ウェズリー・スナイプス

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ウェズリー・スナイプスの詳細情報・プロフィール

生年月日

1962/7/31

出身地

アメリカ/フロリダ州

詳細

格闘技をマスターしたマッチョな肉体を誇り、本格アクションはお手のものだが、演技力にも定評があるアフリカ系アメリカ人のトップスター。 NYサウス・ブロンクスで成長した彼は、俳優になる夢を実現するため、「フェイム」で有名な演劇専門高校に入学。途中、母についてフロリダに移ったが、地元の劇団に参加。NY州立大学でも演劇を専攻し、卒業後は舞台で活動していたが、あるオーディションがきっかけで「ワイルドキャッツ」(85)に出演が決まり、映画デビュー。 マーティン・スコセッシが監督したマイケル・ジャクソンのミュージックビデオ「BAD」(87)でマイケルを脅すギャングのリーダー役を演じて注目を浴び、「メジャーリーク」(9 )、スパイク・リー監督の「モ'・ベター・ブルース」(9 )、アベル・フェラーラ監督の「キング・オブ・ニューヨーク」(9 )などの話題作に出演するチャンスをつかんだ。 そして91年、「ニュー・ジャック・シティ」の主役・麻薬王に抜擢されてクールに演じきり、MTVムービー・アワードの悪役賞にもノミネートされた。また同年、スパイク・リー監督の「ジャングル・フィーバー」で白人女性と恋に落ちる主人公の建築家を演じて高い評価を得る。この2作で、タフネスと繊細さの両面を見せた彼は、テロ対策のスペシャリストを演じた「パッセンジャー57」(92)、刑事役の「ライジング・サン」(93)、極悪非道な犯罪者役が強烈な「デモリションマン」(93)などで豪快なアクションを繰り出す一方で、車椅子のおしゃべりな青年を演じた「ウォーターダンス」(91)、不倫の恋に心が揺れるCMディレクター役で抑制された演技を見せた「ワン・ナイト・スタンド」(97)のような良質な佳品で演技力を発揮。後者ではベネチア国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた。 また、「3人のエンジェル」(95)ではゴツい体でハイヒールを履きこなし、大胆なドラッグクイーン姿を見せたことも。 当たり役はなんと言っても、自らプロデュースを手がけた「ブレイド」(98)。吸血鬼と人間の混血で、日本刀を使ったスタイリッシュなアクションをキメる姿は鮮烈で、その人気を不動にした。製作も兼ねた続編「ブレイド2」( 2)も大ヒットを記録。「ブレイド3」( 4)でシリーズを完結させた。ブラジルの武道カポエイラで鍛えた筋肉質の黒い肉体は美しくも迫力があるが、サングラスをはずすとつぶらな瞳が意外にキュート。 私生活では、一度結婚して息子もいるが、9 年に離婚。「ワン・ナイト・スタンド」で妻役は絶対に東洋人(ミン・ナが演じた)と主張した彼の妻は韓国系の画家ニッキー・パーク。未婚のまま、長くパートナー関係を続けていたが、2人の子供にも恵まれ、 3年に結婚した。妻の母国・韓国を“第二の故郷”と呼んでいるようだ。

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