「やりやがったな、この野郎!」井筒監督がイーストウッド「グラン・トリノ」を絶賛

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「プレミア・ナビ」ナビゲーターの小堺一機とゲストの井筒和幸監督
「プレミア・ナビ」ナビゲーターの小堺一機とゲストの井筒和幸監督

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  CS映画専門チャンネル・ムービープラスで、ハリウッド超大作や人気の話題作を毎週土曜の夜8:55から放送している「YKK AP ムービープラス・プレミア」。ここで放送される作品の見どころをゲストと語るオリジナル情報番組「プレミア・ナビ」に、井筒和幸監督が出演。ナビゲーターの小堺一機を相手に、クリント・イーストウッドの魅力を語った。

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  ムービープラスは、「監督:クリント・イーストウッド」と題してイーストウッド監督作品を毎月編成。長期間にわたって映画人・イーストウッドに注目してきたムービープラスは、9月に「グラン・トリノ」を放送する。

  俳優業からスタートしたイーストウッドだが、「僕らは彼が出演したテレビシリーズの『ローハイド』から見てきましたから。その頃は小学生だったので誰だか分からなかったですが、二枚目の優男というのが当時のイメージでした」と、イーストウッド歴も長い井筒監督。「最初にイメージを覆されたのが、マカロニウエスタンの『荒野の用心棒』でしたね。“どうも、これはアメリカで撮っているやつとちゃうよな?”とおぼろげながら思ったのが中学高校時代です。面白い作品に出ているなと思っていたら、“アメリカに帰ってきたぜ!”みたいな感じで『ダーティハリー』があって。せやから、知らないうちに俺たちは、順を追って巨匠の成長を見てきているんですよ。こんな人、他にいませんよ」と、更に熱い話は続く。

  「『グラン・トリノ』でイーストウッドが演じるウォルトは“店への入り方が気にくわないからもう1回入れ!”と客に言っている道とん堀の寿司屋みたいな頑固オヤジ。ウォルトの愛車を盗もうとしたモン族の子供を『米ばかり食っている野郎が!』とものすごく毛嫌いしていて、後で謝りに来ても許さない。典型的なアメリカの白人の保守層ですが、その一方で“やる時はやるぜ!”という一面もちゃんと描かれている。こういうところは、彼らしい表現方法ですね」と、イーストウッドの魅力を鋭く分析。「ウォルトは“古き良きアメリカを自堕落にしやがって。誰がこの国を作ったと思っているんだ? この仕打ちは何だ!”と怒っているんです。『グラン・トリノ』以外でも、こういったことを描いたイーストウッド作品は多い。イーストウッドはカーメル市の市長までやった人なので、たががゆるむのが嫌いなんでしょうね。だから、“それが分からない若い奴が来たら撃つぞ!”という気迫が、作品の中でうまく描かれている」と、『グラン・トリノ』の魅力についても鋭い分析が。

  本作についての感想を、ひとことでボードに書いて貰うと、“やりやがったな、この野郎!”。「もう若手に引導を渡すのかと思っていましたが、“まだまだお前たちには渡せん!”というのが、この『グラン・トリノ』を観て感じたこと。イーストウッドの映画は「男くさい映画」が多いし、『グラン・トリノ』もそう。だから、こんなこと言ったら怒られちゃうけど、男の人だけで観たらいいと思いますよ(笑)。でも、こういう風に言うと、女性も必ず観たくなるでしょ。それが作戦です(笑)」とPRした。

  ムービープラスで毎週土曜日20時55分からイチオシ作品をお送りする「YKK APムービープラス・プレミア」。「グラン・トリノ」は、9月17日に井筒監督がゲスト出演の「プレミア・ナビ」とあわせて放送。

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