アンミカ&青山テルマ対談 映画『ザ・ロストシティ』は「友達や恋人同士、みんなで笑って観てほしい最高のポップコーンムービー!」
提供:東和ピクチャーズ
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仲良しのアンミカと青山テルマが揃って映画『ザ・ロストシティ』を絶賛!
サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムがダブル主演する映画『ザ・ロストシティ』が6月24日より全国で劇場公開される。冒険あり、ロマンスあり、爽快感も抜群で、このじめじめした梅雨時だからこそぴったりなアドベンチャー超大作。大の仲良しだというアンミカと青山テルマが作品の魅力をたっぷり語ってくれた。
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サンドラが演じるのは、人生に後ろ向きな恋愛小説家・ロレッタ。彼女が書いた小説をきっかけに、伝説の古代都市「ロストシティ」をめぐるド派手で予測不能なノンストップ・アドベンチャーが開幕する。彼女の冒険のパートナーは、小説のカバーモデルを務めるアラン(チャニング)。他にもダニエル・ラドクリフ、ブラッド・ピットなどが名を連ね、彼らの化学反応も見逃せない。
肩の力を抜いて観られるポップコーンムービー
――おふたりはとても仲が良いとのことですが、映画を一緒にご覧になったことはありますか?
青山:今回、初めて一緒に観ました。映画中もアンミカさんはアンミカさんなんだなって思いました。普通に笑ってる(笑)。
アンミカ:映画、楽しいとめっちゃ笑ってしまうんですよ(笑)。
――本作は、女性版『インディ・ジョーンズ』とも言える作品かと思いますが、おふたりはどんなところに魅力を感じましたか?
アンミカ:私が若い頃の冒険モノの映画って、必ずリーダーが男性だったんですよね。女性が叫んで、そのせいで怪物に発見される…みたいな展開があった。本作はそういう展開とは違っていて、悲しみやいろいろな経験を持つ女性が男性を引っ張っていきますよね。サンドラ・ブロックとチャニング・テイタムの15歳という年齢差が一切掘り下げられなかったことも印象的でした。2人の間に緊張や「あなたは歳上だから」のような言葉もなく進んでいくことが素敵。あとは、肩の力を抜いて何も考えずに笑えるポップコーンムービーだという面はこの時代にすごくうれしい!
青山:キャストもめちゃくちゃ豪華ですよね。キャラクターも斬新で、どの世代もきっと楽しめるし、良い意味で何も考えないで観れるし、リフレッシュできる。あとは、やっぱりロケ地がすごくきれいだった! 海や緑が美しくて、映画と共に旅行している感じで楽しめました。
――アンミカさんが仰っていたように、本作は女性が男性をリードしていく展開も印象的でしたよね。
アンミカ:女性が先に進んで不安になったときに、男性が女性を支えるために応援する言葉をかけるというシーンもありました。これまでの映画は、言葉をかけるという行動は女性が上手で、男性は苦手とされることが多かったですよね。男性が言葉で相手を勇気づけて、女性が突破口を開くという考え方も、いつもと展開が違うな、と感じました。
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青山:私は、どっちがリーダーというよりも、お互いに苦手なものをお互いが埋めて、助け合っているという印象を受けました。だから、私的には2人はすごくフラットだった。助け合って力を合わせて、 2人の絆が深まっていくという感じが良かったと思います。
アンミカ:確かにテルマが言ったように協力していくシーンも多かった。ちゃんと言葉を使って、お互いがその場で誤解を解くシーンもあったよね。
劇中の2人のダンスのシーンも印象的でした。サルサダンスは男性がリードするダンスで、途中まではチャニングがリードしていたけど、最後はサンドラがチャニングに抱きついて終わりに導いていた。あの流れもすごく象徴的でした。 -
豪華キャスト陣の魅力
――主演のサンドラ・ブロックの印象はいかがでしたか?
アンミカ:サンドラのように、チャーミングに歳を重ねたいと思いました。彼女は本当に可愛らしい美しさと個性がある。私は親から「一緒にいて心地良い人が美人」と教えられて、そこを目指して育ってきたんです。彼女はきっと、一緒にいて魅力的でチャーミングな人なんだろうな、と感じました!。
青山:私はもう好きな女優さんトップ5に入るぐらい大好き! サンドラ・ブロックが出ている映画って、ハズレがないんですよ。 カメレオンのようにどんな役もこなすから、彼女が映画に出ていると安心感がある。本当にチャーミングで、いろんな表情を持ってる方ですよね。どんなキャラクターでも演じきるので、サンドラ・ブロックが出ている映画というだけで観たいという気持ちが増します。
アンミカ:ね、かっこいいよね。
青山:ずっと若い感じがする。
アンミカ:好奇心に溢れたお顔してはるよね。ジャングルで髪がボサボサになっていても、綺麗な状態でも、全部がチャーミング! 輝きがある。
――ジャングルの中でスパンコールのジャンプスーツを着ているという、ちぐはぐさもおもしろかったですよね。
アンミカ:おもしろかった〜! 57歳であのぴったりのジャンプスーツを着こなすって本当に努力もしてまんやろうなー!スタイル抜群!
青山:すごいよね。
――ロレッタの冒険の相棒を演じたチャニング・テイタムはいかがでしたか?
青山:好き! もう超好き! 演技も大好きです。「絶対良い人じゃん!」って思っちゃう(笑)。
アンミカ:かわいらしいよね。シリアスにボケてるのがよかった。困った顔でシリアスにボケてたから、「めっちゃ真剣にボケてるやん」って(笑)。あとはところどころで筋肉とか、強さを見せながらボケてるから、そのギャップもかわいい。
青山:大好き!
アンミカ:好きが漏れすぎ(笑)。
――ブラッド・ピットとダニエル・ラドクリフの出演も見どころです。
アンミカ:ブラッド・ピットの役が本当におもしろかった! 良い意味で期待をどんどん裏切っていく感じ。
青山:かっこよかったね。ブラピも歳取らないよね。
アンミカ:うん、素敵に歳を重ねているー!
青山:そうそう。このキャストみんなそうじゃない? ダニエル・ラドクリフも。彼が若い頃から見てるけど、こんなに大人になったんだ、みたいな。
アンミカ:癖のある悪役似合うよね。ちょっとキレた役が特に!キャラクターが全員濃いから、実はそんなに出演者は多くないけど見応えがある。このキャストだったらおもろいに決まってるやんって。
――アンミカさんの旦那様のお兄様がブラッド・ピット主演の映画『マネーボール』の監督をされているんですよね?
アンミカ:そうなんです。ブラッド・ピットは、役に入るときに、いろいろと質問したり、すごくコミュニケーションをとって撮影に入る方だったみたいです。私はトロント映画祭でご一緒させてもらったのですが、ファンサービスも素晴らしかったし、 上品で丁寧で親切な印象です。
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理想と現実のギャップへの向き合い方
――「他人から期待されてる自分と、現実とのギャップ」というテーマも描かれますが、おふたりはそのようなギャップを感じた経験はありますか?
青山:「そばにいるね」をリリースしたデビュー当時、自分の実際の性格と、周りが思う自分のギャップがどんどん大きくなっていた時期がありました。当時は曲の世界観に合わせてヘアスタイルやファッションを選んでいたんです。でも、徐々に自分の性格とみんなが思うイメージのギャップを埋められたら生きやすいのにな、と思うようになって。そこからヘアスタイル、ファッションをいろいろ試して、今に至ります。
周りからのイメージはあるけど、イメージを自分で作る力を持つ方が生きやすくなるし、他人からどう思われるかというよりも、自分がどうありたいかということが大事だと思います。
あとは、「人生ってそんなに真面目に生きるもんじゃないな」って思ったんです。自分の人生だから自分がコントロールして当たり前。怖いときもあるんですけど、それはそれでしょうがないし、自分が楽しまなきゃ意味がないよね、というところに行き着いた自分がいます。アンミカ:この映画の中でもモデルという職業が描かれていますが、一昔前まで「外見でやっている仕事は知的ではない」と思われがちだったことも。本作でも、アランでそのことが表現されていて、それを良い意味で利用した映画だと思いました。知的ではない印象を持たれがちだけど、そうではないんだよ、ということもきちんと描かれています。
私は、モデルのその見られ方を原動力にしたタイプ。モデルをやるとなると、そういう誤解を受けることがあるから「モデルをやるんだったら新聞を読むこと、世界で役に立つ資格を取ること」が親との約束でもありました。「その資格が取れたときか、一流モデルになったときにしか家に戻ってくるな。連絡してくるな」という家だったんですよ。それで結果、資格を21個とったんです。
理想と現実が違う場合に、テルマのように、 自分がどうありたいか、ということを大事にすべきだと思うし、それを逆に原動力にして、努力をして『みんなはそう思うでしょ? でも、実は私ってこうなの』というギャップを魅力にすることもできますよね。――最後に、映画『ザ・ロストシティ』はどんな方におすすめだと思いますか?
青山:私は、女友達と観に行きたいですね。家に帰るまでが映画だと思ってるから、友達と「ああだよね」「こうだよね」って語りながら、一緒に笑って帰りたい。映像もきれいだし、おもしろいし、ストーリーもわかりやすい。息抜きとしてもすごく良い映画だと思います!
アンミカ:いいね、素敵。ポップコーンを食べながら、笑いに行ってほしいよね。女同士でドキドキしに行ってもいいし、恋人同士で笑いに行ってもいいし、みんなで観て旅行に行った気分になってもいいし。「ちょっと気分転換したいな」みたいな人に観に行ってほしい。肩の力を抜いてポップコーン食べながら笑ってほしいですね。 -
映画『ザ・ロストシティ』は6月24日(金)から全国公開。
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© 2022 PARAMOUNT PICTURES
取材・文:山田果奈映、クランクイン!編集部/写真:高野広美
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