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ゆりやんレトリィバァ、『ソウルフル・ワールド』の世界に感動!「大勢の人の前でネタを披露すること」が“人生のきらめき”

映画

提供:ウォルト・ディズニー・ジャパン

  •  2017年に女芸人No.1決定戦『THE W』で頂点を極め、アメリカのオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』でも強烈な爪痕を残したゆりやんレトリィバァ。今年も、お笑いだけでなく、ダイエットなど様々な話題で注目を集めたゆりやんだが、実は、『トイ・ストーリー』シリーズなどのディズニー&ピクサー好きの一面も持っている。そこで、12月25日(金)より、「ディズニープラス」で配信されるディズニー&ピクサーの最新作『ソウルフル・ワールド』のテーマ“人生のきらめき”にちなみ、ゆりやんに自分を変えたファンや恩人の言葉について語ってもらった。

  •  本作は、ゆりやんも大好きだという『トイ・ストーリー』シリーズも手がけたピート・ドクター監督が、“生まれる前の魂<ソウル>の世界”を描く感動作。主人公は、ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師のジョー。彼がソウルの世界へ行き、人間に生まれたくないという“こじらせ”ソウルの「22 番」との出会いを経て、人生のきらめきに気づいていく。


    “人生のきらめき”は、たくさんのお客さんに喜んでもらうこと


    ――『トイ・ストーリー』がお好きで、1作目から観られているそうですね。

     私は1990年生まれだから、1996年に日本公開された時、ちょうど主人公のアンディと同じぐらいの年齢でした。平面だったアニメーションが、急にリアルな映像になり、すごく衝撃を受けたことを覚えています。今でも『トイ・ストーリー』を観る度に当時、母親がVHSを買ってきてくれた時の状況とか、嬉しかった気持ちとかを鮮明に思い出します。そのぐらい好きな作品です。


    ――『ソウルフル・ワールド』に登場する、ソウルたちの印象はいかがでしたか?

     かわいいし、触り心地が良さそう(笑)。ソウルの世界には、マザー・テレサっぽいキャラクターもいましたよね? 世界的な偉人も、あんなに可愛らしい姿で会えるのかと思うとワクワクしました。


    ――今回、自分の“ソウル”が作れる「マイ・ソウル・ジェネレーター」にてゆりやんさんをモチーフにしたソウルを作ってもらいましたが、いかがですか?

     めっちゃ似てるし、うれしいです。自分のキャラクターを作ってくださるなんて! 自分のソウルがちゃんと自分の形になっていて、感慨深かったです。



    ――ゆりやんさんの“人生のきらめき”は、「大勢の人の前でネタを披露すること」とお聞きしました。 特に印象に残っているエピソードを教えてください。

     2015年に初めてお客さんの前でアカデミー賞授賞式のネタをやらせてもらった時です。「R-1ぐらんぷり」の準決勝の時だったのですが、なんばグランド花月の800人以上のお客さんがめちゃくちゃ笑ってくれました。あんなにウケたのは初めてだったので「すごい!」と私自身が感動しました。

     あと、“人生のきらめき”でいうと、ファンレターやダイレクトメッセージで「めちゃくちゃ面白かったし、元気が出ました」と言ってもらえる時も本当に嬉しいです! 私のほうが元気をもらっています。


    ――印象に残っているファンレターやメッセージはありますか?

     小学校1年生の女の子からもらったファンレターです。覚えたてのひらがなで「ゆりやんちゃん、だいすき。うらもみてね」と一生懸命書いてくれてたんですが、裏にはピストルが描いてあって「これはなんや!?」と思いました(笑)。ほかにも『THE W』で負けた時に、インスタで2~3歳の女の子が号泣してる写真が「ゆりやんが負けたと知った途端に泣き出した」というコメント付きで上がってて感激しました。ファンの方やお客さんには、いつもめちゃくちゃ支えてもらっています。


    「やればできる」と、思い続けること


    ――ゆりやんさんの“人生のきらめき”は、「大勢の人の前でネタを披露すること」とお聞きしました。 特に印象に残っているエピソードを教えてください。

     私は小学生時代から太っていて、運動がめちゃくちゃ苦手でした。小学校3年生の時、鉄棒で前回りをしないといけなかったんですが、クラスで私だけ全然できてなくて。土日も毎日練習をし続けたらできるようになったのですが、その後、ふと逆上がりもできるかも?と思って挑戦したら1回目で成功したんです。

     運動が苦手という意識だと、前回りするのにも何日もかかったのですが、「できるんちゃうか」という認識で挑戦したら、1回で成功した。その時に「人生において、できないことはない。なんでもやれる」という意識が大切だということを刷り込まれたんやと思います。


    ――ジョーや22番のように「この人のおかげで自分が成長できた」という恩人の方はいらっしゃいますか?

     小籔(千豊)さんです。NSCの主席を取ったあと、2015年にR-1ぐらんぷりを目指したけど、ファイナルで優勝できなくて。そこからまた1年間、R-1のことだけを考えて臨んだのに、2016年もダメだったので、3回目は絶対に優勝せなあかんとめちゃくちゃピリピリしていました。

     当時、自分に対してすごいプレッシャーをかけていて「優勝しないと死ぬ」ぐらいの勢いで、周りの人を全員敵視していました。寝ても悪夢ばかり見てうなされるし、人に嫉妬ばかりしていて、めちゃくちゃしんどかった時、ロケで一緒になった小藪さんに、今の状況について相談したんです。


    ――小籔さんからどんなアドバイスをいただいたんですか?

     小籔さんから「(売れる芸人の)枠は決まってるとか言われてるけど、そんなことはない。ゆりやんも頑張ったら仕事がもらえるし、頑張らへんかったら仕事はゼロになる。それはライバルも同じやから、自分は自分でできることをやるだけや」と言われたんです。その時「ああ、ほんまや」と急に心が晴れました。


    ――素敵なアドバイスですね。

     嫉妬がゼロになったわけじゃないけど、自分は今までこんなに無駄なエネルギーを使っていたんかと感じました。「人は人、自分は自分」と思うことで、視野が広がりましたし、ずいぶん楽になれました。あの言葉がなかったら芸人をやめてたんちゃうかなと。周りの人にどれだけ助けてもらってるかということにも気づけたので、本当に小籔さんには感謝しています。



    ――今後の目標についても聞かせてください。

     アカデミー賞を獲りたいです!本当の授賞式でアカデミー賞のネタをして「それ、昔やってたアカデミー賞のネタやん」とツッコまれたい(笑)。無理だと思う人の方が多いと思いますが、さっきの鉄棒理論じゃないけど、「ダメだ」と思ってやるんじゃなくて「絶対に行ける!」と思ってやったら上手くいくかもしれない。叶わない夢はないと思っています。


     ゆりやんの人生にはこれからも“きらめき”がたくさん訪れそうだ。『ソウルフル・ワールド』は、ディズニープラスにて独占配信中。

(C)2020 Disney/Pixar.


(取材・文:山崎伸子/写真:高野広美)

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