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<TIFF2017>アル・ゴア元米副大統領に小池都知事がエール!「地球を守る伝道師」

映画

「第30回東京国際映画祭」クロージングセレモニーに出席した元米副大統領のアル・ゴア氏と 小池百合子東京都知事
「第30回東京国際映画祭」クロージングセレモニーに出席した元米副大統領のアル・ゴア氏と 小池百合子東京都知事 クランクイン!

 「第30回東京国際映画祭」のクロージング・セレモニーが3日、東京・EXシアター六本木で行われ、フィナーレを飾るクロージング作品『不都合な真実2 放置された地球』の舞台挨拶にアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が登壇。ハーバード大学在時に学生寮でルームメイトだった本映画祭コンペティション部門国際審査委員長を務める俳優のトミー・リー・ジョーンズに迎えられたゴア氏は、「まさかここで会えるとは思わなかった」と満面の笑みを浮かべながら、熱いハグと固い握手を交わした。

【関連】「第30回東京国際映画祭」クロージングセレモニーの様子 フォトギャラリー

 今月17より日本公開となる本作は、ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らす長編ドキュメンタリー『不都合な真実』(2006年)の続編。地球温暖化を阻止するために、現在も世界中を飛び回り、精力的に講演活動を続けるゴア氏の姿を通して、世界中の人々に再び“不都合な真実”を突きつける。前作では第79回米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞、さらに環境問題の啓発に大きく貢献したとしてゴア氏にノーベル平和賞が授与された。

 大きな喝采の中、53年来の友人であるトミー審査委員長に迎えられ、笑顔で登場したゴア氏は「どうもありがとう!」と日本語で挨拶。続けて、「私の作品を東京国際映画祭のクロージング作品に選んでいただき、とても光栄に思っています」と感謝の意を表し、「この映画を楽しんでいただくとともに、観て、感じて、これを一つのチャレンジとして受け止めていただきたい。観客の皆さま全員に、気候危機の解決の一員になっていただきたいのです!」と力強くコメントした。

 また、前作が公開された10年前、環境大臣を務めていた小池百合子都知事も駆けつけ、ゴア氏と久々に再会。「10年を経て、続編を完成されたことを心からお祝いを申し上げたいと思います。ゴアさんは、地球を守る“伝道師”だと私は思っています。そして、この映画を通して、より多くの方々に、『私たちが、この地球を壊している』『私たちが、この地球を守るんだ』という意識改革をさらに啓発していっていただきたい」とエールを送った。

 なお、本映画祭の最終日となるこの日は、各部門賞が発表され、「東京グランプリ」はダークなディストピアを描いた近未来SF映画『グレイン』(トルコ・ドイツ・フランス・スウェーデン・カタール合作)が受賞。

 また、観客賞は、『勝手にふるえてろ』が受賞し、大九明子監督が舞台で喜びを爆発させた。さらに同作で主演の松岡茉優が今年新設の宝石のような輝きを放った若手キャストに送られる「東京ジェムストーン賞」を受賞した。

 今年で30回目となる本映画祭は、先月25日から10日間に渡り開催され、全231本の作品が上映された。

■主な受賞一覧

<東京グランプリ/東京都知事賞>
『グレイン』 監督: セミフ・カプランオール

<観客賞>
『勝手にふるえてろ』 監督: 大九明子

<SAMURAI賞>
坂本龍一

<東京ジェムストーン賞>
松岡茉優『勝手にふるえてろ』
石橋静河『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』
アデリーヌ・デルミー『マリリンヌ』
ダフネ・ロー『アケラット ロヒンギャの祈り』

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