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オラフ役・武内駿輔が語る、『アナ雪』エルサの魅力は? 「ギャップを見せる瞬間が好き」

映画

提供:ディズニープラス

  • 『アナと雪の女王』シリーズ、オラフの日本版声優を務める武内駿輔にインタビュー!

     ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」では、バレンタイン、ホワイトデーなど恋が盛り上がるこの季節にあわせた「恋する季節はイケボに耳キュン」特集を配信中だ。そこでクランクイン!では、『アナと雪の女王』シリーズの夏を愛する雪だるま、オラフを演じている武内駿輔にインタビューを敢行。地声の“低音イケボ”とオラフとのギャップも話題を呼んでいる彼だが、「オラフは新しい挑戦をさせてくれたキャラクター。とても楽しく演じています」としみじみ。笑顔いっぱいに熱く語る姿から、オラフに傾ける愛情、声優業にかける真摯な思いが明らかとなった。

  • オラフの役作り秘話とは? 「ねぇねぇ」に込めた思い

    ――『アナと雪の女王』シリーズのオラフ、アニメーション版『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター・クイルなど、ディズニー作品で人気キャラクターを演じていらっしゃる武内さん。この2つの役に関して、思わずご自身でも胸キュンしてしまったようなセリフやシーンはありますか?

     シリーズ1作目で、アナが寒い部屋に閉じ込められてしまって、オラフが暖炉に火をくべてあげるシーンがあります。そこで「オラフが溶けちゃうよ」というアナに、オラフは「アナのためなら溶けてもいいよ」と言うんです。いつもは無邪気で子どものようなオラフだけれど、そうやってすごく男前な言葉を放つ瞬間がある。オラフが「愛っていうのは、自分より人のことを大切に思うことだよ」と語る場面も印象的です。よく「恋は求めるもので、愛は与えるもの」と言われますが、オラフを見ていると、本当にその通りなんだなと思います。愛についていろいろなことを教えてくれるオラフは、胸キュンどころの多いキャラクターだなと感じています。

    ――ピーター・クイルはいかがでしょうか。

     クイルは、イケているワイルドなおじさんで、童心も持ち合わせているような男。そして、ときに見せる腕っ節の強さや、粋なセリフがかっこいいんです。いつもはだらしなくて「ダメな男だな」と思いつつも(笑)、そういう姿を見せられると許せてしまうし、目の離せないようなキャラクターだなと感じています。普段はなにも考えていないように見えて、ふとした瞬間に愛についての深い言葉を語ったりする。オラフもそうですが、やっぱりギャップって魅力的なものだなと思います。

  • ――こうしてお話を聞いていても、低音ボイスの武内さんがオラフを演じていらっしゃると思うと、改めて驚きます。

     みなさんが言うほど(地声との)差があるとは思わないんですけどね(笑)。でもそうやってギャップがすごいとか、面白いとか言っていただけるのは、僕自身のことも楽しんでいただけているのかなと感じられて、エンタメ作品に出演している者として、とてもうれしいです!

    ――オラフを演じるときには、どのようなことを大切にされていますか。

     アニメーターさんたちも、子どもの心や好奇心というものを大切にしながら、オラフを生み出している。そう考えると、オラフを演じる上で、声帯の使い方を工夫して意図的に声の高低差をつけるというよりも、“童心を生み出すこと”が大事だと思っています。英語版のジョシュ・ギャッドのお芝居を見ても、オラフはかわいい子どものように感じられますよね。例えば、オラフはよく「ねぇねぇ」と話しかけるんですが、子どもがそういうときって、大人の注意を引くように、見上げるようにして「ねぇねぇ」と言いますよね。オラフを演じるときにも、「聞いて、聞いて」という子どもの視点や気持ちになって、服の裾を引っ張るような感じをイメージしています。

    ――世界的な人気キャラクターを演じる難しさもあったのではないでしょうか?

     当たり前のことではあるのですが、世界中の誰が観ても「オラフだ!」と感じてもらえるような役作りをしなければいけません。それは、僕にとっては新しい挑戦だったので、不安もあったと思います。でも、オラフを演じることはとても楽しいですし、研究、努力をすることも含めて、とても貴重な経験をさせていただき、本当にうれしく思っています。

  • エルサの“ギャップ”に胸キュン!

    ――オラフ誕生の秘密を描いた「ディズニープラス」オリジナル短編アニメーション『オラフの生まれた日』も話題を呼んでいます。

     生まれたてのオラフの魅力が詰まっていますよね! “自分に合った鼻を探す”というストーリーも、オラフらしくて、素敵だなと思います。僕は、いろいろな鼻を試しているオラフが、VRのゴーグルを着けるシーンがとても好きで。そこで夏の景色を見たオラフは、自分の好きなものを見つけた! といった感じで目を輝かせるんですが、そんなオラフもとてもかわいかったです。

    ――アナとエルサが大好きなオラフですが、武内さんご自身が、より胸キュンしてしまうのは、どちらのキャラクターでしょうか。

     うわあ! どうしよう(笑)! 難しいですね……でも、いつもは大人っぽいエルサがギャップを見せる瞬間は、とても好きです。短編『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』では、アナの誕生日をサプライズでお祝いするために奮闘するエルサが描かれているんですが、頑張りすぎたがゆえに、エルサは風邪を引いてしまうんです。くしゃみをするたびに小さな雪だるまを生み出してしまったりして、そういうところを見ると、すごくかわいいなと思います。

     また王子様を待つのではなく、自分で道を切り開いていこうとするアナの力強さもとても好きです。2人のキャラクター性を通して考えても、クラシカルな面と現代性を持ち合わせているところが、本シリーズの大きな魅力だなと思います。

  • 武内駿輔が語る、吹き替え版の魅力

    ――ディズニー作品全体で、お好きな女性キャラクターを選ぶとしたら誰になりますか。

     シンデレラが特に好きです。美しいドレスを着て舞踏会で王子様と踊る…単純にキレイですよね! 僕もあの世界に入ってみたい(笑)。もちろんビジュアルだけではなく、“どんなに悲しい境遇にあっても、自分の目の前にあることを頑張ってやっていれば、いつかは報われる”というストーリーにも夢がありますよね。それって恋愛だけではなく、仕事にも置き換えて考えることもできるし、とても励まされる思いがします。

    ――ディズニー作品といえば印象的なラブソングもたくさんありますが、特に好きな楽曲はありますか?

     『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」や、『塔の上のラプンツェル』の「輝く未来」です。空いっぱいにランタンが舞う中で、ラプンツェルとユージーンが見つめ合うシーン! とても素敵でしたよね。ディズニーの楽曲は、数分の中にキャラクターの心情やドラマがしっかりと込められていて、本当に素晴らしいと思います。「いい曲だな」と思って調べると、アラン・メンケン作曲なことが多く、本当に天才だな! と思います。

    ――最後に“恋する季節”に、オススメの作品があれば教えてください。

     叶わぬ恋にもがく2人を描いた『シザーハンズ』は、いつ観ても「もし自分がこういう状況だったら…」と考えさせてくれる作品でもあり、カップルで観るにはピッタリの1作だと思います。また吹き替え版を演じている、塩沢兼人さんのエドワードもとても素敵で。僕は吹き替え版で映画を観るのが大好きなんですが、英語がわからない人でも、細やかなニュアンスまで感じ取ることができるのが、吹き替え版の大きな魅力。さらに「映画を観るぞ!」と構えることなく、気軽にスタートできる点も吹き替え版のいいところだと思っています。ぜひ、吹き替え版もチェックしてみてください。

     武内駿輔が日本語吹き替えを担当する『アナと雪の女王』シリーズ、『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、ディズニープラスで配信中。そのほか、本記事で紹介している作品もディズニープラスで配信されている。また、ディズニープラスでは、2月25日(木)まで「恋する季節はイケボに耳キュン」特集を配信中。

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取材・文:成田おり枝/写真:ナカムラヨシノーブ

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