櫻坂46・三期生の石森璃花「9th Single BACKS LIVE!!」座長で見せたアイドル性
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櫻坂46が25日、9thシングル「自業自得」の“BACKSメンバー”による3日間にわたった公演「9th Single BACKS LIVE!!」を完走した。ステージをけん引したのは、同シングルの収録曲「愛し合いなさい」で自身初のセンターを務める三期生の石森璃花。三期生で初めて「BACKS LIVE!!」の座長を託された石森は、生まれ持ってのアイドル性でメンバーを率いた。
【写真】キラキラの笑顔! 櫻坂46・三期生の石森璃花がアイドル性を見せた「9th Single BACKS LIVE!!」ライブフォト
三期生の最年長でおっとりした印象、グループのレギュラー番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京/毎週日曜24時50分)では、はにかむ石森の表情に自然と心もなごむ。
ステージの空気感は、座長を託されたメンバーによって変わる。5月に行われた前回の「8th Single BACKS LIVE!!」では、パワフルなダンスパフォーマンスに定評ある二期生の武元唯衣を中心に、汗ほとばしるステージへと釘付けになった。
対して、今回の「9th Single BACKS LIVE!!」ではガラッと変わり、石森の笑顔でステージの空気感はやわらかに。最終日の序盤で「みなさん、最後まで楽しみましょう!」とほがらかな表情で観客を鼓舞する場面で筆者はグッと心をつかまれたが、幕間のMCでは石森を中心にメンバーの掛け合いも生まれ、なごやかに進行した。
しかし、パフォーマンスになると表情もより多彩になり、アイドルとしての多面性すら感じさせる。最終日の1曲目「確信的クロワッサン」の前半で、同期の小島凪紗が弾くピアノ伴奏と共に独唱した場面では、穏やかで澄み切った表情に。一変、自身のセンター曲「愛し合いなさい」では、感情を爆発させるかのような自信みなぎるパフォーマンスで、ファンの視線を一手に引き受けた。
センターとして、座長として「どうして自分が選ばれたのか、理由が分からなくて不安になることもありました」と最終日の壇上で語った石森。「私には櫻坂46への愛と熱があります」と涙をこらえながら伝えた想いは、十分に伝わっている。グループへの「リスペクトと愛」をもって臨んだステージの経験を糧に、より輝きを増していくことだろう。(文:カネコシュウヘイ)