「トガニ 幼き瞳の告発」実話に基づいた映画、加害者に懲役12年の実刑判決!
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昨年9月に韓国で公開された映画「トガニ 幼き瞳の告発」モデルとなった実際の事件の加害者に、求刑からわずか7日で懲役12年の実刑判決が下った。
昨年9月に韓国で公開されるや多くの人々が衝撃を受け460万人以上もの観客を動員、その影響で法律が見直されるなど、まさに国家をも動かしたセンセーショナルな話題作、コン・ユ主演「トガニ 幼き瞳の告発」は実話に基づいている。
実際に本作のモデルとなった光州インファ学校で2005年、女子学生の手足を縛って性暴行した容疑(強姦致傷など)で起訴されていた前・行政室長に対し、7月5日、裁判所は懲役12年を宣告。また10年間の身元公開と電子足輪装着10年を命じた。今回の判決は検察が求刑した懲役7年よりも5年重い刑となった。
今回の判決について裁判所は、自らの地位や権力を利用し、本来保護すべきはずの生徒に対し行った極めて悪質な犯行であること、そして、被告が反省の色なく犯行そのものを否定し続けている点を厳しく判断。裁判所は「事件が多くの人に知られるようになり、障害者への性暴行事件に対し厳罰を求める社会の声が大きくなった。そして国会では“トガニ法”と呼ばれる法の改正もあった」と、映画「トガニ 幼き瞳の告発」の影響も大きくあったことを明らかにした。
韓国では、昨年の公開後、子供への性暴力犯罪の処罰に関する改正案を“トガニ法”と名付け、2011年10月28日に国会を通過、法律改正に至っている。これにより控訴時効が排除になったために、再び審議された結果が今回の判決に繋がっている。
判決に対し、「トガニ 幼き瞳の告発」原作者コン・ジヨン氏は自身のツイッターで、「犯した罪(の極悪さ)を考えると懲役12年では足りないくらいだが、求刑よりも重い刑になってありがたい」とコメントしている。
「トガニ 幼き瞳の告発」は8月4日(土)シネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
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