是枝裕和監督最新作、6月公開 リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優ら出演

左上から時計回りに、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、是枝裕和監督、佐々木みゆ、城桧吏

左上から時計回りに、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、是枝裕和監督、佐々木みゆ、城桧吏(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

 是枝裕和監督によるタイトル未定の映画最新作が、6月に公開することが決定し、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林らの出演が発表された。是枝監督は「血のつながりについて、社会について、正しさについて、10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨んでいます」とコメントを寄せている。

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 2004年の『誰も知らない』以来、さまざまな“家族のかたち”を描き続けてきた是枝監督が、また一つ新たな家族の物語を紡ぐ。出演はリリーらの他、オーディションで選ばれた子役2人、城桧吏と映画初出演となる佐々木みゆ。

 物語の舞台は、再開発が進むなか、ポツンと残された古い住宅街。日雇い仕事の父、治(リリー)と息子の祥太(城)は“親子”ならではの連携プレーで万引きに精を出している。その帰り道、団地の廊下で凍えている幼い女の子を目にした治は、思わず家に連れて帰ってしまう。突然子どもを連れてきた夫に腹をたてる信代(安藤)だったが、体じゅう傷だらけのじゅり(佐々木)の境遇を察し、面倒を見ることに。祖母、初枝(樹木)の年金を頼りに暮らすその一家は、風俗のバイトをしている信代の妹・亜紀(松岡)、そして新しい家族のじゅりも加わり、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに、家族の隠された秘密が明らかになっていく。

 是枝監督は本作が生まれた背景に、「きっかけは、死亡通知を出さずに親の年金を不正に貰い続けていた家族が逮捕された事件に触れたことでした。他人から見たら嘘でしかない『死んだと思いたくなかった』と言う家族の言い訳を聞いて、その言葉の背景を想像してみたくなりました」と述懐。

 是枝監督作『そして父になる』で庶民的な父親を好演したリリーは、「是枝組独特の穏やかで澄んだ空気感の中、本作は社会や人にとって、とても重大なのに、ほんの1日で黙殺されてしまうような出来事にフォーカスを当てていく。是枝監督らしい、いい作品になると感じています」と手ごたえがある様子。

 是枝組に初参加となる安藤は、「どんなことになることやら、なかなか想像ができません。とにかく、やってみます!えいえいおー!」とコメント。同じく初参加の松岡は「あの本を読んだ、あの映画を見た。産まれて、育ててもらって、生きてきたすべてのことが正しかったんだと肯定されたような気持ちでした。夢のような顔合わせは現実には思えなかったです」と出演の喜びを語った。

 祖母を演じる樹木は、意気込みについて「75才の私が つくろわずに ズルズルと 人前に出ると こんな姿かな。朝起きて あれ? 今日も生きてる。じゃあ 食べてみるか 歩いてみるか ついでに 意地悪もしてみるか。 困ったもんだ」とユーモアたっぷりに伝えている。

 是枝監督最新作は、2018年6月全国公開。

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