GWインドア派に『ガンニバル』一気見がピッタリな理由 「ヤバくて狂った作品」で終わらない日本ドラマ史を変える傑作
PR:ウォルト・ディズニー・ジャパン

待ちに待ったゴールデンウィークの到来! …と言いたいところだが、今年はちょっと様相が異なる。4月26~5月6日までがGW期間だが、カレンダー通りであれば飛び石連休となり、有休を取るなどカスタムしない限り5月3~6日の4連休しかまとまって休めない。そもそも26・27日はいつも通りの土日であり、連休と言うのか?という疑問もあろう。では後半の4連休に遠出でもしようか――という気分になるかどうかもあやしいところで、物価高×インバウンドによる観光客爆増などで、「高い+混む=疲れる」の方程式が出来上がるため家や近場でまったりしようというマインドの方も多いに違いない。そうしたシチュエーションに最適な余暇の過ごし方といえば、普段なかなか身を投じられないドラマシリーズの一気見ではないか。どうせなら、盛り上がっている作品に参入して熱狂に混ざりたいところ――。そんなわれわれのニーズを見越したかのようにぴったりな“今旬”の作品がある。ディズニープラスのヴィレッジ・スリラー作品『ガンニバル』だ。
ディズニープラスで『ガンニバル』を一気見>■一気見できる方々がうらやましい
本作は2022年にシーズン1(全7話)が配信され、シーズン2(全8話)が4月23日に完結したばかり。ディズニープラスは毎週新エピソードが更新される形式を取っており、リアタイ視聴派のシリーズファンにおいては「次はまだか」とじりじりしながら追いかけていたわけだが、今なら全15話を一気に見られてお得。タイパ(タイムパフォーマンス。時間対効果)の面から見ても、GW期間に一気に消化しておくのは効率的かつ充実度も高いのではないか。というのも、『ガンニバル』はシーズン1の配信とシーズン2の間に約2年間のブランクがあるが、物語においては切れ目がない。シーズン1の最終第7話がそのままシーズン2第1話に連結しており、今なら「ここで終わるの!?早く続きを見せてほしい」と思わずに済むのだ。待ちわびていた身としては、正直一気見できる方々がうらやましくて仕方がない…。
のどかな村かと思いきや…『ガンニバル』シーズン1より
ではここからは改めて、『ガンニバル』シーズン2のオフィシャルインタビュアーを務めた筆者の目線で、一気見視聴の興奮をさらに高めるためのポイントをいくつか紹介させていただきたい。まずは、本作のあらすじを改めておさらい。捜査中に正義感が暴走してしまい、ある事件を起こしたかどで辺境の供花村に赴任することになった警察官・阿川大悟(柳楽優弥)。一見するとのどかな村だったが、「村民が人を喰っている」という恐ろしいウワサが流れており、村内には後藤家という集団が君臨していて――。『八つ墓村』や『ミッドサマー』『グリーン・インフェルノ』『理想郷』などなど、映画における人気ジャンル「村モノ」を圧倒的なクオリティとスケールで拡張したのが『ガンニバル』。
この村、一体何なんだ 『ガンニバル』シーズン1より
このジャンルの特徴は、第一に「ヒトコワ」=人間の怖さをビビッドに描き出すところにある。カルト的な信仰を持っていたり、異常な“しきたり”が敷かれていたりするコミュニティに足を踏み入れたよそ者が散々な目に遭うイヤミス的(後味の悪いミステリー)な要素は序盤でしっかりと抑えつつ、『ガンニバル』はそこからビヨンドしていくのが売り。村人の狂気を大悟の狂気が圧倒していくのだ。抑え込み、取り込もうとしていた集団が返り討ちに遭う「ナメテーター案件(舐めていた相手が滅茶苦茶強かった)」という意味では、ジェイソン・ステイサムやリーアム・ニーソンといった人気俳優たちのアクションムービー的な魅力も備えている。
大悟の狂いっぷりは本作の醍醐味 『ガンニバル』シーズン1より
柳楽優弥は過去に映画『ディストラクション・ベイビーズ』などでも暴力を生きがいとするヤバい青年を全身全霊で演じ切っていたが、「子どもたちをひどい目に遭わす奴らは許さない!」という思いが強すぎて自ら修羅に変貌していく主人公は、衝撃的なまでのはまり役。後藤家の屋敷に単身乗り込んで男たちに猟銃を突き付けられても一切ひるまず、「やりやがったな」とボッコボコにして「ボケカスが!」と吐き捨てる姿は痛快ささえ漂う(ちなみにこの名ゼリフ&エスカレートする大悟の狂いっぷりは本作の醍醐味。ぜひ一気見して熱に浮かされてほしい)。
国内ドラマ屈指のド派手シーンに度肝を抜かれる 『ガンニバル』シーズン1より
ヤバみの安定感を放つ大悟と後藤家のバトルが村全体はおろか、国をも動かす大事件に発展していくのがシーズン2。シーズン1でも「トンネルで前につけたゴミ収集車に発砲×隣の車が体当たりされて車がクラッシュ→生きるか死ぬかの銃撃戦に」といった国内ドラマ屈指のド派手シーンに度肝を抜かれるが、シーズン2は第1話から「大悟と異常にデカく速く強い“あの人”の壮絶バトル」「後藤家VS警官隊&機動隊の戦争」「大悟の妻・有希(吉岡里帆)&刑事たちVS後藤家の刺客の死闘」が同時多発的に勃発。これでもかという盛り盛りの内容になっており、「まぁこんなもんか」というぬるい描写は皆無の容赦ない過激展開に唖然(あぜん)とさせられる。
シーズン2は24時間の出来事を描く 『ガンニバル』シーズン2より
ちなみにシーズン2の基盤は約24時間の出来事であり、ライブ感もすさまじいため、ぶっ続け視聴をオススメしたいところ。どんどん過熱していく前シーズンからの進化点の数々に打ちのめされながらも、息もつかせぬスピード感&臨場感に没入してこそ、『ガンニバル』の真髄に触れられるからだ。
動のアクションと静のミステリーによる緩急の組み合わせも絶妙 『ガンニバル』シーズン2より
ここまで書き連ねてきたが、本シリーズは何もアクション&バトル“だけ”の作品ではない。物語の発端である「本当に人を喰っているのか? その理由はなぜ?」「先代当主だった後藤銀(倍賞美津子)を殺害したのは誰?」「後藤家が代々行う忌まわしい儀式は何のため?」「“あの人”の正体は?」といった謎がシーズン1第1話からシーズン2に至るまで数々の衝撃展開を織り交ぜながら加速していくミステリー要素も支柱の一つ。動のアクションと静のミステリーによる緩急の組み合わせも絶妙で、シーズン1では大悟が後藤家の闇を知る人物を探し当てて接触する捜査モノの面白さも。
後藤家誕生の秘密も明らかに 『ガンニバル』シーズン2より
シーズン2では、第5・6話で後藤家誕生の秘密が判明する過去パートへと移り、全貌が開示されることで印象が激変することだろう。そしてフィナーレとなる第7・8話は、さまざまな感情が混然一体となったとんでもない展開に。虐げられてきた者たちが反撃を開始する狂気の行方といったセンセーショナルな部分もありつつ、最終的に浮かび上がってくるのは「家族」という普遍的なテーマだ。家族という命に代えても守りたい存在のため、人はどこまでも狂気に突き進んでしまう――。そんな深遠なメッセージが色濃く提示され、「とにかくヤバくて狂った作品だったね」で終わらせない見事な終着にたどり着く。全15話を駆け抜けた先にどんな感慨を得られるのかも楽しみにしつつ、日本ドラマの歴史を変える革命的な一作を存分に味わっていただきたい。
『ガンニバル』シーズン2はディズニープラスにおいて世界中で最も視聴された日本発の実写作品に
ドラマシリーズ『ガンニバル』は、ディズニープラス スターで独占配信中。
(C)2025 Disney
文:SYO
この記事の写真を見る
関連情報
関連記事
-
X
-
Instagram