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三浦友和

三浦友和
出身地:山梨県
生年月日:1952/1/28

三浦友和 出演映画作品

  • PERFECT DAYS

    PERFECT DAYS

    制作年:2023年12月22日(金)公開

    第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた、役所広司が主演を務める人間ドラマ。清掃員として働きながら静かな日々を送っていた男が、再会をきっかけに過去に目を向けていく様子をドキュメンタリータッチで描く。監督は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のヴィム・ヴェンダース。共演は柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未ら。

  • 親のお金は誰のもの 法定相続人

    親のお金は誰のもの 法定相続人

    制作年:2023年10月6日(金)公開

    相続と家族を軸に、2000年に開始した成年後見人制度の問題をテーマにしたハートフルストーリー。三重県伊勢志摩を舞台に、真珠の養殖業を営む両親を持つ姉妹と弁護士の関わりを描く。監督は『天外者』の田中光敏。W主演は連続テレビ小説『どんど晴れ』の比嘉愛未と大河ドラマ『光る君へ』の三浦翔平。共演は三浦友和、石野真子、浅利陽介ら。

  • 台風クラブ〈4Kレストア版〉

    台風クラブ〈4Kレストア版〉

    制作年:2023年9月23日(土)公開

    第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門でグランプリに輝いた青春映画を、4Kレストア版として上映する。台風の接近で高ぶっていく中学生たちの行き場のない感情を描く。監督は『セーラー服と機関銃』の相米慎二。出演は三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花ら。バービーボーイズの“暗闇でDANCE”などの挿入歌が物語を彩る。

  • ケイコ 目を澄ませて

    ケイコ 目を澄ませて

    制作年:2022年12月16日(金)公開

    生まれつき難聴を持つ元プロボクサー・小笠原恵子の自伝『負けないで!』を原案にした人間ドラマ。日々練習を続けるケイコとそれを心配する母、ジムで指導に当たる笹木との絆を描く。『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が登場人物たちの心の機微を16ミリフィルムに収めた。出演は岸井ゆきの、三浦友和、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美ら。

  • 線は、僕を描く

    線は、僕を描く

    制作年:2022年10月21日(金)公開

    水墨画家の砥上裕将による同名小説を基に実写化した人間ドラマ。アルバイト先で水墨画に出会った大学生が、声をかけられた師匠に師事し、戸惑いながらも白と黒で表現された世界に魅了されていく様を描く。横浜流星が主演を務める。小泉徳宏監督を筆頭に、『ちはやふる』シリーズの製作チームが再集結した。水墨画の監修は小林東雲が担当する。

  • グッバイ・クルエル・ワールド

    グッバイ・クルエル・ワールド

    制作年:2022年9月9日(金)公開

    『ドライブ・マイ・カー』で注目を浴び、全米映画批評家協会でアジアの俳優としては初めての主演男優賞に輝いた西島秀俊が主演を務めるクライムエンタテインメント。ヤクザから大金を強奪した強盗団の面々が、ヤクザに追われる波乱の日々を描く。監督は、大森立嗣。共演には斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋らが名を連ねている。

  • 唐人街探偵 東京MISSION

    唐人街探偵 東京MISSION

    制作年:2021年7月9日(金)公開

    中国で大ヒットを記録した『僕はチャイナタウンの名探偵』シリーズの第3弾。チャイナタウンの探偵コンビと仲間たちが、東京を舞台に事件解決のため奔走する様を描く。ワン・バオチャン、リウ・ハオランがW主演を務める他、妻夫木聡、長澤まさみ、浅野忠信ら日本を代表する豪華俳優陣が集結。監督は全シリーズを手がける、チェン・スーチェン。

  • AI崩壊

    AI崩壊

    制作年:2020年1月31日(金)公開

    『SRサイタマノラッパー』『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠監督の完全オリジナル脚本によるSFサスペンス。2030年、医療や金融、セキュリティ、交通など生活のインフラをAIが支える近未来の日本を舞台に、AIが暴走し日本中に起こるパニックを描く。主演は大沢たかお、共演に賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和ら。

  • 風の電話

    風の電話

    制作年:2020年1月24日(金)公開

    『M/OTHER』『不完全なふたり』の諏訪敦彦監督が、岩手県大槌町に設置され“天国に繋がる電話”として知られるようになった“風の電話”を題材に描く人間ドラマ。東日本大震災で家族を失った少女が、広島から故郷の大槌町に向けて旅する様を映し出す。モデルとしても活躍するモトーラ世理奈が主演を務め、西島秀俊、三浦友和らが共演する。

  • 羊と鋼の森

    羊と鋼の森

    制作年:2018年6月8日(金)公開

    ピアノの調律師の世界を繊細な筆致で綴り、2016年本屋大賞で第1位に輝いた宮下奈都の小説を映画化。ピアノ調律に魅せられた青年が、さまざまな出会いを通して成長していく姿を描く。青年・外村を山崎賢人が、外村に感銘を与え、彼の人生を導いていく調律師・板鳥を三浦友和が好演。『orange-オレンジ-』の橋本光二郎が監督を務める。

  • DESTINY 鎌倉ものがたり

    DESTINY 鎌倉ものがたり

    制作年:2017年12月9日(土)公開

    映画『ALWAYS 三丁目の夕日』チームが再結集した山崎貴監督最新作。『三丁目の夕日』と並ぶ西岸良平氏のベストセラー漫画『鎌倉ものがたり』を原作に、鎌倉で暮らす新婚夫婦の不思議な日々を描く。堺雅人と高畑充希が夫婦役で初共演するほか、堤真一、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒など豪華キャストが集結する。

  • 葛城事件

    葛城事件

    制作年:2016年6月18日(土)公開

    舞台演出家、劇作家として注目され、映画デビュー作『その夜の侍』も高く評価された赤堀雅秋の監督第2作。劇団THE SHAMPOO HATで上演した同名戯曲を改稿し、理想を追い求めた父親の抑圧的な支配により、一家が崩壊へと向かっていく様を描く。監督が主演を熱望したという三浦友和をはじめとするキャストの迫真の演技も見どころだ。

  • 64-ロクヨン- 後編

    64-ロクヨン- 後編

    制作年:2016年6月11日(土)公開

    2013年“このミステリーがすごい!“年間1位にも選ばれた横山秀夫原作の『64(ロクヨン)』を2部作で実写化した後編。未解決事件“ロクヨン“になぞらえた新たな誘拐事件に立ち向かう広報官・三上の姿を描く。ついに明かされる事件の謎に加え、仕事や家庭、キャリアなど複雑な関係性の中で悩み、苦しむ主人公の濃密なドラマにも注目だ。

  • 64-ロクヨン- 前編

    64-ロクヨン- 前編

    制作年:2016年5月7日(土)公開

    『半落ち』『クライマーズ・ハイ』の原作者・横山秀夫によるミステリー『64(ロクヨン)』を2部作で実写化した前編。昭和64年の未解決少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン“を追う広報官・三上を主人公に、加害者匿名報道を巡る広報室と記者クラブの確執と、その狭間で揺れる三上の姿を濃厚な人間ドラマと共に描く。共演は綾野剛、榮倉奈々ら。

  • 救いたい

    救いたい

    制作年:2014年11月22日(土)公開

    国立病院機構仙台医療センターの麻酔科医長、川村隆枝が記したノンフィクション『心配ご無用 手術室には守護神がいる』を原作にしたヒューマン・ドラマ。東日本大震災によって傷を負った人々が過酷な現実を乗り越え、未来へ踏み出していく姿を、麻酔科医という存在に光をあてながら描く。主人公の医師夫婦を鈴木京香、三浦友和が熱演している。

  • ストロベリーナイト

    制作年:2013年1月26日(土)公開

    スタイリッシュな演出と洗練されたストーリー構成が話題を呼んだ人気TVドラマが劇場版になって登場。竹内結子演じる警視庁捜査一課の凄腕、姫川玲子率いる“姫川班“が、連続殺人事件に端を発するシリーズ最難の事件に挑む様を描き出す。西島秀俊、小出恵介、武田鉄矢、大沢たかお、三浦友和、染谷将太、金子賢ら豪華な顔ぶれが揃う。

  • アウトレイジ ビヨンド

    アウトレイジ ビヨンド

    制作年:2012年10月6日(土)公開

    ヤクザ社会の壮絶なる下克上劇を描き大ヒットした2010年の『アウトレイジ』の続編が登場。前作で死んだと思われていた“大友“の帰還と共に繰り広げられる、関東VS関西の巨大な抗争が描かれる。前作で生き残ったキャストに加え、桐谷健太、新井浩文など新キャストが参加。前作をビヨンド(超える)する究極のバイオレンスが繰り広げられる。

  • ALWAYS 三丁目の夕日’64

    ALWAYS 三丁目の夕日’64

    制作年:2012年1月21日(土)公開

    古き良き昭和の時代をスクリーンに甦らせ、日本中に感動を提供した大ヒット・シリーズの第3作。東京オリンピック開催に日本中が熱狂した昭和39年を背景に、おなじみの夕日町の住民たちのその後の人生模様が、森山未來や大森南朋らの新キャストを加えて展開していく。ノスタルジックな風景の数々が、シリーズ初の3Dで映像化されることも話題だ。

  • RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

    RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

    制作年:2011年12月3日(土)公開

    50歳目前の男が電車運転手になる夢を追う姿を描いた感動作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の第2弾。富山県の地方鉄道を舞台に、1ヵ月後に定年退職を迎える運転士の男と、その妻の旅立ちを描く。前作からキャストも舞台も一新。主人公の運転士を三浦友和が演じている。レッドアロー号など、鉄道ファンにはうれしい電車も登場。

  • マイ・バック・ページ

    制作年:2011年5月28日(土)公開

    NHK大河ドラマ『天地人』や『悪人』で新境地を開いた妻夫木聡と、2011年も『GANTZ』『うさぎドロップ』など話題作が控える松山ケンイチが初共演。原作は、文芸評論家・川本三郎が、自身の新聞社入社当時、'69年から'72年までのジャーナリスト時代に経験した日々を綴った衝撃のノンフィクション。若手カリスマ監督・山下敦弘がメガホンを執る。

  • 死にゆく妻との旅路

    制作年:2011年2月26日(土)公開

    '99年12月2日、ひとりの初老の男が逮捕された。罪状は“保護者遺棄致死“。男は、末期癌の妻と1台のワゴン車に乗り込み、9ヵ月もの間、日本各地をさまよっていた。だが、その事件の裏には、報道されなかった、夫婦の深い愛の物語があった……。監督は『初恋』の塙幸成が務め、死を見つめながら旅を続ける、ふたりの9ヵ月にわたる足跡を精緻に描く。

  • アウトレイジ

    制作年:2010年6月12日(土)公開

    監督デビューから20年を迎えた北野武が新たに挑んだバイオレンス・アクション。ヤクザの世界で男たちが生き残りをかけ、裏切り、駆け引き、激しい権力闘争を繰り広げる。主演のビートたけしをはじめ、椎名桔平、杉本哲太、石橋蓮司、加瀬亮など個性豊かなメンツが揃い、刑事役の小日向文世を除くすべてがヤクザ役として出演する。

  • 沈まぬ太陽

    制作年:2009年10月24日(土)公開

    『ホワイトアウト』の若松節朗監督が、『白い巨塔』『華麗なる一族』などの原作者として知られる山崎豊子の同名ベストセラー小説を映画化。高度成長から世界経済の頂点に昇る時代の日本を背景に、巨大企業の中で人としての信念を貫く企業戦士の生き様を熱く描き出す。主演を務める渡辺謙をはじめ、実力派俳優が揃った豪華キャスティングも注目。

  • ヘブンズ・ドア

    制作年:2009年2月7日(土)公開

    余命わずかな28歳の勝人と14歳の春海。ひょんなことから知り合ったふたりは病院を抜け出し“人生最後で、最高の旅“に出る。ドイツで大ヒットを記録した『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』を大胆にアレンジ&リメイクした話題作。長瀬智也と福田麻由子の異色コンビが主演を、『鉄コン筋クリート』を手がけたマイケル・アリアスが監督を務める。

  • 転々

    制作年:2007年11月10日(土)公開

    俳優オダギリジョーと三木聡監督の“時効警察コンビ“の新作は少し不思議なロードムービー。自堕落な生活を送る大学年生と借金取りの男がぶらぶらと東京を散歩するというシンプルな物語で、三木監督が新境地を見せる。劇中に登場する都内の様々な風景も見どころだ。共演は三浦友和、小泉今日子、そして三木作品には欠かせない岩松了とふせえり。

  • 22才の別れ/Lycoris〈リコリス〉 葉見ず花見ず物語

    制作年:2007年8月18日(土)公開

    ベテラン人気監督、大林宣彦が『なごり雪』に続いて贈る大分3部作の第2弾。伊勢正三の名曲『22才の別れ』をモチーフに、母娘2世代にわたる恋模様が大分、津久見、臼杵といった街並みを背景に、幻想的な映像と情感豊かな語り口の中に綴られる。筧利夫、清水美砂の主演に加え、本作品がスクリーン・デビューとなるふたりの新人、鈴木聖奈と中村美鈴が時代を隔てた親と娘を演じている。

  • 遠くの空に消えた

    制作年:2007年8月18日(土)公開

    最後の夏休み、少年たちは立ち上がる。少女の夢を叶える「奇跡」を起こすために。『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』の行定勲監督が7年もの歳月、温め続けたオリジナルストーリーの映画化。人気子役、神木隆之介と『SAYURI』の演技が記憶に新しい大後寿々花のフレッシュな主演コンビの演技に注目を。

  • 松ヶ根乱射事件

    制作年:2007年2月24日(土)公開

    『リンダ リンダ リンダ』などの天才・山下敦弘監督が、20代最後に選んだ題材は、田舎を舞台にした残酷さと奇妙なユーモアが混ざり合う人間ドラマ。田舎町・松ヶ根に住む双子の兄弟の葛藤と、謎のカップルが訪れたことがきっかけで人間関係が壊れていく様を描き出す。空虚な感覚の中にサスペンス要素を織り交ぜた山下監督の特異な個性が光る。

  • 出口のない海

    制作年:2006年9月16日(土)公開

    大ヒットした『半落ち』の監督・佐々部清と原作者・横山秀夫、そして『たそがれ清兵衛』の山田洋次監督が脚本で参加と、豪華な布陣で贈る太平洋戦争ドラマ。人間魚雷に乗り込んだ特攻兵の視点から戦争や生きることの意味を問いかける。

  • ALWAYS 三丁目の夕日

    制作年:2005年11月5日(土)公開

    西岸良平のベストセラー・コミックを映画化したヒューマン・ドラマ。昭和33年、東京の下町を舞台に、市井の人々が織り成す心温まる物語が展開する。『ジュブナイル』『Returner〈リターナー〉』の山崎貴がVFXを駆使して、古き良き時代の風景を再現。ノスタルジックな世界へと見る者を誘う。

  • SURVIVE STYLE 5+

    制作年:2004年9月25日(土)公開

    シュールな笑いとスタイリッシュな映像でCM業界に革命をもたらしたクリエイターコンビ、関口現と多田琢が贈る、破天荒な新感覚コメディ。生死をかけて戦い続ける若夫婦、下ネタ大好きな美人CMディレクター、自分を鳥と思い込んだサラリーマンなど奇抜なキャラがわんさか登場。爆笑エピソードの数々が、意外な感動へと繋がるラストは必見です!

  • 茶の味

    制作年:2004年7月17日(土)公開

    『鮫肌男と桃尻女』や『PARTY7』などで独特の笑いを追及してきた石井克人監督の最新作。キレのいいテンポで鳴らしたこれまでの作風とは違い、田舎町に暮らすある一家の日常を、ファンタジーを織り交ぜながらのほほんと綴ってみせる。とはいえ我修院達也が歌って踊る究極の脱力ソング 「山よ!」など、石井監督らしいくだらなさは健在なのでご安心を。

  • のんきな姉さん

    制作年:2004年1月10日(土)公開

    日本に古くから伝わる『安寿と厨子王』の物語にヒントを得た3作品、森鴎外の『山椒大夫』、唐十郎の『安寿子の靴』、漫画家・山本直樹のコミック『のんきな姉さん』の各作品を素材に、新鋭、七里圭監督が撮り上げた異色の姉弟愛ドラマ。両親の死後、互いに深い絆と愛で結ばれた姉と弟が、姉の妊娠を機にその関係が揺れ動いていく様子を幻想的に紡ぎ出す。

  • 夢追いかけて

    制作年:2003年4月26日(土)公開

    パラリンピックで4個の金メダルを獲得した全盲のスイマー、河合純一の半生を描く人間ドラマ。ハンデを個性としてとらえ、真っ直ぐに夢を追う生を、本人の主演でさわやかに描き出す。

  • なごり雪

    制作年:2002年9月28日(土)公開

    大林宣彦監督が1970年代に大ヒットした同名フォークソングをモチーフに描く青春映画。大分県臼杵市の美しい街並みを背景に、若き日の苦い思い出と向き合う男たちの心情を切々と綴る。

  • M/OTHER

    制作年:1999年10月23日(土)公開

    カンヌ映画祭国際批評家連盟賞受賞という快挙を成しとげた、歯応えのある人間ドラマ。子供の出現に揺れるカップルの同棲生活を、現実味のあるリアルなタッチで描き出す。

  • あ、春

    制作年:1998年12月19日(土)公開

    招かれざる客の出現に揺れる家族のとまどいを描きながら、現代人の悲哀を浮き彫りに。せつなさを匂わせつつも、かすかに温かみを残す、相米慎二監督の優しい視点が印象深い。

  • フリージア・極道の墓場

    制作年:1998年9月12日(土)公開

    痛ましい過去を抱えた殺し屋やチンピラらの、それぞれの人生への決着を描写。男たちのハードな生き様を、「凶銃ルガーP08」で注目された俊英、渡辺武が繊細な演出で紡ぎ出す。

  • 東京日和

    制作年:1997年10月18日(土)公開

    写真家、荒木経惟と彼の亡き妻、陽子をモデルに、竹中直人が撮り上げた監督第3作。過去と現在を交錯させながら、ひと組の夫婦が過ごした情景を優しく切ないタッチで綴っている。

  • 傷だらけの天使〈1997年〉

    傷だらけの天使〈1997年〉

    制作年:1997年4月19日(土)公開

    1970年代の同名TVシリーズをモチーフに、アウトロー・コンビの気ままなみちのく旅行を綴るロード・ムービー。横田基地の近くにオンボロ探偵事務所を構える木田満が、死に際のヤクザから一人息子、蛍を母親のもとに連れていってほしいと頼まれる。八戸に向かう途中、満の相棒、久も車で駆けつけるが、ようやく会えた母親はケンもほろろで、怒った満たちは大ゲンカを起こしてしまう。トレンチコートにサングラスという豊川悦司のファッションや人情もろいキャラクターがいい味を出しており、“カッコ悪く生きることのカッコ良さ”がじわりとにじみ出る。観光地的なスポットがまったく登場しない東北旅情も妙に心地よく、主人公がみちのくプロレスのリングに乱入するシーンが爆笑を誘う。

  • さよならジュピター

    制作年:

    西暦2125年、生活圏拡張のため木星を第2の太陽にすることが決定、自然保護を訴える団体と国家との対立が生まれる。SF作家・小松左京が自らの原作を脚本化、総監督を務めて製作にもかかわったSFロマン。CGも駆使した特撮シーンが見もの。

  • 天国の駅

    制作年:

    美しさゆえに男たちの欲望にされ、二人の夫を殺して死刑囚となった女・林葉かよの半生を映画化した作品。吉永小百合が初めて殺人犯という汚れ役に挑戦し、世のサユリストたちをうならせたことでも話題に。彼女に愛を捧げる知恵遅れの男を、西田が好演。

  • 獣たちの熱い眠り

    制作年:

    スキャンダル写真で恐喝されたプロテニス・プレーヤーが、自らの手で見えない組織に立ち向かっていくというバイオレンス・アクション。二枚目役から脱皮してハードなヒーローを演じる三浦友和を、村川透が手慣れたタッチで演出している。

  • 海峡

    制作年:

    およそ30年の間、日本のビッグ・プロジェクトといわれた青函トンネル工事に携わった人々の人生を、青函トンネル技術調査団員の阿久津を中心に描いた作品。東宝創立50周年記念作品で、自然と技術との対立のドラマを丁寧な演出でみせてくれる。

  • 台風クラブ

    制作年:

    第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門で大賞を獲得した記念すべき作品。審査員として来日していた英国のプロデューサー、デヴィッド・パットナムやイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督らも興奮させたという折り紙つきの傑作。ディレクターズ・カンパニーのシナリオ募集コンクール準入選の脚本を「ションベン・ライダー」や「翔んだカップル」など少年少女の姿を鮮烈に描いた異才・相米慎二が演出した。東京近郊のある中学校に台風が接近。やり場のないいらだちを感じながら平凡な日々を送っていた中学生たちは、台風の接近とともにその感情をたかぶらせ、風雨にさらされた校舎はいつしか彼らの祭りの解放区に……。

  • 遠い明日

    制作年:

    殺人囚として獄中にいる父のえん罪を晴らすために北九州へ行った青年が、犯行現場階下の時計店主、元刑事、目撃者のOLなどを次々と味方に引き入れるが、やがて彼の前に次席検事正の影が立ちはだかる……。社会派ミステリーの体裁を取りながら、怠惰をかこつ青年が人間関係の深さとはかなさを体験していく。神代監督、異色の青春映画となった。原作は、A・J・クローニンの『地の果てまで』。

  • 彼のオートバイ、彼女の島

    制作年:

    オートバイで旅する青年の前に、風のように現れた女。二人はいつしか結ばれるが、やがて女は島に帰ってしまう。原田知世の姉、原田貴和子のデビュー作で、片岡義男の同名小説を、物語以上に感性をくすぐる大林流の演出で見せた軽やかな青春ファンタジー。

  • 遥かなる甲子園

    制作年:

    聴覚障害というハンデにもめげず、甲子園出場を目指し奮闘する沖縄のろう学校生徒たちの姿をいきいきと描く実話の映画化。この手の作品にありがちな感傷や押しつけのメッセージを避け、生徒たちの前向きな姿勢をサラリと打ち出し、すべての登場人物に好感の持てる気持ちの良い佳作に仕上がっている。

  • 東京上空いらっしゃいませ

    東京上空いらっしゃいませ

    制作年:

    新人、榎祐平のオリジナル脚本を映画化したファンタジー。交通事故で死んでしまった新人モデルの女の子が、天国に行くのを嫌がり、幽霊のままこの世の生を謳歌しようとする。彼女のときめきとはかなさを溌刺と描いていく。主演の牧瀬里穂の伸び伸びとした好演をはじめ、彼女をかくまう中井貴一、二役を演じる笑福亭鶴瓶などキャストが充実。長回しショットが役者の肉体を躍動させていく相米演出の妙もうれしい。4人の歌手が別々に歌う『帰れない二人』が、主人公の心情を切々と表現する。クライマックスのジャズ・バーでのミュージカル的演奏シーンの映画的高揚など見どころも多彩だ。

  • 潮騒〈1975年〉

    潮騒〈1975年〉

    制作年:

    伊勢湾口の歌島を舞台に、婿取りをするため父親に呼び戻された美しい少女と、漁師の少年の思春期の恋を描いた古典的ラブ・ストーリー。嵐の夜、ずぶ濡れになった百恵と友和が山小屋で互いに衣服を剥ぎ取り、裸で愛を確かめ合うシーンが話題になった。

  • ・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・

    制作年:

    榎戸耕史が独特のタッチで丸山昇一の脚本を映像化した初監督作。都会に暮らす孤独な男と女のわずか24時間のラブ・ストーリー。大きな事件が起きるわけではなく、すれ違いながらも最後は一つに解けあっていく、若い二人の心の動きを静かに見つめている。キャリアウーマンに憧れるものの、ままならない22歳のOL広子と、ロックンローラーを目指したがモノにならず、今はしがないPR制作マンの29歳の健二。見合いで出会った二人は、会話も好みもかみ合わない。一度は別れたものの、その日のうちに再会し、奇妙な運命の糸は二人を近づけていく。元BARBEE BOYSの近藤敦と古村比呂が等身大の若者像を好演している。結ばれるでもなく別れるでもないラストはこの映画にふさわしい。

  • 日本殉情伝おかしなふたり ものくるおしきひとびとの群

    制作年:

    尾道を舞台にして私小説映画を撮り続けてきた大林宣彦の、これも尾道を描いた作品の一つ。1986年に作られながらオクラ入りになっていたところを1988年に公開され、救われた。永島敏行や水島道太郎ほか大林作品としては異色のキャスティング。

  • 黄金のパートナー

    制作年:

    フリー・カメラマンの彼とヨットに居候を決め込んだ女、そして友人の白バイ警官の3人組が、南太平洋に沈んだ10億円の金塊を求めてヨットで旅立つ、というアドベンチャー・ミステリー。ヒロインをはさんでの男同士の友情などが、さわやかに描かれる。水中写真で有名な中村征夫が水中撮影を担当している。

  • 空がこんなに青いわけがない

    制作年:

    俳優、柄本明の監督デビュー作。商事会社の課長、小林健太郎は、平凡なサラリーマン。妻は、古い家を壊してマンションにすることに熱中し、母はボケ始めている。健太郎は、OLのかおると不倫中……。そんな設定はあるものの、とり立ててドラマが起こるわけではない。ただ、平凡な健太郎の日常にちょっとしたズレが生じる様を、淡々とした映像の中に綴っていく。存在自体が無気力に見える三浦友和の好演、全編発作のような演技で場面をさらうかおる役の夏川結衣など、役者陣はいずれも印象的。映画的に成立しにくい、波風の立たない物語を、映像によって繋ぎとめた柄本監督の非凡さが光る。

  • 大日本帝国

    制作年:

    大日本帝国と呼んだ昭和11年から20年の敗戦までの時代を、国家、指導者、庶民の3面から描いた2部からなる大作。三浦、あおい、西郷ら兵士に扮する俳優たちがいずれも戦争の悲痛さを好演しているが、作品題名から、戦争賛美だとして製作・上映反対運動もあった。

  • 聖職の碑

    制作年:

    大正2年の夏。小学校の先生と生徒たちが中央アルプス登山中に暴風雨に見舞われ、ゴザで囲われただけの山小屋に避難することに。だが、ある生徒がパニック状態に陥り逃げ出してしまう。連鎖反応から生徒全員が危険な状況にも関わらず下山を試み、校長までが命を落とす惨事に……。本作公開前年の「八甲田山」と同じ原作者と監督が組んだ作品だが、こちらはよりヒューマニズムに焦点を当てた仕上がり。

  • 悲しきヒットマン

    制作年:

    元山口組顧問弁護士・山之内幸夫の同名小説の映画化。巨大なヤクザ組織の中でヒットマン(殺し屋)としてしか生きられなかった男・高木昇が、極道入りを果たし、やがて対抗組織のドンを撃つまでの姿を描き出している。デビュー作「またまたあぶない刑事」で注目された一倉治雄の監督第2作。

  • 超能力者 未知への旅人

    制作年:

    平凡なサラリーマン、タカツカヒカルは、危篤の母の回復を祈るうち、自分の手から強力なエネルギーが放射されているのに気づく。母の回復に驚いたタカツカは、自分が不思議な“癒“の力を身につけたことを悟り、次々と難病を治していくようになるが……。実在の超能力者をモデルに未知の世界を探る異色作。

  • ALWAYS 続・三丁目の夕日

    制作年:

    【この秋、日本中が三丁目の人たちと再会する】 '05年、幅広い年齢層に昭和の懐かしさと深い感動を与えた夕日町三丁目の人々が帰ってくる。建設中だった東京タワーが完成した翌年の昭和34年を舞台に、吉岡秀隆、堤真一、小雪ら御馴染みのキャストが演じる三丁目の人々の、その後の生活を描く。前作で誰もが目を奪われた懐かしい昭和の風景。今度はどんなスポットが登場するのかも楽しみのひとつ。

  • 借りぐらしのアリエッティ

    制作年:

    【ジブリ新作は小人の少女と少年の物語】 '53年発表の英児童文学『床下の小人たち』をスタジオジブリがアニメ映画化。舞台を50年代のイギリスから現代の日本に移し、古い家の床下に暮らす14歳の小人の少女アリエッティが、その家に病気療養にきた人間の男の子に姿を見られたことから起こる騒動を描く。監督はこれまで多数のジブリ作品に携わってきたアニメーターの米林宏昌が務める。

  • 食堂かたつむり

    制作年:

    【甘さも苦さもある、それが“人生“という料理】 『ウール100%』の富永まい監督と、柴咲コウの顔合わせで、小川糸のベストセラーを映画化するというガーリーな感触の1本。恋と金を同時に失い、ショックで声も失ったヒロインが、里帰り。風変わりな母の家で暮らし、1日1組限定の食堂を開くことになる。シリアスにしてポップ。オムニバスのようでシンプル。多彩な輝きがぎゅっと詰まった“食べごたえ“のある作品だ。

  • 空へ-救いの翼 RESCUE WINGS-

    制作年:

    【人命救助の尊さと苦悩を描く本格レスキュードラマ】 かつて母を救った救難団に憧れ、救助ヘリのパイロットを目指して厳しい訓練に挑む女性を主人公にした本格レスキューアクションが登場。航空自衛隊と海上自衛隊の全面協力によって実現した救難シーン、ひとりの女性の成長、そして“命の尊さ“を訴える物語……壮大なスケールで展開される本作に長編映画初出演の新人女優・高山侑子が挑んでいる。

  • Mayu-ココロの星-

    制作年:

    【乳がんと闘う若き女性の姿を実話を基に描く】 大原まゆが自らの体験に基づいて書いた書籍を『ダンボールハウスガール』の松浦雅子監督が映画化。21歳で乳がんを宣告されるも、希望を捨てることなく前向きに生きようとする女性、まゆを映画、バラエティで幅広く活躍する平山あやが体当たりで演じる。淡々と流れる時間の中で、主人公まゆが少しずつ成長する姿が繊細なタッチで描かれている。

  • 陰日向に咲く

    制作年:

    【日陰でひっそりと生きる人々を巧みな構成で描く】 '06年1月の発売以来、その完成度の高さから話題を呼び、75万部を売り上げた劇団ひとりのベストセラー小説がついに映画化。岡田准一、宮崎あおい、塚本高史、西田敏行ら豪華キャスト演ずる9人の登場人物のエピソードを巧み組み合わせ、不器用で冴えなくて情けないながらも、どこか愛しく思えてしまう人々の姿を丁寧に描き出していく。

  • 山のあなた 徳市の恋

    制作年:

    【新緑まぶしい温泉地で展開する按摩と美女の恋物語】 小津安二郎や溝口健二と同時代に活躍し、詩情豊かな名作を数多く残した名匠・清水宏。彼が1938年に発表した『按摩と女』を、『茶の味』などで知られる石井克人監督が再映画化。山の温泉場を舞台に展開する按摩と美女の恋物語を、リメイクではなく、監督自ら“カヴァー“と公言する演出スタイルで描く。出演は草なぎ剛、加瀬亮、マイコ、堤真一。

  • 天使の卵

    制作年:

    【村山由佳の傑作小説を基に描く悲恋ドラマ】 『鉄人28号』の冨樫森監督が、村山由佳のベストセラーを映画化。19歳の青年が体験する短くも永遠になった愛を描き出す。映画にドラマに主演作が続く市原隼人が主人公の青年役を繊細に演じきり、今までにない魅力をみせてくれる。

  • おかえり、はやぶさ

    おかえり、はやぶさ

    制作年:

    【小惑星探査機“はやぶさ“の知られざる物語】 『釣りバカ日誌』シリーズや『鴨川ホルモー』などで知られる本木克英監督が手掛けた3D実写映画。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと、昨年6月13日に約60億キロの飛行の末、地球へと帰還した小惑星探査機“はやぶさ“にまつわるさまざまなエピソードが語られる。臨場感とスペクタクル感が存分に味わえる宇宙空間の3D映像も注目。

  • 棒たおし!

    制作年:

    【無目的な日常を突き抜けろ! 青春のひとコマを活写】 新人脚本家の登竜門、城戸賞を受賞したシナリオに基づく青春映画。ヒップホップ系グループ、Leadのメンバーが主役格の若者たちにふんし、沸き起こる情熱を生き生きと体現している。

  • 田園のユーウツ

    制作年:

    【知られざる町内会その真実とヒミツ】 ある町の自治会をめぐって繰り広げられる悲喜こもごもをシニカルに見つめた風刺コメディ。“究極のご近所づきあい“ともいうべき町内会の“内部抗争“が、多彩なキャストで綴られていく。

  • カルテット

    制作年:

    【苦悩を乗り越えた若き演奏家4人が辿り着いた四重奏の調べ】 日本映画音楽の巨匠、久石譲が映画監督に初挑戦。人生の岐路に立つ男女4人が四重奏を通して、挫折から再起していく姿を爽やかに描く。もちろん、監督が担当した全編を彩る美しい音楽も必聴。

  • ホワイト・ラブ

    制作年:

    原案を公募して、製作された、百恵・友和コンビの第10作記念作品。それぞれに陰の部分を持つ若い男女が反発しながらも愛し合っていく姿を、スペイン・ロケを敢行して描いた青春メロドラマ。10作目にして初めて、山口百恵が等身大の現代の女性を演じる。

  • 炎の舞

    制作年:

    戦地で傷を負い送還されてきた拓次と、献身的な看護で拓次との闘病生活を続ける妻・きよの。やがて再び、拓次のもとに召集令状が送られてくる。狂おしいまでの二人の愛の日々を描いた百恵・友和コンビの9作目。1964年の「執炎」のリメイク。

  • 泥だらけの純情〈1977年〉

    制作年:

    大使を父に持つ財閥の一人娘と、ふと知り合った若いヤクザが恋に落ち、抗争に巻き込まれていく姿を描くアクション・タッチの純愛メロドラマ。1963年に吉永小百合、浜田光夫主演で映画化された作品のリメイク版で、百恵=友和コンビ6本目の出演作。

  • 星守る犬

    制作年:

    【人間と犬の温かくも切ない絆を描く感動作】 雑誌『ダ・ヴィンチ』の“BOOK OFTHEYEAR2009“で、“もっとも泣ける本第1位“に選ばれたほか、各メディアで話題になった村上たかし原作の同名コミックを映像化。ある中年男性と愛犬の旅を通して、彼らの温かくも深い絆を感動的に描く。リストラ、熟年離婚、無縁死など、現代社会が抱える多くの問題も浮き彫りに。西田敏行が味わい深い名演で泣かせる。

  • SO-RUN MOVIE/ソーラン・ムービー

    制作年:

    インターネット配信やBSデジタル放送でオンエアされてきたショートフィルム専門の映像レーベル“SHORT STOP FILM“の佳作3本。スタッフ、キャストともに豪華な顔ぶれが集まり、ハイクオリティの短編が揃う。過去を振り返らずに生きてきた理恵。そんなある日、彼女はカーナビに話しかけられ、そのまま不倫した上司や、元恋人のもとに連れて行かれ……。(「音声案内に従って走行して下さい」)

  • 姿三四郎〈1977年〉

    制作年:

    1943年黒澤明、1955年田中重雄、1956年内川清一郎、1970年渡辺邦男に続き、5度目の映画化。今回は姿三四郎が矢野正五郎に弟子入りしてから、桧垣源之介を倒す正編と、源之介の弟・鉄心と源三郎を倒すまでの続編が、オールスターキャストで一挙に描かれる。

  • 青空に一番近い場所

    制作年:

    サラ金に追われ、同僚にも自殺されたサラリーマン俊太郎は、行き場を失って立ち入り禁止の会社の屋上に逃げ込む。そこは、許された者だけが足を踏み入れることのできる、不思議に心やすらぐ異空間だった……。劇団・第三舞台の演出家、鴻上尚史が監督した、人生に疲れた現代人に贈るファンタジー。

  • 絶唱〈1975年〉

    制作年:

    戦前の、まだ封建的な風土の残る山陰地方を舞台に、大地主の息子と貧しくも美しい山番の娘の悲恋を描いた作品。大江賢次原作の3度目のリメイクで、1958年の小林旭、浅丘ルリ子、1966年の舟木一夫、和泉雅子に次いで、百恵=友和コンビが主演している。

  • ふりむけば愛

    制作年:

    百恵=友和コンビの出演8作目で、初のオリジナル作品。単調な生活から抜け出したいと願う一人の女の愛、裏切り、絶望、変身を描き、女の自立をうたっている。百恵=友和コンビ初のベッド・シーンが当時のマスコミで大いに話題になった。

  • 伊豆の踊子〈1974年〉

    制作年:

    山口百恵の映画初主演作品で、のちに結婚した三浦友和との記念すべき初共演作品でもある。大正末期を舞台に、一高生と踊り子の淡い初恋とその別れを描く川端文学の人気作の6度目の映画化。アイドル映画として、おなじみの安定企画なので監督・脚本とも特別な冒険はせず、真正面から原作を料理している。それだけに原作の踊り子に近いイメージを持つ山口百恵は、実に魅力的。名場面である船と岬の別れのシーンも印象的だが、酔客に絡まれながら芸をする踊り子の寂し気な笑顔でストップ・モーションというラストも切なく、哀しい。ヒロインを美しく撮っているという点で良質のプログラム・ピクチャーといえる。

  • しあわせ家族計画

    制作年:

    【夢も希望もなくなった家族にチャンス到来! 結果は?】 現在も放映中の人気TV『しあわせ家族計画』を物語の背景に、家族の絆を描写。リストラされた中年の父親が、『しあわせ…』で出された難題をクリアするために大奮闘する。

  • RAMPOインターナショナル ヴァージョン

    制作年:

    1994年に黛版、奥山版と2バージョン製作された「RAMPO」のうち、奥山版を奥山和由が再編集し、海外でも上映された作品。奥山版をもとに未発表シーン、新しく撮影したシーンなどを加えたほか、音楽を新たに千住明が担当し、チェコ・フィルハーモニーが演奏しているのが違う点。また、ロバート・デ・ニーロがプロモーションに協力したことも話題になった。

  • 風の国

    制作年:

    作家などで活躍するマルチ・プレーヤーー、戸井十月の監督作。蔵王の自然を乱開発から守るために立ち上がった7人の男女。彼らとレジャーランド建設をたくらむ大企業の戦いを痛快に描いたアクション・ロマン。バイク・アクションが見ものの、モトクロス版「七人の侍」ともいえる作品である。

  • マリリンに逢いたい

    制作年:

    ニュースでも紹介された“恋人に逢うために海を泳いで渡る犬“シロを描いた動物映画。沖縄の阿嘉島から座間味島までの3キロを泳ぎ、愛するメス犬・マリリンに逢いに行くシロの純情を、飼い主で民宿建設を夢見る青年や、カメラマン志望の若い女性など、彼を取り巻く人々のエピソードを交えて映し出す。

  • ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

    制作年:

    直木賞受賞作で8話の短編から成る山田詠美の同名小説から4つの恋を抜粋、一つの物語にして設定を現代の日本に置きかえた青春恋愛映画。クラスメイトに惚れながら、紹介されたヤングミセスと深い仲になる高校生・良介は出口のない青春を謳歌する。

  • 流転の海

    制作年:

    宮本輝が全5部作を想定している大河小説の第1部を映画化。終戦後の大阪、廃墟と闇市の世界で、再起を誓う型破りの商人・松坂熊吉。だが、58歳にして初めての子供ができ、商売一途の男にうれしい苦労の種がふえた。裏切り、ヤクザとの渡り合いなどをしながら熊吉は妻と子を守っていくのだが……。原作者が熊吉は森繁をイメージして書いたというだけあって、これは彼のはまり役。

  • 仔鹿物語

    制作年:

    アクション派として知られる澤田幸弘が、北海道の釧路湿原を舞台にエゾシカと少年の交流を感動的に描くファミリー・ピクチャー。6月のある日、母を亡くした仔鹿を拾い、育てる決心をする健一。だが、両親に見つかってしまい、山に帰すようしかられるが、健一の熱意に負けた両親は、秋まで家で育てることを許す……。

  • いとしのエリー

    制作年:

    皮ジャンにバイク姿というハイセンスなルックスの新任女教師・串田枝里子こと通称“エリー“と、落ちこぼれ生徒・晋平の恋の行方を描いた学園ラブ・ロマンス。監督の佐藤雅道、脚本の藤長野火子、主演の国生さゆりとも、これがデビュー作である。サザンオールスターズの同名曲にインスパイアーされた作品。

  • 江戸城大乱

    制作年:

    江戸城を舞台に徳川五代将軍の座を狙う争いを描いた娯楽色の強い時代劇。1680年。大老・酒井雅楽守は、四代将軍・家綱が病弱で子供がないことから五代目継承の人選を進める。家綱の弟・綱重か、綱吉か? それとも尾州、紀州、水戸御三家から出すか? ところが、そんな時に綱重が襲撃され暗殺されたことから事態は二転三転する。

  • RAMPO 奥山バージョン

    制作年:

    完成した作品に不満を持ったプロデューサーが、自らメガホンを取って全体の70%を撮り直し、再編集を施した改訂版。場面は多少前後するものの、基本的な構造は変わらないので、物語はオリジナルの“黛バージョン“を参照のこと。主な変更点は(1)冒頭に米映画「マイ・ライフ」などのブルース・J・ルービン監督による英語ナレーション追加 (2)「お勢登場」のアニメ化(監督は名倉靖博)(3)著名人を多数集めたパーティーとそれに続くホテルでの場面を追加 (4)サブリミナル効果に訴えるコマ単位の編集 (5)「1/fゆらぎ」を

  • フリーター

    制作年:

    公開当時、社会問題になっていたフリーターたちの青春を、様々な面白いアルバイトを紹介しながら描いていく群像人間ドラマ。監督は「純」で若者の複雑な心理を描き好評を得た横山博人で、好感のもてる一編になっている。

  • 陽のあたる坂道〈1975年〉

    制作年:

    石坂洋次郎の同名小説の3度目の映画化。前2作で主人公・信次を石原裕次郎、渡哲也が演じたのに対して、今回は、三浦友和が演じている。原作の魅力を生かした吉松の演出は要所を押さえ、三浦友和、檀ふみのコンビもフレッシュな演技で好感が持てる。

  • 阿寒に果つ

    制作年:

    天才画家ともてはやされた18歳の娘が、自己陶酔に溺れ、やがて自ら死を選んでいくまでを描いた青春映画。セリフのクサさはちょっとやりきれないが、五十嵐じゅん(現・淳子)の清々しい魅力や、彼女と二宮さよ子とのレズ・シーンなどが清冽に映像化されている。

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