<ニコニコ超会議2015>庵野秀明監督、宮崎駿監督の“絵コンテ”は「完成予想図であって100%面白い」

庵野秀明監督&川上量生氏、アニメの“情報量”について語る

庵野秀明監督&川上量生氏、アニメの“情報量”について語る クランクイン!

 『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明監督とKADOKAWA・DWANGO代表取締役会長の川上量生氏が25日、ニコニコ超会議2015にてアニメの“情報量”について討論を行った。

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 アニメの“情報量”は「お客さんに何を1番伝えたいのかだと思う」と話した庵野監督。近年は、CG技術も優れているがゆえに「(線や絵柄を)描き込んでいる作品のほうが良いという風潮もある」と語る。また、ここでいう“情報量=描き込み”が増えるきっかけとなった作品は「『宇宙戦艦ヤマト』が初めだった」とも。
 
 加えて、自身が手掛ける『エヴァンゲリオン』シリーズの情報量について庵野監督は「エヴァの場合、情報量を詰め込んでいるところと、何にも入れていないシーンを使い分けています」とコメントした。
 
 2015年3月末までNHK BSプレミアムにて放送されていたアニメ『山賊の娘ローニャ』のプロデューサーを務めていた川上氏は、“情報量”について手書きとコンピューター(CG)での制作を比較する。「線の数が同じでもコンピューターだと少なく見えるらしくて…。それをどのようにすればいいか(宮崎)吾朗さんと話していましたね」と、本作のメガホンを取る宮崎吾朗監督との制作エピソードを振り返った。
 
 また庵野監督、川上氏ともに、アニメの情報量を左右する絵コンテについても人それぞれとの見解を示す。その代表例として庵野監督は自身の絵コンテと宮崎駿監督の絵コンテを比較する。「宮崎さんの絵コンテは、完成予想図であって100%面白い。僕の場合は、絵コンテがハブのようなイメージ。様々な人の意見が加わり、生き物のように変えていきたいんです」と語る。完成予想図である絵コンテに近づけるべく制作する宮崎監督の絵コンテと、アニメーターとのハブ的な意味合いの自身の絵コンテは全く違ういい、だからこそ「宮崎監督はすごい」とも。絵コンテがハブ的な意味合いであるため「まぁ、大変なんですよね。初号もギリギリになっちゃうし」と苦笑した。

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