巨匠ロブ・マーシャルとメリル・ストリープ、ジョニー・デップ等、豪華キャスト陣による“アフター・ハッピーエンド”ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』。純粋にミュージカル映画としても楽しいが、劇中のメッセージが心に深く突き刺さり、経験を重ねてきた大人にこそ強く響く作品となった。「めでたし、めでたし」のその後の物語とは?
テレビや雑誌、舞台などで活躍する“あの人”が『イントゥ・ザ・ウッズ』を鑑賞!本作で描かれたアフター・ハッピーエンドの物語を受けて、感想や見どころとともに、「幸せ」についても言及した。
“めでたし、めでたし”で終わったはずのおとぎ話の主人公たち。だが、その後も彼らの人生が続いていたとしたら、どのような運命が待ち受けているのか―。ディズニーが初めて描く、おとぎ話の主人公たちのその後に隠された真実とは…?
アカデミー賞6部門を受賞した『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が、『ウエスト・サイド物語』で知られるブロードウェイの生ける伝説スティーヴン・ソンドハイムのロングラン・ミュージカルを映画化!
この夢のようなプロジェトに集まったのが、魔女役のメリル・ストリープ、赤ずきんのオオカミ役のジョニー・デップ、シンデレラ役のアナ・ケンドリック、その王子役のクリス・パイン、パン屋の妻役のエミリー・ブラントという、名実ともにトップクラスのスターたちだ。彼らが演じるキャラクターは、それぞれに願いがあった。そして、その願いを胸に森の奥深くへと入っていく。
はたして、彼らの願いは叶い、ハッピーエンドは訪れるのだろうか。私たちの知らなかった、おとぎ話の主人公たちの驚くべき“その後”が、遂に明らかになる。
物語は、パン屋の夫婦と魔女の出会いから始まる。長年、子どもが授からなかったのは、魔女の呪いが原因だったと知り、その呪いを解くために、夫婦は森の奥へと出かけていく。時同じくして、シンデレラ、赤ずきんなど、おとぎ話の主人公たちが、それぞれの願いを胸に森へと入っていくのだった―。はたして、彼らにどのような運命が待ち受けているのか。あなたの予想を裏切ること間違いなし!
森の中で赤ずきんを見つけ、隙あらば食べてしまおうと、あの手この手を使って、赤ずきんを誘惑。まんまと誘いに乗った赤ずきんが寄り道している間に、彼女のおばあさんをパクリ。あとは、おばあさんに変装して赤ずきんを待つが…。
パン屋の夫婦の隣に住む。昔、夫婦の父親が、自分の庭から魔法の豆を盗んだことに怒り、パン屋の家系に“子どもができなくなる”呪いをかける。だが、豆を取られた罰として、自身も呪いをかけられ、醜く年老いた姿になってしまう。
母を亡くし、継母とその娘たちにいじめられ、下働きばかりさせられている美しい少女。今の生活から抜け出したいため、お城の舞踏会で王子様に見初められたいと願っている。
好奇心旺盛で楽しいことに目がなく、人を疑うことを知らない素直な女の子。森の中に住むおばあさんの家にパンを届けに行く途中でオオカミに出会う。
森の中の塔に住む長い金髪を持つ美しい少女。実はパン屋の主人の妹だが、生まれてすぐ魔女に連れ去られたため、魔女を母親だと信じて疑わない。1度も出たことがない外の世界への憧れが強い。
パン屋たちが住む国の王子。“チャーミング(魅惑的)であれ”と育てられたため、女性を見ると誘惑してしまう癖がある。もちろん、ルックスは申し分なく、女性に優しい。
町でパン屋を営む夫婦。夫婦仲は悪くないが、長年連れ添っているがゆえ、どこかマンネリ気味。そんな折、子どもに恵まれない原因が魔女の呪いにあると知り、呪いを解くために森の中へ。
母ひとり子ひとりの親子。母親はジャックを大切に思いつつも、貧乏な生活とジャックのバカさ加減にイラつき、毎日ジャックを怒鳴り散らしている。そんなジャックの唯一の友達は、飼っている牛。だが、牛を売ってこいと母に言われ…。