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中村玉緒

中村玉緒
出身地:京都府
生年月日:1939/7/12

中村玉緒 出演映画作品

  • いちばん逢いたいひと

    いちばん逢いたいひと

    制作年:2023年2月24日(金)公開

    娘の白血病を家族と乗り越えた堀ともこがプロデューサーを務める、ヒューマンドラマ。白血病を克服し大人になった少女と、白血病の娘を亡くすもドナーとして見知らぬ少女と手紙で繋がる男性を描く。俳優の丈が監督を務める。主演は、AKB48チーム4のキャプテン、倉野尾成美。共演は三浦浩一、不破万作、田中真弓、中村玉緒、高島礼子ら。

  • 殺すな

    殺すな

    制作年:2022年1月28日(金)公開

    藤沢周平の短編集『橋ものがたり』に収録された同名小説を、デビューから60年になる井上昭監督が実写映画化した時代劇。市井の人々が行き交う江戸の橋を舞台に、過去を悔いている浪人と、同じ長屋に住む訳ありの男女3人の心模様を描き出す。主演は、『孤狼の血 LEVEL2』の中村梅雀。共演に柄本佑、中村玉緒、本田博太郎、安藤サクラら。

  • DESTINY 鎌倉ものがたり

    DESTINY 鎌倉ものがたり

    制作年:2017年12月9日(土)公開

    映画『ALWAYS 三丁目の夕日』チームが再結集した山崎貴監督最新作。『三丁目の夕日』と並ぶ西岸良平氏のベストセラー漫画『鎌倉ものがたり』を原作に、鎌倉で暮らす新婚夫婦の不思議な日々を描く。堺雅人と高畑充希が夫婦役で初共演するほか、堤真一、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒など豪華キャストが集結する。

  • 一茶

    制作年:2017年公開

    リリー・フランキーが、江戸時代を代表する俳諧師・小林一茶に扮した人間ドラマ。没後20周年を迎えた藤沢周平の原作小説を基に、長年に渡る家族との愛憎や、世間との埋まらない溝への葛藤といった一茶の知られざる生き様が綴られる。一茶の母・さつを中村玉緒が、一茶思いの異母弟・仙六を伊藤淳史が演じるなど、豪華俳優陣が脇を固めている。

  • ポプラの秋

    ポプラの秋

    制作年:2015年9月19日(土)公開

    湯本香樹実の同名ロングセラー小説を映画化した心温まるヒューマン・ドラマ。父を亡くした8歳の少女と、不思議な老女の交流を描く。ドラマ『家政婦のミタ』で注目された子役、本田望結とベテラン、中村玉緒の65歳差の共演が実現。『瀬戸内海賊物語』の大森研一監督による丁寧な演出や、飛騨高山ロケによって収められた美しい風景も印象に残る。

  • 瀬戸内海賊物語

    瀬戸内海賊物語

    制作年:2014年5月31日(土)公開

    瀬戸内海国立公園選定80周年記念映画として製作された本作は、瀬戸内海を舞台に、史実を交えて描く海賊冒険ムービー。日本最強と言われた大海賊・村上水軍が遺した埋蔵金をめぐって、その血を引く少女が、自分たちが暮らす島を守るために立ち上がる。オーディションを勝ち抜いた子役たちの迫真の演技と、ロマンに満ちたドラマなど見どころ満載。

  • 椿三十郎〈2007年〉

    制作年:2007年12月1日(土)公開

    日本を代表する娯楽活劇として今も愛され続ける黒澤明の名作『椿三十郎』が45年ぶりにリメイク。口は悪いが人情深く、何しろ滅法腕の立つ浪人、椿三十郎の活躍がオリジナル脚本そのままに展開する。この難易度の高いチャレンジに挑むのは日本映画界を代表する俳優・織田裕二と、質の高い娯楽作品に定評のある監督・森田芳光。全映画ファンの期待が高まる。

  • ホーホケキョ となりの山田くん

    制作年:1999年7月17日(土)公開

    「平成狸合戦ぽんぽこ」の高畑勲監督が、ある家族の日常を細やかに綴った感動作。簡略化された淡い画面と矢野顕子の音楽が絶妙に調和。何気ないエピソードが笑いと涙を運ぶ。

  • 黒い十人の女

    制作年:1997年11月8日(土)公開

    奔放なプレイボーイに振り回される10人の女たちの復讐をスタイリッシュな映像で描いた、'61年製作の愛憎劇。若き日の岸恵子、中村玉緒らの、研ぎ澄まされた美貌がまぶしい!

  • 鯉名の銀平

    制作年:

    衣笠貞之助監督作品をはじめ何度も映画化された大衆小説の巨匠長谷川伸の股旅もの。元ヤクザの銀平は惚れた娘・お市が親友・卯之吉を好いていると知った時、二人をヤクザから救って旅立つ。そして4年後、二人が再び窮地に陥った時に帰って来た……。市川雷蔵が、情に厚いヤクザ崩れの旅ガラスを好演している。

  • 続・悪名

    制作年:

    満州事変の頃、大阪へ戻った朝吉とモートルの貞は、吉岡親分を窮地に陥れた松島長五郎を半殺しにする。松島一家の元締めは朝吉の度胸に惚れ込み、長五郎の縄張りと子分を押しつける。そんな折、朝吉に召集令状が届き、彼は意を決して組を解散。その甲斐虚しく、貞はチンピラに刺されて死んでしまう。貞が雨の中で刺されるシーンは見もの。

  • お嬢吉三

    制作年:

    自分たちを牢にぶちこんだ悪旗本、原田にお礼参りを済ませたお嬢、お坊、和尚の三人吉三は、旅に出た。そこで借金のカタに売られた幼なじみのお美和と出会うお嬢。彼は、お美和を救い出そうとするが、彼女は原田のもとに妾奉公に出ることになり、3人は再び江戸に舞い戻る……。市川雷蔵主演の娯楽時代劇。

  • 中山七里

    制作年:

    長谷川伸の同名小説を池広一夫監督、市川雷蔵主演で映画化した股旅映画の佳編。木場の人足が恋女房を手込めにし、自殺に追いやった元締めを殺して旅に出るが、途中女房そっくりの女に出会う……。「沓掛時次郎」でも好演した市川雷蔵が長谷川伸の世界を見事に体現。

  • 大菩薩峠〈1960年〉

    制作年:

    中里介山不朽の名作を、市川雷蔵を主演に映画化。秀麗・富士を遠望する大菩薩峠の頂上に現れた黒紋付着流しの机龍之助が、何のいわれもなく一刀のもとに老巡礼を斬り捨てるプロローグから、幕末動乱の京洛に現れた龍之助の狂乱までを描く。DVDは「大菩薩峠 DVD-BOX」に収録。

  • 好色一代男

    制作年:

    江戸元禄を背景に世之介の女性遍歴を描いた、井原西鶴の『好色一代男』の映画化。「刺青」「清作の妻」などで、どんな障害にも負けず自分の欲望を貫く女性像を描いた増村保造は、それを男性に置き換え戯作的に描いた。但馬屋の一人息子、世之介は父親の心配をよそに放蕩三昧。怒った父は世之介を江戸の出店に修行に出すが、そこでも世之介はしたい放題で、ついに勘当される。頭を丸めた世之介は、流転の末、私娼のヒモにまで成り下がっていく。やがて父が死に、但馬屋を引き継ぐやいなや金にまかせての女遊びの毎日で、お上に財産を没収されてしまう。世之介は好色丸に乗り、新世界に向けて船出するのだった。

  • 千姫御殿

    制作年:

    豊臣家が滅亡した大阪城落城の折、助け出された家康の孫・千姫の後半生を描く悲恋物語。本多家へ再嫁した千姫は吉田御殿にこもり遊興にふけっていたが、招き入れられた男は翌日死体となって池に浮かぶのだった。

  • 大江山酒天童子

    制作年:

    日本三大伝説の一つ“大江山の鬼退治”をベースにした川口松太郎原作の映画化。源頼光に市川雷蔵、四天王の渡辺綱に勝新太郎、坂田金時に本郷功次郎、碓井貞光に島田竜三、卜部季武に林成年が扮している。酒天童子を反権力の象徴とした視点がユニーク。

  • 女と三悪人

    制作年:

    江戸両国の女座長率いる芝居の一座。大道芸人の元締め、竜運和尚と一座のお囃子をつとめる浪人、鶴木は、女座長に惚れている。そこへスリの一味と間違えられた旅の男が逃げ込んで来る。彼女はこの男に一目惚れ。一座の借金を肩代わりする代わりに座長の体を自由にしている但馬屋から座長を救うべく、旅の男と鶴木らは協力するのだが……。コメディ・タッチのドタバタ時代劇。

  • 続次郎長富士

    制作年:

    次郎長を長谷川一夫、石松を勝新太郎が演じたおなじみの娯楽時代劇。反次郎長派の親分・平親王の勇蔵の謀略で石松を殺された次郎長一家。勇蔵は、石松の死骸と引き換えに次郎長の身柄を要求してきたため、次郎長はわずか4人で敵陣へ。だが、親分と一緒に死のうと決めた子分たちがその跡を追う……。

  • 犬死にせしもの

    制作年:

    終戦直後、瀬戸内海を荒らし回った海賊たちの青春を描く海洋アクション。昭和22年、復員兵の重左は、戦友で今は海賊をやっている鬼庄に出会い、その仲間に加わる。仕事は順調だったが、嫁入り船から花嫁を奪ったことが瀬戸内の大親分・花万にばれて狙われるハメに。嫁ぎ先から、花万に彼女を取り返すようにと依頼がきたのだ。だが、政略結婚の犠牲となるところだった花嫁・洋子は重左と恋に落ち、故郷・竹田津へ逃げようとする。そこを花万の追っ手に見つかり、重左たちとの激しい戦いが始まる……。アクションもさることながら、一人一人死んでいく仲間たちの描き方が鮮烈だ。

  • いかさま博奕

    制作年:

    清市は借金を返そうと娘のおしのを身売りして金を作り、博奕打ちの銀次郎と勝負する。しかし結果は大負けで、絶望した清市は自殺してしまう。事情を知った銀次郎はおしのを身受けしようと、再度賭場を訪れるが、関西の博徒竜吉のイカサマに敗れてしまった。人情に熱い博奕打ちを鶴田浩二がピッタリのハマリ役で演じる。ギャンブル・シーンが緊迫感に満ちた仕上がりに。

  • 炎上

    制作年:

    実話をベースにした三島由紀夫の『金閣寺』の映画化。この世で最も美しいものは驟閣寺(金閣寺)の建築だと亡父から教えこまれた青年は、深い憧憬から驟閣寺の徒弟となるが、戦後、訪れる雑多な観光客で寺は俗気にまみれる。彼は、師と仰ぐ住職が戒律を犯して女色に溺れることを知り、不信と絶望感に追いつめられる。自殺しそこなった青年は、ついに寺に放火。そして囚われの身となり、護送される途中列車から身を投じて死ぬ。市川監督はこの観念的な題材を、青年の内面にひそむ心理をリアルに表現することに重点をおいて演出。宮川一夫の美しい白黒撮影も効果を上げていて、原作とは違う魅力をひき出すのに成功している。市川雷蔵初の現代劇出演で、時代劇スターである雷蔵の本作出演には会社側の反対も多かったが、雷蔵の強い要望で実現。以降演技者としても着実に認められるようになった。

  • 濡れ髪三度笠

    制作年:

    市川雷蔵の主演作を数多く手掛けた田中徳三監督の作品で、これは雷蔵にしては珍しいユーモアと諷刺のきいた道中もの。旅ガラスの濡れ髪の半次郎は、鉄火肌のお蔦、のんきな弥次さん、喜多さんと旅を続けていたが、ある宿で将軍家斉の38番目の若君・長野助と出会い、命を助ける。

  • 金環蝕〈1975年〉

    金環蝕〈1975年〉

    制作年:

    九頭竜川ダム建設をめぐる政財界の黒い霧と、総裁の座を争って血みどろの戦いを演じる政治家たちを描いた、石川達三の同名小説が原作の社会派タッチの大型ドラマ。国会の議事録から綿密に構成したという原作のエネルギーを山本薩夫が見事に爆発させる。

  • 辻が花

    制作年:

    立原正秋による同名小説を、女性映画の名匠・中村登が映画化。人妻の裕子は8歳年下の四郎に想いを寄せられ困惑していたが、行方不明だった夫がフランスの女性と子供を連れて歩く姿を見て、ついに四郎と結ばれる。しかし、彼女は二人の関係を“辻が花”のような幻の恋として胸に秘めようと決意する。

  • 初春狸御殿

    制作年:

    大映は新興以来の“狸もの”の元祖。木村恵吾監督だけでも「狸御殿」(1939)「歌う狸御殿」(1942)「春爛漫狸祭」(1948)「花くらべ狸御殿」(1949)を製作している。日本で数少ない傑作マゲものミュージカルの一本。御殿で踊って歌って恋の三角関係が展開。

  • 不知火検校

    制作年:

    勝扮する徳の市は、意地汚なく貯め込んだ金を旗本の若奥様に貸し、その弱みにつけこんで犯す。彼は師の検校を殺し、自らが成り代わり悪業の限りをつくすが、ついには役人に捕えられる。ピカレスク時代劇の佳作。勝の盲目の演技は、のちの“座頭市”への布石ともいえる。

  • 赤胴鈴之助 三ツ目の鳥人

    制作年:

    森一生監督によるシリーズ第7作。江戸の町に三つ目の鳥人が現れ、戌年生まれの子供を次々とさらい、赤胴鈴之助が剣術指南を勤める江戸町奉行・土井安房守の若殿・鶴千代もさらわれてしまう。鈴之助は鳥人の隠れ家であるお化け屋敷に忍び込む。

  • 切られ与三郎

    制作年:

    市川雷蔵の与三郎、淡路恵子のお富で『与話情浮名横櫛』を映画化。有名な源氏店のゆすり場はむしろさらりと描かれ、与三郎にひたむきな恋心を寄せる義理の妹との顛末に伊藤大輔らしい哀感が漂う。宮川一夫の撮影も魅力。

  • 眠狂四郎 殺法帖

    制作年:

    加賀蕃とその政商との密貿易に絡む争いに巻き込まれる無頼の徒・眠狂四郎の活躍を描く。生涯ただ一人愛した女の死は狂四郎のニヒルの度を深め、2作目以降にキャラクターの完成をみる。全体に出来はいいが、短銃を至近距離で射たれても傷一つないのは解せない。

  • 悪名〈1961年〉

    制作年:

    当時の『週刊朝日』に連載中だった今東光の同名小説を、勝新太郎と田宮二郎のコンビで映画化。河内の農民のせがれ・朝吉は無類の暴れん坊で、松島遊廓で土地のヤクザ・モートルの貞と対決し、ぶちのめす。貞は朝吉を親分に。二人は足抜きをして因島へ売られた琴糸を救うべく島へ乗り込む。そこでピンチに陥ったところを島の女親分に救われて……。勝新太郎が「座頭市物語」の前に主演し最初のヒットを記録した作品で、古い任侠精神の持ち主・朝吉と、腕も度胸も人一倍だがドライな感覚の持ち主・モートルの貞のコンビが対照の妙を見せた。貞に扮する田宮二郎にとってはこれが出世作となった。

  • 喜劇・初詣列車

    制作年:

    国鉄の車掌・上田新作は少々抜けているが純情な国鉄マン。妻と平凡だが幸福な毎日を送っている。ある日列車で幼なじみの美和子が何ごとか悩んでいる姿に接し……。

  • 源氏物語 浮舟

    制作年:

    源氏物語『宇治十帖』に登場する浮舟を主人公にした北条秀司の同名戯曲を衣笠貞之助が映画化した歴史大作。常陸の介の妻中将と貴族八の宮との間に生まれた娘、浮舟と薫の君の悲恋を、長谷川=山本の美男美女コンビで描く。きらびやかな平安の都を再現する豪華な衣裳や装置、絢爛たる色彩が見もの。

  • 大菩薩峠 完結篇〈1961年〉

    制作年:

    竜神の滝の断崖から落ちた盲目の机龍之助は、危うく一命を取り留める。やがて、顔半分にヤケドの跡があるお銀とともに大菩薩峠に舞い戻った龍之助。宇津木兵馬と宿命の対決と相なるが、足元からくずれ出す笛吹川の濁流にのまれていくのだった。DVDは「大菩薩峠 DVD-BOX」に収録。

  • 女のつり橋

    制作年:

    木村恵吾が自らの脚本を映画化した3話から成るオムニバス映画。マッサージ屋で働く娘の片思いと破局、同じアパートを借りてそれぞれの相手から金を取っていた二号の姿、孤独を感じるストリッパーの心情を描く。女の純情、愚かさ、弱さがそれぞれの話によって浮き彫りにされる。

  • 大菩薩峠 竜神の巻

    制作年:

    京の島原での宇津木兵馬との対決の後、机龍之助は天誅組と行動をともにする。そのとき追っ手の投じた爆薬のために盲目となり、竜神の森へと逃亡。しかし、またしても兵馬に挑まれた龍之助は、断崖から足を滑らし滝壷へと姿を消す。DVDは「大菩薩峠 DVD-BOX」に収録。

  • 赤胴鈴之助 月夜の怪人

    制作年:

    物太夫一味に追いつめられて危機一発の鈴之助としのぶ。急を知って駈けつけた千葉道場の面々によって一味は退散。鈴之助は祖父の仇・物太夫一味を討つため旅に出る。

  • 忍たま乱太郎

    制作年:

    【目指せエリート忍者!国民的アニメ実写化】 尼子騒兵衛のギャグ漫画『落第忍者乱太郎』、初の実写映画化。一流忍者を目指す乱太郎をはじめ、きり丸、しんべヱといった「一年は組」の仲間たち、忍術学園の先生やくノ一、悪だくみをするドクタケ城の忍者たちなど、個性豊かなキャラクターたちが大挙出演。監督は三池崇史。主演は大河ドラマ『天地人』への出演で、一躍脚光を浴びた加藤清史郎。

  • 祇園の姉妹〈1956年〉

    制作年:

    溝口健二が戦前に撮り上げた女性ドラマの名作のリメイクは、長回しを多用しないテンポある演出で、より大衆性を増した作品に仕上げられた。人気者の祇園の3芸者は、実の姉妹と姉の娘という組み合わせだ。娘役には中村玉緒が扮し、かわいく健気に演じている。彼女たちの元に、姉と離婚したはずのお坊ちゃん育ちの夫が戻ってきたことから、姉妹の間に亀裂が生じる。

  • 月の出の決闘〈1960年〉

    制作年:

    原作は川口松太郎の『利根川鴉』。片腕のない旅鴉・枡形の朝吉は、ある湯治場で死んだ女房そっくりの声を持つ、お安と出会う。お安は宮大工・徳次郎の妻だったが、今の徳次郎は右腕が利かず、しかもバクチ狂。その徳次郎が、事件で死んだお安を、朝吉が殺したと勘違いして……。役者として転期を迎えた、「不知火検校」直後の勝新太郎が、片腕の渡世人、朝吉を好演。

  • 城取り

    制作年:

    石原裕次郎が製作した司馬遼太郎原作による時代劇の大作。戦国時代末期、上杉景勝の心意気に惚れて味方についた前田慶次郎が、敵の伊達政宗の領内に潜入して重要な軍事拠点である出城を奪取する。

  • すっとび仁義

    制作年:

    橋幸夫の初主演作。奥州松平家では、若殿新之助が重病で倒れ、後継ぎ騒動が持ち上がる。新之助は、幼い頃に生き別れになった双子の弟、新三を探すことを命じる。見つかった新三は江戸の町人育ちで、大名暮しが大嫌い。それを、用人・結城甚兵衛の娘、お八重が鍛えていくが……。お八重役の中村玉緒と、橋とのやり取りがコミカルで面白い。

  • 銭形平次捕物控・幽霊大名

    制作年:

    市川雷蔵のデビュー第2作で、彼は善悪二役を演じている。辻斬りや娼婦誘拐事件が発生。平次が調べてみると、三万八千石の大名・金森頼錦の邸内が怪しいとわかる。金森家当主・万之助は病床に臥していて、その双子の弟・千之助が、悪業を重ねていた……。中村玉緒の大映映画デビュー作でもある。

  • 裸の大将放浪記 ―山下清物語―

    制作年:

    精薄の天才画家・山下清の生涯を、新たに編集された清の日記をもとに描いた作品。乱暴な子として施設に入れられ、そこで絵の才能を開花させた話や、気ままな生活に憧れて旅に出ていくエピソードなど、興味深い内容が淡々とした映像で綴られていく。

  • 花の遊侠伝

    制作年:

    歌舞伎や講談の人気者、河内山宗俊、金子市之丞、片岡直次郎、暗闇の丑松が活躍する明朗時代劇。宗俊は国元に帰るという侍に、シビンを名器“夜の雨“だと偽って売りつけ、これがあとで大騒動に。直次郎は、出世したと故郷の母に嘘をつき、上京した母の前で、皆の協力によって目付に化ける。と、4人のエピソードをコミカルに散りばめた、楽しい作品に仕上がっている。

  • 赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り

    制作年:

    鈴之助は、剣聖・大島赤心斎に真空斬りの秘太刀を教えてもらうべく、富士山麓の赤心斎の庵に向かう。しかし、“武芸の道は教わって上達するものではなく、自分の心で磨くものだ“と弟子入りを許されない。そんなある日、赤心斎を暗殺せんとする悪党一味を鈴之助がくいとめ、ついに、彼は弟子入りを果たす。

  • 赤胴鈴之助 新月塔の妖鬼

    制作年:

    カラー総天然色による一編。鬼首十郎太を首領とする鬼面党は幕府を倒し、天下を我がものにしようとたくらんでいた。幕府は鬼面党捕縛を千葉周作に命じるが、彼は病床の身。急いで鈴之助を呼び寄せ、鈴之助は竜巻雷之進とともに鬼面党と闘う。

  • 赤胴鈴之助 一本足の魔人

    制作年:

    黒い翼を持つ一本足の魔人が出現。名宝名器が盗まれ、それを追う者は瞬時にして溶かされてしまう。千葉周作から将軍家拝領の名刀・小梶丸を預かった赤胴鈴之助は、この魔人にそれを奪われる。反撃に出る鈴之助。必殺真空斬りの前に、ついに魔人は敗れ去る。

  • 荒海に挑む男一匹 紀の国屋文左衛門

    制作年:

    江戸時代の名商人を捉えた人情もの。時は元祿、豊臣残党の蜂起を憂慮した5代将軍・綱吉の命により、武器弾薬密貿易の温床といわれる紀州回漕問屋一同が処置を迫られた。一同の束ねをする紀の国屋文左衛門が自首して出ようとするが、息子の文平がそれを止め、自ら父の身代わりとなって江戸へ出る。

  • 赤胴鈴之助

    制作年:

    両親の顔を知らぬまま鉄斎老人に育てられた鈴之助は、修行のため亡き父と同門であった千葉周作の道場に入るが、朝から晩まで雑用ばかりで大くさり……。

  • 炎のごとく

    制作年:

    遺作「ざ・鬼太鼓座」がドキュメンタリーのため加藤泰にとっては最後の劇映画。男と女の情念をチャンバラや任侠の世界に描いてきた加藤の集大成とも言える名作である。会津の小鉄と異名をとる一人の博奕打ちが瞽女・おりんを愛しながらも新撰組の近藤勇と出会い、幕末の動乱の中に身を投じていく様をダイナミックに描いてみせた。ワンカットにつき、時には4時間もかけて粘って画面を作った加藤の演出は、TVのインスタント時代劇には見られない骨のあるものを生み出した。

  • 独身アパート どくだみ荘

    制作年:

    金なし、職なし、女なし。東京阿佐ヶ谷の独身アパート“どくだみ荘“の鼻つまみ住人、堀ヨシオを主人公にした青春珍騒動記。ないないづくしで世間にもだまされっぱなしのヨシオだが、優しく自分を介抱してくれた看護婦のユミに一目惚れ。必死のアプローチ作戦でユミをものにしようとするが……。

  • 口笛を吹く渡り鳥

    制作年:

    雁(かりがね)の伊太郎は旅の途中、医師のト斎とその娘・おせつと知り合う。土地の顔役・五兵衛ににらまれ、傷を負った伊太郎を看病するうちにおせつには、彼への恋心が芽ばえ始める。しかし、伊太郎は再び旅に出て……。八尋不二のオリジナル・シナリオを名匠・田坂具隆の弟、勝彦が監督した股旅もの。

  • 蛇姫様

    制作年:

    城主が病に伏しているのにつけ込み悪事をたくらむ家老・佐伯佐衛門の次男を斬り、以後、旅役者一座にかくまわれながら佐衛門一味と対決する千太郎の姿を、一座の三味線弾き・お島との恋を絡めつつ描いた作品。これまでに衣笠貞之助監督、河野寿一監督らによって映画化された川口松太郎の原作を、早撮り、多作で知られる渡辺邦男が再映画化、講談調の面白い作品になっている。謎の剣豪に扮している黒川弥太郎が好演。

  • 二人の武蔵

    制作年:

    五味康祐原作の同名小説を映画化。武蔵と名のる二人の剣豪の姿を描いている。その二人とは、作州の平田武蔵と藩州の岡本武蔵。彼らは、同じ道場を訪れたことから知り合い、それぞれ剣をきわめてから雌雄を決することを誓い、修行の旅に出た。だが彼らの動向を見守る一人の男、佐々木小次郎がいた……。

  • 関の弥太ッペ〈1959年〉

    制作年:

    恩を果たすために徳造という男を斬った弥太郎は、徳造の義理の弟・森介と知り合う。森介は弥太郎の腕に惚れ、子分にしてくれと頼むが、弥太郎はそれを断り、二人は別れ別れに。それから数年後、腕を上げた森介と弥太郎は、一人の女をめぐって争うことになり……。おなじみ長谷川伸原作による股旅もの。

  • 日本侠客伝 昇り龍

    制作年:

    前作に続き、若松が舞台。小頭組合の結成を呼びかけた玉井金五郎は、共同組の友田に狙われる。傷ついた玉井を救ったのはお京だった。お京は畢生の昇り龍を玉井の背中に彫り込む。傷が癒えたのもつかの間、玉井と友田の争いは新たな局面を迎える。

  • 濡れ髪剣法

    制作年:

    市川雷蔵主演によるカラッとして明るいムードの時代劇。松平家の若殿・源之助は、剣にかけては家中第一とうぬぼれていたが、許婚の鶴姫の前でその近習・林主水にこてんぱんに打ちのめされる。源之助は自分の本当の力を試そうと城を飛び出し江戸へ向かう……。

  • 江戸っ子祭

    制作年:

    “永遠の二枚目スター“長谷川一夫が一心太助を演じた痛快時代劇。徳川三代将軍の座をめぐって長男・竹千代派と次男・国松派が対立する江戸城内、退屈気味の竹千代は夜ごと辻斬りをし始め、大久保彦左衛門は激怒。太助に竹千代を小僧として預ける。太助は竹千代にスパルタ教育をほどこすのだが……。

  • 眠狂四郎 炎情剣

    制作年:

    健気な武家の未亡人の仇討ちを助けたことから狂四郎は海賊・鳥羽水軍の財宝を横取りした藤堂家の陰謀に巻き込まれてしまう。海賊の末裔たちが次々と倒されていくなかで、狂四郎は藤堂家に立ち向かう。山寺の長い回廊での果たし合いなど三隅研次の腰の据わった演出ぶりが見もの。

  • 女狐風呂

    制作年:

    黒澤映画などで知られる小国英雄のオリジナル脚本を、市川雷蔵の主演で映画化した明朗推理時代劇。マキノ雅広監督の「待って居た男」(1942)のリメイク。場所を南伊豆のある温泉宿に限定し、男前の目明かし、芸妓、大工、旅の絵師、宿屋の人々など、多種多様な登場人物が推理合戦を繰り広げる……。演技派たちが顔をそろえた、小気味良い好編。

  • 橋のない川〈1992年〉

    制作年:

    東陽一が、住井すゑのライフワークを映画化した作品。壮大な原作の流れに沿って、明治から大正時代に生きた被差別部落の人々の姿を淡々と描いている。アンデスのフォルクローレ音楽の第一人者エルネスト・カブールが音楽を担当している。

  • 雪の喪章

    制作年:

    金沢の金箔商家に嫁いだ妙子は、夫と女中のせいとの不倫を知り、苦悩の日々を送ることになった。そんな彼女をひそかに愛し続ける番頭の群太郎。やがて戦争が始まるとともに、4人の運命は大きく流されていくことになる。三隅研次監督が凄絶な映像美学を駆使して描く文芸映画。

  • 犬神家の一族〈2006年〉

    制作年:

    【横溝ワールドの傑作を、黄金コンビで再映画化】 横溝正史の名探偵推理小説を、横溝ワールドの大ファンである名匠・市川崑監督が映画化し、大ヒットを記録した日本映画の金字塔を30年ぶりに再映画化。よれよれ袴にぼさぼさ頭で事件を解決する名探偵・金田一耕介の活躍を、市川崑&石坂浩二のオリジナル監督・主演コンビが再登板し、豪華なオールスターキャストとともにスケールアップして描き出す。

  • 越前竹人形

    制作年:

    越前の寒村に住む若い竹細工師・喜助は父の囲い者の遊女・玉枝と同情心から所帯を持つことになる。しかし肉体のまじわりのない夫婦生活に欲求不満を感じた玉枝は、かつてのなじみ客と情交してしまい、不倫の子を身ごもるが、堕胎に失敗して死んでしまう。失意の喜助は人形制作をやめる……。悲劇性の色濃い物語を、宮川一夫が暗い情感を湛えたカメラで捉えていて、竹林などの自然の景観が圧倒的に美しい。喜助が遊女に寄せるプラトニックな想いを、人形制作への打ち込みぶりで表現した吉村監督の演出が秀逸。肉体の欲求不満を、さりげない官能性を漂わせて表現した若尾文子の演技も印象に残る。

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