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ヒトラーは空想上の友だち!10歳の少年の世界が動き出す『ジョジョ・ラビット』予告解禁

映画

映画『ジョジョ・ラビット』場面写真
映画『ジョジョ・ラビット』場面写真(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation & TSG Entertainment Finance LLC

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 タイカ・ワイティティが監督・脚本・出演を務める映画『ジョジョ・ラビット』より、日本版最新予告映像が解禁された。主人公の10歳の少年ジョジョが、空想上の友だちヒトラーに小さな背中を押されながら、立派な兵士になるのを夢見て奮闘する姿が描かれている。

【写真】映画『ジョジョ・ラビット』場面写真

 本作は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、戦争への笑いによる風刺と共に、戦時下の人々の生きる喜びを描くヒューマン・エンターテインメント作品。監督・脚本、そして主人公の少年ジョジョの空想上の友だちであるアドルフ・ヒトラー役を、俳優としてだけでなく、メガホンを取った『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)を大ヒットへと導くなどマルチな活躍で才能を発揮するワイティティが務めた。

 第二次世界大戦下のドイツ。予告編では、立派な兵士になることを夢見て青少年集団ヒトラーユーゲントに入団した10歳のジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)が、空想上の友だちのアドルフ・ヒトラー(ワイティティ)に小さな背中を押されながら奮闘する姿が映し出される。ある日、家の壁の裏に、ユダヤ人の美少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)を見つけて大仰天。“ユダヤ人はわるい”と教えられてきたのに、愛情深く大好きな母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)がかくまっていたエルサは聡明で勇敢、そしてユーモアにもあふれていて、同じ屋根の下で過ごし言葉を交わすうちに、それまで信じていた景色が揺らぎ世界が大きく動き始める。

 ジョジョにとって憧れであり強敵でもある陽気な教官クレンツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)や、唯一の“実在の友だち”ヨーキー(アーチー・イェーツ)、さらには「憎しみは勝ちはしない。愛が最強の力よ」と大きな包容力でジョジョを抱きしめる母ロージーなど、過酷な大戦下にありながらもジョジョの周りはたくさんの人々の愛情でいっぱい。ひとクセもふたクセもある、実に生き生きとした愉快な仲間たちに囲まれながら、生まれた世の運命と向き合うジョジョは、一体何を見て、何を感じるのか?

 ワイティティ監督は「憎悪と偏見についての直球の映画にしたくはなかった。だから、脚本には全く自制をかけなかった。言うべきことを言うにはひるまずに決死の覚悟で書かなくてはいけない。危険の無いものなら、私がやる価値も無い。大コケするかもしれないリスクを背負って必死になれば、最高に創造的で先進的な表現が出てくるからね」とコメントしている。

 映画『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日より全国公開。

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