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映画監督・大林宣彦さん、肺がんで死去 82歳 新作の公開予定日に

映画

映画監督・大林宣彦さん

映画監督・大林宣彦さん(C)2020「海辺の映画館―キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

 『時をかける少女』『転校生』などで知られる映画監督の大林宣彦さんが、10日肺がんのため都内の自宅で死去した。82歳。闘病を続けながら完成させた最新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は、10日に公開予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。

【写真】遺作となった『海辺の映画館-キネマの玉手箱』フォトギャラリー

 大林さんは1938年広島県尾道市生まれ。テレビCM草創期にはCMディレクターとして、チャールズ・ブロンソンの「マンダム」をはじめ、カトリーヌ・ドヌーヴなど多くの外国人スターを起用し、3000本を超えるCMを担当。1977年に『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出。自身の故郷・尾道を舞台にした『転校生』(1982)、『時をかける少女』(1983)、『さびしんぼう』(1985)は“尾道三部作”と称され、長年にわたり世代を超えて親しまれている。

 近年は“大林的戦争三部作”となる『この空の花-長岡花火物語』(2011)、『野のなななのか』(2014)、『花筐/HANAGATAMI』(2017)を発表。『花筐/HANAGATAMI』は、第72回毎日映画コンクール日本映画大賞、第33回高崎映画祭特別大賞などさまざまな賞を受賞し、第91回キネマ旬報ベスト・テンでは日本映画ベスト・テン第2位に選ばれ、監督賞を受賞した。大林さん個人では、2004年春の紫綬褒章受章、2009年秋の旭日小綬章受章。2019年には、令和初の文化功労者に選ばれている。

 2016年8月に肺がんと診断され、余命宣告を受けていた。転移を繰り返すがんと闘いながら、最新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』を完成させ、10日の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、公開が延期されていた。同作は近日公開予定。

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