獣ガメラの絆を描く、感動の冒険映画に仕上がっている。

  • カミュなんて知らない

    制作年:2006年1月14日(土)公開

    不条理殺人を犯した高校生の実話を映画化しようとする大学生たちの群像劇。『ザ・プレイヤー』のパロディのごとき驚異的な長回しが炸裂する冒頭から、スリリングな映像世界が展開。現実と虚構の狭間を揺らめく若者たちの姿を活写する。

  • 奇妙なサーカス

    制作年:2005年12月24日(土)公開

    『自殺サークル』『夢の中へ』の園子監督が放つ、禁断の愛憎ドラマ。父からの性的虐待をきっかけに、自己が崩壊した女性の歪んだ愛の裏に潜む秘密が次第に明かされていく。主人公に扮するのは、本作が女優復帰作となる宮崎ますみ。女の情念と危うさを体現した彼女の怪演が鮮烈な印象を残す。

  • 大停電の夜に

    制作年:2005年11月19日(土)公開

    『東京タワー』の源孝志監督が豪華キャストを得て完成させたクリスマス・イヴの群像劇。フランスで活躍する永田鉄男が撮影監督を務め、停電に見舞われた東京の夜の情景を幻想的かつロマンチックに活写。さまざまな想いを抱く男女12人が、運命に導かれるかのように交錯する様を語り明かす。

  • 春の雪

    制作年:2005年10月29日(土)公開

    文豪・三島由紀夫の傑作シリーズ『豊饒の海』の第1部を、妻夫木聡&竹内結子という旬のコンビで映像化。大正時代の日本を舞台に、華族の家に生まれた幼なじみ同士の悲恋物語を、はかなくも美しい究極の純愛映画に仕立て上げた。監督を務めたのは『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲。

  • 青い車

    青い車

    制作年:2004年11月20日(土)公開

    よしもとよしともの同名短編漫画を『波』の奥原浩志監督が映画化。事故で自己を露出することのなくなった青年と、彼の恋人、そしてその妹の三角関係が綴られる。原作ではビジュアルとして登場するわけではない人物を、麻生久美子が活き活きと可憐に妙演し、閉塞しがちな物語展開に風を吹き込む。

  • ふくろう

    制作年:2004年2月7日(土)公開

    新藤兼人の最新作は、主演の大竹しのぶが'03年モスクワ映画祭主演女優賞を受賞した話題作。国の失政で餓死寸前にまで追い込まれた母娘が、生き抜くために男たちをたぶらかし、次々と毒殺していく顛末をブラックユーモア満載で描く。単純なプロットの連続で繋いだ密室劇の中に、人間の本質を鋭く見つめる新藤監督の演出が光る。

  • アイデン&ティティ

    制作年:2003年12月20日(土)公開

    俳優、田口トモロヲが盟友、みうらじゅんの名作コミックを映画化するべく監督業に初挑戦。売れっ子、宮藤官九郎を脚色に起用、普遍的な青春映画に仕上げている。バンドブームの裏側で音楽ビジネスに“ロックするココロ”を抹殺されかけている青年。彼の悶々とするジレンマを真っ直ぐに見つめている。ミュージシャン、峯田和伸も実に見事な名演!

  • ヴァイブレータ

    制作年:2003年12月6日(土)公開

    赤坂真理の同名小説を映画化した人間ドラマ。不眠や嘔吐に苦しみ、アルコール依存症になった31歳の女性フリーライターが、東京から新潟へ向かう長距離トラックに同乗。運転手の青年との触れ合いで不思議な安らぎを得ていく彼女の心の動きを追う。昨年の東京国際映画祭はじめ各映画祭で最優秀主演女優賞に輝いた寺島しのぶの繊細かつ大胆な演技も見逃せない。

  • 六月の蛇

    六月の蛇

    制作年:2003年5月24日(土)公開

    このところ俳優業が目立っていた塚本晋也、久々の監督作。ストーカーと被害者の女性、その夫のねじれた三角関係を、生と性と死が織りなす特異なパッションのざわめきの中で描き出す。

  • 刑務所の中

    制作年:2002年12月7日(土)公開

    漫画家、花輪和一が実体験を克明に記録した同名連作コミックを『豚の報い』の崔洋一が忠実に映画化。刑務所の中の知られざる“幸せな日々”を、ほんわかとしたムードの中に詳細に写し出す。

  • man-hole

    制作年:2002年6月22日(土)公開

    北海道でカリスマ視されている気鋭の映像作家、鈴井貴之が手がけたホロ苦い青春ドラマ。ファンタジー的なストーリー展開とリアルな日常の描写が鮮やかにブレンドされ、強い印象を残す。

  • DEAD OR ALIVE・犯罪者

    DEAD OR ALIVE・犯罪者

    制作年:2000年5月20日(土)公開

    日本版「ヒート」ともいうべき見ごたえタップリのハード・アクション。哀川翔と竹内力というふたりの個性派が、それぞれ追う者と追われる者に扮し、激しい激突を繰り広げる。

  • 鉄男 II BODY HAMMER

    鉄男 II BODY HAMMER

    制作年:2000年4月29日(土)公開

    鬼才、塚本晋也が出世作「鉄男…」をベースに、グレードアップしたバイオレンス世界を繰り広げた1992年作品。平凡なサラリーマンを直撃する凄絶な戦闘模様をパワフルに描く。

  • BULLET BALLET/バレット・バレエ

    BULLET BALLET/バレット・バレエ

    制作年:2000年3月11日(土)公開

    「TOKYO フィスト」以来4年ぶりとなる異才、塚本晋也が放つバイオレンス・ドラマ。塚本自身が主演を兼任し、銃弾と死にとりつかれた男の狂気を、ドキュメンタリー風に描き出す。

  • 鉄男/TETSUO THE IRON MAN

    制作年:2000年3月11日(土)公開

    鬼才、塚本晋也の出世作が、「…バレット・バレエ」の公開に併せて再登場。鉄に体を侵食されていく男の壮絶な戦いのドラマが展開。ニュー・プリントで蘇った映像と音にも注目!

  • 御法度

    制作年:1999年12月18日(土)公開

    名匠、大島渚が放つ凄みあるミステリー時代劇。新選組の面々が美少年剣士に翻弄される様を、上質のスリルとユーモアで紡ぐ。ビートたけしを始め、俳優陣の演技も見ごたえ充分!

  • 双生児

    双生児

    制作年:1999年9月15日(水)公開

    日本が誇るカルトな鬼才、塚本晋也の新作は、江戸川乱歩の短編小説に基づく和風スリラー。瓜ふたつの容貌を持つ男たちが織りなす恐怖のドラマを、眩惑的な映像の中に展開させる。

  • 天使に見捨てられた夜

    制作年:1999年7月10日(土)公開

    「身も心も」のかたせ梨乃が女探偵役に挑戦。失踪したAV女優を追って新宿の闇をさすらう姿を熱演する。大杉漣や田口トモロヲら、脇を固める個性派との共演も見ごたえあり。

  • ガメラ3・邪神〈イリス〉覚醒

    制作年:1999年3月6日(土)公開

    当初から3部作として構想されていた新“ガメラ”シリーズが3年ぶりに登場、いよいよ完結。ギャオスや新怪獣との決戦に加え、ガメラを巡る少女たちの愛と憎悪の物語が描かれる。

  • 富江

    制作年:1999年3月6日(土)公開

    人気のすそ野をジワジワ拡大するホラー漫画界の旗手、伊藤潤二の代表作を映画化した怪奇ドラマ。この世ならぬ魔性を持つ“富江”に扮した菅野美穂のミステリアスな魅力も鮮烈。

  • たどんとちくわ

    制作年:1998年12月5日(土)公開

    叙情的な作風で知られる市川準監督が、怒濤の二部構成で見せる衝撃の新境地。タクシー運転手と売れない作家、ふたりの中年男のストレスが過剰な形で爆発する様を見届ける。

  • カンゾー先生

    制作年:1998年10月17日(土)公開

    坂口安吾の小説『肝臓先生』をベースに、町医者の日常を描いた大らかな人間ドラマ。人間くさい主人公を、「うなぎ」に続く今村作品への出演となる柄本明が、ユーモラスに妙演。

  • 風の歌が聴きたい

    制作年:1998年7月18日(土)公開

    「SADA」に続く大林宣彦監督の新作は、またも実話に材を得た恋愛ドラマ。聴覚障害を共に抱えるカップルが、持ち前の快活さで苦難を乗り越えていく姿がじっくり描かれる。

  • SADA

    制作年:1998年4月11日(土)公開

    “阿部定事件“のヒロイン、定の恋の情熱をスキャンダルにかたよることなく、叙情的に描写。「失楽園」に続いて黒木瞳が“宿命の女性“に扮し、美しき情念を鮮やかに体現する。

  • 売春暴力団

    制作年:1997年12月27日(土)公開

    「シャブ極道」でアンチモラルな題材を娯楽に昇華させた異才、細野辰興が今度は“売春“を描写。娼婦を使ってシノギを捻出するヤクザ者の生き様を、パワフルに捉えていく。

  • 東京日和

    制作年:1997年10月18日(土)公開

    写真家、荒木経惟と彼の亡き妻、陽子をモデルに、竹中直人が撮り上げた監督第3作。過去と現在を交錯させながら、ひと組の夫婦が過ごした情景を優しく切ないタッチで綴っている。

  • Lie lie Lie

    制作年:1997年10月4日(土)公開

    しゃべりまくる豊川悦司、変なパーマ頭の佐藤浩市、豪快な飲みっぷりを見せる鈴木保奈美。3人の共演が楽しい痛快な作品。詐欺師コンビと女編集者が仕掛けた“大嘘“の行方を描く。

  • 私たちが好きだったこと

    制作年:1997年9月6日(土)公開

    『小説新潮』に連載された宮本輝の同名小説を映画化した、みずみずしい人間ドラマ。ひとつ屋根の下で暮らし始めた4人の男女の恋と友情、人生の不安をセンシティブに描く。

  • ポストマン・ブルース

    制作年:1997年8月16日(土)公開

    「弾丸ランナー」の熱い語り口で邦画界に新風をふき込んだ、個性派俳優サブの監督第2作。平凡な郵便配達員が巻き込まれた予期せぬ騒動を、ユーモラスかつ前向きに描き出す。

  • 極道黒社会 RAINY DOG

    制作年:1997年6月28日(土)公開

    台北を舞台にアウトローの闘いを描くハードボイルド・アクション。台湾マフィアのボス、ホウに雇われ、ヒットマンとして暮らす優児は、ある日、昔の女から息子だと言われ、一人の少年チェンを引き取る。そんな折、彼はホウから対立組織のクーの暗殺を依頼された。娼婦リリーの部屋で敵の動向をうかがっていた彼はついにクーの殺害に成功する。だが、ホウの裏切りによって追われる身となった優児はチェンとリリーとともに逃避行を始めることに……。

  • タイム・リープ

    制作年:1997年6月7日(土)公開

    高校生の翔香は突然、日曜日から火曜日へと時間を飛んでしまう“タイム・リープ“という不思議な体験をする。クラスメイト、彰男の助けを得ながら、“タイム・リープ“の謎と学園の近辺で起きた通り魔事件の解決に乗り出す彼女の冒険を描く。「りぼん RE-BORN」「すももももも」など、少女映画の異才、今関あきよしが、映画初主演の佐藤藍子の魅力を存分に引き出し、彼女の豊かな表情を画面に映し出すことに成功。監修にやはり同じくワープ系の「時をかける少女」を撮った大林宣彦が当たった。

  • うなぎ

    うなぎ

    制作年:1997年5月24日(土)公開

    1997年度カンヌ映画祭で見事グランプリに当たるパルム・ドールを獲得。「黒い雨」以来、8年の空白を経て、ベテラン今村昌平が発表した人間ドラマ。吉村昭の小説『闇にひらめく』を原作に、飼っているウナギにしか心を開かない男の心情の移ろいを見極めようとしている。浮気した妻を殺害し、8年の服役の後、仮出所した男・山下拓郎。理髪店を開き、自戒の日々を送る彼は周囲の人々に心を開くことはなかった。そんなある日、山下は自殺未遂の女性・桂子と出会い、彼女の希望から共同生活を始めることになる。彼女の優しい人柄にふれ、打ち解けていく山下だったが、そんな彼の前にかつての囚人仲間が、さらに桂子の夫までもが現れる……。静かな語り口ながら、鋭い人間観察の目が随所に光る佳作。とぼけた笑いも盛り込まれ、今村の初期作品を思わせる仕上がりとなった。役者陣もそろって好演を見せるが、特に桂子の母親役の市原悦子が怪演を披露して印象的。

  • ザ・ディフェンダー

    制作年:1997年2月1日(土)公開

    秋葉原の路地裏で働くしがないエンジニア、孝のもとにある日、良美と名乗る少女がCDデータの修理を頼みにやって来た。しかし、それ以来、孝は突然の頭痛に悩まされたうえ、謎の暗殺者の襲撃に見舞われる。やがて病院に運ばれた孝は、そこで衝撃的な事実を知ることに……。突如、自らの恐るべき出生の秘密を知ってしまった男が、自己のアイデンティティーを懸けて戦う姿を描いた異色SFドラマ。

  • 弾丸ランナー

    制作年:1996年11月9日(土)公開

    職場のストレスと悪夢のような失恋をきっかけに自分を変えようと決心した安田は、冴えない人生から飛び出すために銀行強盗を計画。しかしマスクを買いに立ち寄ったコンビニで、ミュージシャンを目指すシャブ中毒の店員・相沢になりゆきで発砲してしまう。逆上した相沢に銃を奪われ、追いかけられる安田。そこへ、自分の尻込みから組長と兄貴分を死なせ苦悩するヤクザ・武田が遭遇。相沢にぶつかり転倒した武田の心で何かがはじけ、彼もまた走り出す。逃げる安田。安田を追う相沢。相沢を追う武田。爆走を続ける3人の“弾丸“は、やがて快楽の世界へと……。「ワールド・アパートメント・ホラー」「ゼイラム2」などに出演している俳優、サブの初監督作品。独特の語り口で、3人の男の“突破口“に鮮やかに迫っている。

  • スワロウテイル

    スワロウテイル

    制作年:1996年9月14日(土)公開

    独特の映像感覚で話題を集める岩井俊二監督が、近未来の無国籍都市を舞台に、バイオレンスと夢のきらめきを描く。かつて世界一強い円の力で栄えた円街(イェンタウン)。母親を殺された少女・アゲハと暮らす娼婦のグリコは、客とのトラブルがもとで紙幣偽造のデータを手に入れる。中国系移民のヒョウたちとニセ札を作り億万長者となるグリコ。ヒョウは歌手を夢見るグリコのために、ライブハウスを買い取る。やがてグリコのバンドは大人気になるが、結局は金のいざこざで解散に。メンバーを買い戻そうと、アゲハは再びニセ札づくりを始める。しかしグリコにはスキャンダルを探る芸能記者が迫り、さらに紙幣偽造のデータを追う裏組織の影も近づいていた。セリフは日本語だけでなく、英語、中国語で話される。

  • DEAD OR ALIVE2・逃亡者

    制作年:

    【今回は何をしでかすのか?三池崇史のカルト作第2弾】 常識破りのパワーで映画ファンのド肝を抜いた前作から、シチュエーションを一新。孤児院育ちのはみ出しコンビが、またも先の読めない笑いとバイオレンスの物語を繰り広げる。

  • 東京フィスト

    東京フィスト

    制作年:

    「鉄男 TETSUO」などでカルト映画ファンの人気を持つ塚本普也が監督と主演を兼ねた恋愛格闘技映画。二人の男と一人の女との三角関係を絡ませながら、都会の男の生きざまを描く。サラリーマンの義春はかつての友人拓司に恋人のひずるを誘惑され、殴り込むがボクサーの拓司にあっさりとやられてしまう。彼への憎しみを募らせた義春は、拓司の通うジムに入門。トレーニングに励む中、二人の対戦の時が訪れるのだが……。DVDタイトルは「TOKYOフィスト」。

  • 東京ゴミ女

    制作年:

    【この恋心、捨てられない!ヒロインの奇行(?)に共感】 「不貞の季節」も記憶に新しい廣木隆一監督が、デジタルビデオで撮った青春映画。ゴミ漁りを通して愛する男に接近しようとする女の子の奮闘を、優しい視線で追っていく。

  • 押切

    制作年:

    【「富江」の伊藤潤二原作による、新たなる恐怖の世界】 テレビ朝日の金曜日深夜で放映中のTV版を、劇場用にグレード・アップしたSFホラー。「クロスファイア」のキレた少年役が記憶に新しい徳山秀典が、ふたつの存在を持つ主人公を熱演。

  • 弱虫〈チンピラ〉

    制作年:

    【度胸はないが女には優しい軟弱ヤクザの純情を描く】 『週刊漫画ゴラク』に連載中の立原あゆみのコミックを映像化したヤクザ映画。極道の道に足を踏み入れつつもヤクザになりきれない主人公を「日本黒社会…」の北村一輝が好演。

  • 鉄男

    制作年:

    「電柱小僧の冒険」でPFFアワード1988グランプリを獲得した塚本晋也が、一人で7役をこなして作り上げた異色作。鉄に侵食されていく男の姿を圧倒的なパワーで綴っている。ストーリー性の希薄さは否めないが、映像の迫力は特筆に値する。ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ。DVDタイトルは「鉄男 TETSUO THE IRON MAN」。

  • ピエタ

    制作年:

    【3億円事件の犯人が現代に!奇抜な発想で描く異色作】 新人、北川篤也が描く、奇想天外な犯罪物語。'68年に起きた3億円事件の犯人が、現代に登場。大胆不敵にも事件の再現をもくろむ姿を、ノスタルジックなタッチで描写していく。

  • オールナイトロング

    制作年:

    東京の京浜地区、羽田。ここに3人の平凡な10代の少年たちがいる。旅客機の整備士を目指すシンジ、ガリ勉のテツヤ、お坊ちゃまのケンスケ。それなりの人生を歩むかに見えた彼らは、ある通り魔殺人を目撃したことから小さな運命共同体となる。そしてシンジの女友達が不良たちに暴行され、植物人間になる悲劇が。彼らはにわかに精神の均衡を失い、猟銃を盗み出して血の報復を開始するのだが……。記録映画出身の29歳の新鋭監督、松村克弥が、社会問題化する“ハト型暴力”を描いた劇場映画デビュー作。残酷描写で映倫R指定を受けた異色の青春編だが、話題性とは裏腹に作りがきわめてオーソドックスな点が評価の分かれるところ。

  • MONDAY

    制作年:

    【目覚めるとなぜか殺人犯!?生真面目男の運命やいかに…】 若手の注目株、サブ監督最新作。真面目男が酔った挙げ句、起こした殺人事件をコミカルに、かつアクションあり、感動ありで描く。見事にハマったキャスティングも見どころ。

  • Love Letter

    Love Letter

    制作年:

    “ifもしも『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』”でTVドラマでありながら日本映画監督協会新人賞を受賞した岩井俊二の劇場長編第1作。神戸に住む博子は2年前に山で亡くなったフィアンセの藤井樹宛てに、彼が昔住んでいた小樽へ手紙を出す。ところが、来るはずのない返事が博子に届く。それは、樹の中学の同級生であり同姓同名の、ただし女性の藤井樹からのものだった……。中山美穂が博子と樹の二役を熱演している。

  • アンラッキー・モンキー

    制作年:

    【受難を描いたサブの新作男は今度も走る、走る!】 パワフルな作風で海外でも注目を集めているサブ監督の不条理エンターテインメント。災難に巻き込まれてひた走る、運に見放された男の必死の行動が、ハイテンションで描かれる。

  • ガメラ2・レギオン襲来

    制作年:

    「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995)で復活した、新生ガメラの第2作。札幌近郊に隕石が落下し、自衛隊科学チームが調査に行くが、隕石を発見できなかった。その後、札幌周辺で怪事件が続発。地下鉄の中で人間大のいも虫が、乗客を襲い、巨大な植物がビルを突き破った。植物がどんどん巨大化し、札幌が壊滅寸前、ガメラが現れる。植物をプラズマ火球で粉砕するが、怪虫の群れが襲いかかり、ガメラは退却。と同時に、巨大なレギオンが出現、仙台を壊滅し、東京に向かい始める。果たしてガメラはレギオンを倒すことができるのか?

  • 大怪獣東京に現わる

    制作年:

    【怪獣の出てこない“怪獣映画“その時、庶民はどうしたか?】 「中国の鳥人」など三池嵩史監督との名コンビで知られるNAKA雅MURAがオリジナル脚本を書き下ろした、異色の怪獣映画。怪獣出現に沸き立つ人間模様の数々を写し出す。

  • ベル・エポック

    制作年:

    【“美しい時代“を求めて…女性5人の自分探しの物語】 仕事や結婚、恋愛の悩みを抱える女性5人の心情を描写。「私たちが好きだったこと」の松岡錠司が、女性たちの“美しい時代(=ベル・エポック)“をリアルに浮かび上がらせる。

  • くまちゃん

    制作年:

    「地球に落ちてきたくま」(1982)等、8ミリ映画時代から描き続けてきた、くまのぬいぐるみにそっくりの宇宙人くまちゃんのキャラクターを登場させた、小中和哉監督のファンタジー。物語は、20歳年下の恋人を持つ、中年の前衛彫刻家・昭雄が、恋人と結婚にゴールするまでを描出。くまちゃんは、二人の恋のキューピッド的な役割をする。川合千春が、ヒロイン役で映画デビュー。

  • undo

    制作年:

    “脅迫性緊縛症”という奇妙な神経症にかかった妻を快復させようと、夫は懸命に努力する。だが、妻の症状は次第に悪化し、あたり構わず何でも縛り始めていった……。日本映画界の寵児となった岩井俊二が監督した、カルトな恋愛ドラマ。初長編「Love Letter」の公開前に単館で限定レイトショー公開されたが、あまりの反響の大きさに彼のテレビドラマ「打ち上げ花火…」と2本立てで正式公開された。雑誌『ブルータス』に掲載されたフォト・ショート・ストーリーをもとに、岩井・山口・豊川の競作の形で中編映画に発展させた。第45回ベルリン映画祭で、NETPAC賞(ベスト・アジア映画)を受賞。

  • サソリ・女囚701号

    制作年:

    【エロティック・ヒロインに清純派、小松千春が挑戦!】 古くは梶芽衣子、最近では斉藤陽子が演じた篠原とおるの劇画ヒロインに、小松千春が挑戦。大胆なヌードも披露し、復讐に燃える死刑囚の脱出を体現する。2話を同時上映。

  • くノ一忍法帖・柳生外伝

    制作年:

    【エロスを男臭さが圧倒?小沢仁志が挑む人気時代劇】 「殺し屋と嘘つき娘…」で監督デビューした小沢仁志が再びメガホンをとるセクシー時代劇。「タオの月」のアクション女優、森山祐子をヒロインに、壮絶な復讐物語を展開する。

  • 日本黒社会 LEY LINES

    制作年:

    【人種のるつぼ新宿からの脱出を狙うハーフ兄弟の青春】 俊英、三池崇史が活力あふれる描写と息もつかせぬスピードで一気に見せる青春映画。中国・日本のハーフの兄弟が日本脱出を狙って疾走する。田口トモロヲらの力演も迫力満点だ。

  • キリコの風景

    制作年:

    【森田芳光脚本による新感覚ラブ・ストーリー】 「失楽園」の森田芳光のオリジナル脚本を映画化したSF風のほろ苦い恋愛劇。函館を舞台に、超能力を駆使して、別れた妻を探す男の悲哀を綴る。主演は「ビリケン」の杉本哲太。

  • スイート・スイート・ゴースト

    制作年:

    【“あの夏、僕らは失った…“少年たちの心の痛みを描く】 九州の島を舞台に、ふたりの男子高校生の友情を、哀切なエピソードを織りまぜて描いた青春劇。大地泰仁、金子統昭のフレッシュ・コンビによる、はつらつとした好演が見ものだ。

  • 元気の神様

    制作年:

    【母と息子を見守るのは幽霊ほのぼのムードのホームドラマ】 松田優作の未亡人、松田美由紀主演によるほのぼのタッチのメルヘン・ドラマ。幽霊に見守られる母と息子の姿を綴る。幽霊役を「金田一少年の事件簿…」の古尾谷雅人が好演。

  • エンジェル・ダスト

    エンジェル・ダスト

    制作年:

    大都会の死角を突き、群衆の中で若い女性ばかりを狙った連続殺人が発生。抜擢された異常犯罪性格分析官・須磨節子は、捜査線上にかつての恋人・阿久礼の存在を知って愕然とする……。洗脳(マインド・コントロール)、ラブロマンス、サスペンスの要素を混ぜ合わせた、異色極まりないメロドラマ。「逆噴射家族」以来10年ぶりの長編映画となる奇才・石井聰亙監督作。劇団「ブリキの自発団」の生田萬が脚本に参加している。

  • アンドロメ

    制作年:

    【注目の三池崇史監督作でSPEEDが映画デビュー!】 絶好調の4人組SPEEDが、初主演を果たしたSFサスペンス。パソコン内にバーチャルな存在として復活した少女をめぐる恋と友情を、スリルたっぷりの設定で描く。

  • ケイゾク/映画Beautiful Dreamer

    制作年:

    【もはや柴田もこれまでか?謎と幻想に満ちた映像世界】 映画ならではの多彩な技法を駆使して、TV版以上に感覚的な世界が広がるミステリー。登場人物を惨劇へと招く“白いドレスの女“を、モデル出身の新進女優、小雪が演じている。

  • 新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争

    制作年:

    黒社会=チャイニーズ・マフィアと日本のヤクザ、警察との間で繰り広げられるピカレスク・バイオレンス・ムービー。犯罪の坩堝、新宿・歌舞伎町。チャイニーズ・マフィア“龍爪”は、異常なまでの残虐性で急激に勢力を伸ばしていた。これを追う新宿署の一匹狼・桐谷龍仁は、弟の義仁がその組織に関わっていることを知る。兄弟は中国残留孤児二世。日本にも中国にも所属できない疎外感から、家族の絆を大切にする龍仁は、立場を利用し、両親と弟のために不正で莫大な金を手にしていたが、汚い世界から弟の手を引かせるべく、その裏社会のネットワークを使って“龍爪”のボスを追い詰めていく。

  • 千里眼

    制作年:

    【謎のテロ集団“ミドリの猿“この組織をふたりの女性が追う】 「催眠」の松岡圭祐が原作を手掛けた、サスペンス・アクション。テロ軍団と、その組織に敢然と挑む、千里眼の異名を持つ女医と若き女性空尉のスリリングなやりとりが展開される。

  • 不夜城

    制作年:

    【大胆なセックス・シーンも!金城武が新たな役どころに挑戦】 金城武が野性的な魅力をふりまくハードボイルド風の恋愛ドラマ。新宿の裏社会を駆け抜ける男が、宿命の女と出会ったことから窮地に追い込まれていく。温泉シーンもあるぞ!

  • KAMIKAZE TAXI〈インターナショナル・バージョン〉

    制作年:

  • お墓がない!

    制作年:

    【思わぬ騒動を呼び起こすバチ当たり女優のお墓探し】 自分のお墓を探して奔走する大女優の、バチ当たりな珍行動をコミカルに描く。勇ましい“極妻“とは180度違ったボケ演技を見せる、岩下志麻のコメディエンヌぶりに注目!

  • あした

    制作年:

    「ふたり」に続く大林宣彦監督の新・尾道三部作の第2作。小型客船呼子丸が乗客9人を乗せて行方を絶ってから3ヵ月たったある日、家族や恋人を失った人々の元に、“今夜午前0時、呼子浜で待っている“という不思議なメッセージが届く。半信半疑ながらも浜に向かう人たち。そこに偶然居合わせた旅行中の女子大生、法子は、孫に会いに来たヤクザの親分の子分が幼なじみの貢であることを知る。消えた人と残された人との約束、法子と貢との約束、それぞれの思いを胸に午前0時を待つ。やがて約束の時間となり、海面から呼子丸の姿が現れ……。束の間の再会と永遠の別れを体験する彼らの、多彩な人間ドラマを描いたファンタジー。

  • 理髪店主のかなしみ

    制作年:

    【脚フェチでマゾの男のおかしくも物悲しい恋物語】 フェティッシュな愛情をユーモアとペーソスをこめて描いた異色ラブストーリー。愛する者のためならなんでもしてしまう美脚フェチの主人公を、田口トモロヲが笑いと悲哀をこめて怪演!

  • お墓と離婚

    制作年:

    結婚10年目を迎えたお墓のセールスマンの石野と妻、厚子の関係が微妙に軋み始めた。石野は夫婦仲を元に戻そうとあせるが、そんな折、修善寺と名乗る風変わりな客が彼の前に現れ……。劇作家・演出家の岩松了が、夫婦の絆をユニークな視点で描いていく。忌野清志郎の怪演も話題に。

  • 龍が如く 劇場版

    制作年:

    【人気ゲームを“世界の三池崇史“が映画化!】 話題の大人向け任侠アドベンチャー・ゲームを、三池崇史が実写化したドラマチックなバイオレンス映画。神室町と呼ばれる架空の歓楽街を舞台に、10年の刑期を終えて出所した元ヤクザと、行方不明の母親を捜す少女の行動を軸に、消えた巨額の現金にまつわる謎や、さまざまな人間ドラマが繰り広げられる。主演の北村一輝の鋭い個性がピッタリな作品だ。

  • 家族X

    制作年:

    【家族とは? もう一度考えるための1本】 『症例X』でPFF審査員特別賞を受賞した吉田光希監督が、現代の核家族のありように真摯な姿勢で迫った緊迫感あふれる人間ドラマ。神経質で心に刃を抱える主婦、会社に居場所を見つけられず放浪する夫、フリーターとして寄る辺なき日常を生きる息子。3人家族の内的崩壊を、じっくりとあぶり出すように描き出す。ゆるやかな絶望と、一筋の希望が交錯する1本。

  • GANTZ PERFECT ANSWER

    制作年:

    【ニノ×松ケンで贈るSFアクションの後編】 『週刊ヤングジャンプ』に連載中の奥浩哉原作による人気漫画を、嵐の二宮和也と公開作が目白押しの人気俳優・松山ケンイチ主演で描いたSF大作の劇場版後編。死後、黒い謎の球体“GANTZ“に召還され、異形の“星人“と呼ばれる存在との戦いをしいられる人間たちの姿を描き、“生と死“を痛烈なまでに提示した前作だが、果たして不条理な世界の行方とは?

  • GANTZ

    制作年:

    【死んだはずの人々が戦い生きる空間】 奥浩哉の同名コミックを2部作構成で描くSF大作。舞台は、命を落としたはずの者たちが集められ、謎の星人と戦わされる空間。正体不明の黒い球体=GANTZに監視されながら、理不尽かつ不条理な戦闘に生きる人々を見つめる。考え方の違いから反目し合う幼なじみの主人公ふたりを、『硫黄島からの手紙』の二宮和也と『ノルウェイの森』の松山ケンイチが熱演。

  • 瞬 またたき

    制作年:

    【失われた記憶を辿る切ないラブ・ストーリー】 『がんばっていきまっしょい』の磯村一路監督が河原れんの処女小説を映画化。交通事故にあって最愛の人と記憶の一部を失ってしまったヒロインの喪失感と再生を、切なくも美しく描き出す。主演は『花のあと』など映画界での活躍が目覚しい北川景子。また、数々の話題作に次々と出演して注目の若手俳優・岡田将生が故人となる恋人役を好演している。

  • 余命1ヶ月の花嫁

    制作年:

    【残された命を懸命に生きた恋人たちの真実の物語】 昨年7月にTVで放映され多くの人の涙を誘ったドキュメンタリー「余命1ヶ月の花嫁~乳がんと闘った24歳 最後のメッセージ」。書籍も40万部を超えた感動の実話を、榮倉奈々と瑛太のW主演で映画化。乳がんにより24歳の若さで亡くなった女性と彼女を支えた恋人との愛の軌跡をたどっていく。監督は『きみの友だち』の廣木隆一が手掛ける。

  • 石内尋常高等小学校 花は散れども

    制作年:

    【さらに進化を続ける95歳の現役監督、待望の新作】 次々と新作を発表し続ける新藤兼人監督が放つ自伝的作品。少年からシナリオ作家へと成長していく男の姿を通じて、教師と生徒の心の交流、戦争に対する想い、人間の愛と欲望を力強いタッチで綴る。柄本明、豊川悦司、大竹しのぶら実力派俳優陣の巧みな演技と、さらなる高みを目指して新作に挑む95歳の現役監督・新藤兼人の情熱に魅了される一作。

  • きみの友だち

    制作年:

    【彼女たちはいつまでも“ふたり“でいたかった】 人気作家・重松清が発表した連作短編集を、『ヴァイブレータ』など繊細な人物描写で評価の高い廣木隆一監督が映画化。クラスで周囲にうまく溶けこめずにいたふたりの少女が、かけがないのない友情を結んで行く物語を、今後の活躍が期待される石橋杏奈と北浦愛のフレッシュな主演コンビで描く。田口トモロヲら共演陣の演技も楽しみのひとつだ。

  • 0〈ゼロ〉からの風

    制作年:

    【母親の力強い愛情が、法律を変える! 】 加害者の軽い刑に疑問を持って立ち上がり、署名運動の末に一般市民で初めて刑法改正を成し遂げた実在の女性をモデルに描いた感動ドラマ。署名運動の中、亡き息子の通った大学を受験するなど、力強い母親の姿に胸を打たれる。

  • M〈エム〉

    制作年:

    【ありふれた幸福の裏に潜む、歪んだ愛と欲望の行方】 馳星周の短編集『M』のエピソード4編を『やわらかい生活』の廣木隆一監督が映画化。ささいなきっかけから背徳的な快楽に目覚めてしまった主婦と、彼女を救おうともがく少年の出会いを通して、幸福の風景の裏にある闇を描き出していく。モデルとして世界で活躍する美元が映画初出演ながら、主人公の聡子の不安定な心情を見事に演じ切っている。

  • カインの末裔

    制作年:

    【現代社会の闇を映し出す罪深き人間の群像】 舞台の映像演出などを手掛ける気鋭・奥秀太郎監督が、小説家・有島武郎の世界観に衝撃を受け、舞台を現代に置き換えて映画化。15歳で母親を殺害し、医療少年院で孤独な10年間を過ごした男と周囲の人間の関係を通して、平凡な人生に漂う絶望的な悲しみを描き出す。主演は奥監督と同世代で、『19』などで知られる映画監督・渡辺一志が努める。

  • The焼肉ムービー プルコギ

    制作年:

    【見たら絶対食べたくなる、究極の焼肉バトル】 生き別れとなった兄弟の壮絶な焼肉対決を題材に、食と人の温かな関係をコミカルに描いた胃も心も大満足の焼肉映画。松田龍平、山田優ら若手実力派と、本作が遺作となった田村高廣ら個性的なベテラン陣が深みのある人間模様を醸している。またホルモンの本場北九州・小倉でのロケを敢行し、専門家の監修のもと創作された料理の数々がスクリーンを彩る。

  • ラブレター 蒼恋歌

    制作年:

    【恋を知った若者が大人になるとき】 ザ・ブルーハーツの『ラブレター』を主題歌に、若い男女の自分探しを描いた青春ラブ・ストーリー。進学をめぐり両親に反発する由衣と、バンドを組むがうまくいかず、父親とも諍いが絶えない良太。将来に不安を覚えるも、自分が何をしたいのかわからない。そんな若者の不安定さを、本仮谷ユイカと石垣佑磨が好演。ザ・ブルーハーツの切ない歌詞がさらに涙を誘う感動作だ。

  • オリヲン座からの招待状

    制作年:

    【小さな映画館を守り続けた人々の物語】 短編集『鉄道員』に収録されている浅田次郎の同名小説を映画化。舞台は昭和30年代の京都。夫に先立たれた映画館の女主人が、夫の弟子、留吉とともに映画館を守り続け、留吉に看取られて亡くなるまでを静かに描いた感動作だ。女主人公を演じるは『父と暮せば』以来、3年ぶりの映画出演となる宮沢りえ。留吉には『硫黄島からの手紙』の加瀬亮が扮する。

  • 神の左手 悪魔の右手

    制作年:

    【楳図かずおの戦慄のコミックを実写映画化!!】 半世紀以上に渡りホラー漫画の代名詞として活躍する、楳図かずおの名作コミックが実写化。『デスノート前編』の金子修介監督がメガホンを執り、人間の悪意を夢で予知する少年と、その姉を襲う血みどろの悲劇がスクリーンで炸裂する。

  • ガールフレンド

    制作年:

    女性の性を描いた「ヴァイブレータ」の廣木監督が、さらに女性映画を深く追求しようと企画した“ラブコレクション“プロジェクトの一本。女性同士の友情に焦点を当てたヒューマン・ドラマの佳作。彼氏にフラれて以来、酒に酔って誰とでも寝るようになったヒロイン。ある日、そんな男の一人からヌード・モデル撮影の依頼がくる。彼女はモデルを探し一人の女を発掘する。

  • BLACK NIGHT〈ブラックナイト〉

    制作年:

    【人間の心の闇をえぐるアジアン・サイコ・ホラー 】 香港、日本、タイというアジア3ヵ国の映画人が異なる“恐怖“を創造したオムニバス形式のホラー・ムービー。華流スターのディラン・クォや、瀬戸朝香らアジアを代表する俳優陣が、背筋も凍るような3つの挿話で、熱演を見せてくれる。

  • やわらかい生活

    制作年:

    【寺島しのぶの名演に、心洗われる好編】 芥川賞作家、絲山秋子のデビュー作「イッツ・オンリー・トーク」を『ヴァイブレータ』の監督・脚本・主演トリオで映画化。蒲田に越した躁鬱病の女性の魂が、何人かの男性の存在によってほどかれていく様を、じっくり繊細に綴れ織る。

  • 狼少女

    制作年:

    【子供たちの淡くて悲しい交流劇】 函館港イルミナシオン映画祭でシナリオ大賞を得た大見全の原案を映画化。まだ“見せ物小屋“が存在した昭和を背景に、空想家の少年と“狼少女“と呼ばれる陰気な女の子、そして優等生の美少女との交流を綴る。多感な子供たちの心理を生き生きと描き、終盤には意外な展開も待ち受ける1本だ。

  • スクールデイズ

    制作年:

    【演技ジャンキーの悲しき青春 】 『世界の中心で、愛をさけぶ』の森山未來の初主演映画。元天才子役だった高校生が学園ドラマに出演。ところが、実際の学校生活でイジメられっ子の彼は、次第にドラマの中に自分の“居場所“を求めるようになっていく。思春期の逃避と依存を直視し、ブラックユーモアをたっぷり織り込んだ異色作。

  • アインシュタインガール

    制作年:

    【母を助けるための少女の時間旅行】 母が事故死する2日前にタイムスリップした少女が、母を救おうと奔走する姿を描く青春ストーリー。グラビアクイーンの岩佐真悠子が、異次元に迷い込むヒロインに扮して映画初主演を飾った。『富江』『ラヴァーズ・キス』などの及川中監督が、家族愛と少女の成長をファンタスティックに描く。

  • ラマン

    制作年:

    【男3人の愛人となった少女の物語】 『ヴァイブレータ』の廣木隆一が、やまだないとの同名漫画を映画化。自分の中にある不安を消し去るために、男3人の愛人となった17歳の少女の1年間を官能的に描く。田口トモロヲ、大杉漣、村上淳という、個性派陣を相手に大胆なラブ・シーンに挑んだ安藤希が、繊細に揺れ動く乙女心を表現。

  • MASK DE 41〈マスク・ド・フォーワン〉

    制作年:

    【プロレス愛に燃える 負け犬男の奮闘ドラマ】 CMディレクターとして活躍する村本天志監督が、プロレスへの愛情をこめて撮り上げた笑いと涙のドラマ。家族との絆は崩壊寸前、会社ではリストラに脅えるばかりという中年サラリーマンが、身に染みついた負け犬根性を返上し、プロレスの新団体設立に情熱を燃やしていく様を描く。田口トモロヲが肉体改造を行い、自らもリングに上がる主人公を熱演している。

  • かまち

    制作年:

    【天才山田かまち、初映画化 普遍的な若者の葛藤を描く】 表現欲のかたまりともいうべき生き様が伝説化している山田かまちの半生を、アウトサイダーの悲哀を描き続ける望月六郎監督が映画化。過剰な自信と現実の挫折にもがき苦しみながら、詩や絵、音楽に表現衝動をぶつけて17歳で感電死した彼の姿を、現在を生きる若者たちの苦悩と迷走を交えつつ見つめる。主演は、ダンスユニット、“Lead“の谷内伸也。

  • 1980

    制作年:

    【演劇界の鬼才KERAの監督デビュー作】 80年代にカルトバンド「有頂天」のリーダーとして活躍し、現在は劇団ナイロン100℃の主宰として知られるKERAが、待望の映画監督デビュー。1980年の東京を舞台に先生、教育実習、生徒として同じ学校に通う三姉妹の姿を時事ネタ満載で描き出す。KERA独特のすっとぼけたユーモアが冴え渡る一方で、オーソドックスな人間ドラマとしても高水準な佳作。

  • tokyo skin

    制作年:

    “どでかいことをする“という夢を見つつ東京に暮らして5年になる中国人・周。画家を目指してニューヨークに渡ったものの果たせず10年ぶりに帰国した一雄。故郷・パキスタンの“何もない“豪邸を飛び出してきたアリ。さらに、きらめく街を漂う“六本木ギャル“たち。夢とは裏腹に非合法な仕事でその日を暮らす周を中心に、様々な形での“異邦人“たちが本当の自分を探してさまよう姿を描いたストリート・ムービー。

  • 11’09“01/セプテンバー11

    制作年:

    【私たちにとっての「9・11」とは?11分9秒1に込めたそれぞれの真実】

  • スーパーカミング

    制作年:

  • さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座

    制作年:

    斉藤慶子が映画初主演したラブ・ストーリー。OL8年目の佐和子は退屈な日々を送っていた。ある日、彼女はフランス料理のシェフ・由紀夫と出会い、一夜をともにする。一流ホテルのオーナーの娘と偽り、由紀夫との恋愛遊戯を楽しむが……。斉藤慶子のベッドシーンが話題に。

  • N45°

    制作年:

    21世紀を担う映画監督に挑戦と競作の場を提供する〈J・MOVIE・WARS〉第2期の1本で、“ルーキーバトル“と銘打った、4人の新人監督によるオムニバス。北緯45度に位置する架空の町を舞台に思い思いの世界が描かれる。第1話は祭主恭嗣の1970年代の香りあふれるロード・ムービー「ワンダー・ラビッシュ」、第2話は細部への徹底したこだわりで日本映画の常識を覆した小峯隆生のガン・アクション「パオさんとの復讐」、第3話が佐々木浩久による郷愁を誘う近未来ウエスタン「情熱の荒野」、そして第4話は中嶋竹彦の世紀末的

  • 天使のわけまえ

    制作年:

    南果歩の設立したアポロフィルムの第1回製作作品であり、辻仁成の初監督作。クリスマスの1日、ヒロトとミンコが性感マッサージの仕事で出会う人々のドラマをオムニバス形式で描く。世間への不満からオモチャのマシンガンを撃ち鳴らす孤独な画学生、記憶喪失の詩人、男と別れたばかりの女流作家、死んだ妻の遺体と暮らす狂気の男。様々な人々との出会いから多くの不幸と幸せを知り、二人はまた次の世界へと旅立っていく。

  • -less

    制作年:

    【不安定な少女の旅立ち繊細なロード・ムービー】 自分の価値や生き方を見出せずにいる女性の、自分探しの旅を描いたロード・ムービー。劇的な事件はほとんどないものの、主人公の少女が旅先で出会うスナックのママや中年男らのリアルな台詞が共感を呼ぶ。としおかたかお監督やスタッフを含め、ビジュアルアーツ専門学校・大阪が全面的に参加、プロデュースした実験作。

  • FRIED DRAGON FISH

    制作年:

    オペレーターとして探偵事務所にやって来たプー・リンウォンは、高級魚ドラゴン・フィッシュが盗まれたという資料を目にする。その魚のことを調べるうちに、プーは熱帯魚の水槽に囲まれて暮らすナツロウという少年と出会うのだった……。岩井俊二がCHARAの歌『Break These Chain』に触発されてTVドラマとして作った無国籍ハードボイルドで、「スワロウテイル」のオリジナルとも言える作品。1996年に劇場公開された。

  • 私の骨

    制作年:

    【私は一体誰?異色ホラー・ミステリー】 高橋克彦の同名短編小説を、田口トモロヲ主演で映画化。実家の床下から自分の生年月日が記された骨壷を発見した小説家が、自身の忌まわしい出生の謎を知っていく姿を描く。

  • ピカレスク・人間失格

    制作年:

    【華麗な恋愛遍歴に散った 太宰治に河村隆一が挑む】 TVドラマでも活躍中の人気ミュージシャン、河村隆一が映画主演に初挑戦。自己陶酔と言い知れぬ不安を抱え、複雑な女性関係の果てに散った作家、太宰治の生き様を体現している。

  • アリエッタ

    制作年:

    堕ちていく女を描いた、実相寺昭雄監督によるアダルト・エロス作品。ラブホテルで女の死体が発見される冒頭から、彼女の転落人生が語られていく。家出した夫の借金を返済するために働くが、高給でないと返せない。掃除婦、ホステスに続いてホテトル嬢に。そこでSMの世界にはまり込み……。

  • ヌードの夜

    制作年:

    石井隆監督による、劇場映画第3作。監督デビュー作「天使のはらわた・赤い眩暈」と同様、竹中直人を主役に、石井監督の永遠のキャラクターである“名美“と“村木“の物語を綴っていく。結婚相手ができた名美は、ホストクラブの支配人・行方と手を切ろうとする。彼女は、“何でも代行屋“の看板を掲げる紅次郎(実は村木)に、福岡から上京したと偽って、東京案内を頼む。その後、行方を殺害して彼女は姿を消し、紅次郎に死体の始末をさせようとするが……。商社マンからドロップアウトし、何でも屋をやりながら“受け身“の人生を送ってきた村木が、自分の中の男に目覚めていく過程が圧巻。竹中直人の哀愁を漂わせた好演も見もの。

  • 棒/Bastoni

    制作年:

    【「鬼火」の望月六郎プロデュース知られざるAV男優の世界を描く】 松岡俊介や田口トモロヲを主演に迎え、アダルトビデオの世界で生きる男優たちの生きざまを描いた異色ドラマ。AVを量産してきた「鬼火」の望月六郎がプロデュース、脚本も務める。

  • 夢魔

    制作年:

    ゆうばり映画祭のグランプリに輝いたビデオ作品「魔王街」の廣木隆一による、官能的なサイコ・ドラマ。少年期のエロティックなトラウマを抱えるバス運転手と、それと同じ出来事を夢の中で見た奔放なOL。バスの中で偶然、出会った彼らが甘美な夢を実現に移していくなかで、やがて現実との境界があいまいになっていく様を幻想を織り交ぜて耽美的に演出する。

  • ワンルーム・ストーリー

    制作年:

    都会で暮らす女性の恋愛模様を描いた同名漫画の映画化。猫をきっかけとする同じマンションに住む二組のカップルの恋愛模様を描く「あ・い・た・い」、アナウンサーを目指すヒロインと、彼女の面倒を見る“ハウスくん“との恋の行方を描く「ディスタンス」、事故で記憶喪失になった女の子と加害者の青年との奇妙な同居生活を描く「いかしたベイビー」。個性的な活躍を続けるそれぞれの役者が監督・主演に挑んだ異色オムニバス。

  • 君といつまでも

    制作年:

    山口静美は、ボンデージクラブの屋上で出会った男、加倉井に監禁される。加倉井は、静美を鎖で繋ぎ、その身体に剃刀を走らせ、バスタブに入れて、ていねいに洗う。そんな加倉井に、静美は“昔、父親に犯された私を慰撫してくれた兄が知ったら許さないだろう“と言いつつも抵抗できない。静美の夢をモチーフに、人間の欲望、孤独、愛を描くサイコティック・エロス・ファンタジー。

  • 愛の新世界

    制作年:

    風俗ギャルの生の声を綴ったエッセイと、荒木経惟の写真を融合した同名の写真集を基に映画化。SMクラブで女王様として働きながら女優の道を進む女性と、ホテトルで働きながら結婚資金の貯金に励む現代女性の姿を描いた青春映画だ。小劇団の女優でSMクラブに勤めるレイはある日、ホテトルで働き医者の卵と同棲中のアユミと出会い意気投合する。二人は、夜の街に繰り出すようになり……。日本映画初のヘア・ヌードや主人公を一般公募するなどでも話題を呼んだ。また、オーディションで選ばれた鈴木砂羽が体当たりの熱演を見せ、各種新人賞、女優賞を受賞した。

  • きらい・じゃないよ2

    制作年:

    1991年、8ミリ映画「きらい・じゃないよ」で映画監督としてデビュー、その独特のタッチが話題を呼んだ脚本家・内田栄一の監督第2作。架空の“百年まち“に迷い込んだ青年クーを主人公に、彼が町で出会う、不思議な少女ねり、妹の七月など、映像的なエモーションの中に住む人々とのエピソードを綴っている。七月役の藤本あや乃が好演。

  • きらい・じゃないよ

    制作年:

    「妹」「スローなブギにしてくれ」などで知られる脚本家・内田栄一が初監督に挑んだ8ミリ作品。ふと知り会った少女・七月と青年クーの奇妙な生活を通して、都会の片隅に生きる若い男女の曖昧な青春模様をモノクロームの映像で描く。これまで内田が描いてきた青春路線の集大成的な作品ともいえる。

  • AIKI〈アイキ〉

    制作年:

    【加藤晴彦の演技が絶品! 絶望の底からの復活を描く】 『回路』の加藤晴彦主演による、異色の青春映画。交通事故で下半身麻痺になった元ボクサー青年が日本の古武術“合気柔術“を習い始めたことから、生きる意味を取り戻していく姿を見つめる。

  • 鉄塔武蔵野線

    制作年:

    日本ファンタジーノベル大賞を受賞した銀林みのるの小説の映画化。東京都保谷市と埼玉県日高市を結ぶ送電線、通称武蔵野線。一体、これはどこまで続いているのかという疑問を持った小学6年の少年・見春が2歳下のアキラを連れて、送電線を逆にたどっていく。二人が体験するひと夏の冒険物語を、郷愁の中に綴った心優しきキッズ・ムービー。監督は第1回ぴあフィルムフェスティバルの入賞者でもある長尾直樹。

  • 極道戦国志 不動

    制作年:

    成績優秀な高校生を装いながら、その裏では九州を支配する極道組織・九州仁王会の中心一派・不動一家の若頭でもある不動力。彼は冷徹な頭脳と行動力を武器に、腐りきった極道社会を一掃するという大胆不敵な計画を胸に秘めていた。力は計画の一歩として、ひそかに養成した暗殺者を使い、九州仁王会の最高幹部たちを次々と葬り去っていく。一方、日本の裏社会を手中に収め、世界制覇をも画策する神戸夜叉組組長・能間大元は、野望の障害となる力の暗殺を企てる。過激な暴力描写で成人指定を受けたバイオレンス作品。

  • ぷるぷる 天使的休日

    制作年:

    恋に憧れて天界から降りてきたイケイケ・ギャルの天使・エルちゃんと、彼女を連れ戻そうとするコケティッシュな天使・ヒロリンが地上で巻き起こすお色気冒険物語。スケベな男たちの魔の手を逃れて、人間の愛に目覚めていく天使役がフーミンと愛ちゃんとくれば、眼目は“愛“よりも悩殺ボディだ。橋本監督は、このセクシー路線アイドル・コメディをハイテクSFXで彩ってみせる。

  • 麗霆“子〈レディース〉MAX

    制作年:

    女暴走族の姿を描いたシリーズ第3作。組織の崩壊と再生を軸に4人の少女が巻き込まれる一夜の騒動を描く。4代目総長・桐生有里が率いる房狂会・麗霆“子〈レディース〉は、カツアゲ、シャブ中毒が横行し、腐り切っていた。黒崎魔子、北沢鮎美、朝岡久美子、夏樹由香里の4人組は、総長の妹・朱里が魔子の名で恐喝したことに端を発し、上層部と対立。4人は麗霆“子を追放され、それぞれ夜の町に繰り出すが……。主演は、人気アイドル・グループMAXの4人が務めている。

  • LEVEL

    制作年:

    脱サラして家業のパチスロ店を継いだ青年と、彼の強引なやり方に憤慨する同業者の闘いを描いたサスペンス・アクション。主演は仲村トオル。平凡なサラリーマンだった豊田は、父の後を継ぎパチスロ店を経営することになった。しかし店は業績不振で潰れる寸前。野心を燃やした彼はあくどい手を使い店を軌道にのせるが、そこには同業の巨大暴力シンジケートがはびこり、やがて犯罪の世界にまで足を踏み入れてしまうのだった。

  • くノ一忍法帖 柳生外伝 ~江戸花地獄篇~ ~会津雪地獄篇~

    制作年:

    山田風太郎の人気小説を「SCORE」の小沢仁志が、監督・脚本・主演の3役をこなして映画化した時代劇活劇。悪徳大名に殺された家老一族の生き残りである7人のくノ一が復讐を決意。天下の剣豪・柳生十兵衛が彼女らに力を貸すことになった。だが、彼らの前に恐ろしい忍術を操る暗殺集団が立ちふさがる。SFXやワイヤーアクションをふんだんに盛り込んだ立ち回りが迫力満点。公開時のタイトルは「くノー忍法帖 柳生外伝」だが、ビデオ・DVDでは「同・江戸花地獄篇」(前篇)「同・会津雪地獄篇」(後篇)に分けられている。

  • SAEKO

    制作年:

    新宿・歌舞伎町を根城にする女探偵、冴子。彼女の仲間は、バーのマスター内藤、そして伝説化しているヤクザの藤原。その藤原が久しぶりに出所し、藤原の弟分は、今は他の組に取られた縄張りを、藤原を盛り立てて取り戻そうとするが……。コメディアン内藤陳とプロレスラー藤原喜明。二人の“地“のキャラクターを生かした、異色ハードボイルド作品。ビデオ発売時タイトルは「冴子・新宿事件屋稼業」。

  • サディスティック・ソング

    制作年:

    マンハント・ゲーム(人間狩り)を楽しむ4人の若者の姿を、セックスと暴力シーンを織り交ぜて描いた世紀末・青春バイオレンス映画。祐樹、美果、徹、雅広の4人は、毎年恒例のマンハントの獲物を探していた。祐樹はテレクラで知り合った年増女・涼子とその夫・真一、徹はバイト先のコンビニの万引き常習犯女二人組を捕まえる。彼らは祐樹の父親が所有する人気のない工場跡に獲物を連れ込み、改造エアガン片手に人間狩りを開始。だが、その時工場には一人の男が近付いていたのだった……。

  • 嵐の季節〈1995年〉

    制作年:

    高橋三千綱の恋愛小説『掠奪の初夏』の映画化。元空手選手の片桐は、骨折と父の死を同時に体験し自立を決意、年上の恋人・泰子からも離れストイックな生活を送っていた。そんな中、片桐に命を救われた過去をもつ元不良少女のアイが現れ、二人の奇妙な関係が始まる。ある日、ふとしたことから片桐はアクション俳優のチャンスを手にするが、過去の因縁からアイは新興ヤクザに襲われてしまう。映画監督の崔洋一が俳優として出演しているのも見もの。

  • アンドロメディア

    制作年:

    人気グループ・SPEED(2000年3月解散)が初主演を果たしたSFファンタジー。CGを多用して描くスリリングなドラマに、切ないロマンスを絡ませて描く。舞は幼なじみのユウに淡い恋心を抱いている普通の女子高生。同級生のリカと洋子、メール友達のナオと楽しい毎日を送っていた。そんなある日、彼女は交通事故で他界する。悲しみに暮れる天才プログラマーの父は、研究中のプログラムで舞の脳をコンピューターに移し、舞をアイとしてネット上に蘇らせることに成功する。だが、世界征服をたくらむデジタルウェア会社が、このプログラ

  • 姐 極道を愛した女・桐子

    制作年:

    愛人の勇の服役中に、むりやり二階堂組組長の妻にさせられた桐子。やがて出所した勇との再会に、彼女は立場をわきまえながらも喜びをかみしめる。しかし、それを知った二階堂は彼を抗争の渦中へ追いやった。桐子は勇を救うため、奔走するが……。家田荘子の原作による、もう一つの“極妻“ドラマ。

  • イグナシオ 純粋的衝動殺人者

    制作年:

    芥川賞作家・花村萬月の『聖殺人者イグナシオ』の映画化。新しいバイオレンス・キャラクターを創造した会心作。教護院の聖堂で洗礼を受け、イグナシオという洗礼名を受けた一夫は、教護院を抜け出し、新宿歌舞伎町のクラブで働き始める。しかし、イグナシオはそこで、ゲイのマネージャーに迫られ、殺してしまう。それを目撃したヤクザの組長・大谷は、イグナシオの凶暴性を見抜き、妹の茜に面倒を見させることにする。茜とイグナシオは次第に惹かれ合うようになるのだったが……。

  • のぞき屋 NO ZO KI YA

    制作年:

    『ヤングサンデー』連載の人気コミックを映画化。探偵社よろしく、のぞきを商売とする“のぞき屋“に舞い込む二つの不思議な依頼。一つは高校生の娘レイカをのぞけという父親からのものであり、もう一つは、自分自身をのぞいて欲しいという一人暮らしの女性・加奈子からの頼み。さっそくメンバーの聴、見、スマイルはハイテクを駆使したのぞきにとりかかるが、仕事を続けるうちに、見がターゲットであるレイカに惹かれてしまう。一方、聴も加奈子への愛を気づき始めていた……。

  • PU プ

    制作年:

    PFF入選経験もある映画作家・山崎幹夫の商業映画デビュー作となる、寓話的な冒険ファンタジー。日本列島最北端の島にある、幻の先住民族が住む村“プの里“。過疎から観光客誘致に躍起となっている里にある日、キショウレとパクチョンと名乗る父子がやって来たことから、里は次第に混乱に陥る……。どこかコミカルで幻想的な味わいが魅惑的。元・状況劇場の大久保鷹、怪優・田口トモロヲ、インドネシアのポップ・シンガーのマイズーラなど、異色キャストが結集。公開順は逆になったが、モデル出身の緒川たまきの映画デビュー作。

  • ドラゴンブルー

    制作年:

    風水師の真佑子は上司の天堂の旧友の依頼で、龍の宮島へ行く。島では、若い女性が続けて行方不明になっていて、海魔の仕業と噂されていた。真佑子は、島で出会った探偵の竜崎と一緒に調査を始めるのだが……。人気プロレスラー武藤敬司が「光る女」(1987)以来、8年ぶりに映画出演。また、「プレデター」「ビートルジュース」などのSFXを担当したスティーヴ・ワンがクリーチャー・デザインを行っている。ビデオタイトルは「妖獣伝説 ドラゴンブルー」。

  • MIDORI

    制作年:

    内田春菊のコミック『物陰に足拍子』を映画化。吉成みどりは兄夫婦との3人暮らし。家ではみどりのことで兄夫婦の言い争いが絶えず、彼女が唯一落ち着けるのは学校の保健室だった。そこで出会い、初体験の相手となったのが下級生のシュン。孤独だったみどりは、シュンと過ごす時間に初めて安らぎをおぼえる。ドライな女子高生が兄嫁との確執、恋、クラスメイトの自殺、カルト集団などにほんろうされながらも自立に向かって歩く姿を描く。

  • イグナシオ

    制作年:

    「ユーリ」などの個性的な作品で、その存在感を発揮するいしだ壱成の主演作。花村萬月の同名小説をベースに、暴力衝動に運命を弄ばれる少年の数奇な生を描いた衝撃作だ。欲望や残虐性を体現した、彼の公演は、ここでも光る。インディーズ界の重鎮FRICTIONによる音楽もロック・ファンはチェック!

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