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新海誠監督、最新作『天気の子』は「意見が分かれる映画」と断言

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映画『天気の子』製作報告会見にて
映画『天気の子』製作報告会見にて クランクイン!

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 新海誠監督が2日、都内で開催された自身が手掛ける最新作アニメーション映画『天気の子』製作報告会見に登壇。制作過程中の本作への思いや、主人公・帆高とヒロイン・陽菜の声を担当する醍醐虎汰朗と森七菜の演技について語った。

【写真】映画『天気の子』製作報告会見フォトギャラリー

 天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が、自らの生き方を「選択」する物語を描く本作。イベントには、醍醐、森、本田翼、RADWIMPS(野田洋次郎、桑原彰、武田祐介)、川村元気プロデューサーも出席した。

 現在も制作中らしく、新海は「ギリギリまでやらせていただけるのは、『君の名は。』をたくさんの方に観ていただけたから。前作に助けられています」と感謝し、「とてもいいフィルムになっています」と手応えを感じてる様子。また、「意見が分かれる映画だと思う。『あなたはどう思います?』と投げかけるような作品なのでぜひ見てほしい」と呼び掛けた。

 本作は、現時点で『君の名は。』超えの140の国と地域に向けた配給が決定しており、ほぼ同時公開になるという。川村は「インドでは上映を求める5万の署名が集まって、今調整中。前作で届けられなかった国の方々にも広がっていると思います」と胸を張った。

 主人公・帆高とヒロイン・陽菜の声を担当する醍醐と森は、2000人に及ぶオーディションから選出。新海監督は2人の声を「みんなが応援したくなる声」と称し、「この2人がこの作品のために、このタイミングでこの場所にいてくれたんだと確信できるようなお芝居だった。本当にいいと思います」と絶賛。それを受けて醍醐は「幸せ」と感謝し、森も「うれしい」と笑顔を見せた。

 制作ではまずビデオコンテを作り、新海監督が仮で声をあてた芝居を基準にし、広げていったという。醍醐は「監督の声がお上手でプレッシャーを感じて、超えたいと思いました」と明かし、森は「(Vコンテの監督の声を)何回も聴きました。お手本で言葉にできないことも伝えていただいたので、それがそのまま受け継がれ、私の個性も出てたらうれしいです」と期待を寄せた。

 また、『君の名は。』に引き続き、主題歌「愛にできることはまだあるかい」など劇中すべての音楽をRADWIMPSが務める。以前、大変過ぎて映画音楽はもうしないと言っていたRADWIMPS・野田だが、「新海監督の作品だからやりました」と言い、「毎日監督とメールをして作った。そのプロセスは音楽を作ってライブをやるだけじゃたどり着けない境地です。楽しかったですね」と笑顔で明かしていた。

 映画『天気の子』は7月19日より全国公開。

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