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山崎努

山崎努 出演映画作品

  • こおろぎ

    制作年:2019年12月7日(土)公開

    青山真治監督が2006年に完成させ、東京国際映画祭、ヴェネチア映画祭に出品されながらも、劇場で一般公開されなかった幻の映画が初公開される。謎めいた伝説の残る西伊豆を舞台に、共に暮らす男女の奇妙な関係を映し出す。鈴木京香と山崎努のほか、安藤政信、伊藤歩、光石研などが出演。俳優としても活躍する岩松了が、脚本を担当している。

  • 長いお別れ

    長いお別れ

    制作年:2019年5月31日(金)公開

    中島京子の同名小説を映画化した人間ドラマ。ゆっくり記憶を失っていく父と家族の様子を映し出しながら、ときに泣き、笑い、悩みながら前に進んでいく一家の7年間の日々を映し出す。認知症になった父の役を山崎努、父を取り巻く“東家“の面々を蒼井優、竹内結子、松原智恵子が演じる。監督を務めるのは、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太。

  • 検察側の罪人

    検察側の罪人

    制作年:2018年8月24日(金)公開

    ベストセラー作家・雫井脩介の同名小説を原作に、トップスターの木村拓哉と二宮和也の共演でおくるサスペンスエンタテインメント。ある殺人事件を巡り、エリート検事と新米検事のふたりの間にあった“信頼“が物語の中で“疑念“に変わっていくさまを描く。吉高由里子、松重豊、山崎努ら豪華俳優陣が結集し、『関ヶ原』の原田眞人が監督を務めた。

  • モリのいる場所

    モリのいる場所

    制作年:2018年5月19日(土)公開

    明治、大正、昭和の画壇で活躍し、“仙人”と呼ばれた洋画家、熊谷守一とその妻の秀子を題材にした人間ドラマ。『南極料理人』『横道世之介』の沖田修一監督がオリジナル脚本を手がけ、老夫婦のとある夏の1日をユーモアたっぷりに描く。山崎努と樹木希林の大ベテランが主演を務める他、加瀬亮、吉村界人、三上博史ら豪華キャストが顔を揃える。

  • 祈りの幕が下りる時

    祈りの幕が下りる時

    制作年:2018年1月27日(土)公開

    東野圭吾原作のサスペンス小説を基に、阿部寛扮する凄腕刑事・加賀恭一郎の活躍を描く『新参者』シリーズの完結編。これまで解き明かされることのなかった“加賀の母の失踪“というシリーズ最大の謎に迫る。溝端淳平、田中麗奈、山崎努らレギュラーメンバーに加え、今作では松嶋菜々子が出演する。『私は貝になりたい』の福澤克雄が監督を務める。

  • 無限の住人

    無限の住人

    制作年:2017年4月29日(土)公開

    第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した沙村広明原作のコミックを木村拓哉が主演、三池崇史が監督を務めて映画化する時代劇アクション。不死の肉体を与えられた侍が、両親を殺され復讐を誓う少女のため、剣客集団との戦いに身を投じていく様を描く。激しい殺陣はもちろん、奇抜な衣装や武器などの独特の世界観にも注目だ。

  • 殿、利息でござる!

    殿、利息でござる!

    制作年:2016年5月14日(土)公開

    『武士の家計簿』の作者・磯田道史が実在の人物について綴った『無私の日本人』の一編『穀田屋十三郎』を、阿部サダヲが主演、中村義洋が監督を務め映画化した時代劇。江戸時代に実在し、町を救うため無私の想いを貫いた町人・穀田屋十三郎の活躍をユーモアたっぷりに描く。町一番の知恵者を瑛太、十三郎の弟で造り酒屋の主を妻夫木聡が演じる。

  • 俳優 亀岡拓次

    俳優 亀岡拓次

    制作年:2016年1月30日(土)公開

    演劇ユニット、TEAM NACSのメンバーで、映画やドラマ、舞台に数多く出演する個性派俳優・安田顕が主演を務めるハートフルなドラマ。戌井昭人の同名小説を基に、安田扮する脇役俳優・亀岡拓次の地味な“脇役人生“に、不意に訪れた恋をコミカルに描く。監督は『ウルトラミラクルラブストーリー』以来6年ぶりの長編作品となる横浜聡子。

  • 日本のいちばん長い日

    日本のいちばん長い日

    制作年:2015年8月8日(土)公開

    太平洋戦争終結に至る日本政府と軍部の舞台裏に迫り、1967年には岡本喜八監督の手で映画化された傑作ノンフィクションが二度目の映画化。終戦を決定づけた玉音放送が実現するまでにいかに幾多の困難が待ち受けていたか? 昭和天皇、時の総理大臣・鈴木貫太郎、軍部と政府の板挟みになる阿南陸軍大臣を中心に、真実のドラマが展開する。

  • 駆込み女と駆出し男

    駆込み女と駆出し男

    制作年:2015年5月16日(土)公開

    井上ひさしが晩年に発表した時代小説『東慶寺花だより』を映画化した人情ドラマ。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が初の時代劇に挑み、離縁を求める女たちの人生の再スタートを手伝うことになった戯作者に憧れる男の活躍と恋をコミカルに描き出す。主人公を演じるのは大泉洋。ヒロイン役を戸田恵梨香や満島ひかりが務める。

  • 奇跡のリンゴ

    奇跡のリンゴ

    制作年:2013年6月8日(土)公開

    日本最大のリンゴ生産地・青森を舞台に、それまで絶対に不可能だといわれていた“リンゴの無農薬栽培“に挑戦した木村秋則氏の実話を映画化。阿部サダヲが木村さんに、菅野美穂が、農薬に体を蝕まれながら木村さんと共に無農薬栽培に挑む妻・美栄子を演じる。私財を投げ打ち、11年もの歳月をかけて信念を貫くひとりの男の姿が胸を打つ物語だ。

  • 藁の楯 わらのたて

    藁の楯 わらのたて

    制作年:2013年4月26日(金)公開

    漫画家、映画監督としても活躍する木内一裕(きうちかずひろ)の同名小説を三池崇史監督が映画化するアクションサスペンス大作。10億円もの懸賞金がかかった凶悪犯を護送するSPたちの姿を緊張感あふれる演出で描き出す。大沢たかおと松嶋菜々子が孤独な戦いに身を投じる警察官を、藤原竜也が日本国民全員を敵にまわした凶悪犯を演じる。

  • はやぶさ 遥かなる帰還

    はやぶさ 遥かなる帰還

    制作年:2012年2月11日(土)公開

    2003年5月9日の打ち上げから実に7年間、60億キロに及ぶ宇宙の旅を繰り広げ、地球への帰還を果たした小惑星探査機“はさぶさ“。その偉業で日本中に感動をもたらしたプロジェクト・チームの苦闘の日々を、家族との人間模様を絡めてドラマチックに描く。“はやぶさ“が旅した深宇宙の光景を、最先端のVFXで再現するという壮大な映像世界も期待大。

  • キツツキと雨

    キツツキと雨

    制作年:2012年2月11日(土)公開

    『南極料理人』の沖田修一監督が、役所広司と小栗旬という新鮮な顔合わせで描く異色の人間ドラマ。ひとりの木こりと悩める新人監督が偶然出会い、次第に心を通わせていく様を笑いあり涙ありの展開を交えて描く。主演のふたりだけでなく、出演作目白押しの高良健吾や、ベテラン俳優の平田満、伊武雅刀、山崎努などのコミカルな演技に期待。

  • 麒麟の翼 ~劇場版・新参者~

    麒麟の翼 ~劇場版・新参者~

    制作年:2012年1月28日(土)公開

    東野圭吾の“加賀恭一郎“シリーズ最新作にして、東野自身最高傑作と呼ぶ『麒麟の翼』が、『新参者』『赤い糸』とドラマで加賀を演じてきた阿部寛主演で映画化。監督は『ハナミズキ』など、細やか人間描写に定評のある土井裕泰。ある事件の容疑者と被害者、それぞれの家族や恋人の知られざる一面を、不思議な洞察力を持つ加賀がじっくりと追求していく。

  • おくりびと

    おくりびと

    制作年:2008年9月13日(土)公開

    遺体を棺に納める仕事、納棺師。誰もが避けては通れない旅立ちの時に立ち会う職業についた主人公を通じて、様々な生と愛のカタチを描く人間ドラマ。本木雅弘が勘違いから納棺の仕事に就いてしまった主人公を好演。劇中で美しいチェロ演奏も披露している。そのほか、山崎努、余貴美子、広末涼子らがユーモラスながら抑制の効いた演技を見せる。

  • クライマーズ・ハイ

    制作年:2008年7月5日(土)公開

    人気ミステリー作家・横山秀夫が1985年に起こった日航機墜落事故を基に描いた同名小説を映画化。日本史上最悪の航空機事故を目の前にした時、現場にいた記者たちは何を考え、どのように振舞ったのか?作者の体験に基づいて描かれた緊迫感あふれる物語を、社会派エンターテインメントを数多く手がけてきた原田眞人監督が重厚な筆致で映像化する。

  • ドルフィンブルー フジ、もういちど宙〈そら〉へ

    制作年:2007年7月7日(土)公開

    世界最大級の沖縄美ら海水族館で実際にあった美談を映画化。原因不明の病気で尾びれのほとんどを失ったバンドウイルカが、人工の尾びれによって再び泳ぎができるようになるまでを感動的に描く。『神童』の松山ケンイチが等身大で演じる新米医師を中心に、イルカを再び泳がせるために尽力する人々のドラマが胸を打つ。監督は『陽気なギャングが地球を回す』の前田哲。

  • 雪に願うこと

    制作年:2006年5月20日(土)公開

    鳴海章のベストセラー小説「輓馬」を、『狂った果実』『遠雷』の名匠・根岸吉太郎監督が映像化。北海道の名物として知られ、巨大なソリを轢いた馬が数百キロを走破する“ばんえい競馬“と、ひとりの青年の再起を重ね合わせた感動作だ。

  • 世界の中心で、愛をさけぶ

    制作年:2004年5月8日(土)公開

    『きょうのできごと…』の行定勲監督が同名ベストセラー小説の映画化に挑んだ意欲作。“その 後”の主人公が狂言回しになるという映画独自の構成がとられており、現在から見つめ直された過去という距離感が、切々とした情感を醸し出す。TV『ウォーターボーイズ』で注目された森山未來と『ロボコン』の長澤まさみが体現した悲恋は、号泣必至!

  • 死に花

    制作年:2004年5月8日(土)公開

    『ジョゼと虎と魚たち』の大ヒットが記憶に新しい犬童一心監督最新作。心は若者となんら変わらない老人たち。死ぬまでにもうひと花咲かせようとする彼らの、人間味溢れる生き様が小気味よく描かれている。山崎努をはじめ個性派の名優たちが集結し、絶妙な掛け合いと深みのある演技力で、魅力的な老人像を快活に体現した。新たな視点で老いを見つめた傑作だ。

  • 刑務所の中

    制作年:2002年12月7日(土)公開

    漫画家、花輪和一が実体験を克明に記録した同名連作コミックを『豚の報い』の崔洋一が忠実に映画化。刑務所の中の知られざる“幸せな日々”を、ほんわかとしたムードの中に詳細に写し出す。

  • 模倣犯

    制作年:2002年6月8日(土)公開

    宮部みゆきの同名ベストセラーを「(ハル)」の森田芳光が映画化。大胆な脚色を加え、メディアに宣戦布告する謎の連続殺人犯の暴走を、衝撃的な展開と特異な映像構成で描き切る。

  • GO

    GO

    制作年:2001年12月29日(土)公開

    待機作も続々の新星、窪塚洋介主演による快活な青春映画。のびのびと生きる在日韓国人の男子高校生が迎えた、恋の“試練”と父親との“対決”の行方を、肉感的な言語感覚で描き出す。

  • あ、春

    制作年:1998年12月19日(土)公開

    招かれざる客の出現に揺れる家族のとまどいを描きながら、現代人の悲哀を浮き彫りに。せつなさを匂わせつつも、かすかに温かみを残す、相米慎二監督の優しい視点が印象深い。

  • 利休

    制作年:

    時は戦国、安土桃山時代。織田信長、明智光秀、豊臣秀吉と続く権力闘争のなかで、ひたすらお茶の道を追究し、自分の生き方を変えなかった男、千利休。この作品は、美と知の体現者である利休と、絶大な権力を持ちながらも粗野で、利休に羨望と嫉妬の目を向ける秀吉という対照的な男の確執を描いている。衣装は、時代劇衣装の第一人者であるワダエミ。監督は、自らも華道・草月流家元の免許を持ち、これが17年ぶりの劇映画となる勅使河原宏で、映画に登場する生花はすべて監督自身の手によるものである。役者陣では、重厚な演技の三國連太郎(利休)と、見てくれだけの権力者・秀吉に扮した山崎努のオーバーな演技が好対照。1989年、モントリオール映画祭では、芸術貢献賞を受賞。

  • 天国と地獄〈1963年〉

    天国と地獄〈1963年〉

    制作年:

    高台に豪邸を構えている製靴会社の権藤の子供と間違えられて、お抱え運転手の子供が誘拐される。権藤は悩みに悩んだ末、全財産を投げ出して三千万円の身代金を払い子供を救い出す。警察の捜査が始まり、一人の非凡な知能犯である青年が浮かんでくる。その動機とは……。全編息づまるサスペンスで、特に鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは有名で、これを模倣した誘拐事件が実際に発生した。また白黒作品であるにもかかわらず、映画の最もポイントとなるシーンで一個所着色を施すなど黒澤明の映画魂が感じられる傑作。

  • 女の歴史

    制作年:

    一人の女の半生を描いた成瀬巳喜男晩年の作品。めまぐるしい時間の交錯の中、高峰が戦時中の娘時代から老け役までを好演。夫の死後、真に想いを寄せる男性の出現に揺れ動きながらも、その愛をあきらめるというヒロイン像に、成瀬メロドラマの真髄が見いだせる。

  • ダイアモンドは傷つかない

    制作年:

    予備校に通うヒロインが、大人の世界に憧れて妻と愛人を持つ中年講師の“第2の愛人”となるが、やがて自分自身の世界が別のところにあることに目覚めていく、という女性の自立をテーマにした作品。「スローなブギにしてくれ」に続き、山崎努が中年男を好演。田中美佐子のヌード・シーンも。

  • 続・男はつらいよ

    制作年:

    今回は寅さんが生みの母を訪ねる一編。旅先で優しい母親の夢を見た寅次郎。大阪に探しに行くが、やっと会えた母は女郎屋を経営する元気なオバハンだった。寅さんはかなり怒りっぽいキャラクターのまま。ミヤコ蝶々が母親を演じている。

  • 人間標的

    制作年:

    原作は藤原審爾の『新宿警察・復讐の論理より』で、井上梅次が脚本と監督を担当している。刑務所を脱獄したある殺し屋が、自分を捕まえた刑事が愛人を横取りしたことを恨み、その復讐に刑事と愛人を殺そうとたくらむ。殺し屋に山崎努、刑事に若林豪、愛人に香山美子がそれぞれ配されている。

  • スローなブギにしてくれ

    スローなブギにしてくれ

    制作年:

    自由で気の向くままに生きる少女と、その少女に引きずられていく中年男の奇妙な交流を通して、それぞれの世代の関係の成立と崩壊を描いた青春映画の佳作。主人公の少女を強姦する労務者風の男に、作家の高橋三千綱と映画監督の和泉聖治が扮している。後にTVドラマでブレイクする浅野温子が快演。

  • あかね雲

    制作年:

    昭和12年。ダークブルーの能登の海を背景に、薄幸の中で必死に生きる土地の女・まつのと、逃亡中の脱走兵・小杉の間に悲劇的な愛の炎が燃えさかる。二人の運命を象徴するかのように、真赤なあかね雲だけがカラーで挿入されている。

  • その場所に女ありて

    制作年:

    広告会社を舞台に、ライバル会社との激しい企業戦争の渦中に生きる野心あふれるヒロインの姿を通して、社会の非情さを鮮烈に描いた異色作。代表作「紀ノ川」などで知られる女優、司葉子が目的のためには手段を選ばない仕事一筋のOLを好演。

  • 黒の奔流

    制作年:

    松本清張の小説『種族同盟』を映画化した社会派サスペンス。殺人容疑で法廷に立った旅館の女中と敏腕の弁護士。二人の間にはやがて情交ができるが、男の方がほかの女と結婚すると知り、女は復讐する。岡田茉莉子が女の情の怖さを表現して巧演。

  • さらば箱舟

    さらば箱舟

    制作年:

    1983年5月に死去した寺山修司の遺作。架空の村を舞台に、いとこ同士が結婚すると豚のシッポの生えた子供が生まれるという、タブーを犯して一緒になった捨吉とスエの運命を縦糸に、封建的な村落共同体が文明の波をかぶって近代化へと脱皮していく過程を横糸にして織り成された一大叙事詩。ロケ地には沖縄が選ばれ、南国の陽光の中で寺山一流の幻想的、呪術的な映画詩が展開する。実はこの作品は当初ガルシア・マルケスの『百年の孤独』の映画化として企画されたという経緯があるが、トラブルの末、紛れもない寺山ワールドとして見事に完成した。入院の要請を断って撮影を強行した寺山の執念が結実した作品である。

  • お葬式

    お葬式

    制作年:

    伊丹十三の初監督作品。自らの体験をもとに1週間で書き上げたシナリオを、ユーモアとアイロニーを織りまぜて軽妙な演出で映画化した。「お葬式」というタイトルは、公開当初は暗くて誰も観にこないと懸念されたが、予想外の大ヒットを記録し、各映画賞を総ナメにした。妻の父が急死したため、俳優の井上佗助はビデオで葬式の時の挨拶を勉強し、式に臨む。式には親戚をはじめ実に多彩な人物たちが集まっていた。

  • マルサの女

    マルサの女

    制作年:

  • 顔役〈1971年〉

    制作年:

    勝新太郎の意欲に満ちた監督第1作だが、発表当時はほとんど評価されなかった。勝自身が扮する破天荒な刑事が、信用金庫の不正融資事件の黒幕を暴き、その真犯人を倒すという内容。その映像から炸裂するパワーは類型的なジャンル映画の範疇から文字通りハミ出していく。手だけを追い続けることで賭博場の空気を伝える白熱の冒頭から、いきなり足の指の間から顔をのぞかせる主人公の初登場シーン、夢幻世界を思わすカー・クラッシュのめくるめくイメージ、そして画面が土に覆われ暗くなっていくクライマックスまで、目も覚めるような場面の連続。徹底的にクローズアップにこだわった構図は個性派俳優たちの面構えや存在感をシンプルに引き出し、また要所要所に挿入された“路上”のショットの数々は社会への確かな視点も感じさせる。その一方で、鏡像を効果的に用いたり、ファンキーな劇中音楽を寸断したりと、繊細な演出も発揮。なにはともあれ、唯一無二のグルーブ感が全編を疾走する一大娯楽作であることは間違いないだろう。

  • Beautiful Sunday

    制作年:

    【のんびりムードに切なさが不思議な味わいの群像劇】 「誘拐」から約1年半ぶりとなる永瀬正敏の主演作。とあるマンションを舞台に、個性豊かな住民たちとそれぞれの日曜日の情景が、どこか奇妙な雰囲気と映像テンポで綴られていく。

  • 水の旅人 侍KIDS

    制作年:

    お椀の船に乗り、時空を越えて現代の東京に流れ着いた一寸法師のように小さい老侍と、ひ弱な少年が織り成す友情を描いた心温まるSFファンタジー。大林宣彦監督が環境問題や自然保護のテーマも盛り込んだみずみずしい作品だ。全編の80パーセントを占める、ハイビジョン映像を駆使した合成シーンが見もの。

  • 静かな生活

    制作年:

    1994年のノーベル賞に輝いた大江健三郎の同名タイトル作品を義兄でもあり、高校の同窓生でもある伊丹十三が映画化。脳に障害を持ちながら、美しい音楽を作るイーヨ。妹のマーちゃんは、彼の音楽が美しいのは、イーヨの魂がこの世で一番美しいからだと信じ、一人では生きていけない兄に一生寄り添って生きていこうと決心している。そんな二人を核に、両親の長い留守中に起こる波瀾万丈の冒険物語が繰り広げられていく。イーヨ役の渡部篤郎とマーちゃん役の佐伯日菜子が好演。

  • 夜叉ヶ池

    制作年:

    歌舞伎界の女形の大スター・坂東玉三郎を起用して、鏡花の幻想的世界を映像化した篠田監督の意欲作。越前・三国嶽の山中にある夜叉ヶ池。そこにある鐘楼の鐘を鳴らさないと竜神の化身が現れ、大洪水を起こすという伝説にまつわる一組の男女とその友人の物語。シュールな感覚の映像に彩られて、玉三郎が世にも美しい化身を演ずる。池に棲む魚、カニなどに扮した役者陣の演技も印象深い。イグアスの滝にロケを敢行したラストシーンも圧巻。

  • 天国から来た男たち

    制作年:

    【「漂流街…」の吉川晃司主演これが三池流刑務所物語】 「ビジターQ」以前に完成していた三池崇史監督作品。フィリピンで無実の罪で投獄された商社マンが、刑務所でのびのびと生きる囚人仲間たちと脱出を企てる。遠藤憲一の怪演は一見の価値あり。

  • Go!

    制作年:

    【情熱系男子高校生が宅配スクーターで大激走】 恋した年上女性へ約束のピザを届けるため、東京から長崎へバイク宅配に出た青年の珍道中を描く。主演作が続く高田宏太郎が主人公を好演。危ないハーレー野郎に扮する山崎努の妙演も見もの。

  • 13階段

    制作年:

    【階段の果てにあるのは? 反町隆史主演の異色作】 反町隆史が従来の豪放なイメージを一転、センシティブな新境地を見せるミステリー。ある死刑囚の冤罪を晴らす仕事を請け負った仮出所中の青年が、刑務官の男とともに真実に迫っていく。

  • 映画 クロサギ

    制作年:

    【嘘、罠、計略……史上最大の詐欺計画が始まる】 「週刊ヤングサンデー」に連載され、コミック累計発行部数が400万部を記録。TVドラマも好評を博した人気作が映画化。人を騙す詐欺師だけを相手にする詐欺師“クロサギ“である主人公、黒崎が、シリーズ最大の罠を仕掛ける。山下智久、堀北真希、山崎努らドラマ版キャストが再結集。これまで以上に完成度の高いトリック・サスペンス劇に挑む。

  • ラーメンガール

    制作年:

    【異国の地“ニッポン“で展開される心温まるドラマ】 遠く離れた地・日本に残されたアメリカ人女性が、気難しいラーメン屋のオヤジに弟子入りして、完璧なラーメン作りを目指す心温まる人間ドラマ。『シン・シティ』のブリタニー・マーフィと日本を代表する名優のひとり、西田敏行が主演を勤める。監督は演劇界で活躍し、日本でも数多くの公演を行っている演出家ロバート・アラン・アッカーマン。

  • SPACE BATTLESHIP ヤマト

    制作年:

    【SFアドベンチャー・ロマンの金字塔がついに完全実写化!】 今なお絶大な人気を誇る『宇宙戦艦ヤマト』がついに実写化。『ALWAYS 三丁目の夕日』を大ヒットさせた山崎貴監督がメガホンを執り、古代進役に木村拓哉、森雪役に黒木メイサらが出演。’74年に放映されたアニメシリーズ第1作をベースに、放射能に汚染された地球を救うために遥か遠いイスカンダル星へと旅立つ宇宙戦艦ヤマトの冒険を描く。

  • ハリマオ

    制作年:

    TVドラマ界の名演出家・和田勉がフリーになって初めて映画演出を手掛けたことで話題を集めたアクション大作。太平洋戦争におけるマレーシア戦線で破格の活躍を見せ、“マレーの虎・ハリマオ“と称された現地日本人青年の実像を描いていく。ハリマオを利用する日本軍将校役を山崎努が怪演している。

  • 泣きぼくろ

    制作年:

    安部譲二の同名短編小説を工藤栄一が忠実に映画化。“泣きぼくろのある女“を追って東京から名古屋まで旅をする3人の男たち。どこか世間からはみ出したような彼らの道中を、人間味あふれるタッチで描く。劇中に使われる松田優作の歌が効果的だ。

  • 映画 サラリーマン金太郎

    制作年:

    同名人気TVドラマシリーズを、辣腕・三池崇史が映画化した痛快作。ヤマト建設に勤務する元暴走族の豪快サラリーマン・矢島金太郎が東北営業所に赴任。やはり豪放な所長、伊郷洋造の下で悪戦苦闘しながらも、市民ホール増改築工事の入札にこぎつける。ところがヤマトが本命に決まりかけた談合の席で、暴力団をバックにつけるライバル会社、芝幡工務店がヨコヤリを入れてきた……。前半ではドラマのテイストを踏襲しながらも、金太郎がかつての仲間を率いて殴りこみをかけるクライマックスでは三池らしいハード・バイオレンスがたっぷり。山崎

  • 地の涯に生きるもの

    制作年:

    動物文学の大家・戸川幸夫の『オホーツク老人』の映画化。厳寒の知床半島の冬、たった一人で漁師の番屋を守る老人・村田彦七。“留守番さん“と呼ばれ、ネズミ払いのネコだけを話し相手に、彼は幾度もこれまでの人生を反芻する。漁師として独立したあの日、無理矢理づくでの結婚を経て3人の息子に恵まれた様々な思い出。ある夏、死んだ息子の恋人だったという都会の娘・冴子が彼のもとを訪れ、懐かしい話をしてくれた……。

  • 赤ひげ

    制作年:

    江戸時代に幕府が設置した医療機関・小石川養生所を舞台に繰り広げられる庶民の人生模様、所長・赤ひげと青年医師の心の交流を描いた、黒澤ヒューマニズムの代表作。山本周五郎の『赤ひげ診療譚』を原作として監督の黒澤明以下、井手、小国、菊島というおなじみのチームの脚本による大作。撮影は黒澤組常連の中井朝一と後年の黒澤作品を担当する斎藤孝雄。助監督には、森谷司郎、松江陽一、出目昌伸、大森健次郎といった顔ぶれが並ぶ。また、佐藤勝による音楽も忘れがたく、この作品に気高さを添えている。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本は医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになった。しかし保本は所長赤ひげに反発を覚え、養生所の禁を犯し破門されることすら望んでいた。座敷牢の狂女は先天制体質が原因だとする赤ひげの診断を、誤りだと指摘した保本は、禁を破って狂女の観察を繰り返した結果、赤ひげの診断の正しさを知る。日々貧乏人と接し黙々と医術を施すその姿を見て、保本は次第に赤ひげに共感を覚えるようになる。

  • 新仁義なき戦い 組長の首

    制作年:

    “新 仁義なき戦い“シリーズ第2作だが、前作とはストーリー的な関連性はない。映画は昭和43年の北九州を舞台に始まる。覚醒剤密輸の利権で肥え太った暴力団・大和田組の派閥抗争・跡目相続をめぐる陰謀を、カー・アクションを盛り込んでスピーディーに描く。

  • 道頓堀川

    制作年:

    道頓堀川に面した喫茶店に住み込みで働く画学生と、小料理屋のママとのラブ・ストーリーを中心に、喫茶店のマスターとその息子のエピソードや、道頓堀川の周辺に住む人々の青春群像をあざやかに描いた作品。松坂慶子と真田広之の組み合わせが新鮮。

  • 舞姫〈1989年〉

    制作年:

    森鴎外の原作を篠田正浩監督が郷ひろみを主演に迎え、ドイツ・ロケを中心に映像化。明治18年、国費留学生としてドイツに渡った太田豊太郎は、ある日、悲しみに沈む少女エリスと出会う。二人はやがて愛し合うようになるが、苛酷な運命が待ちうけていた。流麗なカメラワークが美しく、「ラストエンペラー」で知られるコン・スーの音楽が限りなく切ない。

  • タンポポ

    制作年:

  • 影武者

    制作年:

    黒澤明が久しぶりに挑んだ時代劇として話題を集め、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した。外国版プロデューサーとしてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加し、アメリカでも公開されて独創的な様式美と壮麗な合戦絵巻が評判を呼んだ。日本での黒澤映画は「どですかでん」以来10年ぶり。ロケは北海道から姫路城、熊本城と日本を縦断し、富士山麓には壮大な武田屋形のオープンセットも建てられた。あやうく処刑をまぬがれた盗人が武田信玄の影武者となり、信玄の幻に威圧されながらも敵をあざむいていくという設定は面白いが、往年の黒澤映画を貫くヒューマニズムが影をひそめたことは否めない。

  • 恐怖の時間

    制作年:

    「天国と地獄」(1963)で注目された山崎努が、復讐鬼に扮して主演を張ったサスペンス。原作は「天国と地獄」同様E・マクベインで、小説のタイトルは『殺意の楔』。山崎扮する工員次郎は、山本刑事の誤射によって恋人を殺される。翌日、次郎は山本刑事に拳銃をつきつけ、ニトログリセリンを忍ばせて刑事部屋に乱入。だが、彼の仇は別の山本刑事だった……。

  • サラリーマン金太郎

    制作年:

    【監督は活劇派、三池崇史超アグレッシブな金太郎が登場】 元暴走族という意表を突いたビジネスマンの型破りな活躍を描くTVシリーズの劇場版。地方に赴任した主人公が、ライバル会社の悪行に大爆発。気合いの入った“決着“を見せる。

  • 富士山頂

    制作年:

    標高3774mの富士山頂へ、レーダーを取り付けることに情熱を燃やす、三菱電気技術部員の梅原と、気象庁測器課長・葛木を中心とした男たちの姿を描く超大作。石原プロとしては、1968年の「黒部の太陽」と同様に、大自然の猛威と闘う、建設現場の人間にスポットをあてたもの。勝新太郎が、荷馬車隊の親分役で特別出演。

  • 女生きてます 盛り場渡り鳥

    制作年:

    前3作で藤原審爾の原作を使い果たしたため、森崎東監督と掛札昌裕によるオリジナル・ストーリーが練られた。男に触られるとジンマシンが出る女・初子と、吃音障害の労務者・善五が結ばれるまでを、おなじみ“新宿芸能社”を舞台に描く。

  • 僕らはみんな生きている

    制作年:

    「木村家の人びと」「病院へ行こう」などの名コンビ、滝田洋二郎監督と脚本家の一色伸幸が放つ破天荒なコメディ。サラリーマンの高橋は1週間の出張で東南アジアのタルキスタン王国へ。ところが、帰国寸前に現地でクーデターが勃発。彼は、上司の中井戸やライバル会社の富田、升本とともに、激しい市街戦をくぐり抜け、ジャングルの中へ逃げ込む。しかし、苛酷な逃避行の中で、中井戸がゲリラに捕らえられてしまい……。日本の常識が通用しない世界であわてふためくサラリーマンの姿が、おかしくもせつない。そんな彼らの姿に浮き彫りにされた、世界の中の日本を見つめる視点は、シニカルで毒気たっぷり。

  • 大学の山賊たち

    制作年:

    当時のスキー・ブームを反映して、岡本喜八が佐藤允以下、東宝青春スターを総動員して監督した青春アクション映画。吹雪のために山小屋に閉じ込められた若者たちの前に、警官に追われた二人組の強盗が逃げ込んでくる。鶴田浩二が山岳部の先輩役で特別出演。

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