ミシェル・ファイファー

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ミシェル・ファイファーの詳細情報・プロフィール

生年月日

1958/4/29

出身地

アメリカ/カリフォルニア州

活動期間

1979年 -

詳細

4 代後半になっても衰えを見せないゴージャスで妖艶な美貌に豊かな演技力を兼ね備えた女優。4人兄妹の長女として誕生したミシェルは、12歳の頃から、離婚して子供全員を引き取った母を支えるために、様々なアルバイトを経験。76年にゴールデン・ウェスト・カレッジに入学して法廷速記を学ぶが、1年後に退学し、スーパーマーケットでレジ係として働いていたところ、ミス・オレンジ郡コンテストに出場して優勝し、スカウトされてショービズ入り。79年にTVシリーズ「Delta House」でTV出演、翌年にはコメディ「マンハッタン・ラプソディー」で端役ながら映画デビューを果たす。歌と踊りを特訓してツッパリ高校生役に挑んだ青春ミュージカル「グリース2」(82)、マフィアのボスの女役で出演した「スカーフェイス」(83)では単なるブロンド美人の域を出なかったが、84年にジョン・ランディス監督のミステリー「眠れぬ夜のために」で主役級のミステリアスな美女役で印象を残す。さらに、男運のない魔女の一人を演じた「イーストウィックの魔女たち」(87)がヒットを記録したおかげで一躍脚光を浴びたミシェルは、続く「危険な関係」(88)でジョン・マルコヴィッチ演じる子爵に口説かれる貞淑な未亡人を楚々と演じて、アカデミー助演女優賞にノミネートされる。そして、ジャズピアニストの兄弟トリオと組む美貌のシンガーを歌の吹き替えなしで演じた「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(89)でアカデミー主演女優賞にノミネート、ゴールデン・グローブ賞は見事受賞。「ラブ・フィールド」(92)で、差別が色濃く残っていた6 年代のアメリカで黒人青年に心惹かれる平凡な主婦を演じて、再びオスカーにノミネートされ、名実共にスターの地位を築いた。「バッドマン・リターンズ」(92)では、ツギハギのボデイスーツを自分で縫うセクシーなキャットウーマンの大胆な演技で“映画史上もっともセクシーな映画の登場人物”の第三位に選ばれる。マーティン・スコセッシ監督の「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」(93)では禁断の愛に溺れる貴族令嬢役を優雅にも繊細に演じたかと思うと、「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」(95)では海兵隊上がりのタフな熱血教師役で登場、新たな一面を見せた。ジョージ・クルーニー共演のラブコメ「素晴らしき日」(96)、夢のキャリアをつかむためにひたむきに努力する「アンカーウーマン」(96)、ブルース・ウィリスとの共演で夫婦の機微を表現した「ストーリー・オブ・ラブ」(99)、「真夏の夜の夢」(99)では妖精の女王ティタニアを妖艶に演じているが、どんな役柄でも自然体で嫌味のない演技が魅力的。知的障害者役のショーン・ペンを優しく見守る弁護士役で登場した「I am Sam アイ・アム・サム」( 1)に続き、「ホワイト・オランダー」( 2)では娘を抑圧する自由奔放な母親を圧倒的な存在感で演じた。アニメ「シンドバッド 7つの海の伝説」( 3)ではギリシャの女神エリスの声を担当。年齢を重ねるごとに、ますます美しさに磨きがかかってきた彼女、今後も女優として一層輝くに違いない。私生活では、81年に俳優ピーター・ホートンと結婚するが、89年に離婚。「危険な関係」で共演したジョン・マルコヴィッチに続いて、俳優フィッチャー・スティーヴンスと交際するが、破局後は93年に養女を迎え、シングルマザーとなる。ところがその直後に「アリー・myラブ」のプロデューサー兼脚本家デヴィッド・E・ケリーと出会い、電撃結婚。94年に息子が誕生し、現在に至っている。妹のディディとロリーも女優。

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