『メタルギア5』『スプラトゥーン』…2015年のPS4、Wii Uタイトルを総括

2015年のゲーム業界はどんな年だったのか…PS4、Wii Uタイトルを総括!

2015年のゲーム業界はどんな年だったのか…PS4、Wii Uタイトルを総括!(※『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』公式サイトからのスクリーンショット)

 2015年はゲーム好きにとっておもしろい年だった。PlayStation4やWiiUをはじめとする家庭用ゲーム機から大作が次々に登場し、ゲームショウでは最新技術である「VR」(仮想現実)を取り入れたブースにファンが行列を作った。また、任天堂が公式にゲーム実況プレイを認めたことで、ゲームの新たな楽しみ方が定着した一年でもあった。進化と変化の2015年を振り返ってみよう。

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 さまざまな大作が目白押しだった2015年だが、この年を象徴するタイトルとしてまず触れなければならないのはPS4で発売された『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』だろう。世界中にファンを抱える『メタルギア』シリーズ待望の最新作だが、同時に小島プロダクションの解散、小島秀夫監督のコナミ退社などネガティブな面でも話題になった作品だ。その背景にあるのは、コナミがスマートフォン向けゲームに大きくシフトしたことによる方針の違いといわれている。小島監督の去就に注目が集まった一年だった。

 好調なPS4に比べて今ひとつ伸び悩んでいた任天堂のWiiUだが、2015年は大型タイトルが続々登場したことで一気に巻き返しを図った。なんといっても注目作は『スプラトゥーン』。インクで塗りつぶした面積で争う斬新なゲーム性や、イカをモチーフにしたユニークなキャラクターなど、任天堂らしさが詰まった同作品は全世界で売上240万本を突破する大ヒットを記録。

 さらに、ステージを自分で作ることができる『スーパーマリオメーカー』も全世界売上100万本を達成した。これらの作品が躍進した原動力の一つは、動画サイトなどを通じてユーザーがプレイ動画を配信し、それがうまくPRにつながったこと。「人がプレイしているのを見ていて楽しい」「人のプレイに思わず一言いいたくなる」など、ネット上での広がりを計算に入れたゲームデザインが狙い通りハマった形だ。

 予想以上に躍進したのが『マインクラフト』。ブロックを積み上げて自分だけの世界を構築できる「ものづくり」ゲームだが、そもそもは5年以上前に発売されたタイトルであるにも関わらず、家庭用ゲーム機の移植版も大ヒット。着実に売上を伸ばし、2015年にはPS3/VITA/PS4での国内販売本数が100万本を突破した。奥深いゲーム性と積極的なアップデートも魅力だが、やはりヒットの最大の理由は「作った作品をネットで公開して反応がもらえる」ということだろう。良くも悪くも、ネットでの口コミによる広がりを無視できない時代になったことを考えさせられた。

 この他、『モンスターハンタークロス』や『ゼノブレイドクロス』『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』など、話題作が目白押しだった2015年のゲーム業界。来年はどんな年になるだろうか。(文:山田井ユウキ)

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