新篇 丹下左膳 隻眼の巻

【解説/みどころ】
中川信夫が演出した、東宝版第3作。大河内伝次郎が日活作品に続き当たり役を演じている。原作者が林不忘となっていないのは、川口松太郎が林の遺族から権利を譲り受けたため。川口はこれを“新篇”と名付け、新聞に連載した。第1作で名誉を失い、第2作で右腕を斬られた左市が、本膳では右目を潰され、ここに御存知“丹下左膳”が誕生する。しかし、この東宝版の評判は悪く、この3作目が公開されたのは2作目から1年後であり、ついに5作目となるはずであった“完結篇”は製作されなかった。1作目は渡辺邦男、2作目は山本薩夫、4作目は萩原遼が監督したが、フィルム・センターに収蔵されたのは唯一中川作品のみである。
- キャスト
- 大河内伝次郎/ 山田五十鈴/ 黒川弥太郎/ 高峰秀子/ 岸井明/ 鬼頭善一郎/ 御橋公/
- スタッフ
- 監督: 中川信夫 脚本: 貴船八郎 原作: 川口松太郎
- 上映時間・制作年
- 67分/1939年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 東宝東京
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