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EXILE/FANTASTICS 世界、マーベル新ドラマ『シークレット・インベージョン』を語りつくす! 「本当に誰が敵で誰が味方なのかわからない」

海外ドラマ

提供:ディズニープラス

  • “大のマーベルファン”EXILE/FANTASTICSの世界にインタビュー!

     6月21日より、マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』が「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信開始となった。本作は、アベンジャーズの創設者にしてS.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官であるニック・フューリーが、あらゆる人物に“擬態”できる能力を持つスクラル人の“シークレット・インベージョン(地球侵略計画)”の阻止に挑む本格サスペンス・スリラーだ。今回クランクイン!では、自他共に認める“大のマーベルファン”EXILE/FANTASTICSの世界にインタビューを実施! これまでのマーベル作品を振り返りながら『シークレット・インベージョン』の魅力をたっぷり語ってもらった。

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  • 今までのニック・フューリーとは少し違う

     アイアンマンらをアベンジャーズへと導き、スパイダーマンの“保護者”としても活躍してきたニック・フューリー。彼がアベンジャーズを結成したのは「地球外からの侵略を阻止するため」だった。しかし、この最強チームが表舞台から消えた時、あらゆる人物に擬態するスクラル人が企てる “シークレット・インベージョン(見えざる地球侵略計画)” で人類は滅亡の危機に晒される…。周囲の人間たちさえスクラル人の“擬態”かもしれず、誰が敵で味方かわからない中、フューリーはこの恐ろしい“侵略”にひとり、立ち向かう――。

    ――『シークレット・インベージョン』では、サノスの指パッチン(デシメーション)後の世界が描かれています。これまでの作品と比べてニック・フューリーの印象は変わりましたか?

     トレードマークだった眼帯を外していたこともあり、最初はちょっと弱々しく感じましたね。初期からずっと一緒に戦ってきたビッグスリーと言われる、トニー・スターク(アイアンマン)、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)、ソー(マイティ・ソー)の3人が地球上にいるかわからないことが、やはりニック・フューリーにとっても大きく影響しているなと感じました。

    ――たしかに今までのニックは、とても頼りになる人物という印象でしたが、本作では不安そうに見えるシーンもありました。

     ピンチの時でも「ドンと構える」あの雰囲気が感じられませんでした。だからこそニック役のサミュエル・L・ジャクソンさんの演技は目を見張るものがありますよね。パッと見ただけで「強い・弱い」の変化がわかるのはすごいことだと思います。とにかく本作でのニックは“初めて見るニック・フューリー”でした。

    ――今回、ニック・フューリーを描くドラマが作られたというのは、マーベルファンにとっては非常に嬉しいことですよね?

     本当にそうですね! 今までのドラマシリーズでも『マーベル エージェント・オブ・シールド』みたいにS.H.I.E.L.D.を描く作品はありましたけれど、ニックに焦点をあてたドラマは初めてです。『シークレット・インベージョン』では、僕らが知りたいと思っていたニックの人間味あふれる部分がたくさん見られるのではないかと思います。

     僕としては、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもS.H.I.E.L.D.には出てきてほしかった…。だからポータルを開いた時に「ニックがいない!」となったんです。S.H.I.E.L.D.の面々がいない中でアベンジャーズが戦っていたので、どうなっているんだろうと…。もちろん、アベンジャーズが戦っていることは知っているだろうけれど、いったいどこで見ているのかずっと疑問に思っていました。あれから4年くらい経って、ようやくニックがあの時何を思っていたのかが本作で明かされるかもしれないので、ワクワクしますね。

    ――そのほかに「こんなニック・フューリーが見たい」というポイントはありますか?

     『キャプテン・マーベル』でも、ニックとスクラル人のタロスとの関係は描かれていますが、本作ではバディを組んで戦うことになるんですかね。タロスと一緒にいることで計らずともニックの人間味が増していくところもすごく面白いなと思ったので、ニックとタロスの共闘はもっと見てみたいですね。

    タロス
  • 地球上にいるスクラル人の数に衝撃を受けた!

    ――スクラル人の話も少し出てきましたが、彼らの能力“擬態”によって全員が疑わしく感じます。誰を疑うべきなのかと考えながらストーリーを追っていく体験はいかがでしたか?

     本当に誰が敵で誰が味方なのかわからないので、ドキドキしますね。2話で、ニックが「人間同士でさえ共存できていない」と話すシーンが出てくると思いますが、本当にその通りで人間同士でも敵か味方かわからない状況なのに、そこにスクラル人まで出てきて、細胞レベルで誰にでも化けられてしまう。そんな能力を目の当たりにしたら、全部を疑いながら見ちゃいますよね。1、2話の段階ですでに何度も見たくなるし、自分の中で様々な視点から推理することもできるので、とにかく面白いです。

    ――ロンドン、ニューヨーク、モスクワと世界を股にかけたシーンの数々も迫力がありました。

     完全にドラマの域を超えてますよね。『ムーンナイト』や『ミズ・マーベル』など最近のマーベルドラマは、VFXやCGの面白さがたくさん味わえましたが、本作はそういったシーンは少なめだと思います。そもそも人間であるニック・フューリーが主人公なので(笑)。でも、エンタメしている部分はすごくエンタメしているし、マーベル作品ならではのスケールの大きさは存分に感じることができます。

     ディズニープラスでは、『マーベル・スタジオ アッセンブル』というマーベルドラマの裏側にスポットを当てたドキュメンタリーが作品ごとに配信されているのですが、今回は特に舞台裏が見たくなる作品ですね。カメラワークもすごくかっこいいし、色味もかっこいい! 本作の舞台裏も早く配信してほしいですね(笑)。

    ――改めて今作を通じてスクラル人にどんな印象を抱きましたか?

     地球上にいるスクラル人の具体的な人数が発覚するのですが、それを聞いた時は衝撃的で、やっぱり恐ろしいなと思いました。でも同時にこれだけ地球に来ているのであれば、「もしかしたら原作コミックスに登場していた“あのスクラル人”もいるのかな」と思ってワクワクもしました。原作コミックのファンの注目度も高い作品だと思います。

    ――特に気になっているスクラル人はいますか?

     グラヴィクはおそらくコミックには出てきていないオリジナルのキャラクターだと思いますが、一番引き込まれる存在です。彼のもっといろいろな能力を見てみたい。グラヴィクは2話までの時点では冷酷に描かれていますが、今後何かのシーンで涙を流したりしたら、一瞬で大好きになってしまうでしょうね。グラヴィクを演じているキングズリー・ベン=アディルさんもすごくかっこいいです。風格が出来上がっていて、“こいつには勝てない”感がすごいなと思いました。

    グラヴィク
  • 「人と人」の問題に置き換えてみることもできる

    ――3話以降の展開で期待したいことを教えてください。

     ニックは何かが起きた時に、常に「解決」をしてきた人。でも今回は、タロスとの関係もあるし、言いたくても言えないこともたくさんあり、フラストレーションと葛藤を抱えている。アベンジャーズに頼ることができたとしても頼らない状況で、どうやって「解決」に導いていくのかは気になりますね。

     最後には伏線が全て繋がってくると思いますが、おそらくこのドラマだけでなく、『マーベルズ』(11月10日公開)やこの先のMCUに関するもっと壮大な何かに繋がっていくと思うので、そういった点にも期待しています。

    ――では最後に、本作の見どころを改めてお願いします!

     この作品において、「解決すべきことが何か」ということや「解決の方法」は、一人一人答えが違うと思っています。そこが見どころの一つになってくるのかな。「本当にそれでよかったのか」ということを、常に僕たちに問いかけてくる作品なので、まるでこっちが侵略されているような気持ちになりますね。           

     『シークレット・インベージョン』は、地球人と宇宙人の話ですが、ここで描かれている問題は、人種の問題など僕たちの身近なところで起きている「人と人」の問題に置き換えてみることもできると思います。『シークレット・インベージョン』を見ることで今後のMCUを見る目が変わることはもちろんですが、日常生活での“考え方”も少し変えることができる作品だと思います。           

  • 『シークレット・インベージョン』は、ディズニープラスで独占配信中。最新話は毎週水曜16時配信。

(C)2023 Marvel


取材・文=Nana Numoto、クランクイン!編集部/写真:松林満美

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