ヴァンサン・カッセル

ワイルドな風貌で国際的に活躍するフランスの個性派スター。 本名はヴァンサン・クロション。父親はルイス・ブニュエルの「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」や「三銃士」などに出演し、5 年代から国際的に活躍しているジャン=ピエール・カッセル。「クリムゾン・リバー」では親子共演も果たしている。17歳のときにサーカス学校で修行をしたこともあるヴァンサンは、その後渡米して、NYのアクターズ・インスティチュートで演技を学び、2 歳の頃にフランスで舞台デビュー。TVシリーズに出演した後、89年に「Les Cigognes n'en font qu'a leur tete」の端役で映画デビューを果たした。コメディ「Les Cles du paradis」(91)、「ホット・チョコレート」(92)を経て、マチュー・カソヴィッツ監督・脚本の「カフェ・オ・レ」(93)で認められ、カソヴィッツとのコラボレーションがスタート。フランスの底辺に暮らす移民青年たちの荒んだ日常をえぐったカソヴィッツの「憎しみ」(95)では、セザール賞の主演男優賞と有望若手男優賞にダブルでノミネートされ、大きな注目を浴びた。パリで刹那的に生きる青年たちの24時間を映した「Adultere, mode d'emploi」(95)、「L'Eleve」(96)、ミステリアスな愛の罠に陥る青年を演じた「アパートメント」(96)で主演と、順調にキャリアを築き、新鋭ヤン・クーネン監督が新感覚の映像で強烈なバイオレンスを炸裂させてフランス映画に新たな道を開いた「ドーベルマン」(96)では、アントニオ・バンデラスを彷彿とさせるクールなヒーローを演じて、日本でもブレイク。サムライ姿で登場し、車を滅多切りにしたMAZDAのステーションワゴン「デミオ」のCMでも人気を呼んだ。ケイト・ブランシェットがエリザベスⅠ世を熱演した「エリザベス」(98)ではエリザベスの夫候補アンジュー公役で快楽主義的なおフランスの香りをふりまき、強烈な印象を残している。リュック・ベッソン監督の「ジャンヌ・ダルク」(99)ではジャンヌを支え、後に黒魔術にふけって少年たちを惨殺した“青髭男爵”と恐れられたジル・ド・レを好演。カソヴィッツ監督の猟奇ものスリラー「クリムゾン・リバー」ではジャン・レノとコンビを組んでいる。カソヴィッツとは「バースデイ・ガール」で胡散臭いロシア人コンビとして登場。SFXとアクションを駆使した新世代のフランス映画「ジェヴォーダンの獣」での屈折した怪演も見もの。ハリウッドのアニメ「シュレック」ではフランス語訛りの英語を話すムッシュー・フッドとして声の出演を果たしているが、相当におかしい。壮絶なレイプシーンで物議をかもしたギャスパー・ノエ監督の「アレックス」)ではモニカ・ベルッチと夫婦で共演。彼女とは「アパートメント」で出会って以来、「ドーベルマン」、「アンルーリー 復讐の街」(98)、「ジェヴォーダンの獣」でも共演している。ジャック・オディアール監督のスタイリッシュでノワールなサスペンス「リード・マイ・リップス」では危険な香りのする寡黙な前科者の男をセクシーに演じて、新たな個性を発揮。クーネン監督と再タッグのアメリカ西部を舞台にした英語劇「Blueberry」で主演、妻と共演の犯罪映画「スパイ・バウンド」、スティーヴン・ソダーバーグ監督の「オーシャンズ12」にはアルセーヌ・ルパンを彷彿とさせるスタイリッシュな怪盗貴族役で登場するなど、ますます国際的な活躍が期待されている。“イタリアの宝石”モニカ・ベルッチとは99年に結婚。母親違いの妹セシル・カッセルも女優。「好きと言えるまでの恋愛猶予」では兄譲りの個性を光らせていた。

記事:ヴァンサン・カッセル

特集:ヴァンサン・カッセル

ニュース:ヴァンサン・カッセル

ヴァンサン・カッセル

(C)AFLO

ヴァンサン・カッセル

Vincent Cassel

生年月日:
1966/11/23
出身地:
フランス/パリ

誕生日

もっとみる

PAGE TOP