『永遠のジャンゴ』監督、天才ギタリストの生き様を通しロマ民族の暗黒時代に迫る

『永遠のジャンゴ』エチエンヌ・コマール監督インタビュー

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 ジャズを武器にナチス・ドイツに立ち向かったロマ民族出身の伝説的ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト。知られざる彼の劇的半生を描く映画『永遠のジャンゴ』の公開に先立ち、来日したエチエンヌ・コマール監督がインタビューに応じた。ジャンゴの伝記小説『Folles de Django(原題)』の著者アレクシ・サラトコを共同脚本に招き、さらにジャンゴの孫デイヴィッドの協力を得て、緻密なリサーチも敢行したというコマール監督、本作で描きたかったものとは一体何だったのか?

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 本作は、『大統領の料理人』『チャップリンからの贈りもの』などの脚本を手掛けた名手コマールの長編映画監督デビュー作。1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス・パリ。ギターをソロ楽器として先駆け、ロマの音楽スタイルとスウィング・ジャズを融合させた“ジプシー・スウィング”を作りあげたジャンゴ(レダ・カテブ)は、ミュージックホールを連夜満員にするなど、音楽界の頂点を極めていた。だが、ナチスによるロマへの迫害が激しくなり、多くの同胞を虐殺され、絶望に打ちのめされたジャンゴは、逃亡を余儀なくされる。

 ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンなど世界的ギタリストたちに多大な影響を与えたジャンゴ。彼の栄光の歴史を知る者は多いが、ナチス・ドイツの迫害に苦しめられた暗黒の時代はあまり知られていない。「ユダヤ人大虐殺の陰に隠れていますが、実は50万人ものロマ民族がナチスの猛威によって命を落としている。“過去を振り返らない”という彼らの民族性もあって、これまであまり研究されて来なかったのですが、徐々に歴史家たちが焦点を当てるようになった」と述懐する。

 もともとジャンゴの音楽性や人間性にとても興味があったというコマール監督は、「混沌とした時代の中で、ジャンゴが現実をどう受け止め、どういう生き方を選択したのかを描きたかった」と映画化への経緯を語る。「私自身も音楽をやっていたので、よくわかるのですが、ミュージシャンというのは、音楽に埋没してしまい、周囲が全く見えなくなる。とくにジャンゴは、すでに成功者だったので、厳しい現実が見えないというよりも“見たくなかった”と表現した方がいいかもしれない」。

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