今のお笑い界に一石を投じる“真の力”を見る大会が爆誕
「手数や笑いの量だけがお笑いの種類なのか?」。今のお笑い界を見て、そんな疑問を持つ大悟が贈る『THE ONE SHOT』(ザ・ワンショット)は、今までに見たことがない“お笑いの可能性”を切り拓く大会だ。挑戦者は、堀内健(ネプチューン)、秋山竜次(ロバート)、又吉直樹(ピース)、後藤淳平(ジャルジャル)、山内健司(かまいたち)、天竺川原、じろう(シソンヌ)、国崎和也(ランジャタイ)の8人。まずは、大悟と挑戦者8人による予選【ノミネートステージ】で【ファイナルステージ】へと進む4人の挑戦者が選出される。
大悟の「頭の中を見てみたい」という思いから集まった芸人たちだが、あまりに前代未聞な企画に最初は手探り状態。正解も道筋もない【ノミネートステージ】では、芸人たちの不安が露呈する。しかし豪華なメンバーだけあり、そんなジャブを打つ時間でもトークは絶品。映像内では1ボケ(ワンショット)しかできないという制約があるからか、その反動のようにトーク部分では全員のボケが畳み掛けてくる。
【ノミネートステージ】は、2作品ずつ対戦を行い、計4回戦まで行われる。対戦した2人以外の芸人が各対戦で投票を行い、勝利した4人と敗者復活1人が【ファイナルステージ】へと進む。映像が始まって驚くのは、そのクオリティーの高さ。大悟は「あまり大きなプロジェクトとは思わず、単独ライブの間のVTRを撮るくらいの気持ち」で挑んでくれたらと語っていたが、8作品とも、そのまま「ディズニープラス」で長編が撮れるのではと思うほどの出来栄えで、「どこで“ワンショット”が来るのだろう」と思わず引き込まれる。
お笑いのみならず、小説や脚本、映像作品など日々クリエイティブな仕事を重ねてきたメンバーだからこそ、作品づくりに一切の妥協がない。ほかの芸人たちから「泣きそうになった」「いままでにない感情」などと称される作品もあり、<『THE ONE SHOT』(ザ・ワンショット)とは何か?>を8本のショートフィルムを通して掴んでいくさまも面白い。「手数や笑いの量だけがお笑いの種類なのか?」。そのアンサーが見えてくるような気がする、新しい“お笑いの扉”が開く瞬間に立ち会える作品なのかもしれない。