釈由美子、結婚か仕事かの岐路で腹を括った30代は「とにかく自然体」という心境

前進あるのみの釈だが、どんな場所でも必ずと言っていいほど「スカイハイ」からの「おいきなさい」ポーズを要求される。改めて「スカイハイ」とは釈にとってどんな作品だったのだろうか。「あれから10年も経っているのに、決めポーズやセリフがここまで覚えていただけているのは嬉しい。いかりや長介さんの『だめだこりゃ』という言葉が愛されているように、自分にとって印象的な役柄をもらえたことは嬉しい」と感謝しきり。死の門の門番という奇抜な役柄だったが「イメージが付きすぎてほかの役ができないということはなかったので、女優としての振り幅を広げてくれた」と自らの代表的キャラクターとして捉えている。
女優として活動する上では「自分がどんなオーケストラの、どんな楽器で、どんなメロディーを奏でられるか」を考えるようになった。釈曰く女優とは「オーケストラの一員。スタッフという演奏者がいて、監督という指揮者がいないことには、観客に届くことのない存在」という。ちなみに自身を楽器で表すなら「高級感のないピアニカくらいでいいです。ノスタルジーな音を奏でたい」とのこと。くしくも2月1日に公開される映画「リトル・マエストラ」では、素人オーケストラのバイオリニストを演じている。バイオリンに初挑戦した釈は、持ち前の頑張り屋ぶりを発揮。1日5時間の猛特訓で、エルガー作曲「威風堂々」のサビを弾けるようにまでなった。
今回は主演をサポートする助演。出しゃばることなく、作品に優しい空気を生んでいる。まさに安定した存在感だ。「自分を色々な人に知ってもらう」というデビュー当時の未来予想図は完成しているように思えるが、まだ叶っていないものがあるという。それは「トレンディードラマに出る」ことで「漠然と『キムタクとドラマで共演するんだ!』という野望がありました。それはまだ叶っていないので、今後の夢としてとっておきたいですね」とケラケラ笑った。
映画「リトル・マエストラ」は有楽町スバル座にて2月1日より全国順次公開
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