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寺田農

寺田農 出演映画作品

  • クラメルカガリ

    クラメルカガリ

    制作年:2024年4月12日(金)公開

    成田良悟が執筆した『クラユカバ』のスピンオフ小説を、シナリオ原案として製作されたアニメーション。炭鉱の町で地図屋を営む少女と街から出ようとしている少年が、町の命運を左右する事件を乗り越えて成長していく。監督は塚原重義。声の出演は佐倉綾音、榊原優希、大塚剛央、細谷佳正、森なな子ら。主題歌はオーイシマサヨシの“僕らの箱庭”。

  • 映画(窒息)

    映画(窒息)

    制作年:2023年11月11日(土)公開

    ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2023に出品されたドラマ。言葉が失われて荒廃した世界で自給自足で生きる女の生活が、男と暮らすことで変わっていく様をモノクロで描きだす。監督は長尾元。出演は『岬の兄妹』の和田光沙、『死刑にいたる病』の飛葉大樹、『首』の仁科貴、声優、ナレーターとしても活躍するベテラン俳優の寺田農ら。

  • 台風クラブ〈4Kレストア版〉

    台風クラブ〈4Kレストア版〉

    制作年:2023年9月23日(土)公開

    第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門でグランプリに輝いた青春映画を、4Kレストア版として上映する。台風の接近で高ぶっていく中学生たちの行き場のない感情を描く。監督は『セーラー服と機関銃』の相米慎二。出演は三上祐一、紅林茂、松永敏行、工藤夕貴、大西結花ら。バービーボーイズの“暗闇でDANCE”などの挿入歌が物語を彩る。

  • こわれること いきること

    こわれること いきること

    制作年:2023年5月26日(金)公開

    福島県いわき市を舞台にした成長物語。東日本大震災で家族を失った女性の、介護施設での出会いを描く。監督は『a20153の青春』の北沢幸雄。主演はTVドラマやCMなどで活躍している吉田伶香。共演は藤田朋子、宮川一朗太、斉藤暁、寺田農ら。劇中音楽はグループ魂メンバーの富澤タク。EDテーマはToshieの“小さなこえでも”。

  • 鬼平外伝 老盗流転

    制作年:2022年12月16日(金)公開

    『鬼平外伝』シリーズの映像化第4弾。池波正太郎の短編集『江戸の暗黒街』に所収されているサスペンス『殺』を基に、フィルムノワールの世界が繰り広げられる。かつて仲間に裏切られ一味を追われた元盗賊のふたりの男が35年後に再会し、平穏な日常が陰る様を描く。監督は石原興。主演は橋爪功。共演は國村隼、岩村麻由美、益岡徹、山田純大ら。

  • ブルーサーマル

    ブルーサーマル

    制作年:2022年3月4日(金)公開

    小沢かなの原作コミック『ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-』を基にした青春アニメ映画。ひょんなことから体育会系航空部に入部することになった少女が、徐々にグライダーと空の世界に惹かれていく姿を描く。『ハニーレモンソーダ』などの堀田真由が声優に初挑戦する他、声の出演は島崎信長、榎木淳弥ら。監督は、『ばらかもん』の橘正紀。

  • 信虎

    信虎

    制作年:2021年11月12日(金)公開

    武田信玄生誕500年、こうふ開府500年を記念して製作した時代劇。武田信玄の父、信虎が、武田家の存亡をかけて知略を巡らし、勝頼の暴走を止めようとする様を描く。、『平成ガメラ』シリーズの金子修介が監督を務め、寺田農が主演を演じた。また、『天と地と』で上杉謙信を演じた榎木孝明が、再び上杉謙信を演じる他、渡辺裕之らが共演する。

  • 祈り ー幻に長崎を想う刻ー

    祈り ー幻に長崎を想う刻ー

    制作年:2021年8月20日(金)公開

    1959年に岸田演劇賞を受賞した故・田中千禾夫の戯曲『マリアの首 ー幻に長崎を想う曲ー』を、松村克弥監督が初映画化した人間ドラマ。昭和32年の長崎県を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を盗み出す、カトリック信徒の女性ふたりを描く。高島礼子と黒谷友香が主演を務める。共演に田辺誠一ら。主題歌をさだまさしが担当する。

  • 瞽女 GOZE

    瞽女 GOZE

    制作年:2020年10月23日(金)公開

    盲目の女旅芸人・瞽女が、様々な苦境に遭いながら健気に生きる姿を追ったヒューマンドラマ。厳冬の中での修業や、愛する人との別れを経験した最後の瞽女・小林ハルの半生が描かれる。『視覚探偵 日暮旅人』の子役・川北のん、第13回全日本国民的美少女コンテストグランプリの吉本実憂がハルを演じ、アニメでも活躍する瀧澤正治が監督を務めた。

  • 犬鳴村 恐怖回避ばーじょん 劇場版

    犬鳴村 恐怖回避ばーじょん 劇場版

    制作年:2020年6月1日(月)公開

    『呪怨』シリーズでお馴染みの清水崇監督が、実在の心霊スポットを題材に撮り上げたホラー映画。地図にも載っておらず、さまざまな恐ろしい逸話が語り継がれる“犬鳴村“を巡る物語が展開。“恐怖回避ばーじょん“と題された本作では、恐怖緩和の加工や随所にクスっと笑える演出が施され、ホラー映画が苦手な人でも楽しめる1作に仕上がっている。

  • 犬鳴村

    犬鳴村

    制作年:2020年2月7日(金)公開

    『呪怨』シリーズでお馴染みの清水崇監督が、実在の心霊スポットを題材に撮り上げたホラー映画。地図にも載っておらず、さまざまな恐ろしい逸話が語り継がれる“犬鳴村”をめぐって、この世ならぬ怪事件に巻き込まれた臨床心理士の運命を映し出す。『ダンスウィズミー』の三吉彩花が、幽霊が見えてしまう特殊能力を持つ主人公を好演している。

  • ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲(ラプソディ)

    ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲(ラプソディ)

    制作年:2019年3月9日(土)公開

    出向で赴任してきた真面目な男が目にする原発最前線の町の様子や、そこで行われる異様な大宴会の模様を通して、フクシマの現実を描いた人間ドラマ。『影武者』の隆大介が主人公を、凄惨な実状を笑顔で案内する町役場の助役を『肉弾』の寺田農が演じる。監督は映画館“ラピュタ阿佐ヶ谷”や出版社“ふゅーじょんぷろだくと”を経営する才谷遼。

  • 東京ノワール

    東京ノワール

    制作年:2018年8月4日(土)公開

    ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアターコンペティション部門で連続入賞を果たしたヤマシタマサ監督によるバイオレンス作。裏社会と警察から追われる身となったアウトローに待ち受ける運命をハードボイルドタッチで描き出す。ノワール作品ならではの印象的な映像は、『我に撃つ用意あり』などの名カメラマン・田中一成によるもの。

  • ミスミソウ

    ミスミソウ

    制作年:2018年4月7日(土)公開

    人気漫画家・押切蓮介の代表作を、『ライチ☆光クラブ』の内藤瑛亮監督が実写映画化した愛憎サスペンス。壮絶ないじめや家族の死に直面し絶望に陥ったヒロインを主人公に、さまざまなトラウマを抱えた人々の感情が錯綜するさまを描く。ドラマやCMで活躍中の山田杏奈が映画初主演を務め、『渇き。』『ソロモンの偽証 前・後篇』の清水尋也が共演。

  • 三屋清左衛門残日録 完結篇

    三屋清左衛門残日録 完結篇

    制作年:2018年1月27日(土)公開

    2016年2月にBSフジで放送された、時代劇専門チャンネル制作の藤沢周平時代劇『三屋清左衛門残日録』の続編。隠居生活にも慣れた清左衛門が、幼い頃からの友人や小料理屋の女将らと関わりながら、日々を真摯に生きていく姿を描く。前作に続き、清左衛門を北大路欣也が熱演するほか、笹野高史、寺田農らが新キャストに名を連ねている。

  • 嘘八百

    嘘八百

    制作年:2018年1月5日(金)公開

    中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務めるコメディ。『百円の恋』の武正晴監督と脚本家・足立紳のコンビに、人気脚本家・今井雅子が加わりオリジナルストーリーを展開。大阪・堺を舞台に、空振りばかりの目利き古物商と落ちぶれた陶芸家が幻の茶器をめぐって巻き起こす大騒動を描く。友近、森川葵、前野朋哉ら個性豊かな面々が脇を固める。

  • やがて水に歸る

    やがて水に歸る

    制作年:2017年12月2日(土)公開

    巨匠・相米慎二の助監督としてキャリアを積み、『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』などを手がけた榎戸耕史監督が、桜美林大学映画専修の講師や学生たちとコラボレーションして作り上げた連作短編映画。水の都・東京を舞台に、夏、冬、春の3つの季節の中で、すれ違いを繰り返す男女の姿を描く。前田亜季、寺田農ら実力派キャストが出演している。

  • セブンティーン、北杜 夏

    セブンティーン、北杜 夏

    制作年:2017年9月9日(土)公開

    こらからの活躍が期待される新進女優、堀春菜が主演を務める青春ドラマ。豊かな湧水に育まれた地として有名な山梨県北杜市を舞台に、水源権利の相続問題に巻き込まれてしまった女子高生のひと夏と恋の葛藤をみずみずしいタッチで描く。監督を務めるのは、『非・バランス』や『ごめん』など、思春期の少女の心模様を描くことに定評のある富樫森。

  • 嫌な女

    嫌な女

    制作年:2016年6月25日(土)公開

    桂望実のベストセラー小説を基に、女優・黒木瞳が初の映画監督に挑んだ感動の人間ドラマ。吉田羊、木村佳乃を主演に迎え、境遇も立場も違う対照的なふたりの女性の人生や強さ、対立や友情を鮮やか且つコミカルに描き出す。映画初主演となる吉田が、人と打ち解けられず友達もいない真面目な弁護士に、木村が派手好きで社交的な天才詐欺師を演じる。

  • 忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段

    忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段

    制作年:2013年7月6日(土)公開

    2011年夏に公開され、子どもたちから人気を集めた実写版『忍たま乱太郎』の第2弾。一人前の忍者になるために忍術学園に通う乱太郎が、手にした者は天下を獲ることができる妖力を秘めた刀“極楽丸“の行方を追って、仲間たちと大冒険を繰り広げる。前作に引き続き、加藤清史郎が主演を、『仮面ライダー』シリーズの田崎竜太が監督を務める。

  • 燃える仏像人間

    燃える仏像人間

    制作年:2013年5月18日(土)公開

    新人クリエーター・宇治茶が監督・撮影・作画を兼任し、“劇メーション”という手法で製作した異色の怪奇アニメ。実家の仏像を盗まれ、両親も惨殺された女子高生・紅子の視点を通して、京都で相次ぐ仏像盗難事件の真相を描く。人気若手声優の井口裕香やベテランの寺田農が声を務めるほか、人気芸人の桜・稲垣早希が主題歌を担当している。

  • ぼくが処刑される未来

    ぼくが処刑される未来

    制作年:2012年11月23日(金)公開

    仮面ライダーとスーパー戦隊で活躍した俳優たちが次のステージに挑む“TOEI HERO NEXT“の第2弾。『仮面ライダーフォーゼ』に出演した福士蒼汰と吉沢亮が再び共演し、未来世界を舞台に“未遂の罪“によって囚われてしまった男の戦いを描き出す。『ウルトラマン』シリーズや『七瀬ふたたび』を手がけた小中和哉が監督を務める。

  • 仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ

    制作年:2010年8月7日(土)公開

    探偵少年の翔太郎とフィリップが、ひとりの仮面ライダーに変身する『仮面ライダーW』。その劇場版第3弾は、架空の街・風都を舞台に犯罪者たちと戦いながら難事件を解決していく。TV版の集大成的な今作では、凶悪な仮面ライダー、エターナルの恐るべき野望が描かれる。同時上映はスーパー戦隊『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー』。

  • ぐるりのこと。

    制作年:2008年6月7日(土)公開

    前作『ハッシュ!』以来、6年ぶりとなる橋口良輔監督最新作。裁判の様子を描く法廷画家の夫と、出版社勤務の妻。ふたりのありふれていながらも、かけがえのない愛の物語を緻密な演出と、圧倒的なテンションで描く。主演の木村多江とリリー・フランキーが渾身の名演を見せるほか、倍賞美津子、寺田農ら実力派共演陣の演技にも魅了される一作だ。

  • 九転十起の男3~グッドバイ~

    制作年:2007年11月10日(土)公開

    明治期を生き抜いた伝説の実業家、浅野総一郎の生涯を描くシリーズの第3章。どんな苦境にも負けることなく“九転十起“の精神で事業を邁進してきた男の念願の計画「鶴見川沖埋め立て」の行方と、最愛の妻との別れ。自らに迫る死の影……三部作の終章を飾るにふさわしいドラマチックな展開となっている。出演は寺田農、宝田明、船越英一郎ら。

  • サイドカーに犬

    制作年:2007年6月23日(土)公開

    芥川賞作家・長嶋有のデビュー作を、『雪に願うこと』で2006年度の映画賞を総ナメにした根岸吉太郎監督が映画化。母の失踪に戸惑う少女が、父の愛人らしき奔放な女性との交流のなかで次第に心を開いていく。10歳の少女の忘れえぬひと夏の体験を描く人間ドラマだ。久しぶりの映画主演となる竹内結子が天真爛漫でサバサバした女性を魅力的に演じている。

  • 俺は、君のためにこそ死ににいく

    制作年:2007年5月12日(土)公開

    太平洋戦争の末期、捨て身の攻撃を仕掛ける特別攻撃隊員に“特攻の母”と慕われた実在の女性・鳥濱トメの視点を通して、大空に散った特攻隊員たちの姿を描く青春群像劇。生前の鳥濱と長年親交のあった、東京都知事で作家の石原慎太郎が製作総指揮と脚本を担当。主演は大女優・岸惠子が務め、徳重聡や窪塚洋介など若手俳優たちも熱演を披露している。

  • ユメ十夜

    制作年:2007年1月27日(土)公開

    明治の文豪、夏目漱石の同名小説が映画化。幻想的な10篇の“夢”を、10組の日本人監督が思い思いに映像化している。『姑獲鳥の夏』の実相寺昭雄や『犬神家の一族』の市川崑というベテラン陣から、ハリウッドでの活躍も目覚しい清水崇、『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘や『ゆれる』西川美和など、若手新進作家まで豪華監督が集結した1本だ。

  • 九転十起の男

    制作年:2006年9月26日(火)公開

    江戸末期から明治の時代にかけて次々と革新的な事業を興した実在の偉人、浅野総一郎の型破りな生き様を映画化した人間ドラマ。いくら失敗を重ねても不屈のガッツで再起する主人公の並外れた行動力&精神力を、今に伝える伝記映画だ。

  • 日本以外全部沈没

    制作年:2006年9月2日(土)公開

    『日本沈没』の原作のヒットに乗じて、筒井康隆が'73年に発表したパロディ小説を映画化。日本以外の陸地が水没した近未来のドタバタ騒動を描く。原作者の筒井康隆やハリウッドスターのソックリさんら、ヘンテコなキャストにも注目。

  • ストーンエイジ

    制作年:2006年5月13日(土)公開

    ニュースや新聞で頻繁にとり上げられる“ニート“の問題をテーマにした人間ドラマ。元ひきこもりの青年の視点を通し、悩める現代の若者の現状を優しい視点で描き出す。さまざまな難局に直面する主人公を黒田勇樹が熱演している。

  • ハッシュ!

    制作年:2002年4月27日(土)公開

    「渚のシンドバッド」以来7年ぶりとなる橋口亮輔の監督第3作。ゲイのカップルとひとりの女性が、自分たちなりの“家族”を築こうとする姿を、笑いも交えた伸びやかなタッチで浮き彫りにする。

  • 風花〈2000年〉

    風花〈2000年〉

    制作年:2001年1月27日(土)公開

    名匠、相米慎二が「あ、春」以来約2年ぶりに手がけた新作。小泉今日子と浅野忠信という魅力的な顔合わせで、人生の行き止まりにぶつかった男女の旅を哀感とともに描き出す。

  • あ、春

    制作年:1998年12月19日(土)公開

    招かれざる客の出現に揺れる家族のとまどいを描きながら、現代人の悲哀を浮き彫りに。せつなさを匂わせつつも、かすかに温かみを残す、相米慎二監督の優しい視点が印象深い。

  • 学校 III

    制作年:1998年10月17日(土)公開

    学びの場にスポットを当てた、山田洋次監督によるシリーズの新作。人生の再出発を目指して職業訓練校に集まった中高年の生徒たちの人間模様を、温かいまなざしで描き出す。

  • D坂の殺人事件〈1997年〉

    制作年:1998年5月16日(土)公開

    「写楽」の真田広之が今度は贋作画家に扮し、妖しい魅力をふりまく幻惑的な1編。ある秘密から殺人に至った彼の内面を、江戸川乱歩の小説を基に実相寺昭雄が端正な映像で描く。

  • 現代仁侠伝

    制作年:1997年11月8日(土)公開

    事業家となった元ヤクザの断ち切れぬ極道社会との因縁を、バイオレンスとともに描く。非情な運命に翻弄される主人公を、「棒の哀しみ」のヤクザ役も印象深い奥田瑛二が好演。

  • ラブホテル

    ラブホテル

    制作年:

    相米慎二が監督した唯一のロマンポルノ。経営する会社が倒産し、妻をヤクザに犯されてしまう村木。身も心もボロボロになり、自殺を決意して、最後の金で女を買う。しかし、ホテルに呼んだ名美をいたぶる村木は、その官能的な姿勢に生きる希望を見出して、タクシー・ドライバーとして再起。2年後、再び名美と出会う……。相米流長回しが心地良いリズムを刻む、感度抜群の大人のメロドラマに仕上がった。山口百恵の『夜へ』をBGMに使った音楽的センスも光っている。

  • 天空の城ラピュタ

    制作年:

    ジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』に書かれた、空に浮かぶ島に想を得て、宮崎駿が初めて映画のみのオリジナルで製作した冒険アクション。20世紀初頭の西欧のムードを持った世界を舞台に、伝説の浮島・ラピュタをめぐる、正邪の攻防戦が描かれている。またラピュタをはじめとして、羽ばたき式飛行機のフラップターや、ラピュタを守るロボット兵など、宮崎駿独特の奇想天外なメカも続々登場。生真面目な部分を残してはいるものの、目指した“痛快娯楽冒険活劇“をよく体現して、広い支持を得た。ラピュタの発見を信じてもらえぬまま死んだ父を持つ、見習い機械工の少年パズーは、飛行石のペンダントを狙う空中海賊のドーラ一味から、少女シータを助けた。飛行石こそラピュタを空に浮かせる力の源だったが、二人はラピュタを探す国防軍に捕まり、実はラピュタの王位継承者だったシータを残して、パズーは釈放される。パズーは、ドーラたちの助けを借りてシータを救出し、再びラピュタ探しを始めるが……。

  • ションベン・ライダー

    制作年:

    退屈な学校生活を送る3人の中学生、ジョジョ・辞書・ブルースの目の前で、ガキ大将・デブナガが誘拐されてしまった。デブナガの行方を追う3人はいつしか覚醒剤をめぐるヤクザの争いに巻き込まれてしまう。河合美智子、坂上忍らを使って相米慎二が撮った豪快な“ガキ映画”。冒頭の8分間にも及ぶワンシーン・ワンショットの大移動撮影は、3台のクレーンを用意し、カットを割らずにクレーンからクレーンへカメラを回しながら移し替えてのすさまじい現場だったという。またスタントマンを使わぬ役者酷使のアクションはケガ人続出の大迫力。

  • セーラー服と機関銃

    制作年:

    「翔んだカップル」で鮮烈なデビューを果たした相米慎二監督が、再び薬師丸ひろ子と組んで撮り上げた奇妙で痛快な一編。ひょんなことからヤクザの一家の組長にさせられてしまった高校生の女の子が、おっかなびっくり、そして少しずつ組長になりきっていくのだが……。幼さが消えて、次第に女っぽくなってきた薬師丸ひろ子の人気で映画は大ヒット。彼女がマシンガン片手に相手の暴力団の事務所に乗り込んで、弾丸の雨をまき散らし、うっとりした表情でつぶやく“カイカン……”という言葉が流行した。翌年の1982年には131分の完璧版が公開された。

  • 帝都物語

    制作年:

    荒俣宏の長編伝奇小説を、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のTVシリーズを手掛けた実相寺昭雄監督で映画化。明治45年から昭和初期までを背景に、東京壊滅をたくらむ魔人・加藤保憲と、それを阻止しようとする人々との戦いを描く。陰陽道を操る加藤の投げた紙がカラスに変化するといった最新のSFX、関東大震災を再現した、円谷プロの名残を残すミニチュア・セットなど、近年の邦画のなかでも全編の特撮処理のうまさは光る。その他、美術を手掛けた木村威夫のこだわりが現れた、昭和初期の銀座を完璧に復元したセットが見もの。

  • 赤毛

    制作年:

    岡本喜八の脚本・監督、三船主演による幕末もの。慶応4年、徳川から明治へと体制が大きく変わる革命期。百姓あがりの赤報隊士・権三は赤毛をなびかせて故郷に錦を飾る。彼は代官屋敷から年貢米を百姓に返したり、借金を棒引きにして女郎たちを解放したり、得意の絶頂にいるが、利用価値なしと判断した白毛の官軍によって抹殺される……。民衆に密着していたがために革命の先頭に立ち、それゆえに銃火を浴びる。赤報隊の一隊士に革命の論理を結晶させた異色作。三船敏郎が十八番の粗野だが誠実な主人公を力演し国際スターの貫禄を見せ、松竹の岩下志麻が東宝映画に初出演して花を添えた。

  • 眠狂四郎 人肌蜘蛛

    制作年:

    母の墓参りに甲府に立ち寄った狂四郎は、そこで将軍・家斉の妾腹の兄妹が暴虐の限りを尽くしていることを知る。己れと同じ混血の青年を救うため、その鬼館に向かった狂四郎は毒矢を受け意識を失ってしまう。村人をなぶり殺す闘技場や情欲にふける姫など、猟奇度の高い一編。

  • 津軽じょんがら節

    制作年:

    津軽の寂れた漁村。そこは、東京のバーで働いていたイサ子の郷里だった。イサ子はヤクザらしい男を連れている。男は徹男といい、よその組の幹部を刺したために追われていて、彼女は彼をかくまうために戻って来たのだった。さっそく海辺の小屋で二人の新しい生活が始まるが、単調な毎日が男にはやりきれない。ただ、盲目の少女・ユキと遊んでいる時だけ男はとても明るい……。都会の空気にしかなじめないはずの男が、次第に日本的な風土に惹かれていく様を描いた斎藤耕一の代表作。津軽の荒涼とした海と津軽三味線のもの哀しい音色が、情感を盛り上げている。原作は長部日出雄の同名直木賞受賞作。

  • 再会〈1975年〉

    制作年:

    身寄りのない姉弟である葉子と賢の別離の悲しみと、それを乗り越えて新たな旅立ちへと向かう青春ドラマ。母の代わりであり恋人でもあった姉と別れ、不安な先行きを自分の足で歩み始める青年の揺れる心理を、抒情を込めて描いている。とりわけ横浜港にロケした別れのシーンが秀麗。

  • 四月怪談

    制作年:

    8ミリ映画出身の小中和哉が、16ミリ作品「星空のむこうの国」に続いて初めて35ミリに挑戦したSFファンタジー。“特撮に頼らないSFを撮りたかった”ということで、人気少女マンガ家・大島弓子の原作を時にコミカルに、時にリリカルに描いている。生命の素晴らしさを素直に訴えかける作品は近年珍しく、さわやかさに好感が持てる。国下初子はふとした事故から自分が死んだと勝手に思い込み、魂が肉体から離れてしまう。青年幽霊の弦之丞は早く初子を生き返らせようと説得するが、自分の状況を楽しんでいる初子はなかなか戻ろうとしない……。公開時には中高生の共感を呼んでヒットした心優しい物語。

  • ヘッドフォンララバイ

    制作年:

    正義感の強いレイ、不良の汚名を着ているが超高校級ランナーとしての実力を持つ転校生・豊、苦学生でレイの家に居候を決め込んでいるボクトツ。この3人が、高校駅伝競技を通じて固い友情で結ばれていくまでを描いた青春スポーツ・アイドル映画。シブがき隊の主演第2作。

  • 夜がまた来る

    制作年:

    宿命のように堕ちていく男女関係のなかに男の献身と女の強靭さを描き込む石井ワールド、充実一途の秀作。名美は麻薬Gメンの夫を横流しの濡れ衣を着せられたまま殺されたうえ、組員たちにレイプされ、後追い自殺を図る。それを救った組員の一人、村木。村木に惹かれながら復讐に燃える名美はクラブホステスになって組長に近づくが……。悪夢から目覚めると、そこには悪夢。そんな明けない夜の物語を、酷使され追いつめられてツヤを帯びる女優の肉体に、石井監督は刻み込む。夏川結衣が体当たりの好演、彼女を支える根津甚八がいぶし銀の味をみせる。

  • 台風クラブ

    制作年:

    第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門で大賞を獲得した記念すべき作品。審査員として来日していた英国のプロデューサー、デヴィッド・パットナムやイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督らも興奮させたという折り紙つきの傑作。ディレクターズ・カンパニーのシナリオ募集コンクール準入選の脚本を「ションベン・ライダー」や「翔んだカップル」など少年少女の姿を鮮烈に描いた異才・相米慎二が演出した。東京近郊のある中学校に台風が接近。やり場のないいらだちを感じながら平凡な日々を送っていた中学生たちは、台風の接近とともにその感情をたかぶらせ、風雨にさらされた校舎はいつしか彼らの祭りの解放区に……。

  • 雪の断章ー情熱ー

    制作年:

    二人の男に囲まれて育ったみなしごの少女が、殺人事件に巻き込まれ、大人になっていく姿を描く。冒頭での雪の降るセット内で主役の二人が出会う長い長いワンシーン・ワンカットは、相米演出の真骨頂で、そのパワーには驚くばかりである。

  • 自動車泥棒

    制作年:

    スピード感のあるカッティング、街頭撮影のライブ感、エネルギッシュでドライな演出に和田監督デビュー作の才気があふれる。敗戦の落とし子、混血児たちが学ぶミッション系寄宿学校。悪ガキの一人、酋長の夢は、自分たちで組み立てた自動車でアフリカへ行くことだった。一台のポンコツ車を組み立てて横須賀に繰り出すが……。浜辺に追いつめられた彼らは遠い大陸を目指すヨットを幻視する。それがカラーとなって現れるさまが鮮烈だ。チンピラのうっ屈したエネルギーを踊りに込める「ウエスト・サイド物語」風のシーンも捨て難い。これをバーンスタイン風にきめてみせる武満徹の音楽も珍品。

  • 幻の光

    幻の光

    制作年:

    一人の女性の“喪失から再生”の物語を描く宮本輝の同名小説の映画化。ゆみ子は12歳の時に祖母が失踪し、25歳の時には息子と3人の幸せな生活を送っていた夫・郁夫が自殺するという経験を持つ。なぜ、二人を止めることはできなかったのか、なぜ自分の前から大事な人が消えてしまうのか。奥能登の小さな村に住む民雄と再婚した現在も彼女の心には悔いが残っていた。そして、冬のある日、ゆみ子にカニを捕ってくると約束した漁師が海に消える。心の晴れないゆみ子を見守る民雄だったが……。テレビマンユニオンの社員として多くのTVドキュメンタリーを演出してきた是枝裕和のデビュー作品。ヴェネチア映画祭で絶賛され、金のオゼッラ賞などを受賞した。

  • GONIN2

    制作年:

    5人の男たちの壮絶な戦いを描いて話題を集めたバイオレンス・アクションの第2作。今回は5人の女性を主人公に、バトルを繰り広げる。男に捨てられた蘭、人生に絶望した売春婦のさゆり、夫に浮気された志保、セクハラを受けた早紀は、新宿の宝石店で、中嶋組・ヤクザ3人の強盗現場に遭遇した。たまたま居合わせた彼女たちに店員のちひろが加わり、強盗から時価10億円の宝石を横取り逃亡。改装中のディスコに身を隠す。一方、中嶋組との借金問題で妻が暴行され自殺してしまった工場経営者の外山正道は復讐に燃えながら、妻が欲しがっていた猫目石の指輪を探していた。やがて5人の隠れるディスコに、暴力団の追っ手と外山が現れ……。公開時には、昼間はアニメを上映し、最終1回のみ上映するという方法を取り、話題を呼んだ。

  • 肉弾

    制作年:

    主人公は、固有名詞のない“あいつ”。インテリらしい度の強いメガネをかけ、魚雷をくくりつけたドラム缶に入り、女郎屋の番傘をさして、ギラギラの太陽に照りつけられながら、静かな洋上をのんびりと浮かんでいる。敗戦間際の頃“あいつ”は、仲の良さが微笑ましい古本屋の老夫婦や、防空壕の中で結ばれたが空襲で死んでしまった、セーラー服の美しい少女との幸福だった時間を想い浮かべる……。岡本喜八監督の戦争への屈折した思い、青春への痛みと感傷が色濃く反映されている戦争ドラマの傑作。それを悲壮に描くのではなく、コミカルなタッチで綴っていて、より心にしみる作品に仕上がった。寺田農、大谷直子の初々しい演技も印象深い。

  • 里見八犬伝

    制作年:

    中国の『水滸伝』の構想にならった滝沢馬琴のおなじみ『南総里見八犬伝』に、新解釈を加えた書き下ろし小説をもとに映画化。薬師丸ひろ子7本目の出演作で初の時代劇。特撮に製作費と時間を費やし、「スター・ウォーズ」ばりのSFタッチの作品となっている。

  • 夏の庭 The Friends

    制作年:

    神戸に住むサッカー少年の諄、メガネ小僧の河辺、デブの山下は、同じ学校に通う小学6年生の仲良し3人組。その夏、彼らは“人が死んだらどうなるか”という好奇心から、近所の“いかにも死にそうな”一人暮らしのおじいさんを見張ることを決めた。世捨て人のように暮らすその老人・傳法喜八は、初めこそ子供たちを邪険に扱うものの、次第に優しい素顔で接するようになる。子供らはゴミだらけの庭を片づけてコスモスを植え、廃虚のようだった家にきれいなペンキを塗った。4人はすっかり友達のようになり、おじいさんの哀しい戦争体験を聞き、別れた奥さんとの再会のために奔走するが……。「お引越し」に続いて、相米慎二が関西で撮ったキッズムービー。例によってオーディションで選ばれた3人の少年たちが、実にいきいきとした演技で笑わせ泣かせる。また子供らに随所で食われまくるものの、互角に渡り合う三國連太郎もさすが。

  • 日本の首領〈ドン〉 完結篇

    制作年:

    片岡千恵蔵が、政財界の黒幕役で登場する。政財界の黒幕・大山は任侠団体の統一合体を提唱するが、佐倉も大石も乗ろうとしない。そこで……。片岡、佐分利、三船という三大スターの顔合わせが迫力満点。

  • あさき夢みし

    制作年:

    13世紀、法皇の皇子・後深草天皇の求愛を受けた女・四条が、やがて様々な男たちと愛欲に溺れ、そこから脱して自由を求め、出家して全国を行脚していく。詩人・大岡信の脚本を得て、情念の作家・実相寺昭雄が、一人の女性の流転する半生を叙情的に描いた作品。

  • ON AIR/オンエアー

    制作年:

    【突然の最終回をめぐってテレビスタッフが右往左往】 TVの舞台裏で繰り広げられるドタバタを描くコメディ。鶴見辰吾のプロデュースのもと、個性派・実力派俳優が集結。鶴見と杉田かおるという“金八先生“コンビも復活だ。

  • 昭和歌謡大全集

    制作年:

    【やられたら、やりかえせ!  復讐のコール&レスポンス】 カラオケ・パーティーに明け暮れる少年グループと、バツイチと同じ名前でつながったオバサン集団の“仁義なき戦い“を昭和歌謡に乗せて描くパンキッシュなファンタジー。殺戮の応酬から互いが充実感を覚えるという村上龍の原作のエキスを充分に抽出しつつ、80年代の日本映画にオマージュを捧げたかのような篠原哲雄監督の卓越したエンタメ精神が光を放つ。

  • ハサミ男

    制作年:

    【凶悪サイコ・キラーの正体とは?】 日本初の本格スプラッターと称される『死霊の罠』などでカルト的人気を誇る池田敏春監督が、殊能将之の同名小説を映画化したサイコ・スリラー。“ハサミ男“と呼ばれる連続殺人犯の正体と、彼に隠された驚愕の過去が明かされていく。麻生久美子がサイコ・キラーを怪演し、新境地を見せる。

  • ドラゴンヘッド

    制作年:

    【渋谷が崩壊する! ついにあの漫画を映画化】 望月峯太郎の同名漫画を、ウズベキスタン・ロケで映画化した意欲作。突然、崩壊した世界でサバイブする高校生男女の姿を、ストイックなラブ・ストーリーを軸に真摯に紡ぎ出していく。

  • 銃声/LAST DROP OF BLOOD

    制作年:

    【秋元康プレゼンツ! 仕掛け満載の異色ヤクザ映画】 才人、秋元康が監督を務め、多彩なアイデアを詰めこんだヤクザ映画。奇想天外なバイオレンス描写、意表を突くキャスティング、ツボを心得たキメのセリフなど、随所に秋元節が光る。

  • オー・ド・ヴィ

    制作年:

    【酒と退廃の香りに満ちた男と女の数奇なミステリー】 函館の美しい景観をバックにした愛憎のドラマ。男と女の駆け引きを、官能的な夜の映像をまじえて描写。あがた森魚によるバンドネオン調の音楽が、ミステリアスな雰囲気を盛り立てる。

  • さわこの恋 上手な嘘の恋愛講座

    制作年:

    斉藤慶子が映画初主演したラブ・ストーリー。OL8年目の佐和子は退屈な日々を送っていた。ある日、彼女はフランス料理のシェフ・由紀夫と出会い、一夜をともにする。一流ホテルのオーナーの娘と偽り、由紀夫との恋愛遊戯を楽しむが……。斉藤慶子のベッドシーンが話題に。

  • 旅の途中で・FARDA

    制作年:

    【疲れ切った日本人会社員がイランの旅路で得た宝物】 邦人ビジネスマンがイランの旅を通じて自らを見つめ直していく姿を端正に描写。イランの巨匠、アッバス・キアロスタミが監修を務め、現代イランの日常がリアルに映し出される点も注目だ。

  • オルゴール

    制作年:

    TVドラマ『とんぼ』の脚本家・黒土三男が、同番組でも主演していた長渕剛を起用して撮り上げた監督デビュー作。一匹狼のヤクザが、離れ離れになった幼い息子との関係を取り戻そうとする姿を、組織との抗争も絡めて描いている。長渕剛が歌ったテーマ曲『激愛』もヒットを記録。

  • ウルトラQザ・ムービー 星の伝説

    制作年:

    日本のTV・SFを代表する名作『ウルトラQ』を、新しいスタッフ・キャストで20数年ぶりに復活させた話題作。自然破壊の警鐘を鳴らす古代伝説の謎を追う、3人の活躍を描いていく。初めて“ウルトラQ“を手掛ける実相寺演出は、観念的すぎたといえるだろう。TVでおなじみのテーマ曲が流れないのが残念。

  • 透光の樹

    制作年:

    【これが究極の女と男の愛】 役所広司主演の『絆〈きずな〉』以来、6年ぶりとなる根岸吉太郎監督による大人の純愛劇。25年ぶりに再会した中年の男女が、ある“契約“から肉体関係を結び、やがて互いの思いを純化させていく様を、求心力のある演出でまざまざと見せつける。非情さと優しさが同居する恋模様に心を打たれること間違いなし!

  • Go!

    制作年:

    【情熱系男子高校生が宅配スクーターで大激走】 恋した年上女性へ約束のピザを届けるため、東京から長崎へバイク宅配に出た青年の珍道中を描く。主演作が続く高田宏太郎が主人公を好演。危ないハーレー野郎に扮する山崎努の妙演も見もの。

  • 屋根裏の散歩者

    制作年:

    昭和初期の東京で“高等遊民“を気取る青年・郷田三郎は、うらぶれた下宿館の屋根裏を徘徊し、女たちの淫らな姿に異常なまでの興奮を覚えていた。そして彼はついに醜悪な中年男を屋根裏から毒殺する計画を実行に移すが、名探偵・明智小五郎が彼の犯罪に気づき……。エロスを追求する映像作家・実相寺昭雄が、私淑する乱歩の世界に挑んだ意欲作。1993年の東京ファンタスティック映画祭で上映された成人指定のインターナショナル・バージョン(77分)と、R指定の劇場公開版の両方ともがビデオ化されている。

  • センチメンタル・シティ・マラソン

    制作年:

    【生き別れた姉妹マチネとソワレのお互い探しの旅】 幼い頃、離れ離れになり、お互いを探しあう姉妹それぞれのストーリー。ともさかりえが孤独な雇われの殺し屋と、事故で言葉を失った少女という両極端なふたつの難役に挑む。

  • Zero WOMAN 警視庁0課の女

    制作年:

    “警視庁0課“それは、警察が表立って関与できないダーティーな仕事を行う“裏警察“のこと。主人公レイは、親代りである上司武藤の下、0課の危険任務に駆り出される日々を送っていた。しかし、捜査1課の小田とひき逃げ事件を目撃したことが彼女の人生を大きく変えた。ひき逃げ事件に執拗に食い下がった小田は惨殺され、レイは事件の背後に意外な人物が噛んでいることを知る。レイは権力という名の巨悪に向かって、捨て身の闘いに身を投じていく。

  • ダンジェ

    制作年:

    【奇妙な画面構成が魅惑的スリリングに挑発する恋物語】 先の読めない場面展開でパズルのような感触が楽しめる異色の恋愛映画。拳銃を所持する少女と恋におちた少年が、数奇な体験を迎える。主演は「キッズ・リターン」の金子賢。

  • 借王〈シャッキング〉 THE MOVIE 沖縄大作戦

    制作年:

    【今度の舞台は沖縄!哀川翔主演の痛快劇】 莫大な借金を背負った3人組の、大胆な詐欺計画を痛快に描く、人気シリーズ第5弾。今回は沖縄を舞台に、下請け会社を苦しめる悪徳企業をメッタ斬る。監督は「大安に仏滅!?」の和泉聖冶。

  • 新・極道〈やくざ〉渡世の素敵な面々 女になった覚えはねぇ!

    制作年:

    【安倍譲二の原案による哀歓にあふれたヤクザ映画 】 安部譲二の書き下ろしによるオリジナル・ストーリーを映像化したヤクザ映画。極道の世界から弾き出されたアウトサイダーたちの、仁義を賭けた壮絶な戦いを、哀歓をこめて描く。

  • 東京龍〈トーキョードラゴン〉

    制作年:

    【素人“風水師“の活躍をハイビジョンを交え映像化】 荒俣宏が今話題の風水をテーマに描いた小説を、椎名桔平主演で映画化。新米の風水師が伝説の“龍“に挑む姿を、TV『冬の蛍』などの俊英、片岡敬司監督が描いている。

  • ご存知!ふんどし頭巾

    制作年:

    【内藤剛志主演で描くサラリーマン人情コメディ】 気弱な中年サラリーマンが正義の味方に変身する現代喜劇。ふんどしをかぶった珍妙なヒーローの活躍をトボケたユーモアとともに描く。主人公に扮した内藤剛志の妙演に注目!

  • 秘密の花園

    制作年:

    「完全なる飼育」シリーズに代表される、監禁ものの作品。理想の女性に育てるため、父は娘を監禁し、飼育を続けるが……。「呪霊 THE MOVIE」の松田純が妖艶な姿を惜しげもなく披露。

  • 乱歩地獄

    制作年:

    【浅野忠信、4変化の術 】 江戸川乱歩の小説4編を映画化したオムニバス作品。全編に渡って浅野忠信が出演し、明智小五郎が謎を解く『鏡地獄』『芋虫』は従来通りの乱歩ワールドながら、前衛的な風景で圧倒する『火星の運河』と、狂気とユーモアがセッションする『蟲』が異彩を放ち、独特の余韻をもたらす。

  • 暗殺の街

    制作年:

    【同僚をうたがう監察官を仲村トオルが渋く演じる】 「あぶない刑事リタ-ンズ」の仲村トオルが、警察内部を調査する監察官に扮したハ-ドボイルド。同僚に疎まれながらも、任務を遂行する主人公をストイックに演じている。

  • くれないものがたり

    制作年:

    官能とバイオレンスを追求する池田敏春監督が、赤江瀑の『千夜恋草』を映画化。紅葉にむせかえる京都を舞台に、香道の名人とその妻の倒錯した性の世界を、典雅な映像で描く。ヒロイン・竹井みどりの妖しい美しさ、彼女に魅了される高校生を演じる三上祐一のナイーブな存在感が魅力。

  • 真田幸村の謀略

    制作年:

    関ヶ原の戦いで敗れ、高野山麓に身を潜めながらもひそかに宿敵・家康打倒の機会をうかがっていた真田幸村は、屈強な10人の勇士を集め、家康首取り計画を実行するが……。真田十勇士と家康軍団とのラストの攻防戦がアクションたっぷりで見もの。

  • 橋のない川〈1992年〉

    制作年:

    東陽一が、住井すゑのライフワークを映画化した作品。壮大な原作の流れに沿って、明治から大正時代に生きた被差別部落の人々の姿を淡々と描いている。アンデスのフォルクローレ音楽の第一人者エルネスト・カブールが音楽を担当している。

  • うれしはずかし物語

    制作年:

    家庭を離れ、一人になれる空間を求めてワンルーム・マンションを買った中年男と、週に1度の約束と割り切って愛人契約を結ぶあっけらかん女子大生との恋模様を、ペーソス豊かに描いた作品。川上麻衣子が均整のとれたプロポーションを披露する。

  • 暗室

    制作年:

    華道の師匠、バーで知り合ったレズの女、近所に住む読者などと奔放な性生活を繰り返すが、そこに愛のないことに悩む流行作家と、それぞれに自信を持って自分の生き方を選ぶ女たちの姿を描く。にっかつ創立70周年を記念して作られたエロティックな文芸作品。芥川賞作家・吉行の代表作が原作。

  • 孤独の仁義

    制作年:

  • 徳川一族の崩壊

    制作年:

    300年にわたる徳川政権が終焉していくさまを、会津藩主・松平容保と長州の桂小五郎との対立を軸に据えて描く大型時代劇。薩長同盟、“蛤御門の変“など実際の事件を追いながら、東映ならではの娯楽性を重視した作りになっている。物語は、松平容保が京都守護職に就任し、朝廷を懐柔しようとするがそれが実らず、徳川最後の将軍・慶喜は大政奉還。容保は会津藩を率いて、勝利のない戦いに向かっていくというもの。全編これ、チャンバラ映画の醍醐味ともいえる派手な剣戟シーンが見どころ。それに加えて容保や桂の家族との絡みなどに、山下耕作一流の情感あふれるタッチが見られ、面白さは十分。

  • 暗殺の街 極道捜査線

    制作年:

    警察内部の不祥事を調査する監察官、佐伯刑事はかつての上司、北上が殺された事件を捜査するため身分を隠して地元警察に乗り込む。北上の部下、寺岡は佐伯のことを煙たく思いながらも犯人逮捕のため彼に協力する。佐伯は北上が親しくしていた青東組に潜入し、汚職警官である小野田のことを突き止めるが、同時に北上の汚職の証拠も手に入れたのだった……。「女優霊」の中田秀夫によるハードボイルド映画。任務と友情のはざまで揺れ動く主人公の苦悩と葛藤を描き出す。

  • 奇跡の山 さよなら、名犬平治

    制作年:

    母の自殺によって言葉を失った少女、敦子。大分・九重連山で案内人をする祖父、清三とともに母の死を知る子犬をガイド犬に育て、自らの言葉も呼び戻すまでの物語。実在したガイド犬、平治の話をベースにTV出身の水島総が人間愛を描く。中島みゆきがこの映画のために主題歌を書き下ろしている。

  • キャンプで逢いましょう

    制作年:

    タレント田中律子の同名エッセイをもとに、若者たちの恋とアウトドアライフの魅力を描いた青春映画。広告代理店に勤める水穂は、憧れの先輩・瑛子とキャンプ場での結婚式を企画するが、アクシデントから瑛子本人が挙式を挙げることになる。ところが、企画はアウトドア・カメラマン豊彦のせいで大失敗に。先輩の結婚と企画の失敗に落ち込む水穂。そんな水穂を見かねた瑛子は、彼女をキャンプに連れ出すがそこで豊彦と再会し、次第に彼の素朴さに惹かれていくのだった……。カヌー、パラグライダーなどアウトドアスポーツも満載。

  • シルバー假面

    制作年:

    【伝説の“等身大“特撮ヒーローが装いも新たに復活!】 伝説の“等身大“特撮変身ヒーロードラマ「シルバー仮面」が、まったく新しいコンセプトで蘇った! 3部構成の本作では、舞台を現代から大正時代に移し、シルバー假面も男性から日独ハーフの美女に。帝都・東京に襲来した宇宙人や怪人に立ち向かう、新生・シルバー假面の活躍が描かれる。総監修と第1話の監督はオリジナル版や「ウルトラセブン」、『帝都物語』などの実相寺昭雄。

  • …これから物語 少年たちのブルース

    制作年:

    一世を風靡したアイドル・光GENJIが、二手に分かれて主演した2本の青春映画の“光“主演編。単純でノリやすく運動神経抜群の矢沢亮介と、父の跡を継いで高校生でありながらすでにビジネスの世界に足を踏み入れている藤岡茂。茂は自分のプロジェクトを成功させるための“商品“として亮介に近づいていく。

  • でべそ

    制作年:

    1995年12月末日に幕を降ろした、ストリップの殿堂・渋谷道頓堀劇場の名物オーナー・矢野浩祐氏の波瀾万丈に満ちた半生を映画化。世間を踏み外した極道の矢部は、日本全国のストリップ小屋を巡業する一座の座長となった。最初は、女で食べていくのが嫌でたまらなかったが、天衣無縫なストリッパーたちと暮らすうちに、次第にストリップの世界に魅せられていく。やがて看板娘のストリッパー・マヤと恋に落ちる。性の世界に浸りながらも、純粋無垢な心を持つ主人公を、片岡鶴太郎が熱演。ちなみに“でべそ“とは、ストリップで客席に張り出

  • ドン松五郎の大冒険

    制作年:

    人間の言葉を理解し、パソコンを操る天才犬・ドン松五郎とその息子・ジュニアが、子供たちの楽園“子供ランド“を乗っ取ろうとする成金親子に戦いを挑むシリーズ第2作。今回は、名犬・ドン松親子がハングライダー乗りにチャレンジ。

  • プライド 運命の瞬間〈とき〉

    制作年:

    伊藤俊也監督・津川雅彦主演で新たな東條英機像を描き出し、様々な論争を呼んだ歴史大作。終戦後、国際軍事裁判に出廷した元内閣総理大臣・東條英機は極刑を覚悟していたが、戦争の原因をすべて敗戦国に押し付けようとする連合国の意図を知り、裁判を戦い抜くことを決意するのだった……。津川雅彦、裁判長を演じる「ロボコップ」のR・コックス、主席検事を演じた「G.I.ジェーン」のS・ウィルソンら俳優陣の好演。さらに完全再現された法廷セットで行われる緊迫感あふれる裁判シーンとで、見ごたえのある壮大な人間ドラマとなっている。

  • 当選確実

    制作年:

    12年間、まったくの無風であった桐野市市長選挙。3期に渡って対立候補のいない現職・錦本は裏では地上げ業者と手を組んでいる悪徳政治家だった。今回の選挙もまた、無風状態であった。投票日まで、あと3日と迫ったある日の午後、地上げ業者を人質に一人の男がビルに立てこもった……。森田健作の参議院出馬のため、社会的影響を考え完成以来6ヵ月以上も公開が遅れた政治ドラマ。

  • 熊本物語

    制作年:

    三池崇史が、熊本の自治体からの依頼で撮った中編の作品群。大和朝廷時代の肥後を舞台に、神の庇護を受けて朝廷軍に立ち向かった男の神話的な物語「隧穴幻想・トンカラリン夢伝説」、1200年前、中国大陸からの脅威にさらされた九州の防衛のために、送りこまれた若き兵士たちの思いを綴る「鞠智城物語・防人たちの唄」、わずか900の兵で豊臣秀吉の軍一万に立ち向かった肥後国衆の女性たちの物語「おんな国衆一揆」の3編から成る。2001年までは熊本県内の限定上映だった。

  • ハッピーエンドの物語

    制作年:

    女子高校生が、タイムマシンの実験によって30年後の未来へ、そこで同級生の危機を知った彼女は現代に戻り、未来の彼を救うために活躍するという、日本版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。金子修介の助監督を務めていた栃原広昭監督のデビュー作であり、金子の実弟・金子二郎や脚本家じんのひろあきの実弟・山崎みつぐがシナリオに参加している。

  • 刀狩るもの~二本松の冒険~

    制作年:

    【怪奇テイストあふれるソード・アクション映画】 霊魂の宿った怪刀をめぐって展開される迫力のアクション映画。何者かに盗まれたと言わていれる日本刀を探して奔走する青年を主人公の物語が、数々のソード・アクションを交えて描かれる。アクション演技にも定評のある水野美紀が主演を務めるほか、本作が初監督となる都築宏明のスタイリッシュな演出と、寺田農らベテラン勢の演技にも注目だ。

  • 次郎長三国志

    制作年:

    【日本映画を代表するヒーローが帰ってきた!】 日本映画の定番として愛され続ける“次郎長“シリーズを、本シリーズを数多く手がけた名匠マキノ雅弘監督を叔父に持つ津川雅彦=マキノ雅彦監督が手がける期待の一作。義理と人情にめっぽう厚い清水の次郎長親分の一家と、甲州随一の極悪人の戦いの行方は?恋と涙と痛快なチャンバラがふんだんに詰まった大人のためのエンターテインメントだ。

  • ラ・ヴァルス

    制作年:

    実相寺昭雄監督が撮り上げたアダルトビデオの大作を、キネコ化して劇場公開した異色作。強姦を訴え出た女性と、加害者たる男の供述に食い違いが生じ、男の弁護士は独自に調査を開始するが、曼陀羅のごとき現代社会は真相をうやむやにしてしまう。現代版「羅生門」ともいうべき一編。

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