デニス・クエイド

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デニス・クエイドの詳細情報・プロフィール

生年月日

1954/4/9

出身地

アメリカ/テキサス州

詳細

本名はデニス・ウィリアム・クエイド。兄は73年に「さらば冬のかもめ」でオスカーにノミネートされたランディ・クエイド。兄の影響で高校時代から役者を志し、ヒューストン大学で演劇を専攻。中退後はLAに渡って下積み生活を続け、75年にジョナサン・デミ監督作「Crazy Mama」の端役で映画デビュー。ジェームズ・ディーンを信奉する若者の一人を演じた「ジェームズ・ディーンにさよならを」(78)、青春映画「ヤング・ゼネレーション」(79)、兄と一緒に出演した西部劇「ロング・ライダーズ」(80)などで次第に注目されるが、83年のアカデミー賞4部門に輝いた「ライトスタッフ」で宇宙飛行士を演じてスターに。その後、SF「ドリームスケープ」(84)、「インナースペース」(87)、スリラー「容疑者」(87)、「D.O.A.」(88)、50年代の有名ミュージシャンを演じた「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」(89)、日系女性との悲恋物語アラン・パーカー監督作「愛と悲しみの旅路」(90)、ジュリア・ロバーツと倦怠期の夫婦を演じたラッセ・ハルストレム監督作「愛に迷った時」(95)など、様々な役で安定感のある演技を見せ、アメリカ人好みのタフでハンサムな好青年タイプのルックスと相俟って、人気を博した。
中世の騎士を勇ましく演じた「ドラゴン・ハート」(96)、「ワイアット・アープ」(94)のドク・ホリデーなど、男らしい役を演じると非常に魅力的。「エニイ・ギブン・サンデー」(99)のアメフトのスター選手、「オーロラの彼方へ」(00)の殉職した消防士の父親、大ヒットを記録した「オールド・ルーキー」(02)の史上最年長でメジャーデビューを果たした大リーガーなど、近年は壮年らしい渋みが加わって円熟味を増してきた。アカデミー賞の4部門にノミネートされたトッド・ヘインズ監督作「エデンより彼方に」(02)では、50年代のアメリカで完璧な家庭を築きながらも、男性に走る夫を演じて、ゴールデン・グローブ賞ほか、多くの映画賞にノミネートされた。続くマイク・フィギス監督のスリラー「コールド・クリーク 過去を持つ家」(03)では性格異常者に脅かされる夫婦をシャロン・ストーンと演じている。また、アラモの砦を巡る歴史上の戦闘を描いた超話題作「アラモ」(03)では、独立軍を率いた将軍サム・ヒューストン役で登場。温暖化による地球の危機をテーマにしたローランド・エメリッヒ監督のSF超大作「デイ・アフター・トゥモロー」(04)では、異常気象に遭遇した息子を命を賭けても救出しようとする古気候学者を熱演。飛行機墜落の遭難者を演じているジョン・ムーア監督のアドベンチャー「フライト・オブ・フェニックス」(04)、コメディ「イン・グッド・カンパニー」(04)では自分よりずっと年下の青年を上司として受け入れるハメになる広告マンも演じている。
私生活では、78年に女優P.J.ソールズと結婚したが破局。出演を心底後悔しているという「ジョーズ3」(83)で出会ったリー・トンプソンと3年間の同棲の末に婚約したが、結婚には至らず、「インナースペース」、「D.O.A.」で共演した縁でメグ・ライアンと91年に結婚し、翌年息子をもうけるが、メグの「プルーフ・オブ・ライフ」で共演したラッセル・クロウとの不倫騒動の結果、01年に離婚した。その後は、多くの女性たちとのデートを楽しんだようだが、 4年7月に20歳以上年下のモデル、キンバリー・バフィントンと再婚した。50歳を越えた彼だが、「デニス・クエイド・アンド・ザ・シャークス」というバンドでミュージシャンとしても活動しているだけに、まだまだ気は若い。
キンバリーとは2012年10月に離婚を申請し、8年間の結婚生活に終止符を打った。

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