【解説/みどころ】
デビュー作「キューポラのある街」で、一躍名をあげた浦山桐郎が、和泉雅子を主演に起用した監督第2作。金沢へ帰ってきた三郎は、幼なじみの若枝と再会するが、彼女は絶望的な環境のなかで身も心もすさみきっていた。ついに若枝は非行少女の保護機関である北陸学園に入れられるが、三郎は彼女を励ます。浦山桐郎はともすればセンチメンタリズムに陥りやすい題材を、1歩手前で抑制をきかせ、これをシャープな佳作に仕上げた。日活時代は始終吉永小百合の影に隠れた存在だった和泉雅子が、一世一代の好演を見せる。
- キャスト
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浜田光夫/
和泉雅子/
小池朝雄/
香月美奈子/
小沢昭一/
杉山俊夫/
小夜福子/
- スタッフ
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監督:
浦山桐郎
脚本:
浦山桐郎
石堂淑朗
原作:
森山啓
- 上映時間・制作年
- 114分/1963年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 日活
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