
<上の句><下の句>2部作で実写映画化され、興行収入30億円に迫る大ヒットを記録した『ちはやふる』。続編の製作も決定している本作のブルーレイ&DVDが早くも発売となる。そこで、物語を振り返るのはもちろんだが、セル豪華版でしか見られない豪華特典の内容をいち早く紹介していこう。本編同様、熱い内容がズラリと並んでいる。(文:安保有希子)
累計発行部数1700万部を突破した末次由紀原作の青春マンガの大本命「ちはやふる」を、等身大の若者をいきいきと描くことに定評のある小泉徳宏監督が実写映画化。原作同様に、映画も幅広い層から支持され大ヒットとなった。
千早(ちはや)、太一(たいち)、新(あらた)の3人は、小さい頃から競技かるたに熱中する幼なじみ。だが、家の事情で新は故郷の福井県へ戻ることに。千早は、新との思い出を胸に、太一を巻き込んで瑞沢高校に「競技かるた部」を創設するが…。ダイナミックで迫力のある競技かるたの魅力もそうだが、友情、恋愛、苦悩、成長など、青春群像劇に必要なものをギュッと詰め込んだ、熱くみずみずしい物語に。不器用で真っ直ぐすぎる青春に、思わず目頭が熱くなるシーンも。
本編やメイキング映像を見ながら、キャストが撮影当時の様子を振り返るシーンセレクトコメンタリー。~瑞沢高校競技かるた部編~では司会を天野ひろゆき(キャイ~ン)が務め、和気あいあいとした雰囲気で、人気キャスト達の様々な表情が楽しめ、物語の世界がぐっと身近に。撮影時の意外なエピソードも聞ける。そのほか、メイキング映像やイベント映像集、未公開シーン、さらに上白石萌音が競技かるたを解説する競技かるたガイドも収録!
<上の句>の映像特典と同様、広瀬すず、野村周平、上白石萌音ら瑞沢高校競技かるた部の面々が、本編やメイキングを見ながら和気あいあいと語り合うシーンセレクトコメンタリーを収録。そのほか、ブチョン国際ファンタスティック映画祭での舞台挨拶や日本でのレッドカーペットイベントの模様、もちろん、ここでしか見られないメイキングや未公開シーンもたっぷり収められている。これさえ見れば、『ちはやふる』マスター間違いなし!続編が今から待ち遠しくなる内容だ。
『ちはやふる』本編の印象的なシーンだけでなく、撮影時の様子も収められたブックレット。ビジュアルだけでも楽しめるので、ファンなら絶対に手に入れたい1冊。しかし、見るだけで終わらせるのはもったいない!そこには、プロデューサーが映画制作中に書き綴っていた撮影日記が載せられており、1つのシーンにどのような思いを込め、どう撮影し、カメラが回っていない部分でどのような苦労があったのか。それら1つ1つを知ることができる。『ちはやふる』をより身近に感じ、何度見ても楽しめる1冊だ。
(C)2016映画「ちはやふる」製作委員会 (C)末次由紀/講談社