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【インタビュー特集】歌の力ってすごい!大原櫻子が感動した『アリー/ スター誕生』音楽とドラマの融合

映画

提供:ワーナー・ブラザース映画

アリー/スター誕生

 レディー・ガガが映画初主演を務めたことでも話題の映画『アリー/ スター誕生』。歌手で女優の大原櫻子にいち早く観てもらうと、「歌と物語がものすごくマッチしていて、一瞬にして映画に引き込まれた」と興奮しきり。映画の感想を語るにつれ、アリーのシンデレラストーリーとも重なる映画デビューの思い出や、歌と芝居にかける並々ならぬ情熱があふれ出した。

アリー/スター誕生

 物語の始まりは、歌手を夢見るものの、ウェイトレスとして働くアリー(ガガ)と、国民的人気を誇るミュージシャン・ジャクソン(ブラッドリー・クーパー)との運命的な出会い。ジャクソンに才能を見出されたアリーが、一気にスターダムに駆け上がっていく姿を描く。第61回グラミー賞にて、映画のメイン曲「シャロウ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」が4部門にノミネートされるなど、心震わす音楽が2人のドラマを彩る。大原は「冒頭のアリーの鼻歌から、心をグッとつかまれました。一瞬にして映画に引き込まれた」と楽曲に導かれるように、映画にのめり込んだそう。

自身と重なり合うシンデレラストーリーに共感

アリー/スター誕生

 ウェイトレスだったアリーが、ショービジネスの華やかな舞台へと上がる。夢のようなシンデレラストーリーだが、大原は「自分の経験とも重なるところがあった」と告白。約5000人のオーディションを経てヒロインに抜てきされた映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』について、振り返る。「『カノ嘘』も八百屋で働いていた女の子が、アーティストの道を駆け上がるお話でした。私自身も映画デビュー作でヒロインという大役をいただいて。東京から離れることもほとんどなかったのに、キャンペーンで飛行機に乗ったり!目まぐるしい日々を過ごすようになり、“どうなってしまうんだろう”と怖くもあり、うれしくもあり、ワクワクもして。アリーの喜びや戸惑いも、ものすごくリアルに感じました」。

アリー/スター誕生

 劇中では、初めて大観衆の前で熱唱する姿や、初めてのテレビ出演など、アリーの目の前の景色が変わっていく瞬間がドラマチックに映し出される。大原にとっての初生歌唱は「FNS歌謡祭の生放送」だったという。「CM明けの10、9、8、7…とカウントされていくにつれて、“どうしよう!怖い!”とドキドキして。アリーもものすごく緊張していましたよね」と震えるような思いをしたが、「いまでも毎回、緊張します。でもアリーがジャクソンと出会って、支えを得たように、私もファンの方や家族など、支えてくれる人がいることを実感することで、少しずつ自信をもらっているように思います」とアリーに心を寄せながら、感謝の気持ちを吐露する。

「歌の力ってすごい」音楽とドラマの融合に感動

アリー/スター誕生

 ミュージカル女優としても活躍する大原だが、「ガガさんとはまた違った、アリーとしての歌声を感じました。力強いけれど、優しくて儚げなところもあって。“こういう歌、大好き!”って何度も感動していました。歌と物語がものすごくマッチしていたので、そう感じたんだと思います」と劇中での“音楽とドラマ”の融合に感激しきり。「歌が物語をつないでいるような感じがあった」という彼女が、とりわけ心に残ったのが「アリーとジャクソンが駐車場で歌うシーン」とのこと。メイン曲「シャロウ~『アリー/ スター誕生』愛のうた」誕生の瞬間となるシーンとなり、「2人の心が寄り添ったときに出てきた歌という感じがしました。歌の力ってすごいですよね」と歌の持つ力について語る。

アリー/スター誕生

 「以前ある方が、“芝居は2、3時間かけて物語を伝えるけれど、歌は3分で伝えることができる”とおっしゃっていて。歌は3分でも、聴いている人を過去に連れて行くこともできるし、恋の出会いから別れまでを伝えることもできる。歌詞に組み込んでいなくても、メロディで伝わるものもありますから。その言葉を聞いたときに、“たとえ3分だとしても、歌うときには、3時間のお芝居と同じエネルギーをかけなければ失礼だ”と感じたんです。今ではそう思って歌うようにしています」。

アリーからもらった刺激とは

アリー/スター誕生

 「アーティストは、正解やゴールがないお仕事。アリーは実力を見せられたからこそ、お客さんに支持されていきます。応援してくれる人がいないと続けられないお仕事なので、そのためには自分がしっかりと実力をつけなければいけないなと思いました」とアリーのたどる劇的な人生から「たくさんの刺激をもらった」という大原。「今は挑戦できる歌や役に出会えることが、すごくうれしい。『メタルマクベス』では没頭しすぎて、舞台上のことを何も覚えていないくらい。ものすごく過酷だったのに、終わった後に“もう1回やりたい!”と思っている自分がいて」と、今年10月に公演を終えた自身の出演舞台を振り返りながら楽しそうに笑い、「強くなった気がします」と頼もしい素顔を見せていた。
(取材・文:成田おり枝/写真:高野広美)

 映画『アリー/ スター誕生』は12月21日(金)より全国公開。


アリー/スター誕生

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