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濱田龍臣が『バズ・ライトイヤー』に感じた「無限の彼方」 希望があるからこそ頑張れる

映画

提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン

  •  「トイ・ストーリー」で誰よりも仲間思いの“バズ・ライトイヤー”の原点を描くディズニー&ピクサー最新作『バズ・ライトイヤー』が大ヒット公開中だ。「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーはアンディ少年のお気に入りのおもちゃで、彼の人生を変えるほど夢中になった大好きな映画の主人公。その映画こそ、『バズ・ライトイヤー』で、アンディ視点で観ると“エモい”と話題の本作。今回、クランクイン!では、俳優の濱田龍臣に『バズ・ライトイヤー』の魅力をたっぷり語ってもらった。

  •  有能なスペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したために、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。地球に帰還するため、バズは猫型の友だちロボットのソックスと共に不可能なミッションに挑む。その行く手には、ずっと孤独だったバズの人生を変える個性豊かな仲間たちと、思いもよらぬ“敵”が待ち受けていた──

    完璧すぎるヒーローよりも、仲間と支え合うヒーローに惹かれる

    ――映画の率直な感想をお願いします。

    濱田龍臣(以下、濱田):映像美が本当に素晴らしくて、汗の表現などもリアルでしたね。アクションシーンのダイナミックさや、全体的なハラハラドキドキ感が楽しくて、110分があっという間でした。世界観に没入して楽しむ映画だと思います。しかも、幼いアンディは、僕たちと同じく110分間この映画を見て、バズをかっこいいと思ったわけですよね。まさに納得できました。バズは素敵なヒーローだと思います。

    ――映画『バズ・ライトイヤー』でのバズの印象はいかがでしたか。

    濱田:アメリカンヒーローという感じが、随所に出てきますよね。ちょっと小言を言いながら話すシニカルなところや、すごいノリノリになったかと思うと「からかっているだろう」と突っ込む姿とか。仲間たちとの軽快なやりとりがある一方で、一人で抱え込みがちで責任感が強すぎる部分もある。人間味が強いヒーローというところが、すごく魅力的だと思いながら観ていました。僕は、完璧すぎるヒーローよりも仲間と支え合いながら、いろいろな出会いの中で成長していくヒーローに惹かれます。

    ――本作には、バズ以外にも魅力的なキャラクターがたくさん出てきましたね。

    濱田:新しい司令官のカル・バーンサイド中佐が気になりました。ある種、保守的な一面を持っている人だからか、バズと対立しているかのような雰囲気もありましたね。でも、最後まで観ていると魅力がわかってくる。バズと同様に、粋なところがいいですよね。こういう上司がいたら、面白いだろうなと思いました。

    ――ジュニア・パトロールのメンバーはいかがでしたか?

    濱田:観ていてもどかしい部分もありましたが、映画では、それを許容していく“バズの成長”という部分までが描かれていたので、彼らの存在の大切さを感じることができました。彼らの続きの物語が見たいなと思いましたよ。バズはこれまで苦労してきたからこそ、面倒見が良いのかもしれませんね。作品の序盤では、新人くんに対して厳しい態度をとっていましたが、自分の中で「かつて、そうだった自分」にすごく嫌悪感があるんだろうなと思って。でも、そこからどんどん成長して、そういう部分を許容できるようになった。自分が抱いている過去の自分への嫌悪感とか、悪夢を見ていた自分と決着をつけることができたんだなと思って。そこも含めて、すごく素敵な関係だと思いましたね。

  • 細部にまでこだわった映像演出にテンションが上がる!

    ――濱田さんは、各キャラクターの視点演出に驚いたそうですが。

    濱田:バズとイジーの視点が一人称視点で描かれている瞬間が何度かあったと思います。ヘルメット越しの彼らの視点では、ちゃんとガラスに自分の姿が写り込んでいるリアルさに驚きました。球体のガラスに映り込んでいるから多少歪んでいたんですよ。ガラスの透明度がとても高いのも、宇宙で何万光年も旅ができる世界の技術なんだと思わされましたね。細かいところではあるけれど、全く違和感なく観ることができるということに感動しました。星のきらめきもすごく丁寧に描かれていて、それぞれ一等星、六等星と光の差もとても細かく表現されている。イジーが外に飛び出す瞬間は、上を見ても下を見ても宇宙であると共に、サウンドも横からこもったような音で聞こえてくるんですよ。あの仕掛けは一気に引き込まれました。一人称になった瞬間の没入感にテンションが上がりましたね。

    ―― 一人称視点ならではの魅力について詳しく教えてください。

    濱田:一人称視点で描くことにより、その人が今何に恐怖心を抱いているのか、何を見て、何を感じているのかがダイレクトに伝わってくると思います。人間の視点は中心にあるものにすごく興味が向いていると思うので、例えば本作では動いているツルなのか、飛んでくる虫なのかとか、注目している対象がすごくわかりやすい。だから一人称視点の絵が入るだけで、ドキッとする瞬間が作れるのだと思います。

    ――バズとジュニア・パトロールの仲間たちのように、濱田さんご自身が大切にしている出会いや経験があれば教えてください。

    濱田:『疾風ロンド』という作品でご一緒させて頂いた監督が「役になりきるときは、その登場人物だったらどうするかじゃなくて、それを言われたときに自分がどうするかが一番大事だよ」と言って下さったんです。この言葉は今でも自分の心に残っていますね。今でも台本を読むときには、自分がその状況下に置かれたらどんな言葉が出てくるんだろうと考えながら読んでいます。それと同時に、役の人物が同じことを言われたらどうなるんだろうというもう一つのシチュエーションも想像して、二つの視点をすり合わせていくようにしています。

    ――例えば、台本のセリフが濵田さんの考えと真逆だった場合はどのように対応されますか?

    濱田:その時は、「自分はそういう思考にたどり着かなかったけれど、逆になんでこの人はその思考にたどり着いたんだろう?」と考えることが役を理解するきっかけになると思っています。例えば、バズは後半にとある敵と対峙するシーンで選択を迫られますが、彼の過ごしてきた過程が彼の選択を裏づけているんですよね。もし、バズと意見が違っていたら、僕がその背景を詳しく理解しきれていなかった可能性もありますし、僕の中にポジティブな感情があれば、バズの選択に対して寄り添うという考え方もできるんです。

  • 『バズ・ライトイヤー』を大学生になったアンディに観てほしい

    ――『バズ・ライトイヤー』にアンディがハマった気持ちはわかりましたか?

    濱田:スペース・レンジャーという響きに、男の子の“好き”が詰まっているんじゃないかな。そして、かっこいいと思う部分が映画の随所に散りばめられていたと思います。もしも『バズ・ライトイヤー』を『トイ・ストーリー3』の大学生のときのアンディが観たらどうなるんだろうと想像すると、さらにワクワクする部分がありましたね。バズに対する愛情がもっと深まったんじゃないかなと思います。

    ――では、濵田さんにとっての“バズ・ライトイヤー”とは?

    濱田:希望を見せてくれる存在です。「トイ・ストーリー」シリーズの中でも言っていた「無限の彼方」という言葉はバズ自身が持っている「希望」だと感じました。その希望があるからこそバズは頑張れているのだと。普通の人なら心が折れそうなところでも、彼がスペース・レンジャーとして目指している「無限の彼方」はここじゃない。まだまだやれるという「自分への叱咤激励と、希望」が描かれているんです。そんなバズは、この言葉と共に僕たちに「今後どうなっていくんだろう、彼らはどこまでたどり着けるんだろう」という希望を見せてくれているのだと思いました。

    ――これから映画を観る方に向けて『バズ・ライトイヤー』のおすすめポイントを教えてください。

    濱田:『バズ・ライトイヤー』の世界にどっぷり浸かって、もう自分が宇宙の星の一つなんじゃないかと思えるような体験をしてください。彼らの旅路の美しさ、友情の素敵さ、希望という名の星を見てほしいと思います。

  • 映画『バズ・ライトイヤー』は大ヒット上映中。

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取材・文:Nana Numoto、クランクイン!編集部/写真:高野広美

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