クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

【インタビュー特集】涙がポロポロ出てきました- のんが語る『アリー/ スター誕生』“涙”のワケとは

映画

提供:ワーナー・ブラザース映画

アリー/スター誕生

 女優であり歌手としても活動中ののんが、レディー・ガガが主演を務め、劇中でも圧倒的な歌声を聴かせる感動のエンターテイメント『アリー/ スター誕生』を鑑賞。「普段の、レディー・ガガとしての歌やパフォーマンスも、魂がこもっていて圧倒されますが、映画を観ている最中は、ガガではなく、完全にアリーとして見ていました」と口にし、「途中からは涙がポロポロ出てきました」と熱っぽく語った。

アリー/スター誕生

 『アメリカン・スナイパー』などの俳優として知られるブラッドリー・クーパーが監督、脚本、製作、出演を兼ねる本作は、「ポーカー・フェイス」「ボーン・ディス・ウェイ」といった数々の大ヒット曲を持つ世界的アーティストのガガが、国民的ミュージシャンのジャクソン(ブラッドリー)と出会って才能を見出され、また恋に落ちながら、スターダムへと駆け上がっていくアリーを熱演している。

歌が生まれていく瞬間を一緒に“目撃”できた

アリー/スター誕生

 「新鮮でしたね」と女優としてのガガに魅了されたというのん。そしてアリーとジャクソンの絆に胸を打たれたと感想を漏らした。

 「ふたりが出会って恋をして、そのことがすごく自然なことに思えたし、運命的でロマンチックでした。アリーだったから、ジャクソンは彼女の歌声に魅了されて、同時に恋もしたからこそ、彼女の歌を届けなきゃっていう情熱を注げたと思うし、アリーも、ジャクソンだったからこそ、ステージに立って歌って、スターになる事に勇気を持って挑めたんだと思う」。

アリー/スター誕生

 そして「ふたりの揺ぎ無い愛の物語の中で歌が生まれていく。その瞬間を一緒に“目撃”できた。そんな感覚で映画を体験できました。すごい映画。めちゃくちゃ切ないストーリーですけど、私は究極の愛だと思います」と、ゆっくりと、作品のひとつひとつのシーンを思い出すように語った。

 スターになっていくアリー。しかし一方で、全盛期を過ぎたジャクソンは若手の台頭もあり、お酒に溺れて落ちていく。周囲の心配を尻目に、ついに大きな失態をさらすことに…。

涙が溢れて、ずっと止められなくなりました

アリー/スター誕生

 のんは、途中からずっと泣いていたという。

 「ぽとぽとぽとって、涙が溢れて、ラストまでずっと止められなくなっちゃって。アリーがお見舞いに来て、ジャクソンが謝るところ。無性に泣きたくなったのはそこからですね。自分もスターであったことへのプライドや、お酒の力を借りたりして保ってきたことが、全部崩れてしまった。その時のジャクソンは、誰にも、アリーでさえも救えないよってくらい情けなくて、凄まじい演技でした。同時にアリーへの愛情も感じられて。そういった感情が一気に流れ込んでくるすごいシーン。俄然ブラットリー・クーパーのファンになっちゃいました」。

 そしてその涙の理由を、女性としての目線からも語ってくれた。

アリー/スター誕生

 「最初はジャクソンに感情移入して泣いたんだと思いました。でも、アリーにシンクロしていたからこその涙だったのかもしれません。ジャックが、自分の弱いところ、男の人の情けない部分をさらけ出した瞬間に、ビックリしたんですよね。そんなに恥ずかしく思っていたんだ…って、ハッとしたというか。そこは男性とは感じ方が違うのかも。アリーと同じ目線で、ジャクソンの苦しみを感じて涙が出たのかもしれません」。

自分の人生に深く刻まれた運命の出会いとは

アリー/スター誕生

 「アリーとジャクソン、本当に運命的な出会いですよね」と重ねたのん。ちなみにのんにとっての運命的な、特別な出会いは何か訊ねると、「特別な出会い。そうですね、『この世界の片隅に』のすずさんに出会えたことです」とのこと。「自分が役者をやっていくなかで、ずっと残っていく作品に出会えた、自分の人生にすごく深く刻まれた作品だったと思っています」。

 さらに今後、『アリー/ スター誕生』のような音楽ドラマがあったなら「もちろん、ぜひやりたい」と即答。「どんな役でも、なんでもやりたいですが、こうした素晴らしい作品で音楽とドラマが一体になった役があるのなら、歌をもっと修行して、“私が”やりたいです」と女優の顔を見せた。
(取材・文:望月ふみ/写真:高橋ゆり)

 映画『アリー/ スター誕生』は12月21日(金)より全国公開。


アリー/スター誕生

(C)2018 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC‐DUNE ENTERTAINMENT LLC

トップへ戻る