ホリー・ハンター

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ホリー・ハンターの詳細情報・プロフィール

生年月日

1958/3/20

出身地

アメリカ/ジョージア州

活動期間

1981年 -

詳細

身長約155cmとアメリカ人にしてはあまりに小柄で、とりたてて美しいわけでもないが、演じているときの圧倒的な気迫と存在感は誰にも負けない小さな大女優。 農場を経営する傍ら、パートでスポーツ用品会社にも勤務する父のもと、7人兄姉の末っ子に生まれる。子供の頃からお芝居の才能を示し、小学生のときには学校演劇でヘレン・ケラーを演じたとか。76年にピッツバーグのカーネギー・メロン大学に入学して、演劇を専攻。卒業後はNYに渡って脚本家のベス・ヘンリーと意気投合、ヘンリーの手による舞台に数多く出演した。81年にホラー「バーニング」で映画デビュー。台詞はたったの1行だった。その後もしばらくはまともな役がつかず、TV出演と舞台が中心だったが、87年、舞台を観たコーエン兄弟が彼女に演じてもらうことを想定しながら脚本を書いたと言われている「赤ちゃん泥棒」に主演。最初は真面目な婦人警官だったのが、ニコラス・ケイジ演じるイカれた夫以上にブチぎれしていく演技で注目を集め、同年の「ブロードキャスト・ニュース」では、恋に心揺れながらも仕事で成功していくやり手のTVプロデューサーを颯爽と演じて、アカデミー主演女優賞にノミネートされたのをはじめ、多くの映画賞を受賞。一躍脚光を浴びる存在となった。スティーヴン・スピルバーグ監督の(珍しい)ラブロマンス「オールウェイズ」(89)では気負いのない演技でチャーミングな顔を見せたが、ジェイン・カンピオン監督のオーストラリア映画「ピアノ・レッスン」(93)では、口の利けない女性の激しい想いを手話と表情、ピアノ演奏のみで表現するという迫真の名演技で、アカデミー主演女優賞とカンヌ映画祭主演女優賞を受賞。作曲家のマイケル・ナイマンが彼女にピッタリの曲をセレクトしたことにも助けられ、すべてのピアノ演奏シーンを吹き替えなしで弾いたというから見事。また、この年はトム・クルーズと共演の「ザ・ファーム/法律事務所」でセクシーな探偵助手を演じてアカデミー助演女優賞にもノミネートされるという快挙を成し遂げ、ダブル受賞はならなかったものの、演技派女優としての名声を決定づけた。以後も、大味なハリウッド映画の「コピーキャット」(95)に出演してしまったことはあるが、「クラッシュ」(96)の交通事故に性的興奮を感じる女性、「普通じゃない」(97)の天使、「彼女を見ればわかること」(99)の痛々しいキャリアウーマン、コーエン兄弟の「オー・ブラザー！」( )での脱獄囚の毅然とした妻役など、オフビートな作品への出演が目立つ。また、堕胎をめぐる女性の闘いを描いたTV映画「沈黙の裁き」(89)と厚顔無恥な性悪女を演じた「しゃべりすぎた女」で、エミー賞を2度受賞している。製作総指揮を兼ねる「サーティーン(原題)」では再びアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。アニメ「Mr.インクレディブル」( 4)ではヘレンの声を担当している。 私生活では、「プライベート・ライアン」「シンドラーのリスト」でオスカーを受賞したスピルバーグ組の名撮影監督ヤヌス・カミングスキーと95年に結婚したが、舞台「By the Bog of Cats」で共演した俳優ゴードン・マクドナルドと深い仲になり、 1年に離婚が成立した。ちなみに、「オールウェイズ」撮影時は、エイミー・アーヴィングと離婚したばかりのスピルバーグと熱々だったとか。 6年1月には47歳にして、パートナーのゴードンとの間に双子が誕生した。

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