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池脇千鶴『ジョゼと虎と魚たち』から15年 女優業に抱く強い意志

映画

池脇千鶴、『きらきら眼鏡』インタビュー
池脇千鶴、『きらきら眼鏡』インタビュー クランクイン!

 作家・森沢明夫の小説を原作とした映画『きらきら眼鏡』が公開される。主演を務めるのは池脇千鶴。彼女は、現在36歳。多くのファンに愛され続ける映画『ジョゼと虎と魚たち』は公開から15年が経とうとしている。そんな池脇が、新人俳優とダブル主演を務めた本作について語り、女優業への強い意思を見せた。

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 『きらきら眼鏡』は恋人を亡くした青年・明海と、余命宣告を受けた恋人がいる女性・あかねの出会いを見つめた物語。池脇演じるあかねは、「見たもの全てを輝かせる“きらきら眼鏡”をかけている」と口にし、死を前にした恋人と向き合う現在も、笑顔を忘れないように過ごしている。

 池脇は「あかねは、必死で明るく振舞っているんです。笑ってなくちゃ壊れちゃう自分を、自分で分かっているところもある。彼女の強がりが、理解できない人もいるかもしれない。でも私は、あかねのそうした無理をしているところも好きですし、ラストはどこか晴れやかな気持ちになれる作品だと思います」と語る。

 役への入り方については、「自分とは全く別の人物を理解するところから始まるので、客観視もしてしまいます。というか、しなくてはいけないと思っています。そこで役を理解した上で、その世界に入っていきます」と明かす。

 本作は明海役の新人・金井浩人とのダブル主演作だ。新人を前に、影響を受けることもあったのではないだろうか。

 「周りがやたらと『新人だ、新人だ』というんです。でも実際にお芝居をしてみたら全然、新人という感じじゃありませんでした。だから、新人の人からの影響ではなくて、自分よりずっと若い人に才能を見せつけられて、単純に『すごいな、この人』という刺激を受けました」と振り返る。

 さらに完成した作品を観て、「(金井は)すごくカメラに愛されている人だな」と感じたと言うが、何より池脇自身がカメラに愛され続けてきた女優だ。1997年に第8代“リハウスガール”としてデビュー。映画主演デビュー作の『大阪物語』から高く評価され、続く『金髪の草原』でも大島弓子の世界に息づき、2003年、妻夫木聡とダブル主演を務めた『ジョゼと虎と魚たち』で女優としての評価を絶対的なものにした。

 しかし同時に初期の作品群のイメージに縛られることに。当時を振り返り、池脇も“呪縛”は「あった」と告白した。

 「その作品の話しか出てこないときは、やっぱり嫌になりました。縛られている気がして。そのことはあまり喋らなくなったり。それから映画とはまた別に、テレビではCMのイメージもあって、優等生や、元気っ子といった役ばかりだったりして。ジレンマを抱えていました」。

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