ジョン・キャメロン・ミッチェル

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ジョン・キャメロン・ミッチェルの詳細情報・プロフィール

生年月日

1963/4/21

出身地

アメリカ/テキサス州

詳細

日本でも大ヒットしたロックミュージカル映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」( 1)で監督・脚本・主演を務めたジョン・キャメロン・ミッチェル。まさに彼の生い立ちそのものが、この稀有な作品誕生にインスピレーションを与えたという。米軍将校だった父親の転勤で世界中を転々とし、幼い時に東西ベルリンを行き来した経験が、作品に生かされている。彼のベビーシッターで、実は娼婦でもあったドイツ人女性が、ヘドウィグのモデルとなったそうだ。8 年代半ばにショウビズ界に入った彼は、「トワイライト・ゾーン」や「冒険野郎マクガイバー」などの人気TVシリーズにゲスト出演するようになり、86年には、「マイアミ5」で更生訓練を受ける若き犯罪者の一人を演じて映画デビューを果たした。「Misplaced」(89)では、自由を求めて母親とアメリカに渡った音楽の才能があるポーランド青年を好演。5 年代を舞台にした青春映画「Book of Love/あの日の恋」(9 )、キューバ・グッディングJr.主演の近未来サスペンス「デイブレイク」(93)、スパイク・リー監督のコメディ「ガール6」(96)、ホモセクシャルの青年が自分探しをする物語「David Searching」(98)に端役で出演後、一世一代の傑作「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の映画化に向けて動き始めた。そもそも“ヘドウィグ”の物語が誕生したのは、9 年代初頭のことだった。映画にもギタリストのスキシプ役で出演していた作曲家スティーヴン・トラスクの手を借りて自らの物語に音楽をつけたジョンは、NYの有名なドラッグバー“スクイーズボックス”で自演を始めた。評判が評判を呼び、98年にはオフ・ブロードウェイでミュージカル上演するに至り、2年半以上のロングランとなる大成功を収める。[%マドンナ%]や[%デヴィッド・ボウイ%]などのセレブたちが熱狂し、批評家の大絶賛も浴びて、オビー賞を受賞。舞台とほぼ同じスタッフが参加し、アニメーションも挿入して作り上げた映画版は、サンダンス映画祭で最優秀監督賞と観客賞を獲得しただけでなく、ベルリン国際映画祭で作品賞を受賞。また、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされたほか、様々な映画賞に輝き、ジョンは一躍“ときの人”となった。ケバケバしくゴージャスなドラッグクイーン姿が最高にキマっている彼だが、素顔は物静かでとても知的な好青年だ。ゲイとしてカミングアウトしているが、ハリウッドの保守主義に辟易したこともあって、孤独なひとつの魂が失われたカタワレを探し求めて彷徨する、この美しく激しくも切ない物語を書き上げたのだそう。 兄コリン・ミッチェルも俳優。

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