パトリック・デンプシー主演、金融スリラードラマ『Devils』 アメリカで放送決定
米CW局が、2020年秋に放送するドラマシリーズのラインナップに、『グレイズ・アナトミー』のパトリック・デンプシーが主演する、フランス・イタリア共同制作のドラマシリーズ『Devils(原題)』を加えることを明らかにした。
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本作は、イタリアのトレーダー、グイド・マリア・ブレラのベストセラー小説を原作としたもの。Varietyによると、世界有数の投資銀行NYLのロンドンオフィスを舞台に、アレッサンドロ・ボルギが演じる、カリスマ性があるが冷酷なヘッドトレーダーのマッシモ・ルジェーロと、パトリック・デンプシーが演じる投資銀行のCEOのドミニク・モーガンの関係が描かれる。
イタリア出身のマッシモは、投資銀行に入社後、殺人事件の有力容疑者にされてしまう。汚名を晴らそうとするうち、マッシモは世界的な金融戦争に巻き込まれることになり、メンターでもあるドミニクの側に立つか、それとも敵対するか、選択を迫られることになるという。原作は2008年の金融危機を触発されて書かれた物語だそうだ。
共演は、ライア・コスタ、カシア・スムトゥニアク、ラールス・ミケルセン、マラカイ・カービー、ポール・チョードリー、ピア・メヒラー、ハリー・ミッチェル、そしてサリー・ハームセンなど。
Deadlineによると、本作はイタリアのLux VideとフランスのOrange Studioのプロデュースで、Sky Studiosが資金提供。昨年10月に見本市であるMipcomに出され、160の地域で放送権が契約された。現在CW局の社長を務めるマーク・ペドウィッツはかつて、パトリックの代表作『グレイズ・アナトミー』を放送するABC局で、ドラマを監督していた経緯がある。
新型コロナウイルスの影響で、ドラマの撮影に遅れが生じている中、放送局は英語で制作され、名のある俳優が出演する作品を探している状況だという。